蒼銀の蛮族、筋肉にて運命を破る   作:飴玉鉛

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筆休めに短編書き下ろし。続くかは未定。


蒼銀の蛮族、筋肉にて運命を破る

 

 

 

 

 

 

 筋肉筋肉、やっぱ筋肉よ。金があれば尚のこと好し。

 

 女は裏切る。男は裏切る。子供は裏切る。親は裏切る。会社は裏切る。先輩も後輩も同輩も裏切る。この世の殆どのものは生まれながらに裏切りフラグを抱えているものだ。

 心は内臓だ。心は裏切る。友情は裏切る。愛情は裏切る。心が裏切れば体調が悪化する。心は内臓だから心の変調はそのまま負担になる。だから肝臓は裏切る。腎臓は裏切る。膵臓は裏切る。肺は裏切る。大腸は裏切る。小腸は裏切る。心臓は裏切る。脳は裏切る。骨という骨も裏切る。先天性、後天性の関わりなく、病気に罹るとあっさり裏切り俺を殺す。

 

 とかくこの世は裏切り者ばかり。信じられるものは一握りだ。

 

 金は裏切らない。

 筋肉は裏切らない。

 関節は裏切るが筋肉で裏切りを止められる可能性は無きにしも非ず。

 金は稼げば稼ぐだけいい、筋肉は俺が筋肉を裏切らず、鍛え続ける限りは必ず俺に応えてくれる。

 

 俺は、裏切られた。

 

 女に裏切られ、友だと思っていた男に裏切られ、俺の貯金に手を出した親も裏切り者で、会社も俺を裏切り冤罪を掛けクビにしやがった。心の均衡を崩した俺は俺の内臓に裏切られ病気になり、病院で薬漬けにされた挙げ句に筋肉が衰え、金も毟るだけ毟られ遂には死んだ。

 

 それが俺の前世の記憶。

 

 幸いにも俺には来世が待っていた。輪廻転生という奴なのか、俺を哀れんだ神様が人間として生まれ変わらせてくれたのか、そこのところは知らんしはっきり言ってどうでもいい。

 俺が新たに生まれ落ちた場所は、現代日本の令和時代に生きた俺にとっては原始時代という他にないところだった。科学技術のかの字もない、石器を用いた猿どもが俺の隣人だったのである。

 稀に鉄器も見掛けるが、俺の生まれた場所はよほどの田舎らしく、気候も寒さで厳しい海辺の土地だ。鉄器を引っ提げているのは矢鱈と偉そうにしている奴だけで、ソイツらは馬に乗って陸路で来ることもあれば、船に乗って海路で来ることもあった。

 

 俺も最初は真面目に今の時代を考察したもんだ。

 

 言葉はある。何を言ってるかは転生して二十年経ってもさっぱり分からん。学習しろよという話ではあるが、前世の頃から一人鎖国状態だった俺はグローバルな時代に全く適応しておらず、おまけに家庭の事情と頭のデキの問題で中卒で働いていたもんだから、語学を学ぶ気にならずにずっと放置していた。そして人間は裏切るもんだと知っているもんだから、まともに他人と関わる気にもならず一匹狼を気取っていたら言葉の殆どを理解することができないままで育っちまったわけだ。親兄弟ですら欠片も信頼していないせいだろう。

 言葉はあって、服を着て、集落を作って、石器がメインとはいえ鉄器もあるし、貿易っぽいことをしている。俺にとっては原始時代だが、まんま原始時代というわけではなさそうだ。だが丸っきし過去に転生したってわけでもないのは理解していた。

 

 何せこの世界には神様がいる、らしい。超パワーを持った王様がいる、らしい。魔術師とか魔法使いとかがいるらしいし、ドラゴンやらモンスターやらが蔓延っていた。

 となると俺は異世界転生したってことなんだろう。

 最初は驚いたし、怯えもした。だが明らかに人間にどうこうできるわけがない、ヒグマより巨体だった石の体のモンスターを、集落の男が石のハンマーで殴り壊したのを見て怯えは消えた。

 その男は筋骨隆々で、俺はそいつを見て理解したのだ。

 

 

 

 ――この世界は筋肉が物を言う世界なのか!

