始業式から数日後、ヒーロー基礎学の時間に思わぬゲストを迎えることになった。
「今日は本格的にインターンの話をしていく。入っておいで」
現れたのは先生方ではなく、同じ雄英の制服。そのうち1人は私にはとても馴染みのある姿だった。
「職場体験とどういった違いがあるのか、じかに体験している人間から話してもらう。雄英生の中でもトップに君臨する3年生3人、通称、ビックスリーのみんなだ。心して聞くように」
波動先輩とは寮生活の前のアパートで知り合った。他の二人のうち
「じゃあ、自己紹介をよろしいか。まずは天喰から」
返事の代わりに教室中を鋭い目つきでに睨みつける天喰先輩。クラス中に緊張が走るけど、別に殺気があるわけでなし、相澤先生のひと睨みに比べたら大したことはない……ん、だけど、ん?なんか震えだした。
「ミリオ、波動さん……ダメだ、ジャガイモだって思っても体が人間のままだった。どうしたら、いい?言葉が……出ない……頭が真っ白だ、つらい、帰りたい」
とうとう壁の方を向いてうつむいてしまった。何と言うあがり症。
「ねぇねぇ、天喰君。こういうの蚤の心臓っていうんだって。ねー、人間なのにねー、ふっしぎ~」
相変わらずの波動先輩の様子に安心するけど、この後にちょっと不安が。
「彼は蚤の天喰
さらっと同級生を人外認定してるけど、挨拶自体はまとも。と思ったのが悪かった。
「ねえねぇ、君は何でマスクを?風邪?オシャレ?あ、あなた轟君だよね?ねぇ、何でそんなところ火傷してるの?芦戸さんはその角、折れちゃったら生えてくる?動くの?峰田君はその髪、散髪どうするの?
「天然っぽ~い、カワイイ~」
「幼稚園児みたい」
あぁ、やっぱりこうなった。地味に1-A全員のプロフィールを把握している当たりは流石なんだけど、好奇心が溢れすぎてて止まらなくなるのがねぇ、この先輩。
「あ、
「あぁ、はい。とりあえず授業中なのでこの後で」
「え~~、いまがいい~」
ぬいぐるみにするみたいに抱き着いてくるから、ちょっと苦しい。てか、その発育の暴力は嫌味ですか本当にもう。峰田がハァハァしてるから、この状況は早く止めるに限る。仕方ないので接触場所からマッサージを施す。我ながら、器用になってきたなぁ
「はぁ~~、やっぱり茉芭ちゃんにしてもらうと気持ちいいなぁ」
「は、はぁ、どうも」
とりあえず波動先輩が止まったはいいけれど、視界が波動先輩で埋まっているので全周囲視界に切り替えると相澤先生がイラついてた。
「合理性に欠くねぇ」
「イレイザーヘッド!大丈夫です!大トリは俺なんだよね。ぜんとぉ~?」
何を言いたいのかさっぱりわからず室内が凍り付いた。波動先輩を呆れさせる事が出来るのは凄いとは思うけど。
「多難ってね!よぉーっし、掴みは大・失・敗!」
ええっと、通形だから、「ぜん、とおがた」多難??すいません、全くわからないです。
「いや、ビックスリーって変人しかいないのか?」
「……風格が感じられぬ」
変人だから強いわけではないけど、わかりづらいのは否定できないなぁ
「まぁ、何が何やらって感じだよね。必修でもないインターンの説明に突如現れた3年生だし。1年で仮免取得できるなんて元気な証拠だし、何やら滑り倒してしまったし……」
「ミリオ?」
「……あ」
通形先輩の雰囲気が変わったのを察してか、波動先輩と天喰先輩が反応していた。
「君たち纏めて俺と戦ってみようよ!」
「「「ええぇぇぇ!?」」」
「俺たちの経験を、その身で経験してみた方が合理的でしょ。どうですか?イレイザーヘッド」
「……好きにしな」
許可が下りてしまい、体操服に着替えてTDLで通形先輩対1-Aの対決となった。いやホント、何でこうなったかなぁ
「……止めたほうがいい。形式的にこんな風に有意義ですと語るだけでいい。みんながみんな上昇志向に満ちているわけじゃない。立ち直れない子が出てはいけない」
壁に向かって言っているんじゃなければ、それだけ実力差がありますよ、ってことなんだけど。実際、実力差は判りますよ。未だに2年の先輩方にも遊ばれてるし。
「立ち直れなくなる……って?」
「うるっせぇよ!蚤パイセン!よっけーなお世話だ!とっととおっぱじめようぜ」
「ひっ、こ、こわ、この子、こわっ、あっぶなぁ」
やる気と言うか殺る気に満ち溢れた爆豪君。こういう時の起爆剤にはちょうどいいよね。
「あー、知ってる~、昔、挫折してヒーローを諦めちゃって問題起こした子がいるんだよ。大変だよね~通形、知ってた?」
「あの、その……おやめください」
