ひろがるスカイ!プリキュア 炎と氷の竜   作:水甲

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ネタバレ
公開処刑?


105 記憶と想い

ノアside

 

シュプリームの光線をスカイとプリズムは何とか耐え抜こうとしていた

 

「負けない!」

 

「私たちが生きる大切な場所!この世界を…」

 

「「取り戻す!」」

 

「無理だよ」

 

シュプリームは光線の威力を強めるが、それでもスカイたちは諦めずに耐え抜いていた。

 

「無駄な足掻きを…先にプリキュアを始末してやろう!」

 

「させるか!」

 

イクスが二人のところへと向かおうとしたが、俺、リウム、海斗はイクスを止めようとするが……

 

「無駄だ!」

 

イクスの両肩の竜とイクスの口から放たれたブレスを喰らい、吹き飛ばされる俺達。イクスが二人に近付く

 

「やめろ!」

 

「終わりだ!」

 

その瞬間、黒い影がイクスを吹き飛ばす。更にシュプリームの光線をかき消し、スカイたちの前にその影は降り立った

 

「桜空……くん?」

 

「悪いな。待たせて……」

 

黒く長く伸びた髪に、額に一本、後頭部に二本の黒い角。真っ黒な鎧を纏い、水色のマントを靡かせ、両手には鋭く伸びる竜の爪の手甲。これが……桜空と邪竜が融合した姿

 

「意識は……大丈夫なのですか?」

 

「グーリたちが抑えているけど、集中してないと……厳しい」

 

『無理は……いや、無理をしなければ勝てない相手だ』

 

「そうだな」

 

桜空は吹き飛ばされたイクスを睨んだ。イクスは無傷で楽しそうに笑っていた

 

「器の人間と融合しなければ俺と戦えないか!なぁ!邪竜!」

 

『皇帝竜……お前はここで打ち倒す!』

 

「みんなの未来のために!それに……」

 

シュプリームが再度光線を放とうとするが、紫色の光が城から飛び出し、シュプリームの攻撃を遮る

 

「「マジェスティ!」」

 

「まだ残っていたのか。ん?」

 

それと同時に緑色の小さな光が見え始めた。あれは……プーカ?

 

「何のつもり?今更出てきて何ができるっていうの?」

 

「プーーーーーカーーーーー!」

 

プーカの光が大きくなると同時に世界が壊れ始める。これじゃ……世界の破壊を加速させてるようなものじゃ……

 

「なんだ。その力は僕と同じものだぞ。自分で世界を壊してどうするの?」

 

「はっ、あの小さい奴は諦めたのか?」

 

「いいや、違う!」

 

桜空はイクスに蹴りを放ち、更にパンチを繰り出し続けている。まるで……時間を稼いでいる?

 

「そうです。壊してない。これはきっかけ」

 

「それってどういう……」

 

世界が破壊され、斑な空間へと変わった。そうか、プーカの力は……

 

 

 

 

 

桜空side

 

斑な空間から何処かの景色へと変わった。

 

「今の僕の役目は……プーカのやろうとしていることを邪魔させないことだ!」

 

イクスへの攻撃を繰り出していくが、イクスは両肩の竜で僕の肩と脇腹を噛み付かせ、思いきり殴ってきた。僕は吹き飛ばされるが何とか耐え……両腕の手甲が水色と黒に変え

 

「『邪竜氷剛球!!』」

 

黒く染まった氷の塊をイクスに向かって放つが、イクスは両腕を掲げ

 

「皇帝の前に!絶望しろ!皇竜破壊弾!」

 

赤黒いエネルギーの塊を放ち、僕らの攻撃を打ち消し、そのまま僕らはイクスの攻撃を喰らい、倒れてしまった

 

「桜空!」

 

『意識を……保って……』

 

グーリ……の声が聞こえるけど……駄目だ……意識が……

 

『パートナーとか相棒とかそうじゃなくて、あなたは私の友達』

 

プリズムの声……それにこの言葉は……スカイとプリズムが一緒に戦うきっかけになった時の……

 

『それって……一緒に戦う理由にならないかな?』

 

プーカ……成功したんだな。消えそうな意識の中、まばゆい光を放つライトがプーカの前にあるのが見えた。後は……オルド……好きに……

 

『その……伝えたいことがあるって……』

 

『あーうん……その……ましろ……僕は……お前の事が…………ましろの事が好きだ!』

 

「えっと……はい……私も桜空くんのこと……好きだよ///」

 

『え、あ……その……それって……』

 

『両想いだったんだね///』

 

……何か……恥ずかしい思い出が流れてない?

