マイクラのアレックス(四角くない! 美少女!)になっただけの話じゃい! 作:融通の効かない自動ドア
「ああ、姿が変わったから分からないかもしれませんけど。いや、声も変わりましたけど。転生させた私ですよ?」
目私を鬱陶しいほど強く抱きしめているのは私そっくりの姿の女神もどき。なにこの状況。
「私の感性、もともと無色透明の水みたいなものだったんです。そこにあなたの記憶やなんやらが飛び込んできて、あなた色に染まりました。つまりはあなたと感性が似ているわけです」
「はあ」
「つまりは異性の好みも同じだと。あなたの体は私の性癖に合わせた姿にしました。そして、今の私の姿はあなたの性癖に合わせた形です。かわいいでしょ?」
「いや、たしかにかわいいけど」
「よかったぁ……」
女神もどきは私の胸に顔を埋める。
……ふと、思ったことがある。
でも、その前に。
「そういえば名前聞いてなかったね」
抱擁から抜け出す猫のようにするりと胸から顔と体を上げ、私に頬ずりしながら女神もどきは言う。
「そんなものはないですよ。名前という概念もあなたに会ってから手に入れましたし」
「じゃあ【思いつかないので読者から募集します】って名前はどうかな?」
「ありがとう大好き! 一生大事にする! 愛してる!」
可愛らしい、幸せそうな笑みを浮かべる【思いつかないので読者から募集します】。こうしてみると、思ってたよりかわいい……ていうかすごくかわ……
「うぇへへいい匂いがする柔らか」
「ひゃうっ!」
胸を揉まれた。思わず声を出してしまう。
やっぱ言動で全部台無しだわ。
一晩中体を玩具にされ、ようやっと朝が来て、目が覚めた。
「あー全然寝た気がしない」
「おはよう候」
NINJAがベッドの上に……いや、私の上にマウントポジションを取っている。
「女の子の部屋に入るな変態!」
痛烈な殴打をお見舞いしてやった。
しかしピンピンしているNINJA。
そういや素手の攻撃力2なんだ。
「随分と強烈な歓迎でござるな〜。照れるでござる。ところで初夜は今日にするでござるか?」
「死んでくれ」
余りにも気持ち悪く、怖かったので聖なる力付きのネザライトの剣でぶっ刺してみる。NINJA……いや、下忍は堂々とその心臓に剣を受けた。一度剣を引いてもう一度刺した。しかしピンピンしている。
これは流石におかしい。攻撃力12,5を防具無しで二回受けたら流石に死ぬはず。下忍め、聖なる力の対象外だとでもいうのか?
ならば虫殺しのエンチャントの付いた剣で刺すまで。
試しに下忍の首を掻っ切ってみる。更にもう一回。しかしピンピンしている。
ならば火属性・鋭さのエンチャントの付いた剣で叩き斬るまで。
力のポーションをがぶ飲みにする。衰弱と毒のスプラッシュポーションを下忍に叩きつける。そしてジャンプ斬りを素早く二回脳天に当てた。
しかしピンピンしている。
とはいえ炎上中だ。このまま外に放り出して……
「酷いでござるよ」
下忍が服を炎ごと脱ぎ捨て、全裸になった。
クロスオーバー先は何がいい?(一部うろ覚え。読み直しが必要な場合アリ)(存在を思い出せない・あるいは知名度不足で出していないものもアリ)
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