蒼銀の蛮族、筋肉にて運命を破る   作:飴玉鉛

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第2話

 

 

 

 

 

 痛ぇ……。

 斬れねぇからってシグルドの野郎、ぼこすか殴りまくりやがって……。

 翡翠の大剣で全身を殴打(斬撃)され、無数のナイフで何度も何度も関節を打たれ(刺突)、本人も意外とあるパワーでボコボコ殴りつけてきやがった。

 一発一発は大したことはなかったが、塵も積もれば山となるもんだ。お蔭様で痣にこそならなかったが体の節々が痛い。あれだ、足ツボマッサージの全身版を受けた時のような痛みだ。

 

 対して俺は何度も殴りかかったし、大斧も振り回したが、一度もシグルドに当てることはできなかった。完敗だ。多分だが傍目には俺が怪獣みたいに暴れていたから、俺が負けたんじゃなくて引き分けに終わったように見えてるんだろうが……ボクシングの試合とかだと普通に判定負けを食らっていただろう。俺のパワーが全く通じないという未知の体験に結構な衝撃を受けた。

 なぜ俺は勝負は引き分けでも試合に負けた結果になったのだ。

 それはやはり、俺にはシグルドが見せてきたような『技』が皆無だったからだろう。ただただ力だけを振り回す筋肉達磨など、シグルドにとっては癇癪を起こしたガキ同然だったに違いない。

 

 屈辱だ。

 

 あの後、引き分けに見えた一騎打ちの後は、普通に戦になった。だが結果は痛み分け。俺とシグルドはどちらも健在で、双方が暴れ回ったら周りも手が付けられなくなる。当然の結末だった。

 俺側の国はショックだっただろうな。なんせ俺が殺し損ねた奴なんか今までいなかった。シグルドが俺並のバケモンに見えてる頃だろうよ。青い顔でシグルド、シグルドって言ってやがった。

 アイツらの恐怖なんざ知ったことじゃねぇが、シグルドは俺が殺す。絶対に殺す。次こそは絶対に一発ぶん殴ってやるつもりだ。その為に必要なのはなんだ? 俺も『技』を身につけるか?

 

 馬鹿な! そんなものは俺には必要ない!

 

 俺には筋肉がある。俺には筋肉がある! 俺が負けたのは、俺の筋肉がまだ弱いからだ!

 もっと力を! もっと筋肉に誠実に向き合え!

 思えば最近の俺は筋肉を維持することしかしてなかった。俺のパワーは世界一だと確信したからだ。甘かった……略奪した他国の王の女の涙よりも甘かった。

 俺は筋肉だ。筋肉は俺だ。俺は筋肉を裏切らんし筋肉も俺を裏切らん。俺は風船みたいに膨張しただけの見せ筋じゃない、筋繊維の一本一本をワイヤーより遥かに頑丈にして束ねた真の筋肉だ。

 技を学ぶ暇があるなら筋肉を鍛えろ! 俺は俺の筋肉の為にも浮気はしないのだ! 筋心合一、やがて筋肉と心は一つになる。筋トレとは筋肉と一体になることを目指す求道の究極なのだ。

 

 俺は鍛えた。捕まえたドラゴンの顎に挟まれながらスクワットをし、腕立てをし、腹筋を噛ませた。自分で自分の腹を殴って腹筋を鍛えた。胃液を吐いて悶絶するほど痛いのも我慢した。

 次にシグルドと戦う時、俺はアイツの技と力の全てを自慢の筋肉でねじ伏せてやる。アイツの全てをこの手で奪ってやる。戦って、勝利し、辱める。これぞ蛮族の生き様だ。シグルドの宝の全てをこの手で必ず略奪する為には、真っ向切っての戦いで勝たねばならん。

 蛮族に染まった俺にも矜持はある。騙し討ち、奇襲、不意打ち、そんなものはもってのほか。俺も戦士の端くれだ、絶対に正面から戦う。邪魔する奴は殺す。

 

 この大地を、天を、世界を、この筋肉だけで砕き、破り、踏みつける。それだけのパワーが俺には必要だ。何者にも屈さぬ絶対的なパワーを。もっと力を……! 俺は手に入れてみせる……!

