リコリコの世界にモブキャラとして転生したら、全てのモビルスーツシリーズが造れる件   作:フェルトファン

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再投稿日:2025年8月27日

※投稿にあたり内容を大幅に変更いたしました。これまでの展開を覚えてくださっていた読者の皆さまには、ご期待に沿えず申し訳ございません。あらためてどうぞよろしくお願いいたします。

 

 



「す、すごい…5倍以上のエネルギーゲインがある!」

アムロ・レイ(機動戦士ガンダム)



Episode 5 ガンダム、現代社会に立つ!! 前編

 

 

 

 

 日本は平和な国である。

 

 

 10年前の旧電波塔事件以来、大きな事件は起きていない。それこそとある秘密組織があらゆる手を使い、世間に起きる前の事件は全ては消され、最初から存在しない事にされている。

 

 そして今日も日本は平和……………()()()()()()

 

 

 

 

 

 場所:東京、深夜2時過ぎ

 

 

 

 

 

 

『────今、カメラがその姿を捉えました!もはや、東京の街は壊滅状態となっております!』

 

 

 日本のテレビ局のヘリに乗ったアナウンサーが慌ただしい様子で叫び、ヘリが見下ろすその東京の街はあっちこっち建物が崩れ落ち、炎が次々と崩れた建物へと燃え移る映像が映し出されていた。

 

『この惨劇は、正しく10年前の最期の事件、“旧電波塔テロ“事件以来です!一体、東京はどうなるのでしょうか!?そして、なぜ.....1()0()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()!?』

 

 市民を避難場所まで誘導し続ける警察と炎を必死に消化し続けている消防隊。その中、新たな平和の戦車であるはずの『10式戦車改』が、突如として街中で暴れ回っている。その光景を撮影し続ける取材陣は、心が慄きに震えるのを感じた。

 

 

 

 

 

 

ドドドドドド……!! ドンッ、ドンッ、ドンッ!!

 

 

 

 

 

ドゴォォォン!! ドォォォォンッ────!!!

 

 

 

 

 

 銃声と爆音のワルツ。さらに咲き誇る炎の花と、空に立ち上る火柱。10年間平和へ平凡な日常が続いていた日本の東京の街は轟音と共に銃弾や砲弾に穿たれ、地響きを立てて崩壊していく。家やビルなども炎に包まれ、跡形もなく吹き飛んでいく。10式改は進み続けるほど、街の破壊がさらに増え続く....

 

 

『げ、現在の所。情報によれば、1()0()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()、制御不能────』

 

 そしてこの光景は、ニュースによって全国に中継された。もちろん、後に全世界にも....

 

『この行為に対しても、自衛隊は今の所到着しておりません!い、一体!いつ来るのでしょうか!?そして、政府は一体何を考え────』

 

 

 

 〜10式戦車改の操縦席〜

 

 

 

 

 

「ハハハハハハ!!!コイツはスゲーぜ!本当にコイツだけで街丸ごと破壊できるぞ!」

 

 10式改の操縦席に座っている金髪の傭兵の男、ベネット。街が崩れたり、燃えたりする所を見て大笑いをする。彼こそ、10式改を動かした原因であり。今、東京の街中で操縦しながら暴れている。10式改の武装…ガトリングやランチャーなどを使い、街を一瞬で火の海にした。

 

 大型戦車の強奪作戦に参加していた傭兵部隊の全員は、それぞれ理由がある。家族を養う為、恋人の病気を治す為の治療費、自分の子に渡すプレゼント……などなど、それぞれ家族と繋がりを持つ理由があった。だが、この男、()()()()だけは違う………

 

 

 

〜ベネット・キャッシー〜

 

 

 かつてこの男は元アメリカ軍人の1人で、当時の階級は大尉。バルベルデの革命の際にも活躍した……だが、彼には銃を乱射する気持ちと殺しを楽しむ残忍な性格があった。そんなある日、指揮官の指示を無視し、降参した敵兵を容赦なく殺し……女、子供も殺した。その為、軍隊は彼をこれ以上軍にいさせてわならないと、作戦から追い出された。また後にクビになったという経歴を持っていた。そんな軍隊を追い出されたベネットだったが、どうしても銃を使って暴れたいと、傭兵部隊に入ったのだ。そんな時だった。彼が傭兵部隊と共に自衛隊の基地に侵入した時、初めて10式改を目にした。

 

『す、すげぇぇ!コイツはすげぇぞ!』

 

 今までに見た事がない装備を付けてある戦車を目にした。早速使って街で暴れたいと願っていたが、依頼主へ届ける任務だ、戦争を仕掛ける暇はないとリーダーに断られた為、仕方がなく従った。だが、廃工場での隠居生活が続き、彼にとってその日々は、とても退屈だった。だが、そんな今日噂のリコリスと戦えるだけで心が躍る━━━筈だった。

 

 

 

 

「━━チッ!あのクソカボチャの野郎のせいで気分わりーんだよ!」

 

