「―――と言うことがあったんだよ〜!どう?面白かった?」
「……説教に面白いも何もないだろう?」
ん〜誤魔化せると思ったけど駄目だったかぁ。まさかあの場に、吉崎ちゃんがいるとは思わなかったもん。
ん?……あぁそっか、今回は私何だね。オッケーオッケー!
じゃあ先ずはじょーきょー説明から、あれから私も山を降りようとしたけど、吉崎ちゃんが唐突に現れてここに連れてこられたってワケ。
「とゆーか吉崎ちゃんは何時からここに来てたの?おチビ達に言われたの?」
「はぁ?私があんなのの言うこと聞くワケ?興味本位で来ただけなんですケド」
「興味本位?……もしかして吉崎ちゃん、私に!?(つ≧▽≦)つ」
「アンタが喧嘩売ってボコボコにされてる姿が見たかったダケ」
「(´・ω・`)」
「冗談ヨ」
……冗談がキツイよ吉崎ちゃん。そういうトコだよ。
「本音はあの真っ白ちゃんがキチンと育ってるか見に行きたかったダケ、その最中に二人から連れてこいって言われたノ」
「なんだそうだったんだ〜!……って、あれ?」
「ぷぷぷ、アクターはやっぱりバカだね。言うこと聞かないなんて言ったのに、直ぐ矛盾しちゃうだなんて」
あっそうだ。吉崎ちゃんって言うのは私達の仲間の一人で本名は『吉崎アクター』ちゃん。ハーフなんだよ〜。
「うるさいイキリチビ、それよりどうするノ?彼奴等ここ最近私等が目を付けてた『異端』を始末しまくってるケド」
「そこについては考えてるよ……、次に見つかりそうな『異端』にマーキングをしておいた。……これを使って足止めをするんだ」
「マーキング?ヒメってばそんな能力まで奪ったのかにゃ?」
「……そのにゃは止めてって言ったよね。うん、使ってみたら心地良くてね、……これなら今より収穫できそうだよ」
「それよりさ〜このお茶会、何で私達四光以外の娘等までいるの?一人は幹部クラスの子じゃないし」
と言うかあんな子いたっけ?下の子達の事なんていちいち覚えていられないよ。(と言うか今日って平日じゃ無かったっけ)
「キミへのお説教として開いたつもりだったけど……、アクターから聞いた情報から、少し今後についてを話したくなってね」
「もしかしてあの白髪のコト?」
「そうだよ」
白髪……あぁ、おにーさんの事ね。それについては私も気になってたもん。
……だってあの人、そっくりだし。
「うわーまた気難しい話?ヒメの独り言は長いからお手柔らかに頼むよー」
「……さて、今後についてだけど」
ガン無視。……二人は古い付き合いだから、良くこうなるんだよね。
ん?あの二人は誰って?あの二人はねー私達四光の中でもトップクラス……と言うか、リーダと参謀かな。
さっきから何の話って思うかも知れないけど、下手にペラペラ喋っちゃうとバレちゃうから、そこは追々ね。
「白髪の男性……彼が例の『相談役』だと思うよ。そこで、彼を利用するんだ。利用と言っても、私達は何もしない。……彼にはね、周りの魔法少女にするんだ。彼女等に何かあれば彼は多数の魔法少女と共に駆け付けて来る筈だよ。……そこで」
「そこでマインドハートをガッポリゲットー!ってこと?」
「正解、……問題は誰を狙うかだけど」
「それなら良いのがいるわヨ」
「誰?」
「――――」
……え?本当に?本当にその人を狙うの?
……まぁ、良い……かな。今の状況じゃ、一番狙いやすいし。
「じゃあ、そこはアクターに任せるよ。……神子もついて行きなさい」
「ええ!?う〜分かったよ」
「私達は『裏世界』で出待ちする。……他にこの作戦に乗る人は?」
まぁ誰も手を挙げないだろうと私達は思ってたけど、そこで二人、しかも幹部が手を挙げていた。
「……私、やります」
「同じくワタクシちゃんも」
手を挙げたのは確か……私と同い年の桃園ちゃんと、私らよりも大先輩なミツルちゃんだね。
……ん?桃園?
「分かった。二人は私達と共に行動ね。以上、今日は解散……神子は後で個別にお説教ね」
うう、この流れ的にもうお説教は終わったと思ってたのに。
「と言うかアンタ、何であんなにコソコソしてたノ?変なもんでも見タ?」
「吉崎ちゃんと言うモノなら……」
「あ?」
「じょっ冗談だよ〜?」
「ソ。で、何見たノ?」
「ん〜えっとね」
ここは私よりもあの人目線で見たほうが良いかもね。若干真似るけど、皆様にはそのままあの人目線でご覧くださーい!
「誰に言ってるノ?」
「すまねーな歩、三玖ったらお前にベッタリで中々離さねーんだもん」
「良いって良いって、にしても、お前本当に雰囲気変わるな。学校で見たときとは全然違うぜ」
「まぁこれがアタシの素だしな、ホントはこのアタシってのも変えてんだ」
「へぇ」
あれから数分後、僕は残ったメンバーと共に山を下山している最中である。
僕の背中には現在、一切離れない上に寝ている三玖がいる。
本人曰く、僕に背負われてる際、寝心地が良かったとの事。
「こうやって三玖が他人に懐くなんてそうそうねーぞ?誇れ誇れ!」
「誇れって言われても……まぁ、確かに三玖の性格上、普段お世話になっている人以外には懐かないだろうな」
「……それもあるんだけどさ」
遊の足が止まる。……これは、少しシリアスなムードになるか?
