突然だが、貴方は娯楽と聞いて何を思い浮かぶだろうか?
読書、鑑賞、スポーツ。他にも様々な事柄があるだろう。
その中で、僕が今回取り上げるのはそう、ゲームだ。
ゲームと言っても様々ある。今回は筐体ゲームについて語ろうと思う。
皆一度は遊んだことがあるのではないだろうか、僕も幼い頃は何度も通ってはいた。
今でも稼働してるものもあるが、当時以上の熱狂は減ったと僕は感じている。
……けど、そんな場所でも問題が無いとは限らない。大人だけでなく子供も集まるこの場で、あってはならない事例だってある筈だ。
……さて、今回ひょんな事から少女たちに誘拐されてしまった僕は、これをどうすれば良かったのかと回答するのだろうか。
……え? さっきから何の話をしてるのかって?
さあ? 何の話だろうね。
「……は、はは……ひ、人質だなんてそんな―――」
「? ……なら、何と呼ばれるのが望みなんだい? 勧誘? それとも交渉相手? どれも違うだろ?」
「もしそうだったとしたら拉致なんて方法使わずにできるもんね~」
……嘘だろ、よりによって『X-MASC』の本拠地に連れてかれるなんて……あの一件からまだこっちは心の準備が出来てないってのに……!
「……フフ、ただの一般『Mob』かと思ったラ、こんな大物が紛れ込んでたなんて、超『Exciting』なんですケド!」
「……よりによって、貴女に先を越されるなんて」
「仕方ないよ~人型の『異端』は時々見分けが着かない事があるからさ~……でも、先輩なのに後輩に先越されちゃったね~ミツル先輩」
「……一応聞くけど、貴女は既に気づいてた――なんて事は無いよね?」
「まっさかぁ~」
なんだこの雰囲気……僕これから何されるんだ?
「うーん……それでー? このおにーさんをどんな風に解剖すれば良いのかにゃ?」
「解剖!?」
あのカエルとかにやる!? こっち一般人ですよ!?
「肉体が再生されちゃうからー……釘か何かで再生を止めたり、一度バラバラにして残った四肢や内臓を摘出するって方向の方が良いかなー?」
「内臓とかって残るの? 普通の個体みたいに塵になるんじゃない?」
「本人が日常生活で気づいていなかった……なんて場合もあるからね」
「もしくは本体と切り離されたら―――」
……こりゃあかん。全員頭イカれてんじゃねぇのか……? こんな場所にいたら幾ら命があっても足りない。
椅子に縛られてるけど、幸い向こうは今こちらをそっちのけで話し合いをしている。
紐さえ取れれば逃げれるかもしれない。なんとか緩ませて――――
「……何してるの?」
「あ」
やっべ。もう一人いたんか……。
「あっえっと~その、のっ喉が渇いたなーって……」
「……しばらく気絶してたもんね。で、何してるの?」
誤魔化そうとしたが無理だったか……ン? 待てよ?
「な、なぁ……この際ハッキリ言うけど、僕ここから抜け出したいんだよ……学校もあるし、少しこの縄を解いてくれないかな……?」
「……別に良いけど」
「ホントやった―――」
「もう気付かれてるよ」
「……へ?」
辺りを見回すと、先程まで自分に集中していなかった視線が、今は鋭く僕に突き刺さっていた。
「はぁ……どうもキミは今の自分の状況を理解出来ていないようだね」
「この状況で逃げようだなんて、相当なおバカさんだにゃー♪」
「やっぱりキミは魔法少女同様ビデオを見て僕らの仲間になってもらうよ、その方が彼女達を退けられるかもしれないし、解析が進めば組織の発展もできる可能性がある」
……ビデオ? 仲間……? それってまさか
「……ひとつ聞いていいか」
「? なんだい」
「……お前らは、なんの為にこんな事してるんだ」
「……それは、僕達の目的に興味を持ってくれたって事かい? それとも―――」
「どうしてこんな馬鹿な真似を繰り返してるのかっていう疑問だよ」
「―――馬鹿みたいな真似?」
明らかに『薙 姫』の目つきが変わった。
「……人の妹を勝手に実験に使ったり、友達を誘拐して洗脳させたり……お前ら、何がしたいんだよ……!」
明日奈達はあの日、コイツ等の本拠地で見せられ洗脳された。しかも『絶望化』させた状態であの『異端』の巣の中に置いて僕らをおびき寄せる餌にしていた。
……救済だかなんだか言ってるが、人を自分達の消耗品としてみなしてる奴らの事なんか信じられる訳がない。
「……人質? 仲間になってもらう? そんなのこっちから願い下げだ! 勝手に決めんな!」
「……はあ」
「……なんだよ、何か言いたいのかよ」
「いや……ここまで自分の状況を理解出来ていないとは……キミはことごとく私の想定を超えていくね」
「まぁ無理は無いと思うけどね~でも、願い下げた所で何になるの? (。-`ω-)」
「……それは」
「考えないで言っちゃったんだ、プププ♪ 面白ーい! ……じゃあ、分かるように教えてあげよっか」
と、ドレス姿の魔法少女が指を鳴らすと、上から突然スクリーンが降りてきた。
「改めまして、
『えっとちゃんと撮れてるかな……あ! 始めまして!
