幻想夢幻郷   作:紅羽戒翔

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第一章
幻想夢幻郷 第一章 第一話 「絶望の始まり」


何故あの時力を欲したのか。

何故力を手に入れてしまったとか。

今となってはもう遅い。

 

 

目が覚めた。

辺を見回すと、階段に寝そべっていた。

「どこだ....ここは...」

全く知らない場所だ。ここに至った記憶がない。

とりあえず立つか。見たところ神社のようだ。

だがこんな神社見た事がない。

「博麗...神..社?」

知らない名前の神社だ。聞いた事がない。

そんなに有名じゃないのか?

すると奥から巫女の姿をした少女が出てきた

「あら、貴方幻想入りしてきたの?」

幻想入り?なんだそれは?

「とりあえず立ち話もなんだから上がって」

「あ..ああ」

神社の中に入ったのはいいものの、中はぐちゃぐちゃに散らかっていた。

「何でこんなに散らかってるんだよ..」

「片付けってめんどくさいじゃ無い」

「えぇ....」

随分見た目のイメージとかけ離れた性格してるなこいつ。

「片付けぐらいはやれよ」

「だってめんどくさいし」

「はぁ..じゃ俺がやるよ」

「あらそう。ありがと」

何故こんなのが神社の巫女なのだろうかね。

絶対この性格のせいでこの神社の人気がないんだろ。

とりあえず片付けるか。

漁っていたらブラジャーが出てきた。

多分あいつのだろう。

まぁ見なかった事にしよう。

はて、一体どうゆう生活をしたら家がこんなになるのだろうか。

是非とも教えて欲しいもんだ。

 

 

-----

 

とりあえず片付ける事はできたがあの性格上またすぐに散らかるんだろうなぁ。

散らかっているものはだいたいカップラーメンとかインスタント系のゴミばっかり。

何でこんなものばっか食ってるんだ。

健康に悪いだろ。

こんなものばかり食べていたら、絶対仕事にも支障が出る。

といっても巫女の仕事ってなんだ?

お祓いとか?

「終わった?」

「あぁ終わったよ」

「そう、じゃあ次、外の掃き掃除して」

何やこいつ。

偉そーに、俺は善意でやってやったというのに。

次は掃き掃除をしろだとぉ?

図々しいにも程がある。腹立つわぁー。

まぁ手伝ってやろう。この心優しい俺がな。

 

-----

 

「はい掃き掃除終了っと」

1時間くらいやっていただろう。

1時間かかる掃き掃除って何や。

聞いた事ないわ。

「終わった?じゃあ上がって」

たく、こいつはありがとうの一つも言えないか。

親の顔が見て見たいな。

家に入るとあいつは椅子に座っていた。

「座って」

「おう」

俺は椅子に腰掛ける。

「それでさっき言ってた、幻想入りってなんだよ」

「それはひとまず置いといて、ここが何処か説明するわ」

「まずここは幻想郷って言うのよ。外の世界から選ばれた者しか入ってこれない場所」

「そして外の世界から選ばれて入ってくる事を幻想入りっていうのよ」

「じゃあ俺は選ばれたのか?」

「ここにいるってことはそうなるわね」

意味がわからん。

何故俺は選ばれたんだ?

ここに来る前の記憶が無いからよくわからん。

「選ばれる条件とかあるのか?」

「さぁ?適当なんじゃ無い?」

「いや適当って、流石に無いだろ」

「で、私はこの幻想郷で博麗の巫女として異変の解決とか何やら色々やってるのよ」

「その割には貧乏なんだな」

「うるさいわね。賽銭が全く入ってこないのよ」

そりゃそんな性格してたら、1円も入らねいね

「そういえば貴方、名前は?」

「え?あぁ赤羽カイト」

「そう私は博麗霊夢、よろしく」

「あぁよろしく」

「で、貴方これからどうするの?」

「どうするって言ってもなぁ。行く当てもないし...」

「当てがないなら内に住まわせてあげてもいいわよ」

「ゑっマジで?」

「ええ、けど家事とか色々やってもらうわよ」

「ふっ任せろ家事は得意だぜ」

そんな時インターホンが鳴った。

 

