PERSONA5 THE ROYAL if,fullmoon 作:はるかわいい
退屈なテスト
どうも。
7月ぶりですね。
7月13日。
教室についたら鞄を置いて、少し息をつく。
教室の中で、試験一日目の朝特有の緊張感が漂う。
この先に待っている時間を憂鬱に思いつつも、英語のページを繰る。
使うであろう単語を頭に叩き込んで、一応の対策を取る。
「テストの形式どんなだろー・・・
楽な形式ならいいんだけど・・・」
琴音が疑問を口にする。
テストの形式によって点数は左右されやすい。
ま、それを乗り越えなきゃ、真に頭のいいやつとは言えないが。
チャイム。
一日目の始まる時間だ。
はぁ・・・
・
・・
・・・
あんなに意気込んでいたのに、意気消沈中の琴音に話しかける。
「そんなに悪かった?」
「断言はできないけど・・・きっといいはず!」
「ほんとに?」
「言い切る自信がないだけ・・・」
まぁ、僕も自信がない。
あれだけそう難しくはないだろうと、高を括っていたのが恥ずかしい。
赤点ではないだろうけど。多分。
・
・・
・・・
夜になると、いつもとは違う様相で明日の範囲を眺めている琴音がいた。
「頑張るねぇ」
「まぁ今日のテストを見ると、どうしてもねー・・・」
「・・・琴音ってそんなに勉強できなかったっけ。」
「・・・」
「・・・教えてあげようか?」
「ほんとに?」
「いいよ・・・このままほっとくと、多分赤点だろ?」
・
・・
・・・
7月14日。
テスト二日目。
今日は理数系が中心で、昨日より憂鬱だ。
琴音は思い詰めている顔でワークを眺め、沈黙している。
そういえば文系だったけ。琴音って。
チャイム。
二日目が始まる。
はぁ・・・
・
・・
・・・
今日のはそこそこ自信がある。
ちょうど勉強したところが出たから、すらすら、とはいかずとも昨日よりはマシだ。
と・・・昨日に増して琴音が死んでいる。
「まぁ・・・ほら、元気だしなって・・・」
「・・・赤点かも・・・」
昨日教えたのに。
「まぁ・・・まだテストは三回あるし!」
「あと一年で理系科目出来るようになるの?」
「そこはさ・・・ほら、なんとか・・・頑張るんだよ!」
・・・これは・・・
・
・・
・・・
7月14日 夜
雲が少なく、きれいな夜空。
星は少ないが、夏の訪れを感じられる柔らかな涼風。
あと、8ヶ月ぐらいか・・・
何とかなる・・・何とか・・・
・
・・
・・・
7月14日 同時刻
「テスト明日もあるんだろ?
明日に備えて、今日はもう寝ようぜ。」
ベットの上で、黒猫ーモルナガが睡眠を促す。
「あぁ」
二つ返事でベットに潜り込み、いままで・・・今回で起きた出来事に思いを馳せる。
カネシロパレスでのあの色・・・あんなのは今までなかった。
あの二人も・・・なぜ今になって・・・
「・・・眠れないのか?」
「あぁ・・・腹の上が重くて暑いからな・・・」
「・・・そうかよ」
モルガナはそっぽを向いて
「・・・考え事はそこそこにしとけよ」
「・・・あぁ」
言う通りかもしれない。
小難しいことを考えてたら疲れちゃうよな・・・
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