【目指せ】ORTの倒し方とついでに聖杯を探すスレ【極限の単独種】   作:暴走樹海奇行ワイモ・オルトヤー

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 いつも誤字報告、感想ありがとうございます。
 めっちゃ頑張って書いてたのに途中でデータを喪失しました。
 虚無りながら産み出した渾身の1話です⋯⋯


17スレ目

 マシュの盾とセイバーオルタの聖剣がぶつかり合う。

 聖剣から放たれた極光を苦しそうに受け止めつつも、その顔色は優れない。やはり仮想宝具では出力が足りないのだろうか。

 当然転生者である自分はその真名を知っている。しかし、それを教えたところでなんの意味もないだろう。

 何故ならその宝具は⋯⋯『いまは遙か理想の城(ロード・キャメロット)』は精神の守り。心を強く保てば、後ろにいる者達を何がなんでも守るという思いさえあれば何者の攻撃をも防ぐ高潔の盾。

 何故かそれを知る人物から告げられたところで効果が上がるものではなく、何より現時点のマシュ・キリエライトの体ではその出力に耐え切れるか分からない。

 

「──令呪を以て命ずる! 負けるな、マシュ!」

 

 藤丸がマシュと共に盾を支え、2()()()()令呪を切った。

 令呪の魔力で宝具の出力が上がる。それは本来の力──キャメロット城──には遠く及ばずとも、擬似的に近しい姿──その城門──を形成していく。

 勝ったな。

 

「──フッ、どうやら紛い物という訳では無いらしい。だが、もう一発受け止める余力は無いようだな」

「なっ⋯⋯」

「二発目!?」

「チッ、宝具の展開が間に合わねぇ!」

「⋯⋯さて、試してみるかねェ」

 

 

 

871:名無しの転生者さん

 イッチマジで試すんか⋯⋯

 

872:名無しの転生者さん

 拘束状態とはいえ聖剣やぞ⋯⋯? 

 

873:名無しの転生者さん

 いやでも、理論上は大丈夫だろ? 

 

874:名無しの転生者さん

 本当に大丈夫か⋯⋯? 

 

875:オルト

「来いよ、アーサー王。聖剣(それ)を耐えるのに盾なんか必要ねえって教えてやる」

『⋯⋯そうか。ならば、全力で応えてやろう。

 ──十三拘束解放(シール・サーティーン)円卓議決開始(ディシジョンスタート)

 

 は? 

 

876:名無しの転生者さん

 ⋯⋯ん? 

 

877:名無しの転生者さん

 あれ? 

 

878:名無しの転生者さん

 拘束状態⋯⋯では? 

 

879:名無しの転生者さん

 なんか解放しようとしてね? 

 

880:オルト

 いや、流石にワイ相手に十三拘束が外れるとか有り得んやろ

 

『承認。

 この戦いが誉れ高き戦いであること(ガウェイン)

 是は、生きるための戦いである(ケイ)

 是は、己より強大な者との戦いである(ベディヴィエール)

 是は、人道に背かぬ戦いである(ガヘリス)

 是は、真実のための戦いである(アグラヴェイン)

 是は、精霊との戦いではない(ランスロット)

『是は、世界を救う戦いである』

『アーサー』

 

 外れてんじゃねえか⋯⋯

 

881:名無しの転生者さん

 七つ解放されてんじゃねえか! 

 

882:名無しの転生者さん

 何気にセイバーより強大であることを認められてるぞ。喜べイッチ

 

883:名無しの転生者さん

 喜んでいいのかこれ

 

884:名無しの転生者さん

 喜べねえんだよなぁ⋯⋯

 

885:オルト

 ちょっと舐めてかかってたわ。まさか普通に解放して使ってくるとか思わないって⋯⋯

 

『光を呑め──約束された勝利の剣(エクスカリバー・モルガン)』!!

「ッチィ! 射線から離れろ!」

『肩貸してやる!』

『早く、こっちよ!』

 

886:名無しの転生者さん

 なんでイッチは原型保ってんすかねぇ⋯⋯

 

887:名無しの転生者さん

 イッチやから⋯⋯? 

 

888:名無しの転生者さん

 見た感じ火傷だけか? 

 

889:名無しの転生者さん

 軽度の火傷だけやな。⋯⋯人? 

 

890:ORT

 あの聖剣普通に痛そう⋯⋯なんで人間なのに原型保ってるの? 

 タイプ・アザー? 