ピンポーン

 

「あーはいはーい」

霊夢が玄関に向かった。インターホンって神社にあるものなのか。

少なくとも俺の知ってる神社はそんなものない。

霊夢が玄関のドアを開けた。その前には黒い帽子を被った黄色い髪の少女がいた。

「なんだ魔理沙か」

「何だとは何だよ」

ほうきを片手に持ってるいる。

結構でかい。2メートルくらいはあるだろうか。

「それで何しにきたのよ」

「あぁえっと実は...ん?誰だそいつ?」

「さっき幻想入りしてきたの。まぁ私の召使いってとこね」

誰がオメェの召使いじゃ。行く当てがないから仕方なく、オメェの家事を手伝っとるんじゃい。

感謝せいや。

「へーそうか。あぁそうそう、近くの森で魔獣が出たんだよ。だから討伐しに行こうと思ってな」

「それを私に手伝って欲しいって?」

「そうだぜ」

「めんどくさいんだけど」

それくらい行けや。博麗の巫女やろ。

「まぁそんなこと言わずに行こうぜ?」

「しょうがないわね..。そうだあんたも来なさいよ」

「ええ」

何故そうなるだ。オメェの仕事やろ。

俺を巻き込むなや。

まぁしょうがない着いていってやるか.....。

「それでその魔獣ってのはどんな奴なのよ」

「でっかい熊らしいぜ」

「へーそいつは楽しみね」

そんな会話をしながら例の森についた。

禍々しいオーラを感じる。いかにもって感じだ。

「ここね」

俺達は森に入った。大量の木々が薙ぎ倒されている。

こりゃ酷い。通りすがりの生き物達も見境なく八つ裂きにしている。

こりゃ子供が見たら泣くな。

「このまま野放しにしてたらいつ人を襲うか分からないわね」

おっ結構巫女っぽくなってきたんじゃない。

「襲われたら私が文句言われるだろうし」

って結局自分の心配かよ。

期待して損した。

そして奴がいた。

とてつもない殺気を放っている。

馬鹿みたいにデカイ。5メートルは軽く超えている。

 

ウゴァァァァア‼︎‼︎

 

奴は俺達を見つけた瞬間雄叫びをあげた。

間違いない。確実に俺達を殺す気だ。

「せっかくだからあんたがやってみなさいよ」

「ゑ?」

いや無茶振りすぎるだろ。

こんな馬鹿でかい熊相手にまともに戦えるわけねぇーだろ。

何考えてんやこいつ。

だが奴を倒さないと人里の方にも被害が及ぶからな。

なんとかしてここで倒さなければ。

俺は奴の前に立つ。

「かかってこいよ」

 

グルァァァァァァ‼︎‼︎

 

(来る‼︎)

奴は左手を振り下ろしてくる。

避けられそうにない。

受けるしかないか。

 

ダァァン

俺は奴の左手を受け止めた。

痛みは感じなかった。

ん?こいつ図体の割に随分と軽いパンチだな。

舐めてるのか?まぁいいとりあえず反撃しないと。

俺は奴の頭目掛けて飛んだ。

そして奴の頭に軽く蹴りを入れる。

蹴りは見事に命中したっが、当然こんな蹴り程度ではこいつは倒れないだろう。

 

ぐるぁ....

ってあれ?俺軽く蹴り入れただけだよな。

こんなゴツいのがあの程度の蹴りで倒れるの?

随分と見掛け倒しだな。

まぁいいか。

 

ズダァン

奴は地面に倒れた。白目をむいて、泡を吹いている。

「死んだか?これ?」

「あぁ..これは死んでるぜ..確実に...」

魔理沙は俺が聞いた瞬間後退りした。

「あんた....案外やるわね」

いやそんなわけない。

きっとこいつが弱いだけだ。

うんきっとそうだ。

そうだと信じよう。

「まぁいいわ。これからよろしく。カイト」

「おう..よろしく」

霊夢と握手をした。柔らかい感触がした。

 

-----

 

 

霊夢...また会えるなんて思いもしなかった。

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