 

 

 

 それを知ったその日から……いや物心つく前から鍛えていたが、より一層の熱意を燃やして筋肉を鍛え続けた。筋肉筋肉、やっぱ筋肉だ。

 ガキの頃から鍛えまくったお蔭か、はたまた肉体の黄金率とまで旅の魔術師に称された天性の肉体のお蔭か、大人になる頃には俺にパワーで勝てる奴は一人もいなくなった。

 親に懐かず、誰ともつるまず、鍛え続ける怪しいガキ。ぶっちゃけ異常なガキだった自覚はある。

 言葉すら怪しい俺が集落から追い出されなかったのは、ひとえに俺がガキの頃から異様なまでに強かったからだ。成長したら利用できると企む村長の打算的な考えが透けて見えて気に食わんが、ガキの頃に飯を食わせてくれていた恩義は裏切らん。俺以外の何もかもは裏切るもんだが、俺だけは俺を裏切らない為に、俺の美意識にそぐわないことは絶対にしない。

 

「――ヘルモーズ!」

 

 鍛え、鍛え、鍛え。一心不乱に鍛え続けた。前世で学んだ効率的な筋トレ、漫画で見た筋トレ、全部試して鍛えまくった。やがて俺の肉体は鋼となり、鉄器の刃物すら通さない鎧となった。

 流石はファンタジー世界だ。物理的に、生物学的にありえない肉体である。

 だが満足はしなかった。

 俺はもっと筋肉を強く出来るという予感があったからだ。そうして日々を鍛錬に費やし、働きもしないでいた俺は、いつしか荒事の時だけ駆り出される集落専属の暴力装置と化していた。

 そんなある時のことだ。

 流石に何度も呼び掛けられては覚えてしまった、今生の俺の名が叫ばれた。

 聞き覚えのある声だ。たしか村長の息子だったか? 俺の胸板にしなだれていた裸の女を退かし、館の褥から出た俺は腰掛けのみ纏って外に出た。

 

 外に俺より小柄な――尤も俺よりデカい人間なんざ見たことがないが――男が立っている。俺を待っていたらしい。村長の息子は俺に付いてこいと身振りで示し、焦ったように走っていった。

 急ぎの用か。仕方ない。飯をもらい、近隣一の美女をあてがわれ、飼われてやっている身だ。急な仕事だが恩義の分だけ働いてやるとしよう。

 2メートル30センチぐらいの巨体を持つ俺は、目に掛かる白髪を後ろに撫でつけて村長の息子の後を歩いて追った。すると集落の中心に、十人ほどの厳つい余所者がいるのを発見する。

 全員が鉄の剣や斧を持っている。ソイツらは肩を怒らせ、老いぼれた村長や村人達を脅しつけていた。おまけに見慣れない旗も掲げていて、なんとなくの空気感で事情を察する。

 

 この集落の奴らを自分達の縄張りに組み込み、従わせて税でも毟ろうって魂胆だろう。

 

「ヘルモーズ! ヘルモーズ!」

 

 村長は俺を見るなり希望を見つけたように目を輝かせた。他の村人もだ。

 俺にどうしろってんだ? 身につけた衣服や革の鎧、剣とか斧とかを見る限り、コイツらは相応の勢力を築いてる奴らだ。そんな奴らに狼藉を働きゃ後がどうなるか、想像できない馬鹿なのか。

 まあいい。俺を呼んだってことは()()()()()()だろう。念の為確認するが、村長はいつものようにヤれと小さく身振りで示してきた。嘆息する。後でどうなっても知らんぞ、俺は。

 

 堂々と正面から武装した戦士達に素手で向かっていく。とっくに俺に気づいていた戦士達は、俺のガタイを見て怯みはしたものの、俺が素手なのを見て気を持ち直したらしく怒鳴りつけてきた。相変わらず何を言ってるのかさっぱり分からんし、分かろうとする気もない俺は戦士達の威嚇を無視し、戦士らしく村人達を人質にはしないまま剣を振りかぶる。

 止まれと怒鳴っているのか。止まるわけがない。平坦な目で戦士達を見下ろし、無言のまま目の前の一人を殴りつけた。すると、ソイツの頭が消し飛ぶ。

 頭を失った戦士はそのまま倒れ、地面に赤い染みを広げた。残りが唖然としているのは、俺のパンチが全く見えなかったからだろう。俺の筋肉は飾りじゃない、筋肉達磨がノロマだと思うのはヒョロガリだけだ、真の筋肉達磨は素早さも伴っているのである。

 

 やがて仲間を殺られたことで我に返った残りの戦士達が襲いかかってくる。俺は叩きつけられてくる剣や斧を、防御もせずに筋肉で受けた。びくともしない。さすがは俺の筋肉。

 傷一つ付かず、逆に切りつけた腕が痺れた様子の戦士達が唖然とする。その表情を見下ろしたまま、俺は残り九回拳を振るった。それだけで終わりだ。

 

「ヘルモーズ! ヘルモーズ! ヘルモーズ!」

 

 村人たちが歓喜の声を上げ俺の名を讃える。俺に言えた口じゃないが、随分と血に慣れた連中だ。俺自身何度もモンスターを殺し、時に集落を襲う強盗を殺してきたから慣れているが、戦士達を殺したことで歓喜するのには呆れてしまう。今度は帰ってこない戦士を探しにまた他の奴らが来て、その後は報復が来るぞと思うものの、伝える言葉を持たない俺は黙っているしかない。