 

891:名無しの転生者さん

 ORTにすら人間であることを疑問視されるイッチ

 

892:名無しの転生者さん

 まだ人類残ってるのにタイプ・アザーを疑われるとか草

 

893:オルト

 痛い痛い痛い! めっちゃ痛い! あと熱い! 

 全身熱い! 火傷してる! 

 

『──まさか本当に耐え切るとはな。本当に人間か?』

『今だ、やれ!』

『任せてダーリン! 月女神の愛矢恋矢(トライスター・アモーレ・ミオ)』!! 

『伏兵だと──』

 

894:名無しの転生者さん

 オリオンンンンンン!? 

 

895:名無しの転生者さん

 いつの間に!? 

 

896:名無しの転生者さん

 よく見たら藤丸の令呪2画減ってる!? 

 

897:名無しの転生者さん

 あらかじめ宝具をいつでも使える状態で霊体化させてたのか! 

 

898:名無しの転生者さん

 宝具後の隙を狙わせた⋯⋯ってコト!? 

 

899:オルト

 ええ、ワイ囮にされたの⋯⋯? 

 強かだな藤丸⋯⋯

 

「⋯⋯痛ってェ。全身火傷だらけだったぜ」

『人前に出られない格好になってるわ!』

「悪ィ、すぐ着替える。着替え持ってて正解だったな⋯⋯」

 

 Oh、オルガさん指の隙間から裸watch⋯⋯

 ハズカシイハズカシイネ

 

900:名無しの転生者さん

 突然のパモさん構文やめれw

 

901:名無しの転生者さん

 やかましいわ! はよ着替えろ

 

902:名無しの転生者さん

 まあ、着替えシーンは一瞬なんですけどね

 

903:名無しの転生者さん

 置換魔術ってこんな使い方するやついる⋯⋯? 

 

904:名無しの転生者さん

 これ空間置換の応用だから地味に高等技術やぞ

 

905:名無しの転生者さん

 相変わらず魔術の使い方が勿体ねぇ⋯⋯

 

906:名無しの転生者さん

 聖杯探索(グランドオーダー)⋯⋯何故それをセイバーが知っていたのか⋯⋯!? 

 

907:名無しの転生者さん

 続きはCMの後! 

 

908:名無しの転生者さん

 CM無いがな

 

909:名無しの転生者さん

 はい聖杯出現

 

910:オルト

 そして聖杯を確保します

 

『まったく、どいつもこいつも計算外の動きばかりで吐き気がする。特に君だ、オルト・エインズワース』

「いや、知らねェが?」

『早く離したまえ、さっさと用事を済ませたいのだ』

「仕方ねぇなぁ⋯⋯」

 

 そっくりに加工した水晶玉に魔力を込めておきました。反応も瓜二つでそうそうバレません

 

911:名無しの転生者さん

 かっぱらってんじゃねえよ! 

 

912:名無しの転生者さん

 サラッと持ち逃げしようとしてんじゃねえか! 

 

913:名無しの転生者さん

 こいつ、この特異点で3つもトンデモ礼装を手に入れやがった⋯⋯

 

914:オルト

『レフ⋯⋯ああ、レフ、レフ、生きていたのねレフ!』

「近寄んなバカ。どう考えても敵側だろうが」

『バカってあなたねぇ!』

 

 このタイミングで魂のコピーを再度とり、ペアリングしておきます。この後は触れられるタイミングがないので、ここが最後なんですね。

 

『まあまあ、落ち着きなよオルガ。君もたいへんだったようだね』

『ええ、ええ、そうなのレフ! 管制室は爆発するし、この街は廃墟そのものだし、カルデアには帰れないし、藤丸はトップサーヴァントを召喚するし、オルトは大聖杯の関係者を召喚するし、第三魔法とか言い出すし、マシュが必死に受け止めた聖剣の真名解放よりさらに強い一撃を何故か生きて耐え抜くし!』

『⋯⋯?』

 

 宇宙猫みたいな顔してるレフ面白ぇな⋯⋯

 

915:名無しの転生者さん

 お前のせいだよお前の! 

 

916:名無しの転生者さん

 多分ほとんどの理由が後半やぞ! 

 

917:オルト

『予想外の⋯⋯いいえ、常識外の事ばかりで頭がどうにかなりそうだった! でもいいの。あなたがいれば何とかなるわよね?』

『あ、ああ。もちろんだとも。本当に予想外のことで頭にくる。その中でもっとも予想外なのが君だよ、オルガ。爆弾は君の足も『えいっ』ぐあっ』

『えっオリオン!? 何してるのオリオン!?』

『お前マジでなにやってんの!? どう考えてもそういうことする雰囲気じゃなかっただろ今!』

『だって話は長いし、マスターもやっていいって言ったもの!』

 

918:名無しの転生者さん

 レフが落ちた!? 

