陰の実力者の師匠になる   作:ディバル

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戦闘描写書くのって難しいですね。



2話 師匠になった

 

 

 

あれから、俺は独自に調査を行なった。悪魔憑き、教会、その裏に潜む者の存在を。やはり、教会は裏の世界と繋がっていた。そして、調査を進めていくとある組織へと辿り着く。

 

ディアボロス教団。魔人ディアボロスの復活をもくろむ組織だ。

 

魔人ディアボロスとは、この世界の逸話、遥か昔に世界を破壊した魔物で、人間・エルフ・獣人の三勇者によって倒された…というのがこの世界にある伝説。今でも語り継がれている。

 

そして、討伐の際に魔人の呪いを勇者たちが受けて、それが子孫にまで継がれてしまったのが「悪魔憑き」と呼ばれるようになった。

 

俺が調べたのはここまでだ。奴らは、中々尻尾出さない。故にここまでの情報を集めるのに数週間かかった。

 

ハッキリ言って奴らは優秀だ。情報が漏洩しないように下の者には最低限の情報しか伝えない。

 

それに加えて奴らの組織は巨大であり、俺が拠点としていたミドガル王国にも根を張っている。

 

奴らの目的は、わからないがどうせろくでもないことだ。悪魔憑きは奴らが、作り出している。孤児を集めて魔力暴走を引き起こす。それが奴らのやり方。

 

だが、何故そんな事をするかはわからない。さらなる調査を進める事にしよう。

 

しかし、一人で調べるのは、中々キツイ奴らは組織単位だが、此方は1人だ。そして、なおかつ俺は、前世の時と比べてかなり力が落ちている。

 

その理由としては、まだ生まれて間もなく魔力が馴染んでいない。そして、今の俺は、人間だ。

 

魔族だった頃と人間の今じゃあ肉体に違いがあり過ぎて、全力を出す事はできない。今の俺が出せる力は最大でも50%半分しか出せない。

 

奴らがどんな力を持っているかも不明。そんな状況で奴らと戦うのはリスクの方が高い。奴らに対抗できる組織でもあればいいのだろうが、果たしてこの事実を知っている者は、この世界にいるのだろうか?

 

俺は、ディアボロス教団が嫌いだ。未来ある子供を実験台にして、目的は、わからないが自分達の至福を肥す為に子供達を危険な目に遭わせて悪魔憑きにする。

 

そして、情報が漏洩しないように悪魔憑きは処分される。それが、ムカつく。

 

前世では、沢山の人間を見てきた。だから俺は知っている。人間の弱さをそして、人間の愚かさを。

 

もちろんそんな奴ばかりじゃないのは知っている。何も人間のダメな所ばかりを見てきた訳じゃないから。

 

だけど、ディアボロス教団はその見てきた人間の中でも上位に入る程のクソっぷり。お陰でこの世界でやる事が出来た。

 

ディアボロス教団の壊滅それが、今後の俺の目標だ。

 

 

 

 

 

数週間後

 

ディアボロス教団の壊滅を誓って数週間が経過した。そんな中俺は、盗賊を狩っていた。

 

「……魔剣士たった1人で何が出来る。」

 

盗賊のボスが高らかに笑う。それに釣られて周りの連中も笑う。やれやれ、こいつらはまるでわかっていない戦いを。

 

「……死にゆく者達よ遺言はそれでいいのか?」

 

俺は、あえてそう言い奴らを挑発する。

 

「なんだと…ガキ1人に俺達が負けるとでも?」

 

ほら……こんな安い挑発に直ぐに乗ってきた。

 

「やっちまえ!!」

 

盗賊のボスがそう言うと周りにいた男達がぞろぞろと剣を抜く。なるほど、どうやら素人では無いみたいだな。この前戦った奴より強い。

 

「死にやがれ!!」

 

男の1人が俺に向けて剣を振り降ろす。まぁまぁのスピードだ。俺は、それを後ろへ何歩か下がり避ける。

 

降り終わりには、隙ができる。俺はとりあえず指でそいつの両目を潰してやる。俺の指は簡単に奴の眼球を潰す。

 