 

 突如現れたカボチャ頭によって、邪魔された。ちなみにベネットがカボチャ頭に胸を撃たれたが、弾が非殺傷弾で死ぬ事はない。本来なら気絶するはずだったが、彼の身体の硬さのおかげで、今こうして気を失ってない。まだ撃たれた痛みはあるベネットだが、ついさっきの出来事が彼にとって不愉快であったのか、ストレス解消として東京の街を全て破壊しようと暴れ続けている。

 

 

 

〜東京の街で混乱が始まる数分前〜

 

 

 

 

『千束!たきな!おいミカ!アイツら全く応答しないぞ!』

 

 何者かが、10式改を起動し街中で被害を起き続けている最中、これまでにない大ピンチに陥っている二人に慌て、クルミは通信越しにとあるビルの屋上で狙撃手として彼女達のサポートをしていたリコリコの店長……ミカに声を荒げ話し掛ける。

 

「あぁ、分かっている!(どうなっているんだ!?さっき突然千束への通信が不能。その次は廃工場が崩れ落ちた際に、10式改が動き出したら……)」

 

 ここでミカはついさっき楠木との電話越しの話を思い出す。

 

『状況は最悪ですね。10式改についてはこちらで何とかしますので、そちらは千束達の安否の確認をお願いします。』

 

 街で暴れているだろう10式改も気になるが、今は千束達の安否が優先だと考えたミカは、クルミと同じく声を荒げながら通信機越しにミズキを呼ぶ。

 

「ミズキ、行けるか!?」

 

 

 

 

 

「だからなんで私が……あ゛ぁ〜もう!行けばいいだろ!!」

 

 ミカからの連絡を貰ったミズキは不満げながらも、彼女達がいる廃工場へ向かおうと車のエンジンをかける。

 

『クルミの情報だと、千束達は無z………ザ━━━

 

「......えぇ、なんて!?もしもし!もしも〜し!」

 

 しかし突如、通信機からノイズ音が聞こえる。“まさか故障したのか?”と思い込んだミズキは、通信機を叩こうとした時……

 

「も〜!タイミング悪すぎでじょこのポンコツg………何、この音?」

 

 彼女の耳に、突如あり得ないものが聞こえてきた。まるで、()()()()()()()()()()()()()が聞こえた気もした。不審に思った彼女は一旦車から降り、夜空の方へを見上げると()()は今起きていることと同じくらい、夢かと疑いたくなるほどこの世のものとは思えない()()()()()()()()

 

 

「━━━何なの………あれ……」

 

 ()()()()()()から離れた巨大な人型が、そのまま廃工場の方へ向かっていた。

 

「あれ、確か向こうにあるの………って!!!」

 

 そのあまりに現実離れした光景に一瞬呆けてしまうミズキだが、すぐに気持ちを切り替えた彼女は急いで車に乗り、エンジンをかけると共に全速力で廃工場へ向かった。

 

 

 

 

〜ミズキが()()を目撃するさらに数分前の事〜

 

 

 

 

 

「たきな〜そっちは?」

 

「ダメですね。さっきの瓦礫のせいで通信機が壊れてしまいました。」

 

「こっちもダメっすね。本部と連絡と取れないっす。」

 

 

 

 リコリコの仲間や本部に連絡を取ろうっとするリコリス。しかし、彼女達が持っている通信機が使えない。先の落下のせいで壊れてしまったようだ。ちなみに彼女達はスマホを持っているが、あいにく今日は任務の為、持ってきていなかった。

 

 

「いや〜〜〜しっかしすごいな私達!まさかあの落下から生きてこられるなんてさ!」

 

 

 っと、気軽に言う千束と…

 

 

「あぁ……流石に同意するぜ……」

 

 

 何故か、珍しく敵である彼女に同意する傭兵部隊のリーダー……

 

 

 

 

 突然の10式改の起動とガトリングの発砲により、瓦礫と共に落下した後……千束達や傭兵部隊も含め、運良く全員無事であった。怪我や服装もボロボロになってはいるが、それでもあの崩落から生きているって事は彼らにとって奇跡だと思っている。

 

 

「……で?結局キミは何者なのカボチャ君?」

 

 もちろん彼らだけでなく、ついさっきまで乱入してきたカボチャ頭も存在する。しかもいつも間にか廃工場の中から拾っただろうパイプ椅子に座り、どっかの国の美術館に展示されている有名な像“考える人”のポーズをしていた。

 

「ねー、そろそろ何か言ったら?いい加減だんまり止めて欲しいんだけど〜」

 

「もう俺達は暴れる戦いも残ってねーんだ……なぁ、アンタマジで何者なんだ?」

 

 二人揃ってカボチャ頭に問いかけるも、やはり一言も言葉を返してくれない。先ほどリーダーの言葉通り千束達に敵意を向ける気は無く、今の傭兵部隊には戦う気力さえも持っていない。

