リコリコの世界にモブキャラとして転生したら、全てのモビルスーツシリーズが造れる件 作:フェルトファン
久々にリコリスを観ていた時、息抜き程度に書いたやつです。
ちなみに僕は、ちさたき派です。
Episode 0 Why does he exist in this world?
別に宗教的な意味の方ではなく、創作小説などでよく起こる転生の方である。例えば、何らかの形で不幸にも命を落とした者が、神様みたいな人に人生をやり直してみないかと言われたり、はたまた気付いたら前世の記憶を持った状態で生まれ変わっていたりなど、実に色々な形の転生が存在する………
そんな数多くある転生だが、必ずと言っていいほど存在する共通点がある。それはずばり、有能力だ。作品によっては転生特典、恩恵と呼び方は様々だが、それら全てを総称して有能力と呼ばれている。
それらは絶対的な力だったり、転生した人にしか扱えない特別な武器や技だったりと、とにかく転生した先の世界では考えられない常識外れの能力、才能を意味するそして、ここにいる人物もまた、その世界の中では
………とは言ったものの……僕はどちらかと言ったら、
「………あぁ?………ここは……」
現在僕は………ソファで寝込んでいた。脳まで突き抜けるような光で目を覚ました。明るさに慣れない目を細めて周辺を確認する。
そこには、電源がつけっぱなしのパソコンの画面にこれから創ろうとするモビルスーツの設計図が載っていた。他に見えるのは、コップの中に微かに残っているコーヒーやコンビニ弁当のあまり……
「あ〜〜頭いたい………って……思い出したわ……」
この人の体に憑依してから、もう一年半くらいか…………
「そういえば僕は昨日、徹夜で
だからソファで寝込んでいたのか……そう思うと僕は時計を見た……
「朝の10時…………ってやっば!バイトの面接に遅れちゃう!」
ソファから起き上がった僕は、早く地上へ戻るよう……エスカレーターに乗る……
「ハァァァァ………相変わらず地上に戻るには長い道だな。エスカレーターを造っておいて正解だったわ。」
そう思いながら、いつも通り……僕の左右並び立っているMS達に挨拶をする……
「おはよう……
まぁ……いつもの朝だな……一体僕は誰と挨拶しているんだろう……
「ハァァァァ…………そもそもなんでこうなったんだっけ……」
僕………
★★★
「すまない!本当に申し訳ない!」
「……………え?だ、誰?」
突然僕と初対面である老人……またの名を『神様』がなぜか僕の目の前で土下座をしていた。
「ほんっとうに!申し訳ない!私のせいで……君の人生は!!!」
「ちょ!落ち着いてください!」
僕は、慌てて神様の方に近づき、とりあえず落ち着かせた……
辺りを見渡すと……白い空間。さらに僕と神様が座っている和式風の部屋。そして、一台の机には、日本人である僕にとって馴染み深い温かいお茶の入った湯呑み。どうやら神様が入れてくれたらしい……
「ハアァァァ………すまんのう……まずはお主に伝えないと行けないのじゃ…」
「は、はぁ……」
話を聞くと……どうやら神様の手違いとかではなく神様でさえ予測出来ない死に方をしたらしく正直僕は呆れて笑うしかなかった。僕の死因は心臓麻痺、健康体で外因的な死因でもなければ変な薬物を飲んで死んだというわけでもないし、ショック死なんて万にひとつもあり得ない……
神様でさえ、どうして心臓麻痺になったのか理解できず、死因とかを確認する本には何故か死因だけが黒く塗り潰されて確認不可能だった。まるで僕は悪霊か何かに取り憑かれているんじゃないかと疑うしかなかった……
だけどまあ……正直どうでもいい………前世の僕の人生は最悪だった。
前世で両親は早く亡くなり、祖父母に育てられた……けどその祖父母も亡くなってしまった。
それからその後、僕を引き取ってくれる親族もいたが、なぜか事故で亡くなってしまった。それから僕は、ずっと一人…………家族も無く、本当に一人になってしまった。
それで僕は生活費の為に学校を辞める事になった……まぁ、友達もいないし別に悲しむ人もいないだろうけど……
そして僕が、バイトで必死に稼ぎ、僕にとって唯一の趣味、“ガンプラ“である“Ξガンダム“を買いに行こうと街中へ出かけたのだが………現在今の状況である……
