FGO第一部RTA:DLC実績《禍福は糾える縄の如し》取得 作:禍禍冴月
ワイバーンをクソほど狩りまくるRTA、はぁじまぁるよー!
前回はバーサークサーヴァントの間引きをして、ついでにすまないさんの呪いをちょろっと吸い取った所で終わりましたね。
現在特異点は夜になってますので、カルデア側は順当に行けばジャンヌと出会いつつ情報交換、休んだ後、ラ・シャリテという街に行く手筈になってます。
まぁもうそこ廃墟になっとるんやけどなブへへへ。
ラ・シャリテ廃墟で邪ンヌと遭遇、戦闘を挟んでマリーアントワネットとアマデウスがカルデアを救出してくれます。
ここら辺の流れは意図的に妨害しない限りは普通に進行するので特に介入しません。
『空間掌握』を使ってぐぃーっとドン・レミ辺りまで伸ばしてって……ほい居ました、ドン・レミ近くの森で反応が六つ。
このめっちゃキラキラ光ってる反応が聖人系サーヴァント特有の反応ですので、無事カルデア勢とジャンヌが合流してますね。
カルデア勢は森の中で野営して今日はもう寝るって流れなので、禍たんも合わせて休ませましょう。
こっちは今日やれる事は済ませているので、さっさと寝てゲーム内時間を進めてしまいましょ。
という訳で一旦異次元に帰りまぁーす。
いや、ちゃうんすよ。
オルレアンに居たまま寝ると夜間にサーヴァントとかに襲われたりするイベントが挟まったり、特異点でのランダムイベントが挿入されたりでロスになる可能性大なので、異次元で寝てもっかい特異点に入り直す方がタァイム的に良くてですね。
そんじゃ異次元に帰ってきたんで『休息』コマンド、チャートのためにちゃーんと休みましょう(激うまギャグ)。これで大体六時間程度経過します。あとHPと魔力が全回復したりします。
>一度休む事にした……。
まあ禍たんは寝るってより瞑想して休む感じですね。
それきちんと休めてるんですかね? (瞑想無知勢)
>……瞼を開ける。
>十分な休息を行えた。
オッハー!!!! (クソデカボイス)
そんじゃオルレアン特異点に入り直してイくぅ^〜。
座標は帰る前に居たとこと同じ場所で。
ランダムで選んで現地サーヴァントの真ん前に出てっちゃうとかいうロスはしないようにしようね! (1敗)
(特異点に)入っちゃう入っちゃう!
入っちゃっ……たぁ! (特異点再訪)
はい、青い空にゲーティア君の作ったクソデカ光帯が浮かぶ綺麗な朝ですね。いい景色だぜぇ? (賛美)
ちなみに、あの光帯に特定の超必殺技をぶち当てると『爆発オチなんてサイテー!!』実績が取得できる特殊ENDになります。(遊び心)感じるんですよね?
んで、『空間掌握』でカルデア一行の位置と現地サーヴァントの位置をササッと把握しといて……ヨシ! カルデア一行はラ・シャリテに向けて移動中、他現地サーヴァントは街を拠点として割と固まってますね。禍たんがワイバーンとかを狩りまくって自身の存在を誇示した結果、禍たんを警戒するように現地サーヴァント同士で結託してるんですね。これによりカルデアが現地サーヴァント求めてフランスをぐるぐるしなくて済みます。
そんで再びオルレアン特異点に来てやる事と言ったらひたすらワイバーン狩りです。
ただ狩りまくるのではなく、現地サーヴァントの居る箇所を避けつつ、ラ・シャリテへの道中にいるワイバーンを中心に狩っていきます。落ちる素材やQPはどうせ使わんので放っておきます。あわよくばカルデアが拾ってくれれば良しの精神です。
カルデアとワイバーン戦わせて経験値よこさんの? と思うでしょうが、ぶっちゃけラ・シャリテでの戦闘はイベント戦なので経験値が多少足りずとも何とかなります。さっさと向かってもらってマリー王妃達と合流させて、空いた時間で会話なり何なりで絆を深めてもらいます。
基本立香ちゃんは適切な距離感を持ったコミュ強なので、例えどんな陰キャ野郎でも絆されます。サーヴァントと関わる時間が長く取らせるほど絆をより深めてくれるんですね。魔性の女かな?