 

 シグルドのいる国に、俺側の国は攻め入った。

 

 奴に対抗できるのは俺だけ。俺に対抗できるのは奴だけ。俺がいる戦場には必ずシグルドは現れ、シグルドがいる戦場には必ず俺が赴いた。

 戦う度に戦場は滅茶苦茶になった。奴が俺のパワーをいなし、逸らし、躱すせいだ。そのくせシグルドは俺をボコボコ殴りまくってくる。まだだ、まだ俺はシグルドの技を超えられていない。悔しくて悔しくて帰ったら女を犯し殺してしまった。糞! 気に入ってたのに!

 抑えきれない衝動に従って、俺は俺を殴り続けた。もはや何を持っても負荷にもならない。城を持ってみたが自重で城は崩壊する。使えない。だから自分で自分の筋肉に負荷を掛けるしか鍛えようがなくなってきたのだ。

 

「――――」

 

 そうしていると、隻眼の老人が俺の前に現れた。なんだコノヤロウ、ぶっ殺されたくなかったら消えろと念じて睨むも、隻眼の老人は全く怯まない。俺の殺気を受けて堂々としているとは……コイツもシグルドと同じで技に自信がある口か? なら殺す。

 何か喋ってるが知ったことじゃねぇ。俺の筋トレの邪魔をするなら国王でもデコピンするぞ。そう思って老いぼれに歩み寄ると、老いぼれは俺が言葉を理解していないのを知っているかのように一つの指輪を投げつけてきた。反射的に掴み取った俺は驚愕する。

 

 ()()

 

 ただの指輪が、重い。前世の俺がベンチプレスをした時のような負荷を感じた。

 驚愕して目を見開いた俺に、老いぼれはニヤリと笑って霧のように消え去っていく。魔術師だったのか。いやそんなことはどうでもいい。

 俺はこの指輪を老いぼれがくれたことを悟り、暫くご老人がいた場所に向けて跪いて頭を下げた。心からの感謝を捧げよう、名も知らぬご老人よ。

 そうしていると、ご老人の消えたところに、三人の女が舞い降りた。

 今まで見たどんな美姫よりも可憐な女達だ。黒髪に、赤髪に、金髪の女達。本能的に股ぐらがイキり勃つのを自覚したが、手を出すのを久しぶりに躊躇ってしまった。

 なんだぁ? 訝しんで女達を見ていると気づく。金髪の女はご老人がくれたのと同じモデルの指輪を見せてきたのだ。チッ、ご老人の関係者か。なら乱暴はできねぇ。俺は恩は裏切らん。

 

 女達は口を揃えて言った。俺が言葉を話せない、話す気もないことを知ってるかのように何度も。

 

「エインヘリヤル」

 

 はぁ? エインヘリヤル? なんだそりゃ。なんかどっかで聞いた覚えはあるが思い出せん。

 俺を指差してエインヘリヤル、エインヘリヤルと言ってくるのに眉を顰め、俺は嘆息した。

 あーはいはい、エインヘリヤルね。分かった分かった。テキトーにあしらって家に帰ると、ソイツらはなんでか俺について来やがった。なんだコイツら。

 

 無視した。

 

 俺は筋トレで忙しい。筋トレには適度な休息も不可欠。過度に鍛えりゃ筋肉もヘソを曲げるからだ。俺は筋肉には誰よりも誠実だから、常に筋肉を第一に考えて行動する。

 

 寝る。寝ることは練ることに繋がる。バランスのいい食事を心がけ、肉を貪り、野菜を貪り、魚も食らう。食事に気を使えるようになったのは国ができてからだが、俺の筋肉も喜んでいる。

 次の日の朝に起きると、女達は俺の傍で寝ていた。

 はあ? と声が出る。なんだコイツら。様子を見にきた侍女やら国の戦士やらが目を丸くした。俺が見たこともないような美女を侍らせているのに、手を出していないのが意外らしい。