それが原因不明で消え去ったのは納得いかないが、神様のせいという訳でもない。恨むに恨めないし、恨んだ所でどうにもならないのが人生だ。いやもう死んでるんだけど。
すると神様は、不幸である僕にある提案をくれた……
それは……転生である………
いわゆる、神様転生(事故で死んだ俺が目を覚ますと目の前に神様が~)から始まる、チートだらけの原作ブレイクだ。通称『転生特典』と呼ばれるチートレベルの力なり別作品の能力なりを神様とやらに貰い、新たな生を受ける。だけど、それ自体を物語に組み込んでる商業作品は滅多になく、基本的にはネット界隈で有象無象にひしめく二次創作がほとんど……
じゃあ、なんでネットではそんなに人気なのか。それは、このジャンルが作者の欲望を如実に反映するものだからに違いない。実際僕も人気のネットノベル“ハーメ◯ン“や“pix◯v“なども読んだこともあるけど……
「さぁ、どんな世界でも良いぞ!なんならお主の好きな世界に転生しても良いぞ!」
そう神様は言ったのだが………僕が転生したい世界は……『普通の世界』である…
「な、なんと……普通の世界じゃと!本当に良いのか!?」
神様も驚きを隠せなかった……普通の世界に転生するのにそんなに珍しい事なのかっと聞いてみたけど……
「当たり前じゃ!お主以外の転生者達を見てきたが、普通の世界に転生したいって者は初めて見たじゃぞ!」
——あの作品の世界に行きたい!
——あの作品のあの野郎をボコボコになるまでぶっ飛ばしたい力が欲しい!
——あの作品の全てヒロインをハーレムにしたい!
………などなど……
最後のは胸糞悪くなる話だけど、初期の頃はそんなのばっかだったようだ。僕が言うのはあれなんだけど………欲が多すぎるんじゃないかな……
っと、そんなわけで神様転生モノに出てくる人……いえばこれから主人公になる者は、ほぼ全てが喜び勇んで転生していく。色欲にまみれた奴ら、登場人物に共感して運命を変えようとする人、単純に好きだった作品の力を振る人、今度こそ生を謳歌しようとする人……
だけど、正直僕はそんな欲は持ってないし、どちらかと言ったら平和で普通に暮らしたい気持ちである……そう神様に答えたら……
「うぅ…………まさか……あんな悲惨な人生を送った若者が……うぅ……」
なぜか泣いていた。僕みたいな人が現れた事が嬉しかったのか、それとも感心したのかは知らないけど………とりあえず僕は再び神様を落ち着かせた……結構苦労してたんだな…他の転生者の面倒を見る神様の仕事って……
「うむ!よかろう!じゃが……流石にお主には何かを与えないと儂の気持ちが落ちるけん!今回は特別に転生特典を三つまで用意しよう!どんな特典でもかまわん!」
本来、転生特典を貰えるのは、一人一個のはずだったが………なぜか特別に三つまで用意してくれた。正直、普通の世界に転生するならいらないんじゃないかなっと思うが……一応時間をかけながら考えた………
僕が手に入れた特典はこれだ……
一つは、幸運を上昇する能力。幸運さえ持てば、いろんな可能性もできると思うし。ましてや、ある意味奇跡も来るんじゃないかと考えた。実際僕はこう見えて平和主義、事故や殺人などには関わりたくない。
もう一つは、技術力の頭脳。こう見えて僕は、小中学校での工作の成績は結構自信がある。物作りが好きなので、転生した世界で役に立ちたいと思う。
そして最後は………
「
正直どうかしていると思うが……だけどこれだけは絶対に譲れない。ガンダムファンである僕にとって、ある意味とても重要である。前世の世界では、欲しいものがあっても値段が結構高かった……
しかも在庫もなくなる可能性もあり、手に入れなかった経験もあった……
「ふむ………色々とツッコミたいじゃが……分かったわい!お主の願いは確かに聞いたぞ!」
……っと神様は杖を宙に回し、僕の体から光が出てきた……
「本当にすまなかった……じゃが!お主には新しい人生が待っておる!それまでしばしのお別れじゃ!」
そう神様は僕に言い、僕は満面な笑顔で礼を言う。
「ありがとうございます!神様!!」
「ふむ、それじゃ送るとするぞ!」
そして僕は……神様に新たな世界へと送られ、光となって消えていった……
……………が、目覚めた時.....僕は仰向けの状態で倒れていたのであった……
「…………は?」
思わず固まる僕………正直、なんでこんな所にいるのか……理解ができなかった.........
