魔法少女の相談役始めました   作:チョコーン

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おっ遅くなってすみません…あと評価バーに色が付いてプレッシャーががが…。


ウィッチ ザ ランデヴー7

明日奈との戦闘、突然現れた枯羅統ちゃんによって、何とか私は彼女の斬撃を食らわずに済んだ…。けど、今の彼女は普段私が見ているモノと全然違い、あの技もそこまで威力は強くなかった筈だ。

 

やはり、今の明日奈の状態である、『絶望化』が原因となっているのかしら…?あの時の私はうろ覚えだったけれど、技も…あの時は『固有魔法』は使っていなかったから分からないけれど、―――あの姿になった時、異常な程に禍々しくなっていた。

 

『絶望化』は魔法少女の精神汚染によって引き起こされる現象…戦闘、人間関係等ヶで魔法少女のメンタルが崩れていくのは、珍しくない。先程言った通り、私はそれを何回も見た。

――彼女、枯羅統も見た事があるのだろう。

 

「しほ、あの娘の魔具と固有魔法について教えて頂戴。『絶望化』の際、魔法少女の力は大きく変貌するけど、魔具の形や固有魔法の元々の概念は消滅せずに、例えて言うならリデコみたいな感じよ。もしくは2Pカラーっぽい癖に性能はオリジナルより強いプレイアブルキャラみたいなモノなのよ」

 

「…分かりやすいわね、良いわ。明日奈の魔具はあの大剣…普段はあんなに禍々しいモノじゃないし、彼女の技もあそこまでの範囲はない…『絶望化』で強さが増強されてるみたいだわ。固有魔法は―――」

 

「しほ!伏せて!」

 

―――私が彼女の固有魔法を言う前に、明日奈は自身の大剣を横に大きく振った。教室がまた破壊されていく。

 

「―――あはっアハハハハッ!もぉ〜ななしー先輩〜戦いの最中にお喋りだなんて随分余裕なんです…ねっ!

 

「ッ…!!しほ、固有魔法の事は後で聞くわ、今はあの大剣を何とかするべきよ」

 

「えぇ…そうみたいね」

 

とは言ったものの、あの大剣…斬撃が具現化し刃が長くなっている…あれは普段の彼女の大剣には無かった力だ。

このままあの攻撃が続けば、身が持たない。

 

「…長ったらしい戦闘シーンになりそうね」

 

そうですか?私はそれでも良いですよー?

 

 

 

だって、その方がじっくりくたばってくれますからね!」 

 

「―――!また来る!」 

 

「チッ…!」

 

枯羅統ちゃんは自身の刀を明日奈に向って投げた。距離はたった数メートル。外れることは中々無い(彼女の肩は結構強い)為、予想通り、刀は明日奈の大剣を弾いた。そしてその反動で倒れた彼女の前に立ち、刀を彼女に向ける。

 

キャッ…!

 

「トドメ…!」

 

「…ッ!?待って枯羅統ちゃん!周りを見て」

 

「…何?早くしないと―――!?」

 

―――その時、私達…いや、この教室自体が傾き、私と枯羅統ちゃんは体制を崩し、枯羅統ちゃんは明日奈から離れてしまい、彼女は再び立ち上がってしまった。

 

「―――痛いなぁ…フフフッあと少しだったのに残念♪この教室が只の教室である方が可笑しいんだよ?ここは『異端』の世界なんだから、ありとあらゆる物にも警戒しなきゃ命取りになる。そう教えてくれたのは貴女ですよ?ななしー先輩ィ!