このチャートにおいて絆はとっても大事ですので、経験値と両立して稼げる時に稼ぎましょう。
そんで画面では禍たんがひたすらにワイバーンを狩り続ける映像が流れてます。カルデア勢がラ・シャリテでのイベントを進めるまでこのままです。
ただ倍速するだけでは味気無いですし、見てる兄貴姉貴もあーつまんね(代弁)などと退屈なことでしょう。
な の で ぇ
皆 さ ま の た め に ぃ
禍たんの性能を説明しておきます。見たけりゃ見せてやるよ。
まず「人間」、「魔人」、「魔神」と分かれている状態ですが、それぞれにパッシブ効果が付与されてます。ちょっと右枠に乗せますわゾ。
○状態「人間」
・魔力自動回復
・オートリジェネ(弱)
・一部デバフ反転
○状態「魔人」
・魔力自動回復
・オートリジェネ(弱)
・一部デバフ反転、無効化
・一部スーパーアーマー
・即死耐性
「人間」と「魔人」はこんな感じです。言うまでもなく最弱は「人間」状態です。
一部デバフ反転についてですが、食らったデバフの効果を反転させる効果を持ちます。例えば相手の防御力を下げるカーミラのスキル『拷問技術 A』を食らった場合、効果が反転して防御力が上がるといった具合です。毒、やけど、呪いなどの固定ダメージを受ける系はHPが回復します。
「魔人」状態で無効化されるデバフは魅了、睡眠、恐怖、豚化です。
通るデバフは帯電に混乱ですが、使ってくる敵は限られるので問題なんてないです。
一部スーパーアーマーが適応されるのは必殺技以上の攻撃ですね。必殺技の発生から終了まで仰け反ることはありません。
で、最後に「魔神」なんですけど……
○状態「魔神」
・常時魔力MAX
・オートリジェネ(強)
・一部デバフ反転
・デバフ無効化
・常時スーパーアーマー
・即死無効
・無敵貫通
・常時死兆星点灯
なんだこれはたまげたなぁ……。(畏怖)
常に魔力ゲージが減らない所謂ゲジマユ状態に加え、リジェネ強化にあらゆるデバフが無効化され、常にスーパーアーマーで仰け反らず、通常攻撃が無敵貫通状態になります。強すぎィ!
でも常に瘴気を撒き散らして汚染度ゲージを増やしていく上、必殺技以上の攻撃での汚染度ゲージ上昇率が上がります。
といっても性能は飛び抜けてるというか破格の二文字なので、適当に暴れるだけでも大体の敵は倒せます。ぼくのかんがえたさいきょうのきゃらみたいになってんなお前。
三つの状態の共通点としては、HPが0になると禍根が爆散して辺り一帯に呪いと瘴気をぶち撒けて汚染度ゲージをクッッッソほど増加させるので死なないように、生きようね! (警告土方)
死兆星点灯については後ほど。ちょっと画面を等速にしますね。今し方またワイバーンの群れを処理し終えました。
>……世界の空気が淀み始めた……。
そして丁度汚染度ゲージが10%まで溜まった合図としてメッセージが表示されました。オラッ倍速に戻れッ!
ここから50%まで、5%刻みでゲージが溜まる度世界に変化が訪れます。暗雲が立ち込めたり、空気の淀みが強まったり、死兆星が点灯したり。
死兆星ってのは北斗七星の傍に寄り添う様にある蒼い恒星で、もっぱらこの世界では凶兆を報せる不吉な星として認識されてます。
そんで死兆星が点灯すると禍たんの一部超必殺技が発動できるようになります。つまり一部の超必殺技発動のトリガーなんですね。
そんで「魔神」状態になると汚染度ゲージに関係なくその超必殺技がぶっぱできるようになります。
その性能は条件付きなだけあってめちゃ強なんですけど、ぶっちゃけ使う機会は(あんまり)ないです。無闇に連発すると世界壊るる^〜。そんなことしたらパパに怒られちゃうだろ!
