リコリコの世界にモブキャラとして転生したら、全てのモビルスーツシリーズが造れる件   作:フェルトファン

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Episode 2 彼にとっての戦い(仕事探し)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーBAN!!ー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「(っよし、命中!次は……!)」

 

 

 場所は砂漠地方……白い一角のMS(・・・・・・)に乗っている蒼夜は敵機の一体を撃破することができた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グポーン!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ........っとその時、赤いモノアイでこちらを見つめる量産機ザクⅡ(・・・・・・)。そして、所持しているライフルで構え、

 

 

 

 

 

ダダダダダダダダダダダダ!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

………発射された弾が一斉の彼の方へ向かい撃ってくる。

 

「(っ………やっべ!)」

 

 弾丸を避けながら、左腕のシールドをX字にスライドさせ機体の前方に構え、シールドのIフィールド発生装置が飛んで来る弾丸を弾く。

 

 今蒼夜が使っている射撃武装は、頭のバルカンとビーム・マグナムの二つだけである。

 

 特にビーム・マグナムは、一射につき『マグナム弾』と呼ばれる専用の弾倉型Eパックカートリッジを丸ごと一つ使用しているが、装填する弾丸の数は少ない。

 

 シールドで敵の攻撃を防ぎながらザクに迫る。接近するMSにザクはライフルの攻撃を止めヒートホークに持ち替える。

 

「っ.....来る!」

 

 右手に斧を握ったザクが接近戦を仕掛けてくる。蒼夜も左腕のビームサーベルを引き抜き鍔迫り合いに持ち込むと目の前に居るザクの頭部にバルカンを発射する。

 

 弾は頭部に命中しモニターが割れ装甲が凹む。さらに左腕のシールドを横になぎ払い頭部を吹き飛ばすとザクは地上の砂漠へと落下していった。

 

 落下していくモビルスーツに戦闘能力が無いのを見ると次の標的に向かう。

 

「残り何体だ......くそ....もう弾丸がない!?)」

 

 マグナムの弾は尽きてしまい、残っている攻撃武装は盾とビーム・サーベルだけになってしまった。

 

 目の前に残っている敵の数.....量産機ザクⅡ。その中には、一体だけの赤いザクⅡ(・・・・・)が無傷のまま立っているのである。

 

 

 

「よし、………もう一度NT-D(・・・・)を……今度こそ成功してくれ!」

 

 願いを込めた叫び声を上げると共に、機体の装甲の隙間からピンク色の光りが漏れ出す……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 がその時…………

 

 

 

 

 

 

 

BATTLE TIMEUP!!!!!《Time UP !!!!》

 

 

 

 

 

 

 

「……ここまでか〜」

 

 

 

 突然鳴り響くアラーム音っと同時に、ついさっきまで砂漠だった場所が、いつの間にか粒子のように消えて無くなる。0から9までの数々の数字がまわり湧き上がり、気づいた時にはさっきまでいたザク達も消え去った……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★★★

 

 

 

 

「あ〜〜〜!やっぱダメか!」

 

 仮想世界から現実世界へと戻された蒼夜は、頭につけていたバイザーを外しながら悔しがっていた。MSのコックピットのハッチを開いた彼が目にしたのはついさっきまで戦っていた戦場の砂漠ではなく、数々のMSを開発している地下の秘密基地であった。

 

『ソウヤ、オツカレサマ!』

 

『ハイ!スイブンホキュウ!』

 

「あぁ、ありがとうハロ…」

 

 蒼夜がMSから降りると、ハロ達が汗だくになった彼にタオルとスポーツドリンクを渡した。“仮想空間訓練“をした彼は酷く汗だらけになったため、シャワーを浴びたい気持ちもあるだろう。

 

「ハアァァァァ………やっぱり“サイコフレーム“の扱いって結構難しいんだな……」

 

 完成してから長いこと操縦の訓練していたが、結果として今の自分では扱えないと考えた混んでいた。ついさっき操縦していた白い一角獣のMS……ユニコーンガンダムは、蒼夜にとって今まで開発したMSの中で一番扱い難い機体(・・・・・・・・・)である。新たな世界に転生してから3年、何度も失敗はあるもこれまで100機以上の機体の操縦を乗りこなす事ができた。造るだけでなくMSをどう操縦できるようかを理解しながら、日々日々訓練を重ねていた。もちろん流石に外を出て戦闘訓練をすれば一般人に目撃され、最悪間違えて被害を起こしてしまう恐れもある。