 苛立つ。股間が苛立つ。この本能の猛りを抑える為に、俺は筋トレした。ご老人の関係者に不義はできねぇ。例の指輪で全身に心地よい負荷を感じながらランニングし、筋トレ一式をこなす。まるで俺がヒョロガリだった頃みたいな感覚を覚え、新鮮で懐かしい感動を味わった。そうして筋トレを満足するまでしていると、その様子を三人娘達が見ているのに気づく。

 

 無視した。

 

「ヘルモーズ!」

 

 日々を筋トレして、休んで、女を抱き、飯を食い、筋トレをするループを繰り返す。たまに他国に攻め込み略奪した女を犯し、財宝を奪うこともあった。

 三人娘は無表情についてくる。

 軽蔑も嫌悪もしてこない。機械的についてくるだけだ。まるでアンドロイドに観察されてるようで気分は悪いが、特に邪魔になることもないので無視を継続した。

 そうしていると、国王が来る。また戦か。しかもこの感じ、またシグルドとの戦いと見た。

 

 いいだろう。最初の戦いから十度目……五年も戦い、クリーンヒットは未だに無い。だが前回の戦いから一年のインターバルがある。生まれ変わった俺のパワーで奴を轢き殺してやろう。

 

 戦場に赴くと、やはりいた。

 

「シグルドォ……!」

 

 ふるふると全身が震える。にぃ、と口端が歪んだ。一年前の戦いでシグルドは俺に血を流させた。翡翠の大剣とナイフを拳で打ち出しての、いわゆる必殺技という奴だろう。

 実にファンタジック。だが俺の筋肉はファンタジーを蹂躙する。お前がこの五年の戦いで強くなっているように、俺の筋肉もまたさらなる高みへと辿り着いていることを教えてやろう。

 

 先手必勝だ。

 

 いつものように一騎打ちに入る。もはや恒例の戦いだ。シグルドのいる国と俺のいる国の戦いは、シグルドと俺の一騎打ちを行う舞台に過ぎない。

 どちらが勝つか軍勢が見守るのだ。毎度引き分け扱いでどちらも軍を引いていたが、今回でシグルドを殺し、シグルドの国をグチャグチャにしてやる。全てを奪い、犯してやるのだ。

 強者と戦い、これを辱めることこそ我が生き甲斐。積年の欲望を解放する為にも殺す。

 魔剣を構え、変な魔法文字で自身を強化し、変な魔力(パワー)を全身から漲らせるシグルドに向けて俺は突進した。いつも通りの力任せ、力押しだ。だが今回の俺の力は極まっているぞ!

 

 大斧を振りかぶって、振り下ろす。先手はいつも俺だ。俺の方が早い、俺の筋肉の方が強い、必然的にシグルドは後手に回る。そしていつもなら後手の反撃で流れを引き寄せ、一方的に俺を殴り、そして必殺技で俺の急所を狙うのがシグルドの必勝パターン。そして俺はワンパターンだし、今後もそれに変わりはないが、進化した俺のワンパターン戦法は先手を取ったらそのまま殺す。

 大斧の一撃を躱したシグルドが間合いを詰めてくる。だが何かを感じ取ったのか瞬時に止まり一気に跳び退いた。顔が強張っている、だが遅い。俺は大斧を振りかぶった時に片脚を上げていた。それを本気で振り下ろして地面を踏みつけるや、俺の筋肉が大地を割った。

 地面が揺れる。戦場を破壊する極大の地震が起こった。その衝撃波を至近距離でまともに受けたシグルドの鎧が砕け散る。広範囲を満遍なく覆う不可視の衝撃波に初見では対応できまい。たたらを踏んだシグルドの許へ更に踏み込んで、俺は渾身の力で拳を叩きつけた。

 

 必死の形相で躱した、()()()()()()()()

 

 再びの衝撃波。巻き起こる地割れの波動がシグルドを襲う。二度目のそれはシグルドの三半規管を狂わせ目眩を起こさせるほどの威力。技量の欠片も無い俺でも分かる、致命的な隙だ。