チャート的にもそういうの撃てる余裕はあんまりないので、使い所さんはしっかり見極めて撃ちます。
もしも外したりしたら? その時は……ナオキです……。
まぁそんな事は野獣先輩が女の子説くらいありえない話です。大丈夫だって安心しろよ〜。
さて、そんな事話してる内にワイバーンの群れがオルレアンから八つ消えてました。ラ・シャリテの道筋のは狩り終わったので、今は現地サーヴァントの居る街を避けつつワイバーン狩ってるとこっすね。
「ギャオオオオオ!?!?」
ほい九つ目の群れ消滅。あぁ^〜、(ちまちま溜まってく経験値が)気持ちええんじゃ。それは本当か? (疑念)
ここまでひたすらワイバーンを狩っていた為、強さはここらで頭打ちになってきました。ぶっちゃけここから狩ってもTDNいたちごっこです。それでも最低限の経験値は手に入ります。
経験値とスキルポイントはいくらあっても困るもんじゃありません。
他のルートと違い積極的にはカルデアと戦ったりしないチャート上、こういう細々とした経験値も集めとくに越したことはありません。
サーヴァント戦とかに比べて得られるのは少ないですが、そこは数でカバー。今後の保険も加味してもう七、八くらいは狩っておきたい所さんです。
そんで時間的にもカルデア一行はラ・シャリテでイベント戦をこなし終えてる辺りでしょう。
『空間掌握』で確認して〜……はい、ラ・シャリテから遠ざかる反応が八つありますね。以前の六つに、マリー王妃とアマデウスが加わっています。
よし次だ次! 早速次の群れを処理しに……
おやぁ?
なんかすっごいスピードで向かってくる反応が、
「─────タラスクッ!!」
あっぶぇ!! (緊急回避)
高速回転するでっけぇ亀さんが突っ込んできました。
ってことはぁ……。
「……避けられたか」
>……土埃の向こう側から、二つの人影が見える。
「いいわ、想定内。それなら拳と祈りを当ててやるまでよ!」
>剣を構える麗人と、杖を手にした女性が現れ、立ち塞がる。
>大きな魔力が相手から立ち上る……。
アアァァァァァァァァ!!!!!! (悲鳴)
いやぁぁぁぁぁぁぁ!!!
ランダムイベント来ちゃったぁぁぁぁ!!!
はい、えー、オルレアンで懸念点だったランダムイベント、バーサークサーヴァントによる強襲イベントです。
この特異点でバーサークサーヴァントを倒す、ワイバーンを倒すなど何らかの形で邪ンヌ陣営の妨害を行っていると、邪ンヌがこちらを排除しようと刺客を差し向けてきます。当たり前だよなぁ?
強襲に来るサーヴァントはランダムなのですが、今回の選出メンバーは、禍たんにスリップダメージ入れまくる聖人系サーヴァントのマルタ姉さんに自己暗示がズルいデオンくんちゃん。中々めんどくせぇ相手です。
ただ、このイベントの発生確率が高い所さんか低い上、いつ何処で発生するのかが完全ランダムです。は? (憤怒)
(RTAにランダム要素なんか要ら)ないです。
相手がこっちまで猛スピードでカッ飛んできたのは……マルタ姉さんのタラスクですね。そこに聖杯ブーストも乗っかって予測不能回避不能のままイベントの判定に引っ掛かりました。クソがッ! (悪態土方)
ちなみに、邪ンヌ陣営を妨害してる割合が高いと、聖杯ブーストに加え令呪ブーストも乗っかってたりしますが……今回は無いみたいっすね。
どうすっかな〜これもうな〜。
まぁこうなったもんは仕方ありません、「禍たんを倒す」って命令を受けてる以上、何処に逃げても追いかけてきますし、他のイベント進行フラグに差し支えたらコトですし、特にマルタ姉さんにはこの後カルデアにすまないさんを探すよう助言を託す下りが必要なので、一旦異次元に帰って時間を進めてから入り直してヘイトを切って……
!!!!!! (知将MURの閃き)
あっ、おい待てぃ。
確かここのサーヴァント戦は相手のHPを一定ラインまで削って放置すれば撤退してく仕様、しかもその場合でも経験値は入る。
そんでサーヴァント戦だから雑魚ワイバーンの群れの数倍は手に入るし、この後の狩りの分も取れるどころかお釣りが来るレベル。
そんで浮いた時間で『休憩』すればゲーム内時間もガッツリ進められる……
これ、逃げるより戦った方が、お得じゃね?
ですよねぇ! (オリチャー発動)
じゃオラオラ来いよオラァ!! (開戦の狼煙)
「ッ、来るわよ! 気を付けなさい、あいつの魔力、前より格段に増えてるから!」
「あぁ、行くぞ、ライダー!」
「魔人」状態で相手してやるよぉ!