「……三玖の家族について、知ってるか?」
―――三玖の家族。彼女が今のようになってしまった原因の一つ。
彼女と出会ったあの日に、これについては理代に聞いた。
正直、妹がいる僕としては、同じ人として見れなかった。
「……あぁ、知ってるよ。聞いた時はドン引いたよ」
「……この話もか?」
「え?」
「三玖の兄貴が事故で亡くなったって言うのは聞いてるかもしれねぇけど、この話には続きがあるんだ」
「続き……?」
「これはアタシが警察から聞いた話なんだけど……、アタシが三玖を引き取ってから一ヶ月が立った時、アイツの実家に家宅捜索に入ったみたいなんだが……そこでな」
「―――三玖の両親が遺体で見つかったんだ」
「!?」
「原型を留めていなかったみたいなんだ、犯人の手掛かりも何もなく、捜査も早くに終わったんだ」
……遺体?話を聞く限り、三玖の両親はプライドが高いのもあって人から恨まれやすかったとは聞いていたが、まさかそんな事になっていたとは。
詳しく聞くと、首から上が欠けており、上半身下半身共に捻じ曲げられていたとの事だ。
「どう聞いたって人がやったとは思えねーよな、……一応言っとくが、三玖のもう一人の兄は犯人じゃねーぜ?アイツはその頃には海外に留学してたみてーだからな」
他の容疑者も、全員真っ白だったみてーだと、遊は真剣な表情で続けた。
僕は遊に「その時の事、三玖はどう思ってるんだ」と聞くと、
「何も思ってね―よ。ただ一言、そうですかと言ったくらいだ」
と言った。
……三玖の両親のやった事は許されない事だ。
それでも、死んでいい理由にはならない筈だ。
「それも含めて、お前に感謝してんだ。こうやって三玖が安心できる場が増えた。あんな事を言ってても、本当は人肌恋しかったのかもしれないからな」
まぁ、でなきゃここまでべったりくっつかないだろう。
と、僕が考えていると
「それを言ったら、お前だってそうなんじゃないか?遊」
と、後ろから火出が話しかけてきた。
「……まぁ、そうなのかもな」
「そう言えば遊ちゃん、あの時思いっきりお腹に撃っちゃったけど大丈夫?跡残ってない?」
続けて理代も話しかけてきた。……そんな事しようとしてたんですか理代さん……?
「平気平気、それより理代もありがとなあそこでぶっ飛ばしてくれなきゃ何しでかすか分からなかったしな」
「そっか、良かった」
「良くないわ」
……今度はしほ先輩が話しかけてきた。
「今回の件、大事にはならなかったけど、遊と三玖のした事についてはしっかり責任を取ってもらうわ。……理代、貴女も」
「わっ私もですか!?」
「当たり前よ……、あんな事考えるだなんて、思いもよらなかったもの」
「すみません……」
「一応先に言っておくけれど歩君もよ」
だろうね。言われる前にそりゃそうだよなぁ、叱られるよなぁ
と温かい目で見ようとしたのになぁ。
「とりあえず火出さんと明日奈以外は今日の夕方お説教よ」
僕らは揃って苦い顔をした。(火出が若干煽るかのような表情をしてるのがムカつく)
「って事を近くの草むらから見てたんだ〜」
「へぇ、そんなのを真剣に聞いてたノ?アンタも変な趣味に走るようになったのネ」
「そんなんじゃないよ〜―――ただ少し気になった事があっただけ、それだけだよ」
「ふぅン」
私がこの時に気になった事は少なくとも四つ。
―――一つ目、あの赤髪さんが話していた事。
確かあれって、一時期ニュースになってたよね。私も病院のテレビで見たことあるよ。
……あれももう何年前だっけ、あぁそうだ。そうだよ。五年前だ。
忘れたくもないあの五年前だ。
二つ目はそうだなぁ、あのおにーさんかな。
これも五年前振り、男性が魔法少女について関わるだなんて希少も希少だからね。
みんないなくなっちゃったし。
三つ目……これはおねーさんだね。
あの人について思ったのは、何で
流石に他人の空似だと思いたいけど、ヒメっちがあの人にの話を何度も聞いてくるし、やっぱりそうなのかな?
そう言えばあの時おねーさんが赤髪の人とロリっ子ちゃんに触れてたけど何か意味があるのかな。
……最後はこれだね。これは私が草むらで会話を見てた時の事なんだけど、その時とある事がおきたんだ。
おにーさんに目を向けた時、あることに気付いたの。
おにーさんがおんぶしてたロリっ子ちゃんの目が
真っ直ぐに私の方向を向いていた事。
……寝てなかったんだね。
まぁとりあえず、今は後のことについて考えよう。
今回は協力したけど、次は敵同士だね。
作戦日が楽しみだよ
……と言う事で第五話完結です!
キャラが増え始めて若干大変でした……。
とはいえ次の六話はこれ以上にキャラが出てくるので終わるのが来年になるかもしれません。
……まだ第1章だよね?
と言う事でここからは第六話、そして何とこの小説、そろそろ一周年です!
一周年も皆様応援でかんばって行こうと思います!
一章最終話間近ですがここまでで歩君にどんな印象を感じました?
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おー……ええやん
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影薄過ぎない?
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ロリコン
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今からでも理代ちゃんに主役の座よこせ
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ヤンデレに×××されろ