PERSONA5 THE ROYAL if,fullmoon   作:はるかわいい

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サブタイトル翻訳、
強欲はどこにたどり着いたんだろうか?



もう少し早く書き上げるつもりだったんですけど、色々なことが重なり、更にはボス戦の表現にもつまずいたので
自分でもびっくりするほど遅くなりました。
ゆるして


Where did greed end up?

6月28日、火曜。

学校が終わったあと、何時ものように連絡通路に集まっていた。

「明日は遂に予告状を出す、んだが・・・どうやって出すかだよなぁ・・・」

「わざわざ届けに行くのはリスク高いよな。」

予告状・・・自分の欲望を盗られると言うのを自覚させることで、パレスに存在する欲望を具現化させる・・・

エリザベスから聞いていても、突拍子もない話だが、ペルソナ関連を知れば知るほど何でもありなんだなと感じる。

「・・・やっぱり美味しい。」

あそこのパン屋は当たりだな。

「話し合いには参加しておいた方が良いと思うよ、理」

「大丈夫だって。大抵は僕らがいなくても何とかなるよ。」

「ガワだけでも、ね?」

「だから、いまにでも・・・ほら」

「そんなの簡単じゃない。」

「ね?真に案があるみたいだよ?」

 

 

・・

・・・

 

 

6月29日。

昨日、予告状を渋谷全体にばら撒くと言う強行手段に出て、次の日。

初めて感じる、予告状によってピリついた空気が漂うパレスの雰囲気。

肌でも感じれるその警戒度合いはこの先の戦いの壮絶さを想起させた。

セーフルームでブリーフィングを終え、皆各々戦いへ準備を始めていた。

西洋剣を鞘から引き抜く。琴音は薙刀を横に立てかけ、ハンドガンの点検を始めていた。

ジョーカーに目配せする。

「行こう。」

手袋をはめ直しながら扉を開くジョーカーは、とても雄々しく見えた。

 

 

・・

・・・

 

 

エレベーターを下りきり、僕達の目の前に現れた、それは

せわしなくダイヤルが回る金庫。

仲間が驚いた声を上げていることから、この前まではなかったのだろう。

一夜城ってことだ。

「いらっしゃいませ。ようこそ、我が、都市銀行へ。」

何度と見た、顔色が悪い男。何でも、みんなが言うにはこれが標準らしい。

「よく生きてこられたねぇ。随分運がいいようだ。」

「運?馬鹿言わないで。」

「てめぇを改心させて、その口で、全部白状させてやる。」

「お前みたいなクズに苦しめられてる奴らを俺たちが救うんだよ。」

「ケイサツも手ぇ焼いてるくらいだ。世の中大騒ぎにしてやんぜ!!」

「上が下をこきつかって、好きなだけ搾り取る。そういう順番がこの世には存在してるんだ。

貴方方も、おとなしく金づるになりなさいよ!」

「誰がなるか、そんなもの!」

案外的得ているような気がする・・・

「順番とか、頭おかしいでしょ」

「オレだって散々やられてきたんだ!」

「苦汁を舐めさせられてクソ底辺から這い上がって、

ようやく、オレが刈り取る側ってワケさ!」

クソ底辺から這い上がれるだけの能力はあったわけか・・・

「だからって・・・!やり返す相手間違ってんでしょ?」

「卑怯なことしかできない可哀想な人よね。」

「勝ち方に綺麗も汚いもない!

クレバーなヤツが勝つ!賢く強い者は、弱者を食い散らかして当然。

ネットの知識だけで世の中悟ったような気になる頭のわいたクソガキは良いカモだよ。」

だんだん辛くなってきた・・・

「終わってる、この人。」

「ダマされるのは常にバカだ!

バカはそのバカの責任を取らされるだけ。」

「学習しないバカは一生バカなんだよ!バーカ!」

小学生みたいな口喧嘩だ・・・

「バカバカうっせーな!」

「バカには何言っても無駄かぁ!