 

「こうなったらもう家に帰るしかないないな……依頼は失敗したし、ヤキが回ったもんだ。」

 

「それなら和菓子好き? 今度、うちのお店に遊びにおいでよ。喫茶リコリコって言うんだけどさ、美味しーよぉー?」

 

「ちょ、おいバカ!?」

 

 いきなり自分達の拠点をバラすなという暴挙に、狼狽えるフキ。しかしそんな千束の呑気な言葉に釣られるよう、リーダーの彼は苦笑いを浮かべる。

 

「変わった嬢ちゃんだな、本当に……気が向いたらな。」

 

「へへへ、良く言われますからね〜」

 

「……………本当だな、ベネットと違って羨ましいぜ。」

 

「ん?ベネット?」

 

「あぁ………最近入ったばかりの新人だ。ほら、あのカボチャ頭のショットガンで胸を撃たれた金髪頭だ。」

 

「金髪頭………あ〜〜あの体が大きい人?」

 

「そうだ……非殺傷弾だっけ?あれじゃ流石のベネットでも気絶しねーぜ。それによ……あのバカでけー戦車を動かしたのは多分アイツかもしれない。」

 

 リーダーの口から聞いたリコリス達は、驚きを隠せなかった。確かによくよく思い出したら、崩れ落ちる廃工場から連れてこられた傭兵部隊の数には一人足りない。まさかだとは思ったが、とりあえずその10式改には金髪の傭兵ベネットが操作している。

 

「アイツはあー見えて戦争が好きな馬鹿野郎だ。もしかしたら今ごろ、街中であの兵器を使って暴れているかもしれないな。」

 

「━━っ!たきな、ミズキに早く連絡を…「通信機は使えませんよ!」……あ〜〜〜そうだったわ!」

 

 一刻も早く、10式改を止める為にミズキを呼ぼうとするが、たきなが言ってた通り、通話できる物はない。先の瓦礫によって壊されてしまい、今は何もできない状況である。

 

「せ、先輩どうします!?このままじゃ、今頃街は壊滅っすよ!?」

 

「んな事はわかっているよ!けど、ここから走って向かっても間に合わないぞ!」

 

 一体どうすればいいんだと彼女達が悩んでいる中、カボチャ頭(蒼夜)はっというと………

 

 

 

 

「(え〜〜〜〜っと、つまり今僕の目の前にいるオッサン達は本物の傭兵で……そんで千束さんとたきなさん。そして名前の知らない二人の女子高生は、リコリスって組織………か。)」

 

 

 椅子に座っている蒼夜は、内心で再び状況を整理している。10式改が動き出した後、瓦礫っと共に落下したが、彼も運良く助かったのだ。幸いにも、カボチャのマスクが破れていない事はありがたいが、ここで彼は何かがおかしいっとようやく気づいた。傭兵部隊と謎の女子高生の正体に、彼はなんとなく理解する事ができていた。

 

「(じゃ〜〜これって映画やドラマの撮影でも無く……ガチって事か……なるほど、なるほど………

 

 

 

 

 

 

 

 

いや、分かるかぁ!?)」

 

 

 

 

 

 ………前言撤回、やはり彼はまだ理解していなかったのようだ。

 

 

「(いやいやいやちょっと待て!そもそもなんで自衛隊の戦車が傭兵に盗まれてんの!?全然ニュースに載ってなかったんじゃん!?というか、何なのリコリスって!もしかして錦木さん達の事!?いやいやいやただの女子高生かと思ったら、まさかの普通に銃を持っているし!と言うかここ日本だよね!?何なの、暗◯教室かなにかなの!?)」*1

 

 ━━っとこのように内心でパニックを起こしている彼はなんとか落ち着こうにも、なかなか治らなかい。

 

「(それにさっきちらっと聞いちゃったけど、今あの戦車が街で暴れ回っているって言ってなかった!?もしかして何だけど、僕が邪魔したせいで起動させたのか!?ど、どどどどどうしようマジで!け、警察を……いやダメだ!あのデカさじゃ、止められないどころか、対応できる相手じゃない!それに一瞬チラッと見えたけど、所々にガトリングやミサイルも付いているぞ!自衛隊なら………ダメだ、遅かれ早かれ、今ごろ街で暴れ回っているはずだ!)」

 

 数々のMSを開発した彼なら分かる。相手はMSでは無いが、たとえ自衛隊が対処しても、機能が停止するまで被害を起こし続けるだろう。もしも自衛隊が現場に到着するのが遅かったら、東京の街半分以上は大惨事になる。それに……たとえ現場に到着しても、相手は25m〜26mの完全武装の巨大戦車。相手にできるかどうか…

 

 

「(あ〜〜〜〜〜マジでどうするんだ〜〜〜あ。)」

 

 ここで蒼夜は内心、ある方法を閃いた。しかしすぐに冷静を取り戻した彼は改めて考え直すも、もはやそれ以外の方法は思い浮かべなかった。しかし今は考えている暇も無く、もはや彼は最初に閃いた方法で動くしかなかった。