 俺は雄叫びを上げて突っ込み、大斧を()()()振り下ろす。なんとか魔剣を掲げて防いだシグルドの足が地面に埋まり、身動きが完全に止まった。この時を、この時を待っていた! 俺は嬌声にも似た歓喜の叫び声を轟かせ、空けていた拳でシグルドの鳩尾に拳を埋めた。

 皮膚が破れる音。骨が砕ける感触。内臓が破裂した手応え。全てを堪能し尽くした刹那の後、シグルドの肉体が空中へと吹き飛んだ。五年間の戦いではじめてのクリーンヒット。確実に今ので殺せた自信はある、だが奴は俺を散々手こずらせてくれた目障りな男。まだ生きているかもしれない、だから頭を消し飛ばして確実な勝利を掴む!

 

「シグルド!」

 

 追撃のために跳躍した俺の五感が、聞き慣れない女の声をキャッチした。

 なんだ、と思うよりも先に横っ面を殴り飛ばされる。

 俺を殴ったのは巨大な穂先を持つ槍だ。少し痛い。突如として現れた女は瀕死のシグルドを抱きかかえ、俺から距離をあけてこちらを睨んでいた。

 

 誰だ、この女。

 

 白い髪。とんでもない美貌。とんでもないオカルトパワー。

 ああ、いや、そんなものはどうでもいい。

 コイツは……誰の許しを得て……俺と、シグルドの、交情の邪魔をする?

 俺が、やっとの思いで、シグルドを殴って。

 これからシグルドの首を引っこ抜き、溢れた血でシャワーを浴びるつもりであったのに。

 無粋だ。無粋極まる横槍だ。

 戦士の一騎打ちに割って入るなど、誇りはないのか。

 シグルドの誇りを、戦士としての面目を潰すのか。

 赦せん。断じて、赦さん。犯してやる。殺してやる。

 犯して犯して犯しぬいてから、股から引き裂いて殺してやる!

 

 ――ギィぃやぁぁあああ!!

 

 殺気を撒き散らして吼えた俺に、女もまた劣らぬ殺気で俺を貫いた。いいだろう、お前から先に殺してやる。シグルドより先にだ!

 女は変な魔法文字で変な結界みたいなのを作りシグルドを包むと、変なカタチの槍を持って俺に突撃してきた。俺も真っ向から迎え撃つ。

 ハッハ、なかなかやる。力も、技も、魔術(オカルトパワー)も、シグルドに劣らない。だが何かがシグルド以下だ。コイツの強さからはシグルドから得られるほどの高揚がない!

 

 ――こんなものではなぁ!

 

 前世の国の言葉を叫び、俺は無粋な女の攻撃を全て受けながら突貫した。

 

 後退しながら俺を殴り、オカルトパワーで惑わしてくるも、そんな手管は俺には通じん。

 幻も変な光を放つ壁も炎も氷も雷も、全部俺には通じない。俺の筋肉を貫通できない。

 極めた筋肉はオカルトパワーも粉砕するのだ! 全力で大斧を振るうだけでファンタジーは掻き消せてしまえる! それが俺の筋肉! やはり俺の筋肉が生み出す暴力は至高なんだ!

 どれほど飛び回る女を追い掛け回したか。遂に俺の腕が届くところにまで捉えた。女が全力で防御する。変な魔法文字を散らばらせ、槍で身を守った。

 構わない。その全てが俺の前では無力。魔法の壁を大斧の一撃が砕き、そのまま女の槍に叩きつけてやった。すると女は全身を衝撃波で嘗められ血飛沫を上げながら吹き飛ぶ。

 

 一度は倒れたが、なんとか立ち上がった。女だてらに見上げたやつだ。防御されたとはいえ、まさか俺の一撃を受けてまだ立てるとは。

 だがもうダメだな。脚が生まれたての子鹿みてぇにプルプル震えてらァ。槍を杖代わりにしないと立てもしない。目も霞んでいる。意識も薄れていた。

 ハッハ。まあ生きてて都合がいい。死体を犯す趣味は流石にないからな、今から死ぬまで犯してから股から頭まで引き裂いてやろう。

 俺が歩み寄ると、女はのろのろと槍を構えた。初夜を迎える女みてぇに誘うじゃないか。いいね、そそるよ。その整った面を血だらけにしてやる。そう思い近づいていくと、女の傍に一人の男が舞い降りた。