「(.........ここ.........どこなんだ.....?)」
ゆっくりと立ち上がり、辺りを観察する。キッチンやテーブル.....さらにテレビなど.....まさに“ザ・アパート”っ感じの部屋。
「僕は.........転生したのか......?」
とりあえず今は自分の顔を見たい.....そう思った僕は.....洗面台を探しに向かった。
「(えっと.........洗面台は.....あった。)」
ようやく見つけた僕は、自分が映っている鏡へと視線を移す。そこに映っていたのは.........
「...........あんまり変わらないな.......」
前世の僕の姿とほぼ同じである.........
だけど、どこか違う.....
結論から言うと俺は転生に成功したのだろうか.......今、鏡で僕と同じ動作をしている少年がいることが何よりの証拠だ。特に髪型とか色も変わってない....
ただ、違うのは.....グレーの目しかも、かなりの美形というどんな徳を積んだらなれるんだという容姿になっていた....それに.........
「なんか.........若返ってないか僕?」
微妙だが......肌が前世より若返っている。それに身長も少し低くなった気がする......
「えっと.....とりあえず.....」
情報が無さすぎる.....とりあえず街へ向かってみよう。そう思った僕は、外へ行ける服を適当に見つけ、着替える.........
「これでいいか.........ん?」
一応外へは行ける服を見つけた僕は、もう何年も着ていないだろう学生服を見つけた。そこには、名前が載ってあった....
「“暁月.........蒼夜”......名前も同じなのか....」
これが今の僕の名前か......苗字は変わってしまったが....幸運にも自身の名前が同じである事は嬉しい事だ.........
「ーーーー行くか」
行き先はまだ決まってないが....とりあえず今の街を見てみたいと....前世と同じ世界だから変わらないと思うが、世界に馴染むように観察をしたい......
「ーーーーーーへぇ、今僕が住んでいるのって、やっぱアパートなんだよな....」
外を出た僕は、今住んでいる場所を確認すると、想像してた通りやはりアパートであった。二階建てであり、結構ボロい....
ちょっとだけ豪華な家に住めるのかなっと思ったけど.....そんなに甘くはないんだよな.....まぁだけど今は街の観光だ......
「あ....ついでにガンプラでも観に行こう....」
そうして僕は街中へ向かったが、待ち受けていたのは想像もしない事だった.........
そして時は.....夕方となり.........
「ほんとに現実?」
開いた口が塞がらない.....
にわかには信じ難い事が分かった.....
とりあえず分かった事は.....この日本.....否、この世界は僕が知っている世界とは全く別だ.........
「はあぁぁぁ....なんなんだよこの世界.....」
今日中に最低限の情報だけを得ることはできたのは喜ばしい事だった。普段ならこの程度の運動では息が上がることすらないのだが、恐らく精神的な疲労のせいだろう。疲れた体を癒すために、夕暮れ時の太陽に照らされた公園のベンチに座っていた。
まずいくつ分かった事はある。まず一つ目は、僕が知っている東京とは全然違う.........
この世界に東京の象徴....いわゆる日本の象徴でもあるタワー....
“東京タワー”や
“東京スカイツリー”
.........が
旧電波塔っていうタワーが建っていたが....調べたら8年前のテロ大事件で崩れたらしい....しかもその事件以来、今日本は平和になったっと.........
そしてもう一つ.........それは僕にとってこの世の終わりでもあった.........
あの時....たまたま僕はホビーショップへ寄っていたのだ。目的はガンダムシリーズのプラモやフィギュアの観察....だがいくら探しても見つからなかった。
なら僕は一か八かのかけで店員さんに赴いた。
『ガンダム?そのような商品はありませんが……』
僕の緊張とは裏腹に意味不明な回答が返ってきた。
ならアニメは!っと問い出しても頭上に?を浮かべるだけの受付に僕は慌てて外に出る。
少し駆け足で街を散策して図書館を探し、パソコンを使って調べた.....だが『ガンダム』ってキーワードを出しても見つからなかった。尋ねた人々は皆口を揃えて聞いたこと無い、とだけ....
つまり.......この世界に
あまりの予想外の事に疲弊した僕はその場に座り込んだ。
........ありえない、あれだけの日本のアニメ界の中.....人気ロボットが誰一人としておらずネット内に一切載ってなかった。
「..................なぜだ........」
なぜなんだ神様......まさか騙していたのか.....いや、あり得ない。あの優しい老人が僕を騙す.........だけどそう考える以外ない......
