曇らせ隊出撃せよ!!   作:デルタイオン

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第一話

なんでこうなっちまったんだろうか?

 

彼女はそう考えているに違いない。

 

その顔、その目、その口、その挙動。

 

全てが悪に染まっている。

 

黒く淀んだ悪に染まり、全てが俺に集中し、全てを忘れ俺を見る。

 

ああ、それだ。それこそ求めている曇りだ。

 

だが……

 

「すまなかった……」

 

出来ればもっと優しい曇らせ方で死にたかったな……

 

トラウマになってしまったかもしれない。

 

記憶を消せないかもしれない。

 

ごめんな……本当にごめんな……でも、嬉しいよ。

 

泣いている顔………最後に見れて良かった。

 

(………まあ、正直この顔が見たいが為に全力で受け身を取ったんだけどね。まさかここまでになるとは……)

 

つまりお遊び程度で避けれるのに避けなかったら予想よりヤバくて死んじゃった(テヘペロ)って感じだ。後悔はある。だが失敗ではない。

 

まあ、全人生賭けたら大勝ちしちまったんだ。こんぐらいの対価は必要だろう。

 

そう思い目を閉じた。

 

別にトラックに跳ねられそうな恋人なんか見捨ててしまってもいいし、抱えて倒れさえすれば足以外は助かった。

 

だがあえて手で押してその場に留まったんだ。傍から見ればなんとか押すには間に合ったけど、自分だけ避けきれなかった哀れな人だ。素晴らしい作戦だったな。

 

「うむ。素晴らしい咄嗟の機転だった。」

 

だろ?あそこには全人生の運と知能を入れたんだ。成功してくれなきゃ困るなwww

 

で、貴方は?

 

「私は神だ!!知りたい事ならなんでも教えよう」(元:Wikipedia)

 

俺転生します?

 

「………する!!」

 

やったぜベイビー。もちろんご都合主義は?

 

「最低限」

 

わかってんな!!今度飲もうぜ!!ちなみに曇らせ隊必須のやつは?

 

「揃っている。好きに使え」

 

神!!神を超えてゴッド!!

 

「あと、最低限とは言ったが普通のちょい上ぐらいにしてある。簡単には曇らせ出来ないぞ」

 

わかっている。そこが大切だ。ちなみにファンタジー?SF?

 

「SF現代ファンタジーといった感じだ。組織同士の戦いで技術により可能となった魔法を使える個体が戦い合うみたいなやつだ。」

 

もしかして主人公達って技術的特異点みたいな存在?

 

「イグザクトリー!!なので戦闘において一個体で貴重とされているよ!!」

 

魔法少女的なやつか。

 

「そうそう。ほぼ魔法が使えるのは少女のみ。男性も存在しているけど特殊な存在で組織同士の争いには極力介入しないよ」

 

お、これは良いな……じゃあ……仕込むのはこれらとこれ。あと能力はこういったので頼む。

 

「………意外と強い能力だが………ああ、そういった感じか。懐かしい……あの頃は逆に曇らされた」

 

ああ……あの再現といこうじゃないか。

 

「フフフ………フハハハハハ!!よかろう!!では行け!!こんなクソゲーのチュートリアルなんか飛ばして現地で操作方法とか学んでこい!!」

 

元々そのつもりだおっさん!!

 

「あと向こうに居ても支援はできる。必要な時は呼べ!!」

 

「あいよ!!」

 

そして、彼は転生した。

 

一人の人間……いや、魔法使いとして山奥に。

 

これは魔法少女と彼の旅の物語である。

 

いや……まだ始まってはいないがな。

 

まずは手始めに彼が行ったのは周辺の状況及び世界について。

 

真理探求の勢いで何年か掛けてようやく世界について知った。

 

世界情勢はこうだ。

 

『世界は2つの組織に分けられている。悪の組織ネメシス。善の組織アトラス。元々同一の目的を持っていたネメシスとアトラスだが、ある日を境に目的の達成方法の不一致で戦争が起きた。それは世界を巻き込み多数の死者を出してしまった。後戻りは出来ず、一時終わりを迎えたものの二度目の戦争となった。世界大戦。元々世界を牛耳る組織の喧嘩だ。簡単に終わる訳無く世界を巻き込んだ。その時現れたのがXpG-2000z。後に使徒と呼ばれる12体の男だった。3度目は無い。そう組織に忠告という名の自然現象を数多に引き起こし世界を恐怖に陥れた。その後組織は戦争の方法を魔法少女同士の戦闘で行うようになった』

 

といった感じで一般市民は前世と変わらない生活水準なので現代的だが、魔法少女達組織は違う。ファンタジーとSFが混ざったような奴等だった。戦闘を仕掛けた際意外と力技だけでなく小手先を調べるような戦闘も行う。確かにSF現代ファンタジーだ。

 

それに、朝の魔法少女というよりマミりやすいダークな魔法少女みたいだ。

 

「これは好都合。ハーピーエンドといこうか」

 

さて諸君、派手に行こう。




13の使徒、降臨
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