 

 そこで彼は、ビルドダイバーズ作品に登場する“電脳仮想空間”を開発し、機体のコックピットに乗り込むだけで、ネット仮想ゲームの様に触感や感覚など……まるで本当の戦闘を経験するとこができる。また、陸、海、宇宙など……様々なエリアで戦闘を再現することも可能。

 

 ちなみにさっき戦ったザクⅡ達は、事前に敵として設定されたNPCである。

 

「一応操作は問題ないけど……やっぱり()()()()()()()()()()()()()()()()()()()〜」

 

 

  そう、彼にとって悩み続けている問題は()()()()()()()である……

 

 そもそもサイコミュはなんなのかを簡単に説明すれば、宇宙世紀シリーズに存在する特別な人間……ニュータイプの脳が継続的緊張状態のもと意思伝達を行う際に発する特殊な脳波である。当然ユニコーンの全体に搭載されているサイコフレームもまた、サイコミュの基礎機能を持つコンピューター・チップを金属粒子レベルで鋳込んだMS用の構造部材。その為、脳波を増幅して発信する装置やニュータイプの脳から検出される感応波をコンピュータ言語に翻訳する脳波制御システムなども言われる。

 

 

 もちろん蒼夜が以前開発したサイコミュ高機動試験用ザク*1やその他にもサイコミュを搭載している多くの機体、加えてユニコーンを開発する前に同じサイコフレームを搭載しているνガンダムやサザビーも操縦のテストをしており、結果としては暴走もなく性能も異常は見当たらなかった。*2 

 

 しかし解決できていない問題はまだ山積みで、特にユニコーンモードからガンダムの姿となるデストロイモードへ変形する際に発動する特殊管制システム…NT-Dシステムは何故か発動しなかった。もちろん相手が敵性ニュータイプ、もしくは強化人間の発する感応波を感知する事で自動的に起動するシステムである。しかし今の世界にはSFみたいに存在せず、蒼夜自身が起動するように設定していた。だが、改良したシステムは動く気配を未だに見せていない。

 

「あれから何度調べても問題は一つも無かったし、やっぱり凡人である自分が扱えないかなぁ…」

 

 そう言いながら自身のパイロットとしての経験の足りなさを改めて理解する蒼夜は、シャワーを浴びに向か嘔吐する。

 

 今後も改善しようと考えるも、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

 

 

「ハァァァ………明日こそ、バイトの面接受かりますように……」

 

 

 

 

 

 そう彼……暁月蒼夜は、未だに無職(ニート)である………

 

 

 

 

翌日………

 

 

 

 

 

 

「(あ〜〜〜ここも不採用か〜〜〜)」

 

 またしても不採用と印をうたれた紙を丸めてる蒼夜。本格的に就職しようと決意してから一年くらい経ったが、中々上手くいってない………むしろ不採用し続けるばかりである…

 

「(くそ!やっぱり僕の性格と言語力のせいなのか!? )」

 

 上手く喋れない、性格が暗い、そして何より人と喋るのが怖い……そのせいで今の彼は変わらずの無職のまま、ついに一年経過してしまった。

 

「(ハァァ、前世の世界では5回も落ちてやっとだったのに……)」

 

 そう、前世の彼は必死に高卒認定試験を一発で合格し、バイト先の面接を5回も落ちてやっと就活できたのだった。その為、彼は生活費の為に必死に働いていたのだ。

 

 しかしこの世界の彼は、高卒認定試験に合格を既に受かっていても、全く就活ができていない。それどころか、仕事が一個も見つかっていない。技術力以外の何か得意分野を習得しておくべきだったなっと今更後悔する蒼夜。

 

「(それにしても……)」

 

 はぁ、とため息をついて椅子にもたれかかると今まで不採用だったバイトの面接で言われた言葉を思い出す。

 

『免許証は……無い?じゃあ身分証か何か出してくれるかい?はぁ高卒!?ダメだダメだ!そんな怪しいヤツ雇えるわけがない!』

 

 その他の面接もそうだった……

 

『高卒だって?そりゃあ無理だよ坊主。どっかの治安悪い国ならまだしもココは日本だぜ?それに高卒認定に合格したって……さすがに雇うのは無理ってもんだ〜』

 

 まさか理由が高卒認定を合格しただけでダメだったなんて。ならチェーン店ならどうだろうか、そう思って足を運んだが結果は同じだった。

 