「.....はあぁぁぁ....とりあえず帰ろう.........」
大きくため息を吐いた僕は、もう何処もいかず、まっすぐ家に帰ろうと思った.........
ードンー
......すると、ある人とぶつかった。すみませんと反射的に謝ってその人を見ると……
「あっ?何見てんだ?」
「え……あっ、ご、ごめんなさい」
「.................けっ!気をつけろ餓鬼。」
「す、すみません(うあぁ....こえぇぇ.....)」
「たっくよ........っ!!!」
慌てた僕は肩をぶつけた男に謝った途端、男はなぜか慌てた様子で何処かへ消え去った...まるで何かから逃げているような....
「(ーーーなんであんなに慌てて.....ん?)」
男が走り去った後、女子中学生二人の2人が後を追いかけているようにも見えた。
「(ちょ!?何やってんのあの子達!?)」
あんな危なそうな男にこっそり着いていくなんて........よく分からないが、僕は彼らの後を追った。こっそりとバレないように尾行する....
「はぁ....はぁ.....ここって……」
尾行してから十数分、そこは工場だった。
ついさっきまで尾行していた少女達も何処かへ消えてしまった。もしかしたらあの男を尾行していたんじゃないのかっと思っていたのだが.....勘違いしてたらしい.....そう思って今度こそ帰ろうとしたが....
「(!?...........銃声!?)」
前世でよくガンダムシリーズのアニメを観ている時に銃声の音と全く同じ音が聴こえた。再び僕は、こっそり電柱の影から覗く。
覗くと同時に驚愕した。
「……えっ?」
男の人は血だらけで倒れていた。
何が起きたのか分からない......だが、もっと驚く事があった.....
「(!?)」
仰向けに倒れている男の隣に、銃を持った少女と、携帯で誰かと電話をしていつ少女もいた....
「〜〜司令。ターゲットは〜〜」
「こちら〜〜至急、現場を〜〜」
そして理解した......男は射殺されていた。しかもあの女の子に。身体中何発も射殺されていた。よく見ると女の子も拳銃を持っていた。サプレッサー付きで撃てば音が響かない。
「(な.....なんで.....)」
あまりにも衝撃すぎて声も出なかった。此処は日本。顔立ちは間違いなく日本人の女の子であるはずなのに、十歳くらいの同年代の女の子が銃を持っている筈がない。
「(に.........逃げないと!!!!)」
僕は何かとんでもないことを知ってしまった恐怖心から逃げるように走った。携帯を持ってなくて、警察も呼べない。だけど誰かを呼ぼうとすれば自分が殺されてしまうのではないかと錯覚してしまうほどの恐怖心から家まで走った。
ーバタン!!!ー
「はぁ!はぁ!はぁ!」
息切れした僕は、絶対に誰もこの部屋に入らないよう、僕は玄関の扉を絶対に誰も入ってこないよう、頑丈に戸締りをし、便所へ向かった.....そして.........
「オオエェェェ!!!!!」
思わず吐いてしまった......それくらい僕にとって、充分過ぎるくらいの衝撃だった。この眼はオンオフは出来ない。死を告げてしまうこの眼を初めて怖いと思ってしまった。この日、僕は全く空いていなかった....
「はぁ.....はぁ......ど....どういう事だ!?.....ここは普通の世界じゃないだろ!」
全部吐き出した僕は、吠えるのだった。近所に迷惑なんじゃないのか......だけど今の僕の頭にはそんな事を全く気にしていない.....
「ハハハハ.....そ、そうだ.....これは夢だ......絶対にそうだ......」
きっとこれは全部夢だ....神様転生なんて絶対にあり得ない....そう思ったその時.........
「っ!?」
僕のポケットに入っているスマホが鳴っていた。だけどおかしい.....僕はこの世界に転生してから誰にも連絡を交換していないし、ましてや教えた事もない.....
そう思い、スマホの画面を確認したら、そこには『非通知』っと載ってあった....
「だ.....誰だろう......」
恐る恐る....僕はスマホの通話ボタンを押し、スマホを耳に付けた。
「も....もしもs
『おぉぉぉぉ!!蒼夜殿!無事じゃったか!!!』
.....か、神様!」
その声を聞いた途端....間違いなくついさっき別れたばかりの神様本人であった.....
正直....安心感が溢れ出てきた....
『蒼夜殿!本当に無事か!怪我はないか!』
「あ.......は、はい.......」
なんでだろうか.....ついさっき別れたばっかりなのに....すぐ再会すると....こんな嬉しい気持ちになるんだな....
