ひろがるスカイ!プリキュア 炎と氷の竜   作:水甲

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106 戦士たちの想い

桜空side

 

プリズムとスカイの持つライトにより、プリキュアたちが復活し、シュプリームと対峙する中、なゆたちにも愛の思い出が溢れ出していく。

 

 

 

 

なゆside

 

気が付くと目の前にある思い出が映し出されていた

 

『なゆ、君はどっちを選ぶんだ?』

 

『私たちは……なゆが選ぶなら……』

 

二人に告白され、どちらかを選んでほしいと迫られた時の……

 

「懐かしいな……」

 

「フィナーレ……本当に……な」

 

僕の答えは……

 

『「僕はここねもあまねもどっちも好きだ。優柔不断だと思うなら、嫌ってくれてもいい。だけどこれだけは言わせてほしい。僕は二人が思っている以上、二人の事が大好きだ」』

 

本当に……優柔不断だよな。二人を傷つけたくないとかそう言う気持ちじゃなく、本当に二人の事が大好きだと言うことを……伝えられた

 

「でも……嬉しかった」

 

気が付くと僕とフィナーレの前にスパイシーが現れた。スパイシーはフィナーレと同じ様に笑顔を見せていた。

 

「立ち上がれるな?なゆ」

 

「なゆ……私たちの想いと一緒に……」

 

「あぁ!」

 

僕の身体が光だし、中から小さな妖精が現れた。

 

『ようやく……なゆの前に来れました』

 

「シン……早速で悪いが……」

 

『えぇ、大罪の力を!解放します!』

 

シンと融合し、灰色の鎧を身に纏う。これが僕の……七つの大罪の鎧。そして右手には真っ白な大剣『正義の大剣』が握られた

 

「行こう!」

 

 

 

 

拓海side

 

気が付くとある光景が目に入った。これは……

 

『おい……泣くなって……ほら。』

 

『デリシャスマイル……』

 

『黙っててごめん……』

 

『拓海がブラペで、あたし嬉しいよ!』

 

『これからも、よろしくね!』

 

『あぁ……よろしく!』

    

「あはは……この時は色々と感情がぐちゃぐちゃになっちゃって……」

 

「そうだったな。俺からしたら一番プレシャスとの……ゆいとの一番の思い出になってる」

 

「拓海……こんな時でもあたしは拓海がいるから頑張れる」

 

「ゆい……俺もだ」

 

俺はプレシャスとお互いに笑顔を向け、自分達が戦うべき相手のところに向かった

 

 

 

 

陽斗side

 

『みらい……その……』

 

『う、うん』

 

『僕のこの気持ちが本当にみらいの事が大好きなのかわからないけど……その……』

 

『うん……』

 

『近すぎて分からなかったけど、僕はみらいのことが大好きなんだ……』

 

『……私も陽斗のことが好きだけど……友達として好きなのかどうかわからない。だから……ちゃんと二人で確かめ合おう』

 

「本当に……この時は……はーちゃんのせいと言うか……お陰と言うか……」

 

「ごめんなさい。でも……切っ掛けにはなりましたね」

 

フェリーチェとそんな話をしていると、僕らの前に2つの紋章が現れ、そこからミラクルとマジカルの二人が現れた

 

「正直、焦れたかったわよ」

 

「あはは……でも自分の気持ちを見つめ直して……私は陽斗の事が好きだって気がついた」

 

「ミラクル……いや、みらい。僕はみらいの事が好きだ。だから……必ずこの戦いに勝つ!」

 

「うん!」

 

僕はリゼルファを構え、叫んだ

 

「リゼルファ!アレキサンドライト!」

 

赤、白、緑、黄色、青が混ざりあった衣装に変わり、五色の剣を握り締め、イクスへと向かっていく

 

 

 

 

 

 

クロトside

 

このまま意識を失ったらどれだけ楽だろうと思っていた。だが……俺の前にはあの日の光景が映された

 

『クロトさん、私は……クロトさんの事が好きです』

 

『ひまり……』

 

『クロトさんは……』

 

『俺は……お前の事が好きなのかもな。ただ人を愛するってことは…………』

 

自分の中でずっと蝕んでいた後悔……もしかしたらひまりも……

 

「そうならないように……クロトさんは私を守ってくれるんですよね?」

 

「ひまり……」

 

気が付くとカスタードが俺の前にいた。

 

「それとも……クロトさんのことは私が守った方がいいですか?」

 

「…………カスタード。俺を怒らせるなよ。俺は女に守られるのは嫌いだ。大嫌いだ!だから……俺は立ち上がる!」

 