『いや、さすがにね………それに君性格暗いし、お客さん逃げちゃうんじゃないのかな?』

 

 性格まで不採用される……それに………

 

『ねーアンタ。もしかして前科持ってるの?ちょっとそれは……』

 

 過去になんの罪も犯していないのに、いきなり前科扱い者にされ、不採用……

 

「(ハアァァァァ……なんにも罪犯してないんだけどな………)」

 

 っとあれこれあった為、また次に面接を受ける所も同じ結果なんじゃないか。そう不安を感じた蒼夜は、とりあえずこれからの事を考えながら、最近流行っている喫茶店でコーヒーを飲む。

 

 喫茶リコリコ……数日前とある少女と出会った事で最近立ち寄る喫茶店だが、珈琲は格別に美味い。今食べる和菓子も其処らの甘味処より遥かに満足の行く味。気が付けばこの数日の内、蒼夜自身の中にとって小さなマイブームとなっていた。

 

「おぉ!蒼夜君いらっしゃい!今日も来てくれたんだ!」

 

 聞こえの覚がある声を聞いた蒼夜は振り返ると、最近知り合った白髪の少女、錦木千束が明るい笑顔で彼の事を見つめる。今思い返してみると、彼女と馴れ初めは、まるでラノベやゲームのシチュエーションの様だった。つい数日前、千束は木に登ったまま降りれなくなった飼い猫を助けようとしており、偶然通りかかった蒼夜がその手助けをしただけだったのだ……

 

 カウンター席に座っている彼は、珈琲を飲みながら、鞄から他のバイトの仕事が載ってある本を取りだして机に広げる。すると、ここの店主であるミカに話し掛けられた。

 

「勉強かい?」

 

「は、はい……」

 

「そうか……今日は客も少ないし、ゆっくりしてていいぞ。」

 

 ミカから許可も取れた事で、蒼夜は次のバイト先を考えながら、ペンを進めていた……

 

「(はぁ………次こそ受かるかな……)」

 

 

 

 もう何回めだろうか……すると周りの客の対応を終えたのか、千束が蒼夜に話しかけて来た。

 

「お?蒼夜君は勉強中?」

 

「え、い、……いや……違う………」

 

 相変わらず、人と喋る時言葉が少ない彼。

 

「へぇ……どんなのやってるの?」

 

「ちょっと千束、一応彼お客さんなんですから、邪魔させてはダメですよ。」

 

 ひょっこりと横から蒼夜が開いている本を覗き込んで来る。それをみたたきなは彼女に注意するのだが、千束は本の中を見た途端、少し驚いたような素振りを見せた。

 

「ーーーーーー蒼夜君、これ何?」

 

「聞いてますか………ってこれは……」

 

「ん〜、何なのどうしたの〜?」

 

 するとそれを聞いたのか、ミズキが割り込んでくる。するとたきな同様、ミズキも驚きを隠せなかった。

 

「ちょっとこれ……バイト探しの本じゃないの。しかもびっしりと……」

 

「はい……ですが、所々にペンで書いた線が載っていますけど……」

 

「そ………それ………不採用……だった……」

 

「「「…………………え?」」」 

 

 バイト探しの本にペンで線を書いたのは、面接で不採用だった時の印。しかしその数は、あまりにも多く、千束達は、驚きを隠せなかった。

 

「ーーーーーーちょっと蒼夜君。一応聞くけど………何回不採用を受けたの?」

 

「…………ひ……ひゃく……二十……ろく……」

 

「「「……………………はぁ!?」」」

 

 あまりにも衝撃的すぎて、思わず声を出してしまう彼女達。当然である、バイト先の面接で不採用される回数は、尋常ではない……しかも百を超えている……

 

「ちょ、ちょっとそれ明らかにおかしいでしょ!?しかも百以上だよ!」

 

「同感です……流石にこれは……」

 

「い、いや………僕は………こんな……だし……」

 

 今の自分の性格を改めて理解した蒼夜は、手に持っている珈琲カップを啜る……

 

 

《……え〜、それでは次のニュースです。防衛省技術研究本部によって新たに開発した陸上自衛隊専用の新装備について紹介します……》

 

 カウンター席に座っている彼は、テレビから流れているニュース番組を目にする。『新装備』って耳に入った時、思わずテレビの方を振り向く。

 

「(へぇ〜、そんなのがあるんだ今の自衛隊に……どんなんだろう?)」

 

 

《………現場の◯◯さん!》

 

 

っっっブッフ!?