ありがたい説教の時間は終わりだ。

一生ここで奴隷としてこき使ってやる」

「冗談じゃない!」

「クククク・・・たかるだけ・・・たからせていただきますよぉーっ!」

その一言を皮切りに、カネシロの体が脱力し、だらんと重力に従う。

痙攣を始め咄嗟にいつもの癖で召喚器を握る。

ハエのような見た目に変わって行き、眼中にもなかったチンピラが怯えて逃げていく。

「オレ一人で十分さ。」

「さぁ、やってみやがれYO!BABY!」

「汚い金にたかるハエ・・・気持ち悪いのよ!」

「ギャハハハ!行くぞ・・・クソガキ共がYO!」

 

・・

・・・

 

 

ブタトロンと対峙する。

素早くハンドガンをホルスターから抜き、手当り次第撃つ。

そこそこ装甲が厚いようだ。銃では傷が付きすらしなさそうだ。最悪跳弾で味方に当たるかもしれない。

「キャプテン・キッドォ!」

その掛け声と共に、恐らくジュラルミン製の装甲に雷が落ちる。

軽度の損傷だが、これを繰り返せば一応は破壊できるだろう。

「オルフェウス・・・!」

鈍い金属音が響き、オルフェウスが振り下ろした琴がブタトロンの装甲を歪ませる。

魔法より効きは悪そうだ。

ブタトロンの目の部位が変形し、バルカンが掃射される。

まさかバルカンだとは思わず一瞬、反応が遅れてしまう。

「あれマシンガンかよぉ!」

竜司がボヤいている。余裕あるなぁ。

バルカン掃射が止み、走らせていた足を止め身を翻す。

「ペルソナ!」

ブタトロンの装甲が、煌めき、アギより激しく爆発する。

「オルフェウス!」

琴音の鋭い声。ガルーラの鋭い風を感じる。

ブタトロンは案外脆いようで、既に少し煙が出始めている。

『イラつくぜぇ〜!オレのブタトロンを「ブタ」っつったなぁ!さっきぃ!』

『それ・・・ドサクサに紛れて、オレのこと言ってんのか?

 ・・・・・だとしたら・・・もう・・・ガチで殺すYO!』

『行けっ!ブタトロン!超V・I・Pフォーーームッ!』

心無しか、音質が悪い気がする。スピーカーに魔法でも当たったんだろうか。

雑念を振り払った直後に、ブタトロンが足をしまい、変形する。

・・・!カネシロが本来なら硬貨を入れる所から出てくる。

うぁ、本当のハエみたいだ。

ブタトロンの上に乗って、サーカス顔負けの技量でブタトロンを転がす。

あれ、曲がりなりにも金属と機械の塊だよね・・・?

とんでもない脚力だ。

「変形した!?まさか、転がって体当たりしてくる気か!?」

「散開しろ!」

ジョーカーの鶴の一声で散り始め、皆、構えて衝撃に耐える体制を取った。

「だぁー・・・!痛って・・・」

竜司が足をやったようだ。あのままじゃあ、ブタトロンの体当たりに当たって、跳ねられ、頭から地面に突き刺さるか、見るも無惨な水たまりになるかの二択。

僕が動くより先に、ジョーカーが竜司をお姫様抱っこして運ぶ。

「あっ!避けんなYO!」

ブタトロンの体当たりは虚しく空振った。

コンマ単位で危機一髪だった。

「よりによってこの抱え方かよ・・・」

「言ってる場合か?」

「でもよ・・・」

仲良いなあいつら。この状況でも言い合えるのか。

「集中しろお前ら!もう一回体当たりしてくるぞ!