と、いう訳で始まりましたバーサークサーヴァント戦。今回はライダーとセイバーが相手です。両方とも上手く削って撤退ラインまでHPを減らしましょ。
>聖なる力が身体を蝕んでいく……
はい、このメッセージが出ると聖人系サーヴァントの浄化能力で禍たんのHPが徐々に削れていきます。
んにゃぴ……マルタ姉さんに近付かなければスリップダメージは受けませんけど、この世界において禍たんを退けた逸話を持ってるので特攻でダメージ量が上がってたりします。回避すればそこまで問題はありませんけど。
真の問題はデオンくんちゃん、この子はスキルの『自己暗示:A』がちょっと厄介です。
強力な思い込みによって体を男から女に変えれるとかいうトンデモスキルなんですけど、それによってダメージを受けても「自分はダメージを受けていない」と自己暗示して受けてるデバフを解除する所か、ダメージを無効化してくるんですよね。なんだお前!?
流石にバーサーク化してるんでその精度は落ちてはいますが、自己暗示を挟まれると多少のダメージならすぐに回復されます。
多少のダメージなら、ね。
つまり自己暗示する暇もなく大ダメージを与えてやれば攻略できます。
要するにデオンくんちゃんには撤退ラインまで一気に削るようなダメージを与えてやればいいんです。これがサーヴァント対サーヴァントの戦いなら泥試合になりがちですが、禍たんの火力で一気呵成に叩きかけましょう。
その前に、『ディメンションスフィアα』をギリ当たらない場所に牽制射撃!
「その程度っ!」
「どこ狙ってんのよ!」
相手が回避した所に後ろにワープして距離を取って……タラスクくん邪魔! あっち行け!
ちょっと待ってね。
メニューから『必殺技』選んで……チャート前倒しで『葬攻襲鬼斬』開放!
ほらいくど〜。(戦線復帰)
「はぁぁっ!」
おっ、デオンくんちゃんが飛びかかって来ました。何気にターゲット集中付けてんなお前な。
攻撃に合わせて早速『葬攻襲鬼斬』だオルルァ!
「っ、ダメ! 避けなさいセイバー!」
「なっ……!?」
肩にレイピアがぶっ刺さりましたが必殺技中はスーパーアーマーなので問題無し。
よし、じゃあぶち込んでやるよ。(手刀)
「ぐぅ……ッ!?」
うっひょ〜! 美形の顔が歪む様がたまんねぇぞォ!! (クサイヤ人)
『葬攻襲鬼斬』は前進しながら邪気を纏わせた手足で四連撃をぶち込む必殺技でして、接近戦に大変便利です。
何故かと言うと……
「ッ、ぅ……ぐ……」
ほい、一時的に意識を失いデオンくんちゃんが膝を付いてしまいました。
この技、相手に気絶効果、つまりスタンを付与する効果がありまして。しかも連撃の内一撃でも当たればスタンする性能です。
クソ(技)ですか?
そしてデオンくんちゃんは気絶してるので自己暗示で復帰できません。この隙に攻撃してきましょ。
「セイバー!!」
おっしゃマルタ姉さんの
光弾に向かって飛び込みつつ直撃前に『極剣・明鏡止水』発動!
「塵に還るがいい!!」
「うぁぁぁあっ!!?」
「うぐぅッ!?!」
foo↑二人とも巻き込んでやりました。あ^〜、気持ちええんじゃ。何気にマルタ姉さんに弱体解除と回復されなくて助かりましたわゾ。
そんでもって仰け反ってる内にデオンくんちゃんに『ディメンションスフィアα』を一回、マルタ姉さんに二回!
「こ、んの……っ!」
あっ今頃マルタ姉さんが『奇蹟 D+』で回復してやがる! お前はもう眠ってろ! (追撃)
マルタ姉さんに密着魔力弾ぶち込んで……二騎ともHP二割切り、撤退範囲内ヨシ!