『そうかそうか.......じゃが蒼夜殿......お主にいくつか謝らなければならない事もあるじゃ.....もちろん....お主自身にも.....』
「.....................えぇ?」
『正直、お主が混乱しておるのが分かる。とりあえずゆっくりで良い.....なんなら今日は休んで明日にでも話すか....?』
「..................いえ、続けてください.....」
『ーーーーーーそうか....それでは説明するぞ.........』
それから神様は、この世界に転生した事についていくつか説明してくれた.........
どうやら僕は、転生ではなく.....
元々この身体である暁月蒼夜は、ここで毒薬を飲んで自殺していた。
よくよく机の下を調べたら、薬の入った瓶が見つかった。それが毒薬だっと神様から聞いた途端、僕は思わず外へ投げ捨てた。
なぜ僕は、彼の身体に憑依してしまったのか.......本来僕は、赤ん坊に転生し、第2の人生を送るはずだった....
しかし運悪く.......この世界にはもう1人の僕が住んでいた.....しかも死因は自殺。その時に僕が神様に転生させられてしまい、強制的にこの身体に憑依してしまったのだ....
『まさか.....こんな事になるとは.....しかもお主を転生した世界が、もう1人のお主がおるとはのう.....』
流石の神様も驚きを隠せなかった.....だけどまさか他の世界に僕のもう1人がいるなんて....やっぱり“マルチバース”って存在するんだな.....
『うぅぅぅぅぅぅぅぅ〜〜〜だがしかし....せっかくお主に最高の人生を送ってあげたのに....これじゃ、全く同じではないか!!!』
ははは.....もはや僕は笑う事しかできない...
『蒼夜殿よ!ほっんとうに申し訳ない!まさかこんな事に.....もっと慎重にするべきじゃったわ!!!』
あ〜〜〜、やっぱそうなるよね.....だけどこれで分かった事がある...
「ーーーいえ、むしろ感謝してますよ。」
『ーーーーーえ?』
「こんな何の力も持っていない僕を見守ってくれるなんて....本当にいい人ですね神様。ついさっき....騙されたのかなっと疑っちゃいましたけど、本当にすみません....」
『な、何を言う!謝るのは、儂の方じゃ!お主が責任を感じる必要はなのじゃ.........それにな……お主が欲しがっていたガンプラの事も伝えなければならぬのじゃ!』
「ガンプラって............ゑ?」
まさか、ガンプラについて話してくれるのか!?っと思わず声を上げてしまう....
『お、落ち着くのじゃ!とりあえず、この場所へ向かっておくれ....そこで話す事がある...』
そう言って、スマホの画面に位置情報を送ってくれた。言いたい事はあるが、今は神様の言葉を信じて、目的地へ向かう.........
「ここでいいのか?」
アパートからほど近い、海辺の近くにある
『うむ。ここならお主にある二つの特別な力を使えるな......ホレ、両手でパソコンを操作したみたいに構えてみろ。』
二つの特別な力?.....不思議に疑問を感じたが、とりあえずパソコンを操作する時のように両手を前に出す........
..................っと、いきなり両手からタブレットらしい物が現れた。
「!?」
『おぉ〜意外と上手くできたのう....それでは簡単に操作してみろ。』
色々とツッコミたい所はあるが、まずはタブレットを操作してみた....そこには疑うほど、僕の目が飛び出そうになった.....
「これって.......
一から全て、びっしりと載っている設計図。よく見るとエンジンの設計なども完璧に載ってあった。だけどそれだけじゃない.........
「フリーダム、エクシア、バルバトスまで!.....それだけじゃない、シャア専用ザクⅡやジオングまで.....それにユニコーン!?」
一体なんなんだこれ!?どれだけの設計図が載っているんだよこのタブレット!?
『ようやく開いたか.....これで問題なく造れるじゃろうな...』
ーーーーーーーーーは?
ーーーーーーーー造れる?
ーーーーーー何を言っているんだ?
『おぉ、すまんすまん。説明不足だったな.....つまりこう言う意味じゃ....
お主は、
「ちょ、ちょっと待ってください!いくらなんでも無理ですよ!?」
『じゃったら試してみろ.....そうじゃな、まずは簡単にフライパンを創ってみろ....』
「え.....ふ、フライパン?」
『そうじゃ。とりあえず想像しみろ……それがお主のもう一つの力じゃ....』
え.....いや無理だろ.....だってフライパンを作るのに材料が必要なんだよ.....そんないきなり創れっと言われても.........造るわけ...