「えっと、波動先輩、三奈ちゃんも戦うんで、そろそろ」
「ぶ~、しょうがないか~」
流石に本気で嫌がってるようだし、そろそろ助けないと。
波動先輩のオモチャになってた三奈ちゃんを救出したところで、意外にも常闇君が食って掛かっていった。
「待ってください。我々はハンデありとはいえ、プロとも戦っている」
「そしてヴィランとの戦闘も経験してます。そんな心配されるほど、雑魚に見えますか?」
常闇君、切島君の問いかけに対する答えは、実にシンプルだった。
「うん。いつどっから来てもいいよ―――」
「―――だったら、死ねやぁ!」
爆豪君の一撃が通形先輩を吹き飛ばした直後、その場には脱げ落ちたジャージだけが残され、先輩の姿はどこにもなかった。
「させませんよ」
「驚いた。わかるんだ?」
まるで瞬間移動じみた移動だけど、地面に吸い込まれるように落ちたのが私には”見え”た。そしてその通形先輩を構成する電子の移動先も。
とんでもなく速くて、出待ちが出来たのはほとんど偶然。三奈ちゃんを連れて下がっていたから取れたポジションってだけだった。
殴り飛ばすつもりのない軽いパンチが通形先輩の胸に吸い込まれる。けれどそれでいい。今、私の個性「電子操作」は全開で回ってる。通形先輩の個性で当然のようにすり抜けたパンチだが、通形先輩の体内に触れている事実は動かない。なら―――
「待て!」
「うわっ!」
「きゃっ!」
電子が私の意思に従わなかったのと、何ともいえない感触で弾き飛ばされるのが同時だった。予想してなかった反動でちょっと肩を痛めたかも。
「すまんな、通形。邪魔をした。上鳴茉芭、お前は下がれ。悪い意味で相性がよすぎて危険だ」
「はい、通形先輩、申し訳ありませんでした」
「いいよー、それとごめんなさいね、女性陣」
”見る”までもなく、相澤先生の「消失」で個性を止めているのだろう。
不意を打たれ、それを覆せたことでちょっとハイになりすぎてた。
女性陣が通形先輩から目をそらし、先輩が服を着ている間に相澤先生と何故か見学に回っていた轟君のところに向かう。
「まったく。危うく殺すところだったぞ」
驚いたように私を見る轟君。見た目そんな危険な攻撃に見えないだろうしね。実際そこまでの効果が出るか……検証は必要だけど、出てもおかしくないかも。
「……はい。止めていただいてありがとうございます」
「反省文、と言いたいが、今回のは俺も迂闊だった。わかっているならいい」
「いえ、書きます」
「そうか。なら後はよく見ておけ。それと
「はい」
話している間に通形先輩は服を着ており、再開してよいか全員でこちらを見ていた。
「すまんな諸君。水を差した。折角の機会だ、しっかり揉んでもらえ」
そして最初の位置に戻った通形先輩と轟君と私を除く1-Aの18人が対峙した。さすがに爆豪君も今度は慎重に機を伺っている。
「上鳴、通形をどう見た?」
「すり抜ける個性、あぁ、ちょっと違うかな?存在の次元が”ずれる”ような個性かもしれませんけど」
「ふむ。なんですり抜け以外だと思った?」
「全部すり抜けるにしては、姿が消えてません。可視光線だけ選択的に反射、ってのは流石にあり得ないと思うので、見えてる姿は影みたいなものなんじゃないかなぁ、と。電子は見えるんで何とも不思議な個性ですね。
そしてそれを自在に操る繊細な制御。それこそ全身を細かく、最低でも部位単位で発現範囲を操作してるんじゃないですか?どれだけの訓練と経験を積み上げれば、あんな難しい個性を、ああも自在に操る技術が身につくのか……感動しますね」
いやホント、個性としては全く系統が違うから何とも言えないけど、そこまでの努力を積み上げれば、私の電子操作という小さい個性も、その極致に至れるだろうか。いや、至れるように頑張らないと。
「そんなにスゲェのか……」
「当然だ。通形ミリオ、あの男は俺の知る限り、最もナンバーワンに近い男だ。プロも含めてな……それより轟、行ってもいいんだぞ。ナンバーワンに興味がない訳じゃないだろ?」
轟君のつぶやきに相澤先生が言葉を重ねる。
「仮免を取ってないんで……と、思ってたんですけど」
そう言っておもむろにジャージの上を脱ぎ始める。そんなところ通形先輩真似しなくていいからねっ!?
「なら、遠慮なく。燃やしたくねぇから……持っててくれ」
「あ、うん。が、頑張って」
「あぁ……行ってくる」
なんか、相澤先生が「ケッ」とか舌打ちしてるんですけど。なんかホント―にっ!先生まで勘違いしてませんかね!?