 

 

「(はぁ〜〜〜こんな事もあろうかと思って()()()()()()()()()()んだけど……まさか本当に必要になってくるとはな……)」

 

 もしもの為に()()()()()()()()()と廃工場の中に侵入する前、事前にハロ達に伝えた。()()()()()()()()()使()()()()()()()と思ったが、まさかあれが必要になってくる日が来るとは今日まで想像できなかっただろう。

 

 後は待つだけだと内心で思いながら、パイプ椅子からゆっくりと立ち上がった。

 

 

 

 

 

 

 

「………千束、先ほどから何か聞こえませんか?何というか………()()()のような……」

 

「え、戦闘機〜?あぁ〜そういえばさっきから音が聞こえt……」

 

 

 

 

 

 

ゴオオォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 突如として上空から響く轟音と共に、千束達の身に降りかかった出来事を他人事のようにそう思ったのはそれは突然すぎたからだ。先の事を考える間もなく、その原因が全貌を現す。

 

 その光景を目にした全員が驚きを隠せず、しかも目の前に現れたのは普通の人間よりも巨大な()()()()()()。全長10m以上と言ったところだろうその姿に、肩や膝そして胸部には分厚い装甲を身に付けていた。しかもその見た目た何処かのロボットアニメから飛び出てきたかのようなデザインをしており、分かりやすく白、青、赤のトリコロールに塗装されている。頭部をよく見ればヘルメットのような形をしており、額にはVの字を左右に大きく広げた白いブレードアンテナと口と呼べる部分は鋭角なマスク型にその顎下に赤い飾り。そしてツインアイもまるで人間のように黄色い発光しており全身は金属なのであろう質感をしており、所々から聞こえるエンジン音が薄く舞い 静かな駆動音が響いている。

 

 そして左腕部に装備されている黄色い十字のマークを持つ赤い盾には、()W()B()()()()()()()()()()()が付いている。

 

 統括すればソレは人型ロボットで、そ現実に有る物から大きく逸脱した外観でそんなあり得ない物に意識を持っていかれた千束達は、驚きを隠せなかった。

 

 

 

「な…………なんだよ………あれ……」

 

「ろ……ロボっすよ!……あれ完全に!」

 

「ロボ………だと?………だとしてもデカすぎだろ!?」

 

 

 

 突如として現れた巨大な人型ロボット……それ見て、その場で座り込む者も、興奮状態になる者もいるだろう…

 

 

 

 

 

RX-78-2

 

 

GUNDAM

 

 

 

 

「お、おい!また別の何かが降りてきたぞ!?しかも今度は……ひ、飛行機!?」

 

 

 

 初めて目にした全員がが驚く中、巨人(ガンダム)の前に新たな巨大な飛行物体……Gファイターが、ゆっくりと地上地する。ついさっきまでリコリス達を殲滅しようとする傭兵部隊や、それを打開しようとしていたリコリス達が足を止め、目が裂けんばかりに見張り凝視する。そんな中、ガンダムはカボチャ頭の前に膝立ち、右手を彼の前に出しながらコックピットのハッチを開ける。カボチャ頭は驚く様子もなくただ右手の上に乗り、ガンダムはそのまま彼を手の上に乗せながらコックピットの方へ近づける。

 

 

「…………ちょっと待って……まさかこのロボットってお前の!?」

 

「「「「………えっ!?」」」」

 

 っと、フキの声を聞いた者達は驚きを隠せない。だが、彼女の問いにも答えないどころか、気にせずコックピットの中にに入ろうっとしたその時……

 

 

 

「ね、ねぇちょっと待ってカボチャ君!」

 

 

 

 それは自分に言ったのだろうが、他の者達にも聞こえる声量だったのと当事者である事が本人達に突き刺さり、手を止めた。後ろを振り返ると、彼を呼び止めたのは千束だった。

 

「もしかして………止めに行くんだよね!あの戦車を!」

 

「……」

 

「だったらさ………お願いがあるの!どうか、街の皆を助けて欲しいの!めちゃくちゃわがままだけどさ……今の私達じゃ、止められない気がするんだ!」

 

「……」

 

「だから……お願い!皆を助けて!」

 

「……」

 

 拒否するだろうと分かっていても、千束は一か八かで頼もうと頭を下げる。対してカボチャ頭は()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。“流石にダメか…”と誰もがそう思っていた。

 

 

 

 

「もちろん、そのつもりだよ。」

 

 

 

 

ゴオォォォォォォォォォ!!!!!