 

「シグルド」

 

 ソイツはシグルドだった。ほとんど死んでいたはずの戦士。

 俺は呆気に取られる。なんで無事なんだ? 困惑するも、勝手に納得した。

 さっきの女が張った魔法の壁で、シグルドは癒やされたのか。なるほど。

 まあそれはいい。また戦えるなら大歓迎だ。まともに殴ってやれた達成感があるから歓迎できた。

 

 だが……。

 

 それより……。

 

 シグルドは、女を、庇っていた。

 女は、シグルドの背中を見て、安心していた。

 

 見たことがある。

 

 この光景を何度も見たことがある。

 

 夫が、妻を、守ろうとする絵面だ。妻が夫の勇姿に魅入る絵面だ。

 

「………」

 

 股ぐらが、いきり勃つ。

 ははぁ。なるほどなるほど。コイツは、お前の女か。コイツはお前の男か。

 いいねぇ。滾ってきた。女の前で男を殺す。男の前で女を犯す。

 シグルドの、女を、奪う! この喜びを俺に与えてくれるのか!

 

 俺の欲望を感じ取ったのか、かつてない怒りと殺気がシグルドから放たれてくる。失望の気配すら感じる。ははは、何度も、何年も戦って、俺に立場の垣根を超えた友情でも感じていたか? 馬鹿な奴だ。俺とお前はどこまでいっても殺し合う敵同士だろうが!

 敵は殺せ! 敵から奪え! 敵を打倒したのに何も奪わないのは怠慢だ! 俺は戦士として戦い、殺し、奪い、犯す! 気に入った女ならどんな女でも必ず手に入れ絶対に犯すぞ!

 だからな、シグルド。女を守りたければ俺を殺せ。俺達は敵同士だ。敵なら殺し合うしか無い。融和なんぞクソ喰らえだ、殺し合いという交情だけが俺とお前を結ぶ唯一無二の友情なんだよ!

 

 俺は襲い掛かった。シグルドは魔剣を手に、秒単位で回復していく女と共に俺に立ち向かった。

 

 いいね。麗しい愛だ。目が灼かれそうである。まったく、ただでさえ手強いのに二人掛かりになられると一方的に殴られるしかなくなるじゃないか。

 だが効かん。俺は倒れん。愛と勇気だけで勝てるなら苦労はしねぇよ。そんなもので俺が負けるわけがない。なぜなら俺の筋肉に対する俺の信頼と愛の方が遥かに重く大きいからだ!

 

 

 

 

 二人には勝てなかったよ。

 

 

 

 

 

 

 

 




ヘルモーズ
 隻眼のご老人により筋力に応じた負荷を掛ける指輪を授かった。
 一体何者なんだ……(無知)
 典型的な悪役ムーブを息をするようにやる主人公()
 シグルドとブリュンヒルデの主人公感を引き立てまくる悪役の鑑。

三人娘
 契約を取りに来た。私達と契約して(死後)エインヘリヤルになってよ!

シグルド
 ヘルモーズは初戦以降負け続けていると感じてるが、シグルドも魔剣を使う暇もないほど必死。
 なんせ幾ら切りつけても無傷の相手。しかも一発喰らえばアウトの暴力の嵐に晒されてる。
 生きた心地がしなかったが、ヘルモーズを止められるのがシグルドだけだったのが幸運だった。
 本来の時間軸ならブリュンヒルデを忘れたりして(薬)とっくに死んでる。
 奇しくもヘルモーズという外敵のお蔭で国が纏まり、内憂を抱えず外患に立ち向かえていた。
 ブリュンヒルデも揃って健在。今はまだ。

ブリュンヒルデ
 ヘルモーズぶっ殺し隊の隊長。奇しくもそのヘルモーズのお蔭で運命の時までの時間が伸びてる。

隻眼のご老人
 バグのヘルモーズに恩を与える最適解を打つ。
 自分が都合良く使える手駒にしようと企んでるのかも。

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