「やぁ、君も来るんだね。いいねぇ、元気があるなぁ!じゃあそろそろこっちから行くよ!」
「はぁぁっ!」
仕切り直しとなった対決は、緑谷君が突撃して口火を切った。
頭部を的確に狙った回り蹴りはあっさりすり抜け、再び服を残して通形先輩が消える。
「またみえっ!きゃぁぁぁぁっ!」
うっかり見えてしまったらしい響香が悲鳴を上げるけど、お気の毒様。
「まず狙うのは!長距離持ちからだよね!!」
あっという間にそれぞれ腹パン一発で後衛に位置していたメンバーを地に沈める。
「ってめぇぇっ!」
「うーん、流石、体育祭優勝者!元気だねぇっ!」
爆豪君の渾身の一撃も通形先輩の体をすり抜けダメージが出ない。そして反撃で十分すぎるほどに体重が乗ったパンチが、クラスでも屈指のタフネスを誇るはずの爆豪君を一撃で気絶させた。
残るはお茶子ちゃん、透ちゃん、切島君、尾白君、口田君、飯田君と緑谷君。そしてやや後衛寄りながら途中参加故か残された轟君だけとなった。
「後は近接主体ばかりだよね!」
「何をしたのかさっぱりわからねぇ」
「すり抜けるだけでも強いのに、ワープとか!?」
「それってまるで、無敵じゃないですか!」
「よせやい!」
照れた様子もなくスタンスを広くとって構えた通形先輩。
「無敵、ねぇ……それなら私がここに居ないんだけどなぁ」
「個性の相性だ。あんまりヒントはやるなよ」
「はい」
動けるメンバーで気づくとすれば、緑谷君か轟君ぐらいかな。観察力と言う点では入学当時からクラスでも抜きんでていた。オタ気質ゆえのことだろうけども。
「何かカラクリがある。ワープの応用ですり抜けてるのか、すり抜けの応用でワープしているのか……どっちにしても直接攻撃されるんだから、カウンター狙いで行けば触れられるときはあるはず」
ちょっと足らない。それだけだと通形先輩には通用しない。
それは既に経験している前提でそれを出し抜かないと。
「判っている範囲で仮説を立てて、勝ち筋を探っていこう!」
「おう!今日の緑谷は冴えてるな!」
「なら、探ってみなよ!」
突進してきてあとちょっとで間合いと言うところで、ジャージのズボンを残して地中に沈む。
出現位置を予測してそこにパンチによる攻撃を「置く」緑谷君。そこまでは定石だけど、それは通形先輩の予想の範囲。
「みんなそうやって、カウンターを狙うよねっ」
カウンターに対してさらにカウンターと見せかけた顔へのパンチはすり抜け、胴への一撃。そのままの勢いで残っていたメンバーを次々と腹パン。
いよいよ最後、轟君に通形先輩のパンチが迫ったのを炎をガードにしてパンチを止めさせていた。
「ここで防がれるとは思わなかったな!」
そして再び地中にダイブ。それと同時に自らの周辺を炎で囲った轟君。
「氷なら防がれてた。上手い」
「アレなら多少の意趣返しぐらいはできるな。よし!そこまで!!」
飛び出した通形先輩が「アチチチ」なんておどけながら距離を取ったところで相澤先生が終了を宣言した。
ひとまず全員が立てるぐらいにまで回復するのを待って、改めて通形先輩からの話になった。
「ギリギリ、見えないように努めたけど、ごめんなさいね。女性陣。ともあれ、こんな感じなんだよね」
「全員……轟君と上鳴さん以外、訳わからないまま腹パンされただけなんですが」
「俺の個性、強かった?」
確かに強かったけど、かなりピーキーな操作を要求されるから、初めから強かったわけではなく、強く鍛え上げた、が最も正しい答えだと思う。
「強すぎっす!」
「ずるいや!私のことも考えて!!」
「すり抜けるしワープするし、轟みたいなハイブリッドですか!?」
「いや、ひとつ!」
「はーい、わたし知ってるよ、個性。言っていい?言っていい?透過!!」
まるで子供がとっておきの秘密を話すような話しぶりなんだけど、この人、これでもうすぐ18歳なんだよなぁ……いや、いいけど。
そこからは個性の詳細についての説明。正直、そこまで手の内をばらしていいのかとも思うが、同じ個性があるわけでもないし、問題ないと考えているらしい。
ワープの原理について「ゲームのバグ技みたい」と称した三奈ちゃんの発言には通形先輩も笑っていた。
「まさかその移動を初見で見破られると思わなかったけど」
「辛うじて”見え”たので。後は、透過といってもその場には存在しますけど、透過している状態ってこの世界の物理法則はほぼ無効状態ですよね?」
「うん。全身発動したら呼吸も出来ないし、光は網膜をすり抜ける。鼓膜は振動を透過する」