 

 

 

 

 機体の上部にガンダムを乗せたGファイターは戦闘機よりも早くその場から一瞬で姿を消し、止める間もなく飛び去った。

 

 もはや千束達は、ただ眺めるしか無かった───

 

 

「あっ………」

 

「行っちゃった……」

 

 その様子を見ていた2人は少し経った後、体の力が抜けたようにその場に座り込んだ。

 

「ねぇたきな………今の全部、夢だったのかな……?」

 

「私もそうだと思いたいですよ………ただ、この状況を見て、ぜーんぶ現実なんだって認識させられてます。」

 

「いや、夢じゃねーだろ………これ……」

 

 この場に残っている者達の目の前には、すでにほぼ大半が崩れ落ちた円柱とその瓦礫。今起こったことは全て現実だと否が応でも認識させていた。

 

「(あれ………さっきカボチャ君が乗っていたロボットが向かった先って……)」

 

「千束ー!たきなー!」

 

 奥から2人を呼ぶ声が聞こえ、振り向くと赤い車が走ってきた。その奥から、車を運転しながら必死に彼女達の前へ到着しようっとするミズキだった。

 

「ゼェー!ゼェー!ちょ、ちょっと!先のは何よ!?いつからここは漫画の世界になったw━━「ミズキ、ナイスタイミング!!」……へぇ?」

 

「ミズキさん!今から東京の街で被害が起きている所へ向かってください!」

 

「ちょ、ちょっと待ちなさいって!ついさっきまで連絡できてなかったんだよ!せめてなんか言う事あr「「いいから早く!!!」」……あ〜〜〜わかったわかった!」

 

「ついでにフキとサクラも!」

 

「はぁ!?なんで私が行かn…………あ〜んもう!行くぞサクラ!」

 

「ちょ、先輩!この傭兵達はどうするんっすか!?ちょっと先輩!?」

 

 理由も告げず、ミズキに東京の街で被害が起きている場所へ向かいたいと頼む千束とたきな。そんな彼女達と同じように車に乗るフキとサクラ。

 

「あ〜〜〜もう!理由はしっかり聞いてもらうからね!とりあえず出発するよ!」

 

 と、全速力で街へ向かう千束達…

 

 

 

 

 

 

「あの…………リーダー、俺達は……」

 

「……………とりあえず、兄弟(ブラザー)達の様子を見てくれ……今の内に故郷(ホーム)へ帰ろう…」

 

 

 

 

 

 

 

★★★

 

 

 

 

「はぁ!はぁ!はぁ!ほら、早く!」

 

「う〜〜〜もう無理だよ……走れないよ〜〜」

 

 

 

 

 現在、東京の街は壊滅状態。街は崩れ落ち、当たり所々に炎が移る。そんな中、小さな兄妹が走っていた。

 

 

 

 少女は駆けていた。必死の思いで駆けていた。どこを向いても崩れる建物、がむしゃらに駆け抜けていく。そのために既に足は痛みを通り越してじんじんと痺れているような感覚が走っている。

 

「はぁはぁっ」

 

 それでもなお、小さな兄妹は駆けていた。

 

「はぁはぁ…父さん!」

 

 –––一体何のために…死の恐怖から逃れるためだ。

 

 街中で暴れ回る10式改、周囲から聞こえる爆発音。それらに巻き込まれれば身体など簡単にバラバラになるだろう。死ななくても肉体は抉られ、激しい痛みに襲われる。目もくらむような恐怖。

 

「あなた…」

 

「大丈夫だ!後もう少しで自衛隊の施設だ……急げ!」

 

 そして、その恐怖は少女に限らず一緒に街を駆ける両親、兄も共有しているものだ。頭上を通り過ぎた建物の落下物に怯える母親と焦りを覚えながらも必死に家族を励ます父親の姿、それを見て兄妹も震える足を懸命に動かす。

 

 肩にかけたバックが重い。息が苦しい。身体が、足が痛い。なぜ、こんなことになってしまったのか。どうして自分がこんな目に遭わなければいけないのか……

 

「はぁ…はぁ…」

 

「みんな、もう少しだよ!頑張って!」

 

 母が諦めそうになる自分を励ますようにそう言う。泣きそうになりながらも何とか気合いで走り続ける。

 

「あ、私のくまさん!」

 

 そうして、がむしゃらに走り続けていると何かが自分の鞄から落ちたような感覚を覚える。すかさず横目でそれを見れば、斜面を転がるように落ちていくピンク色の物体…自分の人形の姿が映った。

 

 幼少期から、ずっと大切にしていた熊の人形。その熊の人形は彼女にとって思い出が詰まっている大事なものだった。

 

「そんなのいいから!」

 

 無意識に身体が熊の人形を鳥に戻ろうっと向いてしまったが、そんな少女を引き戻したのは手を繋いでいた母親。馬鹿なことを考えている自覚はあるが、それに反して身体はなかなかその場を離れなかった。

 

「い、いや!私のくまさん!」

 

「お、おい!」

 

「っ!待ちなさい!」

 

 踏ん切りがつかない少女は、無理矢理母の手を離し、人形の元へ向かう。それを見て、いち早く彼女の元へ向かうのは兄だった。少女は、熊の人形を取り戻した事を見事な身のこなしだ。