 無言で館に引き返した俺は、褥で待っていた女を抱く。血を見るとどうにも猛って仕方ないのだ。我ながら完全に野蛮人に適応してしまっているが、まあ慣れたらこんな生活も悪くない。

 

 そうして暫くの日数が経つと、俺はまた呼び出された。案の定、戦士達が報復に来たようだ。今度は二十人いた。が、やはり俺の肉体に刃は通らず、打撃も効かず、俺は全員を拳で殴り殺した。

 それを見た村長は、漸く事態の重さを悟ったらしい。長老連中を集めて何事かを相談し、戦士達の勢力に対抗する術を模索しだした――かもしれない。だがこの予想も大きく外れてはいないだろう。現に稀に見掛ける近隣の集落の村長達が集まり、何かを話し合っている場面に立ち会わされたのだ。なぜ俺をそんなところに連れ出したのかは……まあ村長の悪い顔を見たら察しがつく。

 

 村長は俺の存在をバックに主導権を握り、近隣の集落を纏めあげたのだ。大した手腕だ……と感心しかけたが、俺という暴力装置を背景にしたやり口には溜め息しか出ない。馬鹿だな、武力を背景にリーダーの座に就くのは裏切りフラグを立てるもんだってのに。村長も言葉も話せない俺に馬鹿呼ばわりはされたくないだろうが。

 ともあれ血の気の多い若者連中に、俺が殺した戦士達の武器を持たせ、俺を先頭に立たせて例の戦士達に対抗させる案は悪くない。俺が敵に突っ込んで滅茶苦茶に殺し回れば、算を乱した戦士達を若者達が数人掛かりで殺すのも可能になっていたからだ。

 

「ヘルモーズ! ヘルモーズ! ヘルモーズ!」

 

 俺を讃える味方達。いい気なもんだ、お前らは俺が言葉を話せないことをいいことに、裏で俺を白痴の阿呆だと嘲っているのは知ってるんだぞ。そういうのは雰囲気で分かるもんだ。

 ま、いいさ。美味い目を見せてくれるなら、俺は恩義に応えるだけである。村長やその息子は俺の扱いを心得たもんで、攻め込んだ先で手に入れた上等な酒や食いもん、一番の美女は必ず俺に譲り渡してくれていた。蛮族として野蛮に生きるのは存外に楽しいもんだった。

 やがて俺の力を利用した村長は病で死に、その息子が後を継いだ。コイツは周りを信用せず、俺だけをやたらと持ち上げ信頼しているらしく、常に俺を近くに置き続けた。勢力を拡大し続け、例の戦士達の国を切り従えるまでになった。まったく、俺の筋肉がなかったらケチな集落が一国にまで上り詰めることはなかっただろうに、随分と偉そうに振る舞うもんだ。

 

 村長の息子、改め国王は贅の限りを尽くしているが、人間の欲望ってやつをよく理解している。俺以外の誰も信頼してねぇくせに、部下に対しちゃ太っ腹で、褒美を出し惜しむことがなかった。だがそのせいで常に国庫はカツカツで外征を繰り返す羽目になり、俺がいないところだと勝ったり負けたりを繰り返して、辛うじて黒字を保ってる程度である。

 俺は30歳ぐらいになったか。10年で変われば変わるもんで、俺の着てる服も上等な将軍様ふうだ。金糸で狼の頭を刺繍した青いマントに、白い絹の服だ。鎧なんか要らねぇから戦場にもこの格好で出る。おまけに攻め滅ぼしたどっかの国の宝物庫から、やたらと頑丈で魔法文字みたいなのが刻印された、呼べば文字通り飛んでくる魔法の斧を手に入れた。コイツは俺が本気で振っても壊れない特別製で、刃毀れもしないもんだから気に入っている。

 

 コイツを持った俺は、筋肉の力を乗せてどんなモンスターでもブチ殺していた。石の巨人も、空を飛ぶトカゲも、小賢しい魔術師も、獅子とか大蛇とかのキメラも、山みたいに大きなドラゴンもだ。特にドラゴンをブチ殺した時なんかは国を挙げてのお祭り騒ぎになっていたが、確かにコイツは割と手こずった覚えがある。千発も殴る羽目になったのはコイツがはじめてだ。

 

「ヘルモーズ!」

 

 また俺を呼びに来た。国王がだ。こういう時はたいていコイツらにとってヤバい戦がある時だ。

 だが時と場合を考えろよ。先日略奪した美姫の股ぐらを貫いていた肉槍を引き抜き、俺は嘆息して美姫を寝台に投げ捨てる。あと五発はやんなきゃおさまりがつかねえってのに……。

