PERSONA5 THE ROYAL if,fullmoon 作:はるかわいい
じゅけんつらい
7月18日。
今日は前々から話していた打ち上げの日。
花火大会の日だ。
締め切ったリビングのカーテンを開け放つと、薄暗い雲が厚く空に横たっていて。
このあとの悪天候、雨を予感させる。
「降らなきゃいいけど」
呟くと
「だめそうじゃない?」
「ん・・・琴音」
知らないうちに隣まで琴音が来ていた。
「おはよう。コーヒは?」
「今日はいいや。目覚めいいの」
そう、とは口に出さなかった。
琴音が目覚めいいとは珍しい。いっつも不機嫌なのに。
じゃ、今日は挽かなくていいか。
台所まで歩く。琴音もついてくる。
冷蔵庫を開け、上部に入れてある市販のコーヒー豆を手に取る。
挽かれてる方だ。
手際よくコーヒーメーカーにセットして、コーヒーが落ちる前にトーストを焼く。
「何枚?」
「2かな」
4枚の食パンを取り出し、グリルで焼く。
トースターよりこっちのほうがカリッと焼けるんだ。
「琴音、盛り付けうまいよね」
琴音が千切り、盛り付けたグリーンサラダはよく見る、お手本のような見た目だった。
「でしょ?」
「うん」
ん?炭の匂い。
少し慌ててグリルを開ける。
・・・端が少し焦げてしまっている。
グリルはこれがあるんだよな。
火加減が難しいというか、焼く時間が難しいというか。
パンを救出して、包丁で焦げた部分を削ぎ落とす。
で、大皿に4枚。
「このラインナップならオレンジジュースだよね」
琴音がオレンジジュースをコップに注いでいる。
「買ってこないとね」
「ねー」
注ぎきり、2Lオレンジジュースが空になる。
そんなこと言ってる間にトレイに載せたパンとサラダ、バターは···高いからマーガリンをリビングに持っていく。
そうだ。
「琴音、集合っていつだっけ」
・
・・
・・・
一口、肉まんを頬張る。
俺の分の浴衣はなかった。残念だが。
くれても良かったのに。エリザベスが用意してないんだからしょうがない。
予定より早く着いたため、銀坐線のホーム前、柱を背にみんなを待つ。
「ちょーだい」
琴音に肉まんを渡すと、
「んむ、・・・ん」
遅いな。
「立ったら?」
「疲れたんだよ」
「しゃがんでる方が辛いでしょ?」
「いやまぁ・・・あ、来たよ琴音」
見ると男性陣が向かってきていた
「あれ、女子は?」
竜司が答える。
「あぁ、まだ終わってねーんだと。」
「あぁ・・・」
琴音も時間がかかったからなぁ・・・
にしても
「印象変わるな。」
俺の発言にみんなが声を漏らすと
「な。蓮のメガネって結構大事なんだな」
メガネを付けてない蓮は目がよく見え、端的に言えばイケメンだった。
俺には何かしら変えられる部分がないから、いつも通りなんだけど。
「ありあと」
「ん」
琴音から半分は食われた肉まんを貰い、頬張る。
「
蓮が振り返ると、女子陣が来ていた。
まぁ・・・普通かな。
「待ったー?」
竜司が
「そこそこな」
冗談めかして言う。
モルガナがにゃーにゃー騒ぐのを尻目に
「ふたりとも似合ってる」
ひゅー・・・蓮は直球だなぁ・・・
「でしょ?」
音符が見えそうなほどウキウキで答える。
しゃがんでる体制から立ち上がって
「乗ろう?出てっちゃう。」
ついさっき来た電車に乗り込んだ。
・
・・
・・・
と、結論から言えば大雨に降られてしまった。
音楽プレイヤーが壊れてないか心配しながら、生憎の空を見上げる。
久しぶりに雨に降られたかもしれない。あの一年は雨少なかったしな。
「もー・・・」
浴衣の裾を絞っている琴音を横目で見ながら、通りを見る。
誰か、いないかな。そこまで時間はたってないはず。
さーっと、眺めると、目が、あ、う。
、あ。ゆ、かり。
目を背ける。
であってしまった。よりによって。SEESと。
・・・逃げるわけにはいかない。あからさまに怪しい。かといって話しかけられるわけにも。
名前を呼ばれるのもまずい。言い逃れができなくなる。
「琴音。」
「ん?」
「ゆかりがいる」
「ゆかり・・・岳羽!?」
「ん?どうした?」
竜司が反応する
「いや、なんでも」
振り返ると
「ゆ、うき・・・くん?」
口の隙間から、息が漏れた。
皆P3Pのヒロインで誰が好き?
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岳羽ゆかり
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桐条美鶴
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山岸風花
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アイギス
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伏見千尋
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西脇結子
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舞子
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天田乾(?)