 

「あ、あった!」

 

「おい!何やってんだ!早く父さん達の所へ戻るぞ!」

 

「う、うん!」

 

 迷惑をかけたという自覚は流石にある。この非常事態に自分の我儘を優先したことを詫びようとした……

 

 

 

「逃げてえええぇぇ!!!!」

 

 

–––––兄妹の上空に何らかの影があるのを捉えた。

 

 それは、岩……否。それを見て兄妹の背筋が凍りつく。両親から見れば分かるだろう。兄妹の元へ落下してくる、建造物の一部が………

 

 

 

 

「「あ………」」

 

 

 

 兄妹はこの時、もう死んだっと思った。遠くから聞こえてくる両親の声。逃げろっと聞こえるが、この場から逃げるのは無理がある………そして、兄妹は瓦礫の下敷きに…………

 

 

 

 

「「…………え?」」

 

 

 

 

 ………なることも無く、彼らは生きている。

 

 なぜ、生きていると思った兄妹は目線を上に向けると壁が……否、()()()()が崩れ落ちた瓦礫から自分達を護ってくれた。やがてゆっくりと手を動かし、二人はその手の正体を目撃する。

 

 そこには、巨大な人……ではなく。巨大なロボットが立っていた。まるで、SFアニメや特撮ヒーローに出てくるような見た目だ。そんなロボットを見た兄妹は、思わずボーっと見て、唖然とする。

 

 

「あぁぁ!!!よかった!無事だったね!」

 

 っと彼らの元に母親が駆け寄り、二人を抱きしめた。父親も涙目で、自分の息子と娘が無事である事を喜ぶ。

 

「さぁ!早くにg………っ!何あれ!?」

 

「わ、分からない……だけど今は避難所へ急ごう!」

 

 両親も思わず巨大ロボ………ガンダムに面喰らうが、今はそんな事を気にしている場合ではないと、兄妹の手を今度こそ離さず、避難所へ向かう。それでも兄妹は自分達を助けてくれたガンダムに目を離さず、ずっと見続けていた。彼らの目に映っているのは、まるでこの世界にヒーローがやってきたかのように見えていた……

 

 

 

★★

 

 

 

 

「うわっ!?」

 

 先程まで焦りが故に、押し入れでパソコンを忙しなく動かしていたクルミが、突如驚きの声と共に装着していたVRゴーグルを勢いよく、まるで投げ捨てるかのように外した。

 

 その声を通信越しに聞きながら千束達の元へ向かうミカは、思わず足を止めた。

 

『どうしたクルミ!?何があった!?』

 

「わ、わかんない!なんか突然目の前がバグってて……!」

 

 VRゴーグルに映し出されていた目の前の画面が白黒の砂嵐で曇っていたということで、いわゆるコンピューターの何かしらのバグかと思った。クルミは、ミカの頼みでもう一つのドローンを東京の街に飛ばしていた。10式改の解析と、それをどう対処できる方法を探す事である。

 

『今、画面が映らなくなったぞ!?』

 

「わかってる!少し待ってろ!」

 

 当然、その映像をミカのスマホに接続した事で、彼にも観る事ができる。だが、突如映像が何らかのバクなのか、映像が映らなくなった。見当がつかず、その状況を確かめるために、パソコンのキーボードを軽く押すと、クルミはVRゴーグルを拾い上げる。それを自分の目に装着した。

 

 

 

 

 

「………何だ、あれは!?」

 

 

 

 

 

 先程のように、おそらく普通に見れているということだろう。だが、先程までの切迫した状況と異なり、呆然と、何かに驚いているようだった。

 

 それは、クルミにとって、今までに見せたことも、見たこともないその様を不思議に思った。とその時ミカのスマホの映像も復活し、ミカもそれを観ると……

 

 

 

 

 

『…………なん……だと……?』

 

 

 

 

 

 

 ミカもまた、クルミと同じく、映し出されている何かを見て呆然としている。

 

 だが、2人が同様のリアクションを取って驚くのも無理はない。

 

 

 画面に映っていたのは、先程までの10式戦車改ではなく……

 

 

 

 

 

 

─────その戦車と同じくらいの大きさの、人型の存在(ガンダム)が街中に立っていた………

 

 

 

 

 

〜BGM:ガンダム大地に立つ〜

 

 

 

 

 

〜同時刻〜

 

 

 

『あぁん…………なんだお前?』

 

 

 

 10式改を使って、街中で暴れ回るベネットも驚きを隠せなかった。彼の目の前、上空で待機しているGファイターから地上に降りたガンダムが立っていた。その目線からは、自分をそして10式改も同様、敵だと思っているだろう。

 

『……はっ!まさかまだ新兵器か!あぁ〜ん!?』

 

 だが、ベネットは怖気ずく事なくスピーカー越しでいつものようにガンダムに向けて暴言を吐き続けていた

 

『それによ何だよその見た目!ヒーロー気取りのつもりかあ〜ん!?』

 

『………』

 

『……だんまりかよ……まぁ〜〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぶっ壊すけどなぁ〜〜〜!!!!』

 

 

 

 

 

 

ドドドドドドドドドドドド!!!!!!!