ここで一定時間戦闘せずにいると相手サーヴァントが撤退していきます。
だから早く帰って♡向かってこないで♡
「っ…………タラスクッ!」
お、タラスクがデオンくんちゃんを回収しながらマルタ姉さんの元へ。
「タラスク、全力で撤退! 絶対追い付かれないように!」
「ぐ……待て、ライダー……うぁあっ!?」
「黙っとく! 舌噛むわよ!」
すげー速度で撤退してきました。あれ、目回さないんですかね? (素朴な疑問)
これにてバーサークサーヴァント戦工事完了です……。
いやー、もう少しスキルで回避とか弱体解除とか挟まれると思ったんですけど、序盤なのとバーサーク化してるのもあってスキルを多様されませんでしたね。
これがな、まともなサーヴァント戦だとな……スキル的確に使われてクッソ時間かかったりするねんな……。(怨嗟)
じゃ、こっちもこれ以上ランダムイベントに引っ掛からないようにさっさと異次元に帰って『休憩』しときましょ。
という所で今回はここまで。ご視聴ありがとうございました。
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「……情けない。貴方の提案を聞き、セイバーも付け、聖杯によるブーストもかけたというのにそのザマなんて。貴方の祈りも錆び付いたという事ですか、ライダー?」
オルレアンに聳える城、その玉座の間。
『竜の魔女』と呼ばれる、復活した聖女の根城と化したその城において、四人の男女が向かい合っていた。
一組は玉座の傍に、もう一組はその眼前で小さく傅きながらの形ではあるが。
「黒の巫女など、瘴気等を振り撒くとはいえ、ただの現象。力のない民衆にとっては災害といっても差し支えのない物ですが……所詮は人の形に収まった災害の一つ程度、サーヴァントであるならば容易に退けられる……違いますか?」
ガン、と苛立ちを隠す事無く、手にした旗めいた槍の石突を床に叩き付ける女……処刑の後復活した聖女であり、フランスに復讐の怨嗟を振り撒く竜の魔女であるジャンヌ・オルタは、目の前に傅くバーサーク・ライダーとバーサーク・セイバーに冷ややかな視線と言葉をぶつける。
「……目算を誤りました、マスター。あそこまで力を増しているとは……」
「言い訳は嫌いなのです、私。……傷は癒しました。次はしくじらないように。私の命令があるまで、待機していなさい」
返答を告げようとするライダーの言葉を打ち切り、溜息を吐き零す。
それから淡々と命令を告げ、二騎に退室を促した。
ライダーとセイバーは何か言いたげに視線を動かしたが、目を伏せ、黙ってその場を後にした。
「あまり嘆くことはありません、ジャンヌよ。これは寧ろ喜ばしき事」
「……ジル。どういう事ですか?」
二騎が玉座の間を去った後、ジャンヌ・オルタの後ろに控えていた男、剥き出しの大きな両目に人の皮を装丁とした悍ましい魔導書を抱える巨漢が優しく声をかける。
不快げに眉を寄せたままに視線を送るジャンヌ・オルタは短く返し、言葉の続きを催促した。
「黒の巫女……凡ゆる時代に現れ、その時代の生きとし生けるものの抱える負の感情によりその力を増す者……それが貴方のバーサークサーヴァントを斃し、また退けた……我々の予測を超えた力、それ即ち! 黒の巫女の力の強大さを示すものであり、それは貴方がこの国の愚集に与えた恐怖! 苦痛! 絶望! 正しくその具現でありましょうや!」
こくり、と大きく頷いてから、巨躯の男、ジル・ド・レェは一息にその考えを吐き出していく。
狂乱と示さんばかりに金切り声を上げ、興奮の猛るままに両手を振り上げ、歓喜に打ち震える表情を隠しはしない。
黒の巫女の力こそが、ジャンヌ・オルタが彼女を追い立て、処刑したフランスに刻んだ復讐の炎の苛烈さを、正当性を示しているのだと捲し立てた。
「ジャンヌ。貴方がこの地に刻み付けたる復讐の炎は、根深く、強いもの。そして正しきもの。黒の巫女はその象徴であれば」
「……えぇ、そうねジル。貴方の言う事は極端だけれど、いつも正しい」
生前、共に戦い、背を預けた者であり、何より自身の復讐に大いなる賛同を示した男の言葉を、ジャンヌ・オルタは疑わず、心地好く受け入れた。
眉間に寄せられた皺は幾分和らぎ、平静を取り戻したとばかりに一息吐いたジャンヌ・オルタは不敵に微笑み、嘲りの感情を瞳に宿した。
「まぁ、今は黒の巫女にかまけている時間ではありません。適当にワイバーンをけしかけておきなさい。力はあれど、所詮は個。無限に湧き出る竜種共で足止めをすれば良い。今はもっと目障りな小娘を、カルデアとかいう星見台と共に焼き尽くしてあげましょう」
「おぉ、おぉ。どうぞお気の召すままに、ジャンヌよ。全ては貴方の為に……」
そろそろオルレアン編も終わるので失踪します。