ごっそりカットしたなオイ。
『先ず始めに、我々は何を目的に動いているのか、じっくりはっきり、例を出しながら説明していこうと思いまーす!』
画面の中に映る仙華は、嬉々と自分達の活動の説明を始めた。
完全に流すと長すぎるから、必要そうなとこだけ上げることにしよう。
一つ。自分達の行う活動は、今も尚増え続ける魔法少女達の救済。
二つ。自分達の存在を、安易に話さない事。仲間に加えたい場合は幹部クラスに相談してから。
三つ。仲間が危機に陥った時は支給された『ある物』を使用する事。
四つ。なるべく他の魔法少女に『異端』を撃退させない事。ただし、紫クラスの『異端』に遭遇したら、一刻も早く『四光』の誰かに報告する事。
ざっと重要と思った所だけまとめたが、ぶっちゃけ言ってる意味が分かんねぇ……。
「ちょっともー! まだ序盤も序盤だから飽きないでよ!」
「えっとー……聞きたいんだけど、これ後何分程なの?」
「……ざっと、一時間かな」
「一時間!?」
嘘だろ? あの、さっきのだけで相当掛かってたと思うんだけど。
「魔法少女に時間間隔さえも奪えるように設計していたからね……本来ならとっくに洗脳に掛かって一瞬で終わったかのように感じるからね」
余りにも無慈悲な宣告に対し、僕は半ば呆れ顔で視聴を続けた。
……ただ、その際ある疑問が残った。ここまで僕も1時間程このビデオを見続けているが、彼女達の言う洗脳が僕には現われない。
魔法少女のみしか対応してないのか、それとも……
『さーて! ここまで見てくれた方々に、お次は我々魔法少女に新たな可能性を魅せてくれる。とある力について説明していくよー! みんなは時々、友達が異形の姿に変形してしまう、ある現象を知ってるかにゃ? それはね、絶望化という力だよ。魔法少女の力を限界突破した状態で使えるけど、代償として正気を失って異常な行動を繰り返しちゃうんだ。中には、暴走したお友達に仲間を殺されちゃった子もいるんじゃない?』
……正気を失った行動か。確かに僕が出会ってきた人達も、『絶望化』を発現させてしまったら普段の彼女達からは想像もしない行動を繰り返していたな。
『仲間と戦いたくない! あんな姿になりたくない! そんな事を何度も思ったでしょ? だから君達はここに来たんでしょ? あの
……ん? 何でこのタイミングで鍛冶屋の名前が出るんだ?
「……ひょっとして、おにーさん。鍛冶屋の事も知らないのかい?」
「……」
「はぁ……黙り込むって事は図星かな」
今こっちは真剣にビデオを見てやってんだから僕の頭を読まないでくれ。
『はーい! ということで本題! ……の前にみんなはマインドハートの性質について理解してる? 理解してないならー今この場で、この再現型人形のナリキリくんで、再現しようと思いまーす!』
と、画面の中の仙華は人形を設定しだし、暫くするとある物を取り出した。
「あれって、まさか――――」
そう、仙華が取り出したのは魔法少女の必需品。マインドハートだった。
「ナリキリくんはね。予め設定したモノになりきる事ができるの。今ビデオの
でもあれは私お手製のだから、心配しなくていいよ~と、言う仙華を横目に、僕は目を半開きにしながらビデオの視聴を続けた。
―――しかし、彼女のある行動によって僕は閉じかけていた目を大きく開く事になった。
「……は?」
突然、画面の仙華が手に持っていたマインドハートを破壊した。
すると、隣にいた人形も、動きを止めてしまった。
『あのね、みんなはマインドハートっていうのがどんな意味をしてるか知ってる? 英語が得意な人は分かるかもね? そう、マインドハートっていうのは――――』
「『心』……もとい、『心臓』って意味だよ」
一章最終話間近ですがここまでで歩君にどんな印象を感じました?
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おー……ええやん
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影薄過ぎない?
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ロリコン
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今からでも理代ちゃんに主役の座よこせ
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ヤンデレに×××されろ