 ってか、俺のガキどもも連れてくるんじゃねぇよ。この前に女を抱いてるのを邪魔された俺が、興奮したまま暴れ出した前科があるとはいえ、俺のガキを盾みたいにする必要はねぇだろうが。

 

 俺は嘆息して侍女を見遣り、服を着るのを手伝わせる。そして白銀の大斧を引っ掴んで国王を見た。次はなんだ、と目で訴えると国王は頷き、俺を引き連れて戦場に出た。

 俺が乗るのは黒い体に黄色い角をはやした馬だ。バイコーンとかいう奴らしい。バイコーン、バイコーンと何度も連呼して下賜されちゃ、流石に覚えてしまった。コイツは暴れ馬で、俺を乗せたくないと暴れたが、腕力で押さえつけちまえばいいだけのことだ。畜生なんざ痛みと恐怖、餌を与えてりゃ満足して従順になるもんである。

 

 そうして出向いた先で――俺は最大の好敵手と巡り合うことになる。

 

「――――!」

 

 何かを言う奴と、二つの軍勢が挟んだ空白地点で向かい合う。

 奇妙なやつだ。黒い鎧を着た銀髪の優男。翡翠の水晶みたいな剣と何本かのナイフを武器に持ち、この時代にはないはずのメガネなんかを掛けてやがる。

 まあファンタジー世界だ、こういうこともあるか。

 俺は色々と五月蝿いメガネ野郎の口上を遮るように、一度大斧を虚空に振るう。俺の自慢の筋肉が生んだ長柄の大斧の風圧は、容易く地面を二つに割って優男を襲った。

 

 それを――優男は翡翠の大剣で掻き消した。

 

「……ほう?」

 

 はじめて見た。俺の大斧の風圧を、なんてことのないように対処した奴は。

 無意識に笑いながら声を漏らす。優男は口上をやめ、こちらの意思を了解したように頷いた。

 さっさとヤろうという意思が伝わったか。雑魚なら今ので死んでたんだが、コイツは昔に殺ったデカいドラゴンより楽しめそうだ。

 大斧を振りかぶり、突進した。俺の脚の筋肉が生む超スピードでの突撃は、どんな名馬も駄馬以下の蟻にする。だが今までろくに反応できた奴がいない俺のスピードに、メガネの優男は面食らったようだが危なげなく反応してきた。俺が振り下ろした大斧を躱し――大斧が地面を爆発させたかのように弾け、クレーターが生まれる中――翡翠の大剣で俺の脇腹を薙ぎ払ってくる。

 直撃。直後、ほんの微かな苦痛。

 翡翠の大剣は、俺の筋肉を掻き分け、ほんの少しだけ体にめり込んだのだ。驚愕したように目を見開く優男と――はじめての痛みに犬歯を剥く俺。大斧の柄から手を離し、優男の横っ面に拳を見舞うも紙一重で躱された。だが拳の風圧で優男の細く小さな体は吹き飛んだ。

 

 距離が開く。相手の軍勢から、息を呑む気配。反対に俺側の軍勢は雄叫びを上げている。

 

 雑音だ。俺は脇腹を撫でる。血は出ていない、皮膚も破れていない、しかし確かにめり込んだ。

 もしかしてコイツは――俺の筋肉に、傷を付けられるのか。

 カッと頭に血が上る。怒りによってじゃない、はじめて血に酔った時のような高揚によってだ。

 俺は獰猛に笑っていた……らしい。俺は自身を親指で指し示し、優男に告げる。

 

「ヘルモーズ」

 

 名乗る。無性に、コイツの名前を知りたくなったのだ。

 すると優男は頷き、堂々と応えてくれた。

 

「――シグルド」

 

 貴殿が――国最強の戦士ヘルモーズか、と語り掛けてくるが理解できない。

 

 シグルド。その名に、俺は満面に笑みを浮かべた。親指で首をカッ切り、そのまま親指で地面を指すジェスチャーをする。お前を殺すと、この時代で通じるかは分からない動作で伝えた。

 だがシグルドは俺の言いたいことを感じたのか、虚空に変な文字を刻んで大剣を構えた。力が増したかのような存在感だ。俺は大斧を両手で持ち、再度その男へと突貫していく。

 初恋のように燃え盛る、激情を口腔より迸らせて。

 

「シグルドォォォオオオ――――!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ヘルモーズ
 ・天性の怪物。筋肉の化身。なお純粋な人間。バグ。バグ修正キット(抑止力)の悪竜現象(ファブニールではない)も殴り殺した。
 コイツのせいで史実にない国が生まれたが、コイツの死後は普通に瓦解するので抑止力が頑張って歴史を修正しセーフになる。
 シグルドのライバル枠。武器はただの頑丈な大斧(呼べば来る仕様)で、通称は北欧版悪役ヘラクレス。

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