 

 

 

 

 

 警戒もせず、いきなりガンダムに向けてガトリングガンを連射し続けるベネット。連射している最中に煙が舞い上がり、加えてガンダムに向かって更に挑発するベネット。

 

 

『ハハハハ!!!どうだヒーローさんよ!おたくのボディがボロボロになってんじゃねーのか!?』

 

 

 本来、現代の兵器において、攻撃用兵器の進化に装甲材等の進化が追い付いていないというのは、ある種の常識である。中の操縦席に座っている人間に致命傷を負わせれないように設計されてきているのだ。それこそ出てきた10式戦車改は、絶対的な装甲と圧倒的な砲弾によって無敵の存在として君臨していたが、すぐ現代でも戦車は陸上戦力として極めて強力な兵器だが、無敵ではなく、状況や対処次第では十分に破壊可能な兵器であるというのが常識である。

 

 目の前に立っているガンダムの装甲など、ベニヤ板の様なものだろうと思い込んでいる。

 

 やがてガトリング砲の弾丸が無くなりリロードする際、舞い上がる煙が徐々に消えてゆく。

 

 

『さぁ〜〜ボロボロになった姿を見せてくy━━━はぁ?

 

 

 しかし目の前の光景にベネットは自身の目を疑う。何故ならついさっきまで外さずに狙い撃ちしていたガンダムは装甲が、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

『う、嘘だろ………な、なんで無傷なんだよ!?あれだけ撃ったんだぞ!

 

 

 驚くのも無理はない……なぜなら、10式改が使っている装甲材とは違って、ガンダムの装甲材は特別であり、()()()()()()()()()()()()()()()……

 

 

 

ガンダリウム合金

 

 

 

 それはガンダムシリーズ作品に登場する架空の物質。時にMSなどの装甲材として用いられ、軽量かつ高い剛性・耐熱性・耐融性を持つに加え放射線を遮断する磁性を帯びた素材であるものの、金属として硬すぎる特性をもっている。 先ほど使ったガトリングの弾丸は、普通の戦車が使う“12.7mm重機関銃M2”と変わらない。つまり何発も撃ったところで、傷を負わせる事も不可能である。

 

 

『く、クソがッ!!で、デタラメだぁ!』

 

 

 だが、そんな現実(事実)を信じられないベネット。リロードはまだなのかと、ガトリングのリロード時間がかかっている事に腹が立ってきた。その時……

 

 

『よっし!もう少しでリロードが終わ……………』

 

 

 

 

 

ーバァーン!!!ー

 

 

 

 

 

 ガンダムの頭部から発射された6()0()()()()()()()()()が、10式改のガトリングを一つ撃ち抜いた。

 

 

『━━━っ!?』

 

 

 流石に危機を感じた思ったベネットは急いで防御するも、既に遅かった。ガンダムは止まる事なくバルカンで、左、右、中心のガトリングを正確に全て撃ち抜き、使用不能にする。さらに次々と急所を撃ち抜き、全てのガトリングを撃ち落とす事ができた。

 

 

『な、何だよこれ………お前、お前は一体……何なんだ!?

 

 

 

 

 

 

「ふう………とりあえず、一応何とかガトリングは片付けたな……」

 

 

 ━━と、ガンダムのコックピットで一息吐く蒼夜は今までMSの操縦訓練をしてきた甲斐があると思うも、身体中の()()は未だに取れていない。まして彼が立っているのは訓練用としての仮想空間ではなく、本物の東京の街でありながら本当の戦場(現実)でもある。

 

「一応威力の設定ができるビームライフルも使えるけど、今はまだ使えない。むやみに攻撃すれば、間違いなく街はめちゃくちゃになる………」

 

 視線を変え辺り一面炎の海に変わった東京の街を眺めるながら考え込む蒼夜は、通信越しでハロに繋げる。

 

「ハロ、聞こえるか?」

 

『聞コエテイルヨ!』

 

「後どのくらいで、到着できる?」

 

『後、20秒デ到着!』

 

「よしっ!ならばできるだけ、多くの人々を避難させてあげて!できるだけ、多くの人を……いや、絶対に多くの人を助けて!それと、炎の消化もお願い!