 

919:名無しの転生者さん

 レフ、レフー!? 

 

920:名無しの転生者さん

 この女神、躊躇無く弓で殴ったぞ!? 

 

921:名無しの転生者さん

 ほんとだ、藤丸令呪使ってる! 

 

922:名無しの転生者さん

 最後の1画をこんなところで使ったの!? マジ!? 

 

923:オルト

 嘘だろお前⋯⋯最高だな藤丸! 

 

『ふぅーっ、ふぅーっ。まったく、本当にどいつもこいつも⋯⋯。私が話している途中だったろう!? 頭がおかしいんじゃないのか!?』

「うるせェよ、早くしろ」

『ああ、言われなくてもそうするとも⋯⋯。見たまえオルガ、今のカルデアの状況だ』

 

 あ、聖杯ないとダメな感じ? 代わりに開いとくね

 

『な⋯⋯何よあれ? カルデアスが真っ赤になってる⋯⋯?』

 

924:名無しの転生者さん

 残念ですが、人類史は燃えてしまいました

 

925:名無しの転生者さん

 冒険の書が消えるトラウマがよみがえってくる⋯⋯! 

 

926:名無しの転生者さん

 やめろ⋯⋯! 

 

927:名無しの転生者さん

 み ん な の ト ラ ウ マ

 

928:名無しの転生者さん

 ドラクエに限らず、あらゆるゲームにおいて最悪の現象だ⋯⋯

 

929:オルト

 うわぁ⋯⋯嫌な思い出がよみがえってきた⋯⋯! 

 >>924 訴訟

 

930:名無しの転生者さん

 判決、死刑

 

931:名無しの転生者さん

 異議なし

 

932:名無しの転生者さん

 異議なし! 

 

933:>>924

 異議あり! 

 

934:名無しの転生者さん

 ほう? 死刑は嫌かね? 

 では⋯⋯カルデアス! 

 

935:名無しの転生者さん

 死刑じゃねえか! 

 

936:名無しの転生者さん

 カルデアスに入る前に首を切っておきます

 

937:名無しの転生者さん

 斬首刑じゃねえか⋯⋯

 

938:オルト

 あれ、ふざけてたらもう所長が分解されそうなんだけど⋯⋯

 

 

 

『だって、まだ褒められてない⋯⋯! 

 

 

 

 誰も、私を認めてくれていないじゃない⋯⋯! 

 

 

 

 どうして!? どうしてこんなコトばっかりなの!? 

 

 

 

 誰も私を評価してくれなかった! 

 

 

 

 みんな私を嫌っていた! 

 

 

 

 やだ、やめて、いやいやいやいやいやいやいや⋯⋯! 

 

 

 

 だってまだ何もしていない! 

 

 

 

 生まれてからずっと⋯⋯ただの一度も⋯⋯

 

 

 

 

 

 

 

 誰にも認めて貰えなかったのに⋯⋯!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃァ、これから認めてもらわねえとな?」

 

 

 

 ⋯⋯おると?』

 

 あっぶねぇぇぇぇ⋯⋯もうちょっとで2人仲良くカルデアスに落ちるところだった⋯⋯。

 

「セーフか? セーフだよなァ? 主審レフ!?」

『⋯⋯はぁ。私はもう君の事を計算に入れるのはやめたくなってきた』

 

 ちなみにここで助ける直前にコピー所長魂をカルデアスに入れ忘れるとリセ案件です

 

939:名無しの転生者さん

 やめたらその瞬間負け確やけどな

 

940:ORT

 高々魔術式ごときが、私の計算を超える人間を計算に入れようなどおこがましい⋯⋯

 そんなことも分からないなんて⋯⋯お可愛いこと

 

941:名無しの転生者さん

 ORT様は告らせたい 〜人外達の恋愛異能戦〜

 

942:名無しの転生者さん

 もうプロポーズも初夜も済んでるようなもんだろこいつら⋯⋯

 

943:名無しの転生者さん

 プロポーズ(欠片採取)

 

944:名無しの転生者さん

 初夜(解析合戦)

 

945:名無しの転生者さん

 もう結婚だろこれ(白目)

 

946:オルト

『どうやったらこの場所で空間置換を行える? どうやったら人間がこの距離をこの早さで繋げられる? どうやったら──貴様の動きを計算できる!?』

「あのな⋯⋯乱数を計算式に入れたら結果に幅が出るに決まってンだろ。バカか?