 

『プーカの力の影響だな』

 

「……あの……これって……」

 

『でもコメコメも知らないんじゃない?コメコメと一緒に食べて一緒に笑って、あたし、とっても幸せだよ』

 

今度はプレシャスとコメコメの思い出が流れ、更に

 

『怒ってるに決まってるでしょ!何よ!プリキュアやめるって!』

 

まなつとローラの思い出

 

『ごめん、ローラ。何があってもやめないよ!だって……』

 

『私、プリキュアやっててよかった。ココの夢を叶えたら自信が持てる気がする。そしたらきっといい未来がひらけると思うんだ』

 

あれは……キュアドリームの思い出

 

『これ……なぎさの……なぎさの手帳でしょ?』

 

『行こっ!ほのか』

 

『うん!』

 

これは……プリキュアたちの思い出。いや、それだけじゃない。

 

『ノアは強くそして厳しい人ですが!そんな中に!優しさがある!その優しさは誰よりも!』

 

『優しさだと!そんなの……』

 

『無意識に貴方は私に加減しました!攻撃も外しました!それが何よりの証拠です!貴方の炎は確かに熱く、全てを燃やし尽くすほど……ですが!何処か安らぎを感じさせます!』

 

『そんなこと!』

 

『そんなことあります!だから貴方は桜空さんを殺そうとしたとき……悩み続け、決断しても……後悔していました!だから!貴方の炎は全てを燃やし尽くすものではなく、全ての心を暖かくする……ノア自身を象徴する炎です!』

 

『俺が……』

 

『私には……貴方が必要なんです。大好きなノアが側にいないと……ダメです。ダメダメなヒーローなんです……だから……一緒にいてください。これからもずっと……』

 

「ふっ、懐かしい思い出だな」

 

「はい!」

 

「そうか……プーカは世界を壊してるんじゃない。シュプリームが作り替えた世界をバラバラにしただけ、それが元に戻ろうとしてるんだよ。これはきっとプリキュアの記憶、想い……それが世界をもう一度繋ぎ始めてるんだよ」

 

「それだけじゃないよ。プリキュアと共に戦う戦士たちのもっとも強い想いが世界の修復を手伝ってる」

 

「私たちの……みんなの想いは消えていない!」

 

「だったら、世界を元に戻すカギは……」

 

「私たち!」

 

「プリキュア!」

 

「そして……共に戦う戦士たちだな!」

 

スカイたちの前にプーカの持つライトが現れ、二人はそれを手にし

 

「光を!」

 

「光を!」

 

「「プリキュアの想いを照らして!」」

 

まばゆい光がみるみる内にこの空間を照らし始める

 

「ちっ!させると思っているのか!」

 

イクスはスカイたちの所へと向かおうとしたが、僕はイクスの腕を掴み、思いきり殴り飛ばした

 

「なんだ?意識が無くなりそうだったのが……」

 

『邪の力に飲み込まれない方法は一つだけある。それは想いだ』

 

「想い?」

 

『どんな想いでもいいが、もっとも強い想いは……愛だ!お前はあの思い出を見たことで、自身の想いを更に高めた!』

 

想いの力……そうだ。そうだったな。アスも飲み込まれそうになっていたとき……想いの力を使って発散させた

 

『どうだ?負ける気は?』

 

「しない!」

 

「思い出?くだらないものを見せるな!」

 

「くだらなくない!」

 

イクスの攻撃をマントで跳ね返していくと、ノアがイクスに向かって炎を放った

 

「ぐうううう!?なんだ?力が上がっているだと!」

 

「想いの力で、俺達の……シュプリームに破壊された俺達の力が戻り、更に高めている!」

 

ノアが星炎を纏い、イクスを圧倒していく。すると僕の中からグーリが人の姿で現れ、リウムと並び立った

 

『……ごめんね……グーリ』

 

『リウム……』

 

血を流すリウムを抱き抱えるグーリ。

 

「……今でも辛い思い出?」

 

「あぁ……」

 

「私がこうして貴方の敵になったことは話せないけど……私はこの時……救われたんだよ」

 

「そうか……そうだな。お前は……優しい奴だったな」

 

二人は笑みを浮かべ、イクスへと向かっていく

 

「……邪竜。そろそろいいよな?」

 

『あぁ海斗。使え』

 

海斗はポケットから古びた棒を取り出すと、古びた棒はトライデントに変わった

 

「海竜の矛……僕にとっての想いは海に対してだ。その想いによってこの矛は目覚め、僕に本来の力を!」

 

海斗は海竜の矛を手にし、イクスに向かう

 

『他のプリキュアや戦士たちも……思い出が溢れ出すな』

 

シュプリームの前にキュアブロッサムとキュアドリームの思い出が流れると、キュアブロッサムとキュアドリームが復活し、シュプリームの前に現れた。後は……なゆたちだ




桜空(邪竜形態)
髪は黒く長くなり、額に一本、後頭部に二本の黒い角。真っ黒な鎧を纏い、水色のマントを装備、両手には鋭く伸びる竜の爪の手甲。モチーフはブラックウォーグ○イモン。イクスと渡り合えるが桜空が意識を保つのが難しい。想いの力で完全に制御している

一気に進めようとしましたが、オリキャラ組の公開……思い出が長くなるため分割します
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