男は、痛いのか呻き声を上げてその場をのたうち回る。相手が1人でも油断はしない事だそれは命取りになる。

 

「……お前らそいつを殺せ!!」

 

どうやら盗賊のボスは、恐怖を感じて仲間に指示を出す。奴らは一斉に俺に攻撃を仕掛けてくる。何本の剣が俺に振り下ろされる。何人で来ようとも当たらなければどうってことない。

 

最小限の動きで奴らの攻撃を避ける。俺は攻防の中、親指と人差し指に魔力を貯める。

 

漆黒の魔力が俺の指先を包み込む。そして、親指と人差し指で相手の剣を掴む。

 

「な…!?」

 

驚いているな。この程度で驚くとは、俺がいた世界ではそう珍しい事じゃないけどな。

 

そのまま少し力を入れる。剣は簡単に粉々になる。そして、人差し指に魔力を込めて放つ。魔力の弾が心臓を貫く。また1人倒れる。

 

「弱いなこの程度の力しか持たないとは。」

 

攻撃を見ていたがスピードもパワーもどれをとっても中途半端だ。つまらないし終わりにしよう。

 

剣を抜く。そして、奴らに一気に接近。そのまま剣を振り下ろす。簡単に真っ二つとなり男は絶命する。

 

そのまま1人、2人、3人と殺していく。

 

「調子に乗るな!!」

 

痺れをからした盗賊のボスが後ろから、横凪に剣を振るう。

 

「奇襲をかけるなら静かにしないな。」

 

振り下ろされる前に振り返りバックステップで避ける。戦闘の仕方がまるでわかっていないそのまま接近俺は、剣をなげる。

 

「馬鹿め剣を捨ててどうするんだ?」

 

投げた剣を自身の剣で弾く。

 

予想通りの動きだ。お腹がガラ空き。俺は前蹴りお腹にプレゼントしてやる。吹き飛ぶ男。

 

「なんなんだあのガキ!!」

 

「相手が悪かったな。」

 

「お前……いつの間に!!」

 

奴が吹き飛んだ場所には既に俺がいる。その事に驚く男。俺は奴の頭を掴む。暇つぶしにはなったかな?そう思いながら手に力を込めてそのまま盗賊の頭を握り潰す。血が大量に出てそのまま首から上が無くなった死体の完成。

 

「……いつまで隠れている姿を見せろ。」

 

 

 

 

 

 

sideシド 

 

僕は、新兵器の記念すべき実戦投入をしようと廃村に向かっていた。しかし、到着した時には既に先客がいた。

 

白色の髪を持ち青色の瞳をしている。僕より年齢が少し高い男がいた。盗賊の1人がその男に向かって剣を振り下ろす。

 

彼はそれを最も容易く避けた。しかも一瞬の内に盗賊の目を潰し視界を奪った。その動きが見えなかった。

 

一呼吸の内に彼は盗賊の男の目を潰したのだ。僕は前世で、強くなる為に必要な物は全力で習得した。

 

そんな僕でも、あの動きができるだろうか?

 

「……お前らそいつを殺せ!!」

 

盗賊のボスらしき男が命令する。次の瞬間彼に向かって男達が剣を降り下ろす。しかし、僕にはわかる勝てない。

 

彼らが男に向かって剣を振り下ろし攻撃を仕掛ける。だが、どの攻撃も当たらない。しかも最小限の動きで回避している。

 

それに加えて魔力の操作が上手く指に纏った魔力で剣を掴みそのまま剣を粉々にしていた。そして、指先から何かを放つ。放った物が1人の男の心臓を貫いた。

 

盗賊のボスが彼に向かって行ったが当然敵うはずも無く前蹴りで吹き飛ばされる。彼は僕でも目で追えないスピードで吹き飛んだ方に向かい。吹き飛ばされた盗賊ボスAの後ろに既にいた。

 

彼は、ボスAの頭を掴みまるで、トマトの様に握り潰した。

 

僕は、その戦いから目を離せなかった。陰の実力者になる為に僕は、努力を続けた。それなりに自分は強いと自負していた。

 

でも、彼の戦いを見てそんな思いは打ち砕かれた。彼には、絶対的な強さがある。今の戦闘だけでもわかる。僕は井の中の蛙だった事を思い知らされた。

 

それと同時に、彼の強さに惹かれた。僕にもあんな力、強さがあればとそう思ってしまったのだ。

 

「……いつまで隠れている姿を見せろ。」

 

そんな事を思っていると僕が隠れている場所を見ながらそう言ってくる。どうやらバレていたらしい。僕は、大人しく彼の前に姿を現す。

 

 

 

 

sideディバル

 

俺の前に姿を表したのは、漆黒のロングコートを纏った男がいた。外見からして、12か13歳くらいだろうか?