 

947:名無しの転生者さん

 草

 

948:名無しの転生者さん

 天才か? 

 

949:名無しの転生者さん

 これは名言

 

950:名無しの転生者さん

 さすがだぞ! 自分が乱数だってことをばっちり理解できているんだな! 

 

951:名無しの転生者さん

 草

 

952:ORT

 くっ、私もカルデアスに飛び込んだら⋯⋯? 

 

953:オルト

 カルデアスが水晶化して終わりだよ

 

『おるとぉ⋯⋯』

「おー、キャラ崩壊してるから早く直そうなァ?」

『所長がメスの顔してる! 春が来たぞ!』

『もう少しシリアス保てないかなぁ⋯⋯?』

『最悪だよ。1秒たりとも同じ空気を吸いたくない』

 

954:ORT

 なん⋯⋯だと⋯⋯? 

 

955:名無しの転生者さん

 レフが帰っちゃった⋯⋯

 

956:名無しの転生者さん

 色々伝えないといけない情報なかったか? 

 

957:名無しの転生者さん

 致命的欠落は無い

 

958:名無しの転生者さん

 フラウロスとか名乗ったっけ

 

959:名無しの転生者さん

 名乗って⋯⋯無いです

 

960:>>950

 ママエアロ。どうせセプテムで再会する

 次スレ https://oww.reincar-thread.net/fate//xxx

 

961:オルト

 たて乙

 

「⋯⋯そろそろ特異点が崩壊する! 帰還急げ!」

『うわわっ!? 存在証明を最優先に早く帰還作業を!』

『不味いな、少し間に合わないかもしれない! オルトくん、そっちで対処できるかい!?』

「出来なくもねェが、少し距離が遠すぎる! ある程度耐えられる程度だ!」

『十分! すまないが、少し任せるよ!』

 

 ここで所長を魂状態にして持ち帰り忘れると全て水の泡となるので気をつけてください(無敗)

 

962:名無しの転生者さん

 乙

 こいつどんどん出来ることが増えてくな

 

963:名無しの転生者さん

 おっつ

 全て遠き理想郷手に入れたからワンチャン第二魔法も覚えそう

 

964:ORT

 妖精郷⋯⋯星の内海? 

 

965:名無しの転生者さん

 妖精は別にいいけど幻想種逃げてー!? 

 

966:名無しの転生者さん

 早く逃げろー! 間に合わなくなっても知らんぞ!? 

 

967:■■■■

 うわわわっ!? 避難避難! 

 カルデアの方が安全かなぁ⋯⋯これは

 

968:名無しの転生者さん

 なんだこいつ!? 

 

969:名無しの転生者さん

 このタイミングでこの口調は⋯⋯

 

970:名無しの転生者さん

 まさかグランドキャスター候補の⋯⋯

 

971:名無しの転生者さん

 グランドクソ野郎(マーリン)か!? 

 

 

 

 

 視界がぼやける。

 寝起きなせいか、頭も上手く回らない。⋯⋯レイシフトに酔っただけか? 

 理由すらどうでも良くなるほど、今は倦怠感が凄かった。

 これから第三魔法等、手札の説明をしないといけないのが酷く面倒だ。やらなければいけないのだが。

 

「起きてるかしら? マスター」

「ユスティーツァか。どうした?」

「お水を持ってきただけよ。随分疲れてそうね?」

「⋯⋯ああ。やることが多いからな。所長の義体作ったり、手札見せたり、次の特異点攻略の準備したりな」

「フフッ、大変そうね。手伝えることは手伝うから、言ってちょうだい」

「⋯⋯ああ」

 

 今は、ただ⋯⋯所長とこれからどう顔を合わせたらいいかという問題だけに集中したかった。(震え声)

 

 

 

 

994:名無しの転生者さん

 ラブコメみたいな最後やったな⋯⋯

 

995:名無しの転生者さん

 メスの顔してたもんな

 

996:名無しの転生者さん

 死ぬ直前に助けられたらああもなるって

 

997:名無しの転生者さん

 せやな⋯⋯

 

998:名無しの転生者さん

 >>1000 ならイッチの嫁が増える

 

999:名無しの転生者さん

 >>1000 ならORTがヒロインレースで負ける

 

1000:ORT

 >>1000 なので次のサーヴァントは私

 

1001:システム

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 本当はオルガマリーとレフの話し合いとか書いてたんです。書き直す気力が無くなったので簡易版になりました⋯⋯。

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