 

「うぁ!?ちょ、蒼夜君大丈夫!?」

 

「ゲッホ!ゲッホ!だ、大丈夫……」

 

 

 珈琲でむせてしまったが、それよりのテレビの画面に一瞬映っている所にもっと驚きなそれが映っている。そして再度再びそれを映すと………その『新装備』について、見覚えがある蒼夜……

 

《は〜い!現在私は陸上自衛隊の基地に立っておりま〜す!そして、私の近くにいるのは、いよいよ完成が近い陸上自衛隊の新装備……》

 

「(なんで自衛隊の基地に………ガンタンク(・・・・・)がいるんだ!?)」

 

 テレビに映っている女性の後ろに立っている自衛隊の『新装備』。その見た目や形状は、ガンダムシリーズに登場するMS……“ガンタンク“とそっくりである。

 

 

 

 

ガンタンク

 

 

 型式番号RX-75。宇宙世紀シリーズに登場する組織、“地球連邦軍“のMSであり、連邦軍にとって初のMSでもある。見た目は、戦車の下半身に人型の上半身を乗せたようなフォルムを持つ機体。

 地上で大型の機械を2足歩行させることは非常に困難なため、履帯移動は実は意外と理にかなっている機体でもあるが、底部スラスターと姿勢制御バーニアを装備しているため、宇宙空間でも運用が可能。

 

 

 

 

 

 

 だが……なぜかその機体がテレビの向こう側に映っている……しかも自衛隊の『新装備』として……

 

 

 

「(もしかして........いや、そのはずはない.......)」

 

 

 この世界でも自分以外の者がMSを造っているのではないか.......っと蒼夜は考えたが、すぐその考えを拒否した。

 

 

 実際、彼は既に完成したガンタンクや設計図などは、盗まれてないし。それに優秀なAI.....ハローズ達が自宅や基地を一日中警備しているから盗まれたり、ハッキングして侵入する恐れは無い。仮にもしも何かあったら、すぐ蒼夜に知らせてくる。

 

 

 

「(だけど.......よく見たら全然似てないな....っというか、どちらかと言ったら....MSっぽくないな.....)」

 

 

 自衛隊の『新装備』を改めて確認すると、確かにガンタンクに似てもないし....どちらかいえば、The Origin(・・・・・・・・・・) に登場する初期型の方に似ている。

 

 

 

《……そんな中!この“10式戦車改”が今まさに私の目の前で動いております……》

 

 

「じゅ………式?」

 

「あ〜、新しい戦車か……」

 

 するとカウンターの奥の調理室で作業をしていたミカが答える。

 

「新しい……戦車……?」

 

「あぁ、確か……計画したのは丁度一年半くらい前だったかな。自衛隊……っというか、日本にとって、最新国産主力戦車なんだ。」

 

「(へぇ〜、そうなんだ。)」

 

「そうよ。しかもネット内では、『戦車っというより、ロボットじゃね?』っとか、『もしかしてついにマジン◯ーZも造れちゃう?』っとか、色々と結構話題にもなっているのよ。」

 

「それに確かその10式改……だったかな?結構子供にも人気だって言われているそうだぞ。まぁ、男の子の憧れの機械が現代の日本で動いているからな。」

 

 ミカの代わりに答えたミズキとクルミ。確かに多くの子供達が好きになる事も理解する。特に多くの男子にとっては。

 

 

《〜♪〜♪〜》

 

 

「ん?すまない、ちょっと電話に出るぞ。」

 

………っと、ミカは鳴っているスマホを片手で持ち、調理室の奥へ向かった。

 

 

「(へぇ〜、そんなのがあるんだ今の自衛隊に……まぁ〜とりあえずMSではないってことは分かったし、ちょっと安心したな。)」

 

 っと、とりあえずこの世界で自分以外MSを造っていない事がわかった蒼夜はひとまず安心した。そんな中、蒼夜は腕時計を見ると……

 

「(あ、そろそろ次の面接の時間だな……)あ、あの……お…かい……けい…」

 

「はーい!たきな!」

 

「分かりました!ではレジの方へお願いします。」

 

「は、はい……」

 

 相変わらず言葉は足りないが、それでもなんとか頑張って伝えることができた蒼夜。そんな時、レジの方へ行こうと、カウンター席から立とうとすると……

 

