魔法少女の相談役始めました   作:チョコーン

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ウィッチ ザ ランデヴー5

メル子からのヘルプメールが届き、僕等は急いで現場に向かう事に成功した。

途中、先生方に見つかりそうにはなったけど、しほ先輩が「安心して、スニーキングミッションは得意よ」と、どう考えても冗談にしか聞こえない言葉が本当だった為、楽々と旧校舎に向かうことに成功したのだった。

 

「――これね、…色は白のようね」

 

「げっ」

 

よりにもよって白、既に僕の認識では、白はトラウマモノであるという事になっている。あんなもん経験したらトラウマになるわ、流石にあのレベルでは無いのを祈る事にしよう…。

 

「…どうして、明日奈はこの場所を知っていたのかしら、こんな人気ない旧校舎…そうそう見つかるもんじゃないわ…」

 

「そうですね…あれ、でも歩君、今日確か明日奈ちゃんと一緒にいたよね?その時さ、明日奈ちゃんが良いところを知っているからそこでお昼にするって…連絡してくれたよね?」

 

「てことは、歩君。貴方この場所を知ってたの?」

 

「あぁ…まぁ、そうですね…」

 

けど、あの時はこんな所にゲートは無かった。移動したって訳でもないし、仮にそうだったとしたら何で明日奈はこのゲートの事を僕に教えてくれなかったんだ?何かしら事情があったのか?…それらをハッキリさせる為にはこのゲートに入るしかないよな。

 

「――良いわ、細かい事は当の本人に聞けば分かる事よ。友達の悩みは友達が解決するモノ、私はそう考えてるわ」

 

「…そうですね、行きましょう」

 

――僕等は一歩一歩ゲートに向かって歩き、(都合により、変身シーンはカットだ)『裏世界』へと入っていった――――。

 

 

 

◀◁◀◁◀◁◀◁

 

 

――目を開けると、薄暗い教室に立っていた。机は全て後ろに置かれていて、外は雨、何ともまぁ不気味な雰囲気な『裏世界』へと、僕等は足を踏み入れたのだった。

 

「…少し雨漏りしてるわね。どうやらこの校舎発生場所と同じく木造みたい。雨漏りしてるかどうかで木造かは分からないけど

 

「とにかく進みましょう、しほ先輩。…ほら、歩君。手繋ごう?」

 

「え?あぁ…うん」

 

三度目なのか僕が無理をし過ぎなのか、理代は積極的に僕と手を繋ごうとしている。いやまぁ二度死にかけてる時点でそりゃあまぁうん。…何も言えねぇわ。

 

――廊下に出てみるとその薄暗さは窓が少ないせいでかなり濃くなり、教室も封鎖されていて、いかにもナニカ出ますよーと、言ってるような状態となっていた。

 

「…あの、しほ先輩」

 

「何?どうしたの理代」

 

「その…さっきの話なんですが…明日奈ちゃんが私に惚れてるって」

 

「えぇ、惚れてるわ。少なくとも貴女以外の魔法少女は全員察してるもの」

 

それはそれで可哀想だなオイ、知らないうちに仲間に自分の恋事情知られてるのは怖いよ。

 

「きっかけは…そうね、理代が関わった二つ目の『異端』騒ぎの時かしら…あれ以降明日奈の理代を見る目が少しずつ変わっていったように見えたわね。正直怖かった」

 

「二つ目…そっか、あの時の…」

 

…僕はその二つ目を知らないから憶測ではあるけれど、理代が何かしらその『異端』との戦いで明日奈を助けたから…だとかだろうか?まぁあくまで僕の憶測ではあるので、真実は理代と明日奈しか知らないってとこだろう。勝手な解釈で話を進めないようにしよう。

 

さて、長い廊下を歩いていると、ようやく教室のドアに着いた。…いや、何で一つだけ封鎖されてないのさ、明らかに本体いるだろコレ。

恐る恐るドアに手を掛ける。何が出てくるのか分からない為、二人は戦闘態勢に入り、僕はゆっくりとドアを開いた―――。

 

 

 

 

 

「…あはっ☆いらっしゃーいあゆむん、ななしー先輩、…理代ちゃん」

 