 

「明日奈...!」

 

「しほ、一つ聞いていい?」

 

「なっ何?」

 

「あの娘...さっきから気になっているのだけれど、段々速くなってない?」

 

「え―――――――――ガッ!?」

 

―――私の視界が揺れる。蹴られた?何で?誰に?…いや、そんな困惑何てする意味がない。――――彼女だ。明日奈がやった。明日奈の、固有魔法だ。彼女の固有魔法で、私は教室を破壊され、宙に落ちかける。何とか木材の破片に捕まるが時間の問題、枯羅統ちゃんが私を助けにこようとしても、間に合わない。だって、彼女の固有魔法は―――――。

 

「しほ…?ちょっと!ねぇ!あの娘がやったの!?」

 

「光…速化」

 

「は…?」

 

「名前の通り、光の速さで動けるようになる技よ…!原理としては足を踏み込み、その力をバネのようにして一直線に飛ぶ…けど、その反動は本体に大きくかかって…連続しての使用は不可能…」

 

「…の様には見えないけれど?」

 

「え」

 

上を見上げる。すると、一瞬しか見えないけれど、明日奈は何度も、何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も、横に傾いた教室の壁や床、天井を固有魔法を使い移動していた。

何で…?確か彼女は一度でもコレを使うと吐き気がすると言っていた筈…まさか――――!?

 

「『絶望化』でそのデメリットさえ消えてる…!?いや、それどころか強くなってる!!」

 

アッハハハハハハハハハHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!!!!!!そうなんですよぉ!体がふわふわぁ~って軽くてぇー!いくらでもぴょんぴょんぴょんぴょん飛べるんですよぉ!もしかしてぇ…固有魔法に希望持ってました?

 

ザ♡ン♡ネ♡ン♡

 

「チッ…!しほ!貴女の固有魔法で反撃をできる!?」

 

「無理…場や相性が悪いから、下手すれば私達も…!」

 

あぁ…凄いなぁ凄いよぉ…!私今スッゴい気分が良い…!後はあゆむんと理代ちゃんさえ倒せば…私の人生は明日も、明後日も、明々後日も来週も来月も来年だって…!ずっとずっとずっと良い日に…!

 

「けど、今は良い日じゃ無いんだな」

 

え?

 

――聞き覚えのある声、そう、知ってる。彼だ。彼の声が私、枯羅統ちゃん、明日奈の耳に届く。そう。

 

「遅くなったな、明日奈。教室傾けちゃって、随分荒っぽい戦いしたみたいだな」

 

●○■□●○

 

「あぁもう!何回も移動しては教室繋げるのやめろ!揺れは酷いし既に三回も脚挟んで千切れてるしで散々だ!」

 

時は数分前、(前もやったなこの流れ)あの後廊下に出たら速攻で僕は脚を殺られては復活、殺られては復活を繰り返していた。いくら治るからって痛いわ。毎回脳が働かなくなるから次に対応出来なくて追い討ち食らうし、やっぱ僕にだけ殺意高くしてるだろ。

…というか、メル子と時之が一切見つからない。あの二人は現在無防備だから、もしかしたら既に…と、考えては見たが、まぁ無いだろう。

 

「にしてもあの野郎…僕等が『異端』に既に会ってるってどういう…ってウオッ!?」

 

先程と比べ、教室間の繋がりが早くなっている。それどころか早すぎて教室同士がぶつかっている…いやいくら何でも早すぎる。一つ…いや、五つ!?いくらぶつかってんだ!このままじゃまた―――――。

と、今その瞬間、教室が僕の真横からぶつかり、僕にも当たろうとしたその時――――。

 

「歩君!」

 

突如、ドカァンと言う音が僕の耳に鳴り響き、辺りのぶつかっていた教室、そして僕の居た廊下がバラバラに破壊された。

僕はまた空中に放り出された。

 

「よっこいしょっと…大丈夫?歩君…」

 

「…りっ理代…?」

 

目を開くと、理代が僕を抱き抱えながら、教室を何度も飛び乗り、一番高い箇所にある教室の真上に着地し、僕をゆっくり降ろした。

 

「すまん理代…って」 

 

「?、どうしたの歩君?」

 

「あーいや…何でもないどす」

 

「どす…?」

 