「千束、たきな。仕事が終わったらリコリスのs…....むぐ!?」

 

 戻ってきたらミカが何かを話すと、突然千束に口を塞がれてしまう。

 

「はい、先生ストープ!」

 

「店長、あんまり“仕事”についてここで話すと....」

 

 

「す、すまない......」

 

 

 ……っと、二人に謝るミカ。一応千束のおかげで、他の客人には聞こえてないが……

 

 

「(……リコリス……仕事?)」

 

 

 っと……一人だけ……聞こえてしまった……蒼夜

 

 

 

 

 

 

 だが、この時彼は知らなかった………その言葉を聞いてしまった時、後に彼の一般人(モブキャラ)としての人生が大きく変わることを…

 

 

 

 

 

 

 

●○●○

 

 

 

 

 蒼夜がリコリコを出る前の時間………

 

 

 

 

『今日も随分と騒がしいですね……特に千束は…』

 

「まぁ……いつもの事だ……あの子は……」

 

 

 千束が元気よくお客相手にしていながら、調理室の裏では、ミカが携帯片手に頭を抱えていた。最近のスマホは精度が良いらしく、電話口の相手……楠木司令(・・・・)にも聴こえていたようだ。

 

 

「で、そっちの要件はなんだ?」

 

『……何の事でしょう』

 

「とぼけるな、どうせお前の事だ。仕事かなんかだろ?」

 

 

 

 気を取り直し、楠木を問い詰めるミカ。誤魔化しは効かないと悟ったか、楠木が溜め息混じりに応えた。

 

 

 

 

『えぇ、千束とたきなに仕事の依頼を頼みに………しかも政府(・・)から……』

 

「…………なに?」

 

 

 政府からだと……その言葉にピクリっと反応し、鋭い目つきになるミカ。

 

 

「………どうやら、そう簡単な仕事ではないな?」

 

『えぇ………というよりも……ある装備の奪還をして欲しいと……』

 

「ある装備?」

 

『丁度朝のニュースで流れてますよ………自衛隊の『新装備』……』

 

「!…………まさか……」

 

 

『えぇ……そのまさかです……

 

 

 

 

 

 

 

とあるテロリストによって盗まれた(・・・・)『10式戦車改』についてです………』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜本編オリジナル兵器〜

 

 

 

〜10式戦車改(ガンタンク擬き)〜

 

 

通称 : 10式改

 

所属 : 陸上自衛隊

開発 : 防衛省技術研究本部(政府)

全高 : 25.5〜26m

本体重量 : 56.0t

全備重量 : 80.0t

 

 

 

 10式改は自衛隊にとって新たな戦力となり、日本最新の国産主力戦車でもある。あの“旧電波塔事件“から10年が経ち、政府は日本の平和の為、新たな装備を造ろうと計画していた。そして何より、あのアラン機関(・・・・・)と関わりがあって造ったのかと……

 

 

 ちなみに開発費は何千億円(・・・・)もかけたらしい……

 

 

 

 

 〜見た目〜

 

 

 見た目は、The Originに登場する“初期型ガンタンク“に似ているが、使っている装備や装甲材質は全く別である。操縦席は、頭部の中。両肩付け根に装備する長砲身の実弾砲と胴体に武装してある何百発も発射するランチャー砲。両腕には、災害の救助活動に使うクレーンやショベルのアームなども武装してある。

 

 もちろん、熱核反応炉(・・・・・)を搭載してないし、装甲材質は超硬合金ルナ・チタニウム(・・・・・・・・・・・・)でもない。見た目は変わっても、外形はほぼ戦車と変わらない。もしもガンダムシリーズの世界に登場するなら、速攻で破壊されるだろう。

 

 

 

※ 簡単に言えば、ただ図体がデカくなった戦車である。

 

 

 

 

*1
※通称:タコザク

*2
※ちなみに当時完成した憧れのνガンダムに操縦できた蒼夜は、嬉しさのあまり発狂したそうだ。





MS達『おい作者!どういう事だ!?』

作者「ん?」

MS達『ん?……じゃねーよ!俺達の出番は!?』

ガンタンク「しかもなんか僕の偽物みたいな奴がが登場しているんですけど!?」

作者「あぁ〜、一応“敵役”を作らないっといけないからっと思って……」

MS達『な、なるほど。っということは次回そこ本格的な戦で俺達登場s……」

作者「いや、次回もあなた達の出番はありませんので。」

MS達『…………………え?』



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