 

「お前は、こんな廃村に何の用だ?」

 

彼にそう質問する。

 

「僕は、新兵器の実験投入をしようと思ってこの廃村にいた盗賊を狩ろうと思ってきたんだよ。」

 

なるほど、どうやら彼の獲物を横取りしてしまったみたいだ。それは、悪い事をしてしまったな。

 

「それは、悪かったな。お前の獲物を横取りしてしまって。」

 

「まぁ……盗賊なんて探せば直ぐに見つかるから気にしないでいいよ?それに、それ以上の収穫があったからね。」

 

「それ以上の収穫?」

 

「……君だよ。」

 

彼は、俺の事を指差しながらそう言う。俺は、彼に何かした覚えは無いが?

 

「僕の師匠になってください。」

 

「……は?」

 

頭を下げて俺に弟子入りをしてくる。思わず俺は驚き変な声を出してしまう。弟子入り?つまり、彼を俺が鍛えろと言う事だろうか?

 

「貴方の強さに僕は惹かれたんだ。貴方みたいな強さが欲しい。そうしたら僕は………さらに陰の実力者に近づける。」

 

「………陰の実力者?」

 

 

 

 

数分後

 

数分間彼は、陰の実力者について話し続けた。要約すると、彼は物語に出てくる主人公やラスボスではなく。陰ながら事件に介入し圧倒的な実力を見せつけていく存在らしい?

 

そして、さっきの俺の戦闘を見て俺の強さに惹かれ俺に修行をつけて欲しいとの事。全ては陰の実力者になる為に。

 

俺は、彼をよく見る。魔力の質や量は中々だが今は、体が成長途中なので、スピードやパワーは物足りないがそれも成長につれて解消されるだろう。

 

彼の話を聞いて思った事が2つある。1つは彼がその陰の実力者になりたいと本気で思っている事。目を見ればわかる。純粋に陰の実力者になりたいと、そんな思いが伝わってくる。彼は、その為に生きているのだろう。

 

そして、2つ目、彼は恐らくこの世界の人間ではない事。何故そう思ったのか。彼は、魔力の扱い方がこの世界の人間よりよくわかっている。それに、彼が身に纏っている物はスライムだ。

 

スライムは魔力を使いその形状を変える液体型の魔物だ。その特性を使用者の全身に纏い、それだけじゃなく武器としても利用ができる。

 

普通ならこんなアイディアは、思いつかない。そんな柔軟な発想が出来る。彼は、この世界に来て10年近く経っている。

 

未知なる世界、そして彼自身が強くなりたいという思いからこの世界の事を調べ強くなる為に考えた結果魔物に目を向けた。

 

魔物は倒す物。そんな固定的な考えを逆手に取り強さを求める。中々面白い奴だ。

 

ディアボロス教団の事もあるが、俺は面白い事が好きだ。何より、彼の覚悟、夢に向かっている姿、その姿勢が気に入った。

 

「……俺の修行は厳しいぞ。」

 

「……それじゃあ……」

 

「あぁ……お前を弟子にしてやる。俺の名前はディバルお前は?」

 

「シド・カゲノーこれからよろしく師匠。」

 

お互いに自己紹介をして握手をする。転生して早数ヶ月、今日弟子ができた。






キャラ紹介

シド・カゲノー

ディバルの戦闘を見てその強さに惹かれた。今の時点ではディバルの方が強い。

誰をヒロインにしますか?

  • アルファ
  • ベータ
  • ガンマ
  • デルタ
  • イプシロン
  • ゼータ
  • イータ
  • もう全員ヒロインにしろ!
  • その他
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