 

『『『『了解!了解!』』』』

 

「よっし………さぁ〜って、もう少し頑張りますっか!」

 

 ハロ達に追加の指示を出した蒼夜は、再び視線を10式改に向ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃、DA司令部では

 

 

 

 

 

 10式改が東京の街を暴れるのを確認されてから、DA指令室は騒然としていた。オペレーターの矢継ぎ早の状況確認報告に、バックアップ部隊への対応、10式改の対策を行なっている。だが、いくら方法を探しても次々へと街を破壊し続けている。絶望的であった。

 

 

 もはや事態の収集が付かないまま、あまりにも非現実的な光景がモニターに映し出された。

 

 

 

 

 

「一体、あれは何なのだ…?」

 

 

 街から遠く離れた上空から突如、()()()()()が姿を現した。目視でおよそ20m以上で戦闘機の全長にも匹敵するその巨体はあまりにも外連味にあふれていて、とても現実のものとは思えない。その全てがあまりに異質で、この場にいる職員全員が自身の職務を忘れ見入っていた。

 

 だが、いち早く正気を取り戻したリコリス司令官…楠木が指示を飛ばす。

 

 

「各員、これよりあの人型をアンノウンと呼称する!アンノウン周辺にドローン4機を飛ばせ!情報収集を優先させろ!」

 

「りょ、了解!これよりアンノウンに対する情報収集行動を開始します!」

 

 慌ててオペレーターの一人が現場に指示を伝えた直後、アンノウン(ガンダム)に動きがあった。高度を下げたかと思うと、一直線に街へと向かったのだ。とてもあの巨体が出せるとは思えない、驚異的なスピードで向かった。司令部に緊張が走る。アンノウンは右手を前に突き出し、まるで何かをつかみ取るかのように向かっている。

 

「ドローンを飛ばせ!状況を把握するんだ!」

 

「だ、ダメです!さっきからドローンが動きません!」

 

「映像が機能停止!何も見えません!」

 

「ら、ラジアータですら感知できません!」

 

「何!?」

 

 “ラジアータ”────それはDAにおいてリコリスの作戦をモニターする際に機密性を担っているAI。 すべてのインフラの優先権を持ち、作戦の全般をサポートする程の高性能。作戦に必要な通信能力、監視カメラ映像、データ収集などは容易く熟す。その気になれば、日本全ての情報を収集する事だってわけがない。

 

 だが運が悪い事にガンダムと共に街の上空にいるGファイターから散布している()()()()()()()()によって通信システムが妨害され、その特性によって機能を撹乱し電子機器に影響を及ぼす効果を持っていた。

 

「━━━何でもいい!今は、復帰に尽力しろ!」

 

 もちろん現代の技術はミノフスキー粒子ほどの電波妨害にされる経験がない為、通信に受ける影響も著しい。彼らにとって原因不明の計器やシステムの異常は、これまで以上の混乱を生んだ。通信が出来なければ援護も呼べない。一体現場はどうなっているのかも確認できない。そのことが更に司令部を焦らせる。楠木は、これまでにないくらい驚きを隠せなかった。

 

 

「し、司令!映像だけなら何とかいけます!ですが、音声の復帰はまだ時間かかるかと……」

 

「構わん!映像だけでも出せ!」

 

 

 

 その時、何とかドローンの一機の映像だけを復帰することができた。

 

 

 

「映像、出ます!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

━━そこに移されていたのは、小さな子供達を落ちてきた瓦礫から救っている姿が映し出されていた。

 

「子供を救った……ならば、目的は何だ?」

 

 少なくとも、ここで更に被害を起こす姿も見当たらないと確認され、司令部の空気がほんの少し和らぐ。もちろん、アンノウン(ガンダム)の脅威は健在であり依然として予断を許さない状況ではあるが、そこからドローンが追いついたことにより詳細な姿が明らかになる。10式改と対面した途端、いきなりガンダムに向けてガトリングガンを連射。しかしいくら撃っても装甲は無傷であり、再び攻撃しようとしたがガンダムの頭部に装備してあるバルカン砲で向かえ撃たれてしまい、逆に10式改の武装の多くが破壊されてしまった。

 

 この規格外な戦いを見れば、自分達はSF世界に迷い込んでしまったのではないかと、疑う者も多くいた。DAから見たガンダムは、ハッキリ言ってオーバーテクノロジーの塊でもあった。

 

 その光景を観た司令部は驚きを隠せない……

 

 

「(いったい、どこの組織があそこまでのものを造り上げたんだ……)」

 

 

 楠木がガンダムへの視線を向け続ける中、状況は急変した。

 

 

「……っ!?し、司令!新たなアンノウンを確認!これは………上空からです!しかも……よ、()()!?」

 

「何っ!?.........映像を出せ!」

 

 また新たなアンノウンが出たのかっと疑う楠木は、すぐに映像を出すよう指示する。

 

「!!!………なん……だと……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 上空から突如現れた、()()()()()()()。中型の輸送船……ガンペリーはから飛び降りるM()S()()()()()……ガンキャノン

 

 

 

 

『皆!オ仕事、頑張ロウ!』

 

『『『了解!了解!』』』

 

 

 そんなMSに搭乗しているのはハロ達であり、蒼夜の頼みによって彼らは市民の人命救助へ向かうのだった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1
※ちなみに彼はまだリコリスについて分かっていない。










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