そこにいたのは、明日奈だった。

 

「どうやって気付いたのかなー?ここは出来たばっかだしー…あゆむんと私以外は知らない筈なのになー?」

 

「もしかしてさぁ」

 

「さっきの子達ってあゆむんの友達?」

 

「あーそうだったんだぁ…残念だよー」

 

「お友達になりたかったなぁ…!」

 

―――机も、椅子も、ロッカーも、黒板も、窓もない部屋。それなのに、紫に光る一つの教室。その中心に、明日奈は立っていた。彼女の姿は魔法少女の姿では無く、見知った制服姿だった。

 

――ただ、何故か彼女の目が無かった。

 

「明日奈…!まさかお前」

 

「ねーねーあゆむん」

 

「そこ、危ないから踏まないほうが良いよ」

 

「は?」

 

その忠告が間に合う筈が無く、僕は教室の床を踏む。すると、僕の踏んだ床の部分だけが突然消えてしまった。

 

「じゃねーあゆむん」

 

「ハァっ!?ちょっ…ギャァァァァァァ!?」

 

 

 

 

 

 

●○■□●○

 

―――歩君が落とされた時、私はその状況を直ぐには呑み込めなかった。

扉を開けるまでずっと繋いでいた手を、私は離してしまった。

 

私は、歩君の手を――――。

 

 

 

 

「歩君!?歩君!」

 

「ッ…!?明日奈!貴女一体何をやっているのか分かっているの!?」

 

「?、何をですか?」 

 

「何をって…!」

 

()()何もしてないですよ?でも…その様子だと二人共、私が何かいけない事をしようとしてるんじゃないかって思ってるんですか?あはは、それは少し的外れですよー!私にそんな力ありませんし、第一ここの『異端』はかなり面倒くさいヤツだしー私とも相性悪いしーもういいかなーって!」

 

「…その言葉に嘘はなさそうって事で良いかしら?」

 

「どうでしょうね」

 

「明日奈ちゃん!だったら私達でここの『異端』を倒そうよ!そうすれば…!」

 

「そうすれば何?」

 

「え…?」

 

「…私ね、理代ちゃんの大大だーいすきなんだ〜綺麗な桃色の髪、カワイイ顔に瞳、服に、性格も全部全部好きなんだ〜」

 

 

「――けど、そういうとこだけは大嫌いだよ」

 

――明日奈ちゃんは、制服のポケットからマインドハートを取り出した。

 

「だから、刻み込んであげるね」

 

「ッ…!?理代!逃げなさい!ここは私が食い止めるわ!貴女は歩君を探しなさい!」

 

「しほ先輩…!?でも…!」

 

「大丈夫、それに歩君だって、無事な筈よ」

 

「あんな男が、こんな所でくたばるなんて事は、絶対にないわ」

 

そう言うとしほ先輩は明日奈ちゃんの方を向き、槍を彼女に向け、戦闘態勢に入った。

 

「早く行きなさい!」

 

――私は、しほ先輩の言う通り、この部屋から出た。

…歩君を見つけなきゃ、そうだよ、しほ先輩の言う通り、歩君がこんな所で死ぬ事なんて絶対にないんだ。それに、歩君なら明日奈ちゃんの暴走を止めてくれるかもしれない…!

私は、そんな希望を胸に、自身の魔法で高火力のショットガンを生み出し、廊下へと撃った――――。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「良かったんですか?理代ちゃん逃しちゃって」

 

「良いのよ。私がそれが安全だって判断したもの」

 

「そうですか…」

 

 

 

 

「じゃあ、手加減無しで行きますね☆」

 

「やれるもんならやってみなさい」




オマケ:魔法少女状態の明日奈ちゃん(絶望状態)。
実は一番イメージが出来ていない彼女。後ろ髪を左右で結ぶってなんや。
魔法少女状態になると、巨大な大剣を持ち、黄色と水色の入り混じったまぁまぁエチチな服になる。(露出度は少ない)

一章最終話間近ですがここまでで歩君にどんな印象を感じました?

  • おー……ええやん
  • 影薄過ぎない?
  • ロリコン
  • 今からでも理代ちゃんに主役の座よこせ
  • ヤンデレに×××されろ
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