何か理代の後ろに目を回した見たことのある方々がいるんだけれど、まぁ多分気のせいだろう。それよりも理代と再会できたのは好都合だ。

 

「まぁでも、本当に助かったよ理代。いやーホント危なかったさ、教室に何度も脚千切らされたし、キャロカスから貰ったグローブ使ったら手の骨は粉々になったし…」

 

「…脚が千切れた?手の骨が粉々…?この教室がやったの?」

 

「え?あぁ…手の骨はさっき言った通りこのグローブが原因だけ

れど…」 

 

「…そのグローブ、魔具だよね?」

 

「らしい、凄い力を出せはするんだけど、反動で手が粉々になる…と思ったら、千切れた脚や手の骨も全部綺麗に元通りにしてくれるみたいなんだ…ホントアイツなんてモノ渡してくれてんだよ…!」

 

「―――そっか」

 

理代は僕の身体から手を離し、立ち上がる。

「…あぁ、そうだ。キャロットが言ってたんだが、この『裏世界』の『異端』…アイツ曰く既にこの世界に来た時点で皆出会ってるっていってたんだが…」

 

「…そうなんだ、分かった」

 

「え?分かったって―――――」

 

「歩君。…その、一つ頼みたい事があるの。明日奈ちゃんの事でね、…私がここの『異端』を倒す、…だから、歩君は、しほ先輩と一緒に明日奈ちゃんを止めて」

 

「え…?」

 

「今からあの教室まで送るね…大丈夫、今の歩君の情報で何となくだけど…分かった気がする。でも教室同士の繋がりがバラバラになってるから、少し総当りになるかもだけど…」

 

「…そうか」

 

僕も何となく、お前がやろうとしてる事が分かったよ。と、僕は理代の提案に乗った。

――明日奈は多分、『絶望化』してる。

理代がここにいるなら、しほ先輩…そして、アイツは今明日奈を止める為に戦っているだろう(決して展開を既にしてるから知ってるだとか大人の事情とかそんなのじゃないからね?直感が強いだけだよ?)

――なら、僕も。

 

「じゃあ、頼んだぞ理代」

 

「うん」

 

「…で、コイツ等どうする?」

 

「えっと…連れてくね」

 

「あっうん」

 

 

●○■□●○

 

あゆむん…?一体どうし…あぁ、そっか理代ちや

 

「勘がいいなぁ、そうだよ。大当たりだ」

 

そっかぁ…でもあゆむん。どうする気?無防備なあゆむんと狂っちゃった私、それに『異端』の力が発揮してるこのステージで、あゆむんが私に勝てるとは思わないけどなー

 

「まーな、今までの僕じゃ、勝てないかもな」

 

 

―――魔法少女の『相談役』。魔法少女達の心の汚染をケアし、『異端』との戦闘にはあまり関わらない。…まぁ、既に何回も関わっているし『絶望化』してるし、何一つも守れていない気はするが、…今までは、枯羅統や理代、しほ先輩やアイツ等に頼りっきりだった。

―――けど。

 

「僕は弱いさ、よく分かってる」

 

「けどな、そんな僕でも守りたい人の為なら強くなれるんだよ」

 

――僕はお前と。

 

「…昼の弁当、美味かったよ」

 

僕は、グローブをさっきより強く手にハメる。

恨むなら恨め、殺したいなら殺せ。

 

―――嫌いなら嫌いって、面と向かって言ってくれ。

 

「――かかってこい」

 

…いいよ、直ぐに終わらせる

 

さぁ、魔法少女の『相談役』、『篠目 歩』の最初の魔法少女との戦闘の開幕だ。




文章長くしたのに前の2話より長いッスね。…これ今年中に一章終わります?

一章最終話間近ですがここまでで歩君にどんな印象を感じました?

  • おー……ええやん
  • 影薄過ぎない?
  • ロリコン
  • 今からでも理代ちゃんに主役の座よこせ
  • ヤンデレに×××されろ
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