Before あの日見た光景を私は忘れない
私から見た世界はあまりにも狭く、代わり映えのないものがただただ広がり続けるだけだった。
幼い頃から他人に合わせるのが苦手で、気付けば私の友達は、本とパソコンだけになった。
本の中に広がる世界は興味深い。こんな窮屈な世界に説を唱える者もいれば、自らが創造した世界を、文字だけで広げる者もいる。
インターネットの中に広がる海は、絶えず情報を流し続ける。外の世界を知らない私にとって、ネットは唯一の情報源だった。人とは何なのか、世界とは何なのか、私とは何なのか。
知れば知るほど、私、『
……空虚だと思うかもしれないが、仕方のないことだ。これしか私を構成できるものは無い。
―――と、あの日までは考えていた。
「パソコンばっかり眺めて、何が楽しいの?」
「……これしか私の生きる世界は無いんだから、仕方ないだろう」
「ふーん? ……つまんないの」
「……なんだって?」
偶然の出来事だ、病院での些細な会話。
仙華と会ったあの日、忘れる事なんてできないしょうもない喧嘩。
「ちょっと二人共! 病院で騒いじゃダメだよ! 他の人に迷惑だってばぁ!」
……? とにかく、この日から片方がちょっかいを出しては喧嘩し、ちょっかいをだされては喧嘩をしていた。
次第に、私の世界はネットだけじゃなく、現実にもあるという事が次第に分かってきた。寧ろ、ここの方が心地が良い。
どうせ治るかも分からない病気さ、死ぬまでは楽しい日々が続くだろう。
……死ぬまで、か。
死ってなんだろう。死ってどんな気分なんだろう。
死んだら、皆悲しむのかな。
……何馬鹿な事を考えているんだか、変えられない運命について考えても時間の無駄なのに。
―――なんて、あの日までは考えていた。
あの日あの部屋に入った日、陽が差し込むポツンとした部屋で。
私は……いや、私達はようやく会えたんだ。
死が怖いものだと教えてくれたあの人に。
「……む」
「おっはよーぐっすり寝てたけど良く眠れた?」
「……どうだろ、寝覚めが悪いや」
「そお? はいマインドハート。あとアクターがロビーに集合だって言ってたよー」
「珍しいね……彼女から呼びかけるなんて、変な物でも持ってきたのかな」
「嬉しそうだったしそうじゃない?」
「そう……じゃ、すぐ向かおうか」
「オッケー♪」
「……ねぇ仙華」
「何?」
「……やっぱいいや」
「えー!? 何々気になるよー!」
言ったところで、期待してる言葉は帰ってこないだろう。
今はただ、胸の奥に留めておくことにしておこうじゃないか。
一章最終話間近ですがここまでで歩君にどんな印象を感じました?
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おー……ええやん
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影薄過ぎない?
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ロリコン
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今からでも理代ちゃんに主役の座よこせ
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ヤンデレに×××されろ