なあジョーカー!なにか、止める手は思いつかないか!?」

「何か金目のもので気を逸らそう。」

「金目のもの・・・」

モルガナがうなり始める。

見かねて、口を開く

「なら、スナフソウルは?」

「スナフソウル・・・」

ジョーカーは少しためらった後、ポケットからスナフソウルを取り出し投げる。

「んっ?・・・なんだアレ!?明らかに金目モン剥き出しの輝き・・・!」

「回収しろブタトロン!い、今すぐにだ!」

スナフソウルがブタトロンに吸い込まれていく。

『・・・うおおおおっ!』

『こいつは金になるぞっ!すげぇめっけモン!』

こんなにきれいに引っかかるか・・・

「アルセーヌ!」

手を振り下ろすと、いつぞやに見た爆発が起きる。

メギドラオン。

その閃光は、ブタトロンにクリーンヒットし、アギラオなんて目じゃないほどのダメージを叩き出す。

ブタトロンの装甲はひしゃげ、僕らの積み上げてきたダメージを軽々と超えていく。

『うおおお!?どうしたブタトロン!?ああ!?システムダウンだって!?』

「オ、オレのブタトロンがぁ・・・!」

「ちくしょう!こうなったら・・・

オレが直々に相手してやるぜ!正々堂々、カネの力でなァ!」

どこからともなくハエの黒服が湧いてくる。

ざっと10体!

「琴音!いくよ!」

西洋剣を翻す。

「ジョーカーは本体を!」

そう言い捨て、黒服と対峙する。

「琴音、たまにはいいとこ見せないとね」

「理の言うとうりだねぇ、一応先輩だし。」

左翼と右翼に分かれて黒服が突っ込んでくる。

「琴音は左翼を。」

「うん!」

返事を聞くと、右翼に展開している黒服達を見据える。

浮いてるやつAが、我先にと殴りかかってくる

難なくサイドステップで避け、屈強な黒服Aのシールドバッシュを体を捻って躱す。

振り返りざまに西洋剣をふるとの浮いてるやつBの脇腹に刺さっている。運が良いな。まさか当たるとは。

一旦抜き、もう一度左斜めに袈裟斬りする。

あと四体。

屈強な黒服Aの背中を駆け上がり、首の当たりで西洋剣を滅多刺す。

17回目当たりで倒れてしまった。

あと3体。

背中を蹴って、着地する。素早くホルスターから召喚器を抜き、浮いてるAに乱射する。

屈強な黒服Bを見据えながらホルスターに銃を戻し、駈ける。

顔を一突きしそのまま剣を回転させ水平に切り抜ける。

あと2体。

と、さっきの乱射で死んでたか。

あと1体。

「ペルソナ!」

浮いてるやつCが逃げられないようマハラギで仕留める。

翅が燃え失速したところをアギラオでフィニッシュ。

琴音の方を見やると、まもなく終わりそうだ。

「なかなかしぶといじゃねーかYO・・・」

カネシロの声が聞こえ、そっちを見やると。

「こうなりゃ最後の手段だ!」

「大奮発に大放出だZE!アハーン?」

そう言い終わると、コン、と。頭になにか落ちてきた感覚。

頭をさすりながら足元を見ると日本の通貨ではない、コインが足元に落ちていた。

「理!上!」

琴音の声で反射的に上を見ると、微かに金色に光っている。

アレは・・・金の雨だ!

「オルフェウス!」

なんとかオルフェウスを出して防ぎ切るがダメージが大きい。

「もう一回行くZE!」

そう言い放つと、ジョーカーの頭にたった一枚のコインが当たった。

「ああ!?手持ちがなくなっちまった!」

ジョーカーが銃を取り出し引き金を引く。

肩に銃弾を受けたカネシロは、膝から崩れ落ちた。

「ダメだ・・・!金・・・金がないと・・・オレは・・・

そうだ・・・ブタトロンの中に・・・!まだ金が・・・アレさえあれば・・・!」

『ふぅー・・・金だ・・・金はやっぱり落ち着くZE・・・』

『あ?どうしたブタトロン!?