「ならその身を支えているのは個性の作用のみ、物理法則との結びつきが弱ければ電子操作でそれを乱せると思いました。さすがに危険と止められましたけど」
「俺はソレを外から見ていたので、自分のやり方で透過が解除されたときに中から焼ける方法を探しました。失敗しても接地している足の裏は透過できないと思いましたし」
「こわっ!でもその通りだね!ナイス判断!」
私としては呼吸を乱せればそれでよかった。だが最悪を想定した場合、肺はもちろん、心臓までズタズタにした可能性はある。
轟君の方法は炎の範囲外に逃げてしまえばしのげる手段だけど、移動のパターンを読めたらだれでも同様の手段が取れるという意味で優れた対策だ。三奈ちゃん、瀬呂君、峰田は同じ対策を取りやすいだろう。
百ちゃんもまきびしとかトラップ系のアイテムを創造とかすれば、通形先輩に一泡吹かせることができそうだ。
極端な話、通形先輩に肺をずっと透過させ続ければ、後は勝手に自滅させる事が出来る。実現が極めて困難ではあるけど。
「瞬時にそこまで判断できるのは凄いね。インターンの意義を語りに来たのに意味がなさそうだよ」
「個性の相性による例外中の例外です、通形先輩」
「そうかな?ともあれ、そんな扱いづらい個性を鍛え強くした。そのために必要なのは予測!周りがどう動き自分がどう動くべきか。そこを鍛えた!
予測を支えるのは経験!
遠回りしたけど、これを語りたかった。インターンで俺たちは一人のサイドキック、プロとして扱われる。それはとても怖いことだ。実際の現場では人の死にだって遭遇することがある。そうした怖い思いも辛い思いもすべてが学校では手に入らない一級品の経験!
俺はインターンで得た経験を力に変えてトップの座をつかんだ!なので!怖くてもやるべきだと思うよ!1年生!!」
話の内容に拍手が沸き起こる。
「お客、か。確かに職場体験はそんな感じだった」
「危険なことはさせないようにしてたよね」
よかった。電気もちょっと目が覚めたようだ。あのまま緩い気分で進んでたら大丈夫かと思っていたけど、これなら一安心。
徹底的に個性使い倒す羽目になるような職場体験、滅多にあるものではないのだろうけど。
「はい、轟君。お疲れ様」
「あぁ、サンキュ」
話は終わったので、炎も使ってアンダーシャツが焼け落ちて無残なことになった轟君にジャージを返す。コスチュームが熱に強いからいいけど、緊急事態には困る個性だよね。
袖を通そうとした轟君の動きが一瞬固まった気がしたけど、はて?
「汚したりしてないと思ったけど、何か気になった?」
「あ……いや、何でもねぇ」
まぁ、いいか。さて、書くと言った以上は反省文は早めに出さないと。更衣室に向かいながら頭の中で文面を考えていると、響香と透ちゃんが追いかけてきた。
「んふふ、なんかいい感じじゃない~?」
「ねー、ちょっとドキドキした」
「ん~?なにが?」
「なんというか、スポーツドラマのマネージャーみたいな!」
なるほど。タオルやスポーツドリンクの代わりにジャージを差し出す女子マネってどんなシチュエーションだろう。
「むしろ今日は、ドキッとしたのは響香の方でしょ?」
「う゛っ、お、思い出させないでっ!」
暫くこれで撃退……は、無理か。
説明会やるぐらいだし、インターンはあるんだろうなぁ
ともあれ、まずは今日の後始末を終えないと。
うかつにも人命を奪いかねない攻撃を仕掛けたことについての反省文はちゃんと書いた。実は、書いている間に通形先輩の個性に関する考察レポートになってしまったので、別途、レポートに仕立て直して反省文を書きなおした。
レポートのほうも相澤先生に提出し、一読した後に何か頭痛をこらえる様子を見せながらも通形先輩にも見せることを約束してくれた。
通形vs1-A、原作と違い、結果的に全員が戦いました。
轟は予定がなかったのですが、書いていてオリ主との相性が通形的に最悪だったので、その代役ついでに、ちょっとぐらい轟側のフラグを補強してもよいかな、と。
要するにあまりに褒めるからちょっとムッとしただけですw
相性については本文でも書きましたが、本作における解釈として通形ミリオ側から見るとオリ主は天敵の類です。まぁ、捏造設定の産物なので、あまり深く考えずにそういう事にした、と思ってください。
通形がオリ主に勝つならば「個性を使わないガチの殴り合い」が一番の正解です。その場合、現時点なら1対1で7:3ぐらいで通形有利です。格闘での妨害技もありますが、通形も格闘は得意なのでパワー差で押し切られます。
5/23 本文、最後の部分に少し追記しました。