いやできたわ........
『どうじゃ、簡単じゃろ?』
簡単ってレベルじゃないですって。創り始めてまだ5秒も経ってないよ。なんならカップ麺が出来上がるよりも速い...
『今お主が使ったのは、想像じゃ。お主が想像した事で実体化ができるのじゃ.....もちろんMAの組み立てに必要なパーツ、武器、そして原子力なども実体化もできるぞ。』
.........いや確かに便利だけど......そんな能力今の世界に必要なのか....っと神様に語る....
『お主はもうとっくに見たじゃろ.....少女が人を殺した現場を.....』
「!?」
その言葉を聞いた途端、記憶が蘇る....あ、やばい...また吐き気が.....
『実の所、お主が憑依転生した世界は一見普通に見えるが、裏から見れば全く
あ〜〜〜デスヨネー。やっぱそうだよな....なんとなく分かっていたけど....
『残念ながらこの世界について教える事ができぬ。じゃが、正直に言うとお主自身で護れる力を造らなければならない。それに、こう言っては悪いが....お主はこの世界ではただの一般人なんじゃ。」
なるほど.....つまり本来の暁月蒼夜は一般人.....いわゆる
ーーザ、ザァーーーーーー
そんな事を考えているうちに、スマホからノイズ音が聞こえてくる。ノイズ音が現れてからドンドン神様の声が聞こえづらくなった...
『む.....いかんな.....そろそろ時間が.....蒼y......また連絡すr.....ぞ.......』
「神様?.......神様!」
『あ......せい......お主は.....ひと....では....な....』
ーーーザァーーーーーーーーーーーー
それからノイズ音しか聞こえない。そう思った僕は、スマホの通話を切った...
「ーーーーーーーーハァァァァ.....マジかよ..........」
大きくため息を吐く.....今度こそ一人になった僕は、その場で体操座りする....
「ーーーーーこれからどうしよう....」
ーーー頼れる家族がいない.....
ーーー頼れる友達もいない.....
ーーー頼れる親戚もいない.....
完全に一人だ.........
「身構えている時には、死神は来ないものだ..........そうですよね、アムロさん....」
このセリフは、アムロ・レイがハサウェイ・ノアに掛けた言葉.......なぜかその言葉が脳内に響いたのだ...……
ーーーこの世界に転生した時、もう元の世界に戻る事はできない.....
ーーー今の僕に特殊能力があっても、ただ造れるだけ......
ーーーそしてこの世界の僕はただの一般人.....
「ーーーーーーだったら僕は.....」
ーーーこの世界で、
「............生き延びて見せる!」
こうして立ち上がった僕.......暁月蒼夜は、本格的にこの世界で生き延びようと自身の運命を動かせたのである.......
★★★
それから時は、現代に戻り.........
『ア!ソウヤガオキタゾ!!!』
『『『『『オハヨーーーーーー!!!!!』』』』』
「はいはい、おはよう“ハローズ”。」
昨日徹夜で工場跡の地下で作業をしていた僕は、地上に戻った。いつもと変わらない普通のアパートの部屋....っとは言っても、僕だけ住んでいて、他の部屋はただの空室...
まぁ....一人っと言われても....一緒に住んでいるハロ達、通称“ハローズ”。
僕にとって唯一の友達......AIサポートロボットだけど.....
『ソウヤ!ソウヤ!キョウモシゴトヲサガシニイクンダヨネ!』
『マダソウヤハ“
「うぅ......今の言葉でめっちゃ傷ついたけど....」
グサっと結構心に傷をつけてくるが、彼らの言う通り、今の僕は仕事を探している最中である.........
「ハァァァァ.....さっさとバイト探しに行くか......」
そう言い僕は、必要な物をリュックにしまい、出かける準備をする。
「じゃ.....行ってきま〜す。」
『『『『『イッテラシャーイ!!!』』』』』
今日もハローズ達に留守を任せ、僕はバイトの面接へ向かう.....
「(あ〜〜〜今日こそは面接受かればいいんだけどなぁ....)」
この世界に転生してから....三年。主人公.....いや、一人の
「ね〜
「ダメです
「えぇ〜〜〜いいじゃん〜〜」
その時に偶然すれ違った
Episode 0
………続くかどうかは、感想や評価次第です。
みんなのお好みのガンダムシリーズは?
-
宇宙世紀シリーズ
-
アナザーシリーズ
-
ビルドシリーズ(ガンプラ系)
-
漫画版 or 小説版