仮面ライダードライブAnother 108の選択 作:人見知り
「いいね!走りに幅が出る。」
戦士ドライブが誕生した日、その活躍を遠くから見ている者がいた。
「あれがドライブ…… 俺が超えるべき相手か」
そう呟くと、懐から声がした。
『そこは俺達と言うべきだろう? バディ』
「そうだったな。俺達でアイツを超えてみせる」
半年前のあの日、俺は世界が破滅する様を見ていた。
謎の怪物に街が、人々が、世界が蹂躙されるのを見ていることしか出来なかった。
怪物の一体が俺を見て、俺に化けた。
そして、怪物の手にかかろうとした時、戦士が現れた。
その戦士は小さな何かを操り、怪物たちを倒していった。
その時だ。俺の心に火を灯したのは。
***
後にグローバルフリーズと呼ばれる事件の後、俺たち公安は怪物達について捜査していた。
しかし、そう経たない内に上からストップがかかった。
それでも俺を含めた一部は捜査を続行するも、また一人また一人と捜査をやめていった。
俺が最後の1人になった日、俺の携帯端末に来客があった。
それは、かつて俺を殺そうとした怪物088だった。
088は様々な情報を齎した。ロイミュード、蛮野、クリム・スタインベルト、そして仮面ライダー。
***
088に導かれるまま、俺はスタインベルトの所有する屋敷を訪れた。
そこにあったのは、ZZZのナンバーの機体、サイバロイドボディZZZだった。
088は、その最強のボディを手に入れるために俺を利用し、
用済みとなった俺は殺される…………その筈だった。
新たなボディを手にした088に問題が生じた。
ボディを動かせなかったのだ。
その時、俺たちの思考と利害が一致した。
俺たちでこのボディを操り、仮面ライダーを越えようと。
その後俺たちは、ロイミュード002、ハートに接触して、仮面ライダーと"死神"のデータを貰い、
今に至る。
『バディ。ドライブのデータは収集した。いつでも行ける。』
「今行く必要はない。今日は引くぞ」
待っていろよ。仮面ライダードライブ。
某所の邸宅に人影があった。
「本当に良かったのですか?ハート」
緑の男は不満気だ。
「何がだ、ブレン」
「088に魔進チェイスのデータを渡した事です。
あれが人間の手に渡り量産されたら、我々ロイミュードの脅威になりかねません。
やはり、消した方が良いのでは?」
「心配する必要はないさ。
088の目的は仮面ライダーを越える事。人間に量産させる理由はない。
それにあの男が何者かも分かってる。」
「古谷透。公安警察所属。でしたね。
確かにフリーズなら対処できるでしょう。しかし!」
「その場合はオレが相手をする。オレじゃ不安か?」
「…まったく。貴方はズルいですね、ハート。
そう言われては反対できないではありませんか」
「それに"先生"も言っていたじゃないか。『超進化のためには、敵も味方も多い方が良い』と」
赤い男は獰猛に笑った。
とある豪邸にて、育ちの良さそうな少年がパソコンに向き合っていた。
育成者募集
機械仕掛けの神を生み出してみませんか!
とある天才科学者が人をコピーして成長する人工知能を開発しました。 無限の可能性を秘めた彼らですが、彼らの成長には人間の協力が不可欠です。
奮ってのご応募お待ちしております。
○募集要項 ・PCや携帯など、インターネットに接続できる物を所有している方 ・未知の相手を嫌悪しない方 ・根気よく付き合える方
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(こんな所かな? いや、もう少し考えてみようかな?"先生"として彼らを託す相手を探すのだから)
コンコン
ノックの音がした。
「なんだ?」
「ぼっちゃま、約束のお時間でございます。」
「わかった!直ぐに行く!」
少年は返事をすると急いで身支度を整えた。
「そうだ。悪いけど、参考になりそうな情報あったらよろしく!」
彼はパソコンに向かってそう言うと、部屋を出ていった。
次回、オリライ・オリ進化体登場予定。
それなりのバトルが書け次第投稿。