そういやシステムダウンしてたんだったか!?』

『うおおおおおッ!?!?!!?』

ブタトロンが爆発する。

「戦闘終了だ・・・」

ジョーカーが安堵した声で言う。

 

・・

・・・

 

「金城・・・!」

真の声で、金城が外に出ているのを知る。

「誰にも渡したくねえよぉ・・・オレの金ぇ・・・」

青ざめた顔で金城は言う。

「善良な人たちから奪ったお金でしょ!?」

「借金はチャラにしてやる・・・だから・・・」

「してやる・・・だ?ずいぶん上からだなぁ、ああ?」

「貧乏で・・・ブサイクで・・・バカでよ・・・」

独白が始まる。

「そんな俺にどうやってマトモに生きろってんだ・・・

社会が悪いんだろ!?立場の弱いやつはどうしたって幸せになれない!

俺だって被害者なんだよ!そうだ!悪いのは世の中だ!」

「返す返す、痛々しいな」

「居場所が欲しかったんだ!わかるだろ!?」

「何が『居場所』よ!」

この人は、居場所があればマトモに生きられたんだろうか。

「あんたが楽して儲けるために、利用できるヤツらをあつめただけじゃないっ!」

「レッテルに苦しんでんのが世界でテメエだけだとでも思ってんのか?」

「俺だってコイツらだって皆戦ってんだ!」

「けど安心なさい。やっと居場所が出来るわよ。一生かけた償いの舞台がね。」

「お前のその歪んだ心、俺らがなんとかしてやるよ。

・・・・・・・『0¥』で、な。」

「分かればいい。

さっさと現実のカネシロの元へ帰れ。」

「たくよ・・・お前ら、要領ワルいぜ・・・そんな凄え力・・・あるのに。」

「バレスを利用すりゃ、金儲けなんてし放題だろ!

人の心好きにできんだぞ!?」

「テメェと一緒にすんじゃねぇ!」

「その青臭い正義感・・・意味あんのかねぇ・・・

 やってる奴が・・・もういるってのに・・・」

「もう、いる?」

「教えておいてやるよ・・・

パレスを使って好き放題してるヤツが・・・実際にいる。

そいつは現実で何が起きようがお構いなし・・・

『廃人化に』に?『精神暴走』・・・何でもアリだ・・・」

「それは・・・斑目のシャドウが言っていた・・・」

「言え!誰なんだ!?」

「ハハッ・・・やめとけって。

やつの力は、お前らの比じゃねぇ・・・

出くわさないよう・・・

せいぜい気をつけることだ・・・」

カネシロのシャドウが光に包まれ消える。

好き放題してるヤツ・・・

一体何智何郎なんだ・・・

 

 

 

・・

・・・

 

 

あのあと命からがら脱出。お宝はアタッシュケース一杯の子供銀行券だった。

何はともあれカネシロのパレスは終わった。

確かにカネシロはクズだったが、環境がしっかりしてたなら、歪まなかったのだろうか。

そんなことを考えつつベットに潜った。

ちなみに夕飯は牛丼を琴音と食べた。

 

 

 




そういやそうだ。
キタロー達のコープの特典明記してないっすね。なんでここでぱぱっとrank5まで公開しようかと。

rank1 incident(事変)
   結城理&汐見琴音との『The World』コープが開放される

rank2 Singularity(特異点)
   結城理&汐見琴音が使用可能になる。

rank3 ワイルドトーク
   敵との交渉が決裂した時に、低確率で、交渉をやり直せる。

rank4 風格
   パーティにこのユニットを入れた際、パーティーメンバー全員に全能力+3

rank5 ハリセンリカバー
   一定確率で味方の状態異常を回復する。

ついでに技とアクセをば、
結城理
スキル アギラオ、マハラギ、テンタラフー、タルンダ、デカジャ
アクセ 音楽プレイヤー 魔法ダメージが常時1.3倍
汐見琴音
スキル ガルーラ、マハガル、パワースラッシュ、ディアラマ、メディラマ
アクセ 携帯電話のストラップ スキル使用のコストが3/4に減少する

皆P3Pのヒロインで誰が好き?

  • 岳羽ゆかり
  • 桐条美鶴
  • 山岸風花
  • アイギス
  • 伏見千尋
  • 西脇結子
  • 舞子
  • 天田乾(?)
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