俺はオーガデーモンを起動させ、最強の力を発動させた

 

「オーガデーモン!鬼神!守ってやるよ!全部!叩き潰す!」

 

 

 

 

 

 

紫乃side

 

『紫乃が側にいるとね…………安心するの。でもその安心は…………好きだからこその安心だと思う。紫乃、私は貴方の事が好き…………大好き』

 

『小さい頃から…………一緒にいることが多かったけど、僕のちゆへの気持ちは…………』

 

『無理して答えなくていいよ。他の人が好きなら…………紫乃の気持ちを大事に…………んん!?』

 

『これが返事でいいかな?』

 

『バカ…………大好き』

 

我ながら告白の返事をキスで返すって……

 

「紫乃くんとちゆちゃん、本当に仲良しだったもんね」

 

「グレース」

 

これは僕の思い出……なんと言うかみんなに見られてるのか……

 

「それから紫乃は強くなった」

 

声が聞こえ、振り向くとそこにはフォンテーヌがいた。何だか久し振りな気がするな

 

「そうだよ……僕はずっと……ちゆを守りたいって……みんなを守りたいって想いながら戦ってきた。だから……今も……」

 

僕は鬼化していく。これからもずっと変わらない想いを胸に秘め……

 

「絶対に勝つ!」

 

 

 

 

 

一青side

 

『それに……お前は泣いてるより……笑ってる方が……いいぞ』

 

『いっくん……』

 

「…………本当に俺は……ひなたの笑顔が大好きだ」

 

「あはは……何か……恥ずかしいな」

 

いつの間にかいたスパークルは恥ずかしそうにしていた。

 

「ひなたがいるお陰で俺は前へ進める!だから改めてはっきり言う。俺はひなたが大好きだ」

 

「いっくん……私も大好き」

 

俺は痣を発現させ、イクスへと向かう。もう負ける気はしない。ひなたがいるから!

 

 

 

 

 

ミナトside

 

『あの……手紙読みました。これは……』

 

『読んだんなら分かってるだろ。俺はお前の気持ちを知りたい……聞かせてくれないか?えみる……』

 

『わ、私は……ミナトお兄さんのことが……いいえ、ミナトさんの事が大好きです。貴方の隣に立てるようなヒーローに、ふさわしい女性になりたいって思っています』

 

『えみる、俺はお前のその優しい心……誰かを愛していくっていう気持ち……そういうところに惹かれたんだ。だから俺もお前のことが…………好きだ』

 

『嬉しいのです……嬉しくって……嬉しくって……貴方のことが見れません』

 

『えみる……』

 

『ミナトさん、大好きです』

 

俺はえみるを選んだ。だけどはな、ルールーが育んできた想いも大切にしたいと思っている

 

「ミナトさん、大丈夫ですか?」

 

「マシェリ……」

 

「相変わらず……ボロボロになっても立ち上がりますね」

 

「アムール」

 

「でもそんなミナトくんだからこそ、私たちは好きになった。そしてミナトくんがえるみを思い、えみるもミナトくんを思う。そんな二人が私は大好き」

 

全く……復活してそんなことをよく言えるな

 

「マシェリ……お前の愛を……育んできた想いを俺に」

 

「はい」

 

俺たちはキスをするとレガオンが現れた。俺はレガオンを掴み……叫ぶ!

 

「愛龍騎!」

 

育んできた愛が愛龍騎という力となる。そして

 

「三人とも……行ってくる!」

 

 

 

 

 

 

 

フウside

 

『まぁ付き合ってるから当然だけど……折角だから私たちも付き合う?なーんて』

 

『付き合うか……そうだな。お前となら退屈はしなさそうだ』

 

『え?えぇ?』

 

『これが正しい気持ちなのか分からないが、俺はあげはの事が気に入ってる』

 

『あ…え…ええええええええ!?』

 

「……いい加減、答えを知りたい」

 

「あはは……ごめん。先伸ばしにして……」

 

バタフライは真剣な表情で俺を見つめていた

 

「今は答えを出す空気じゃないからね。でもちゃんと答えを出すから」

 

「そうか」

 

「うん、だから期待して待っててよ!」

 

バタフライはそう言ってシュプリームの所へと向かう。期待して待っててか……なら、イクスに勝たないとな!

 

 

 

 

 

アスside

 

『私を守るって事は……私の事好きになったの?』

 

『はい?』

 

『だってそうだよね?好きだから私の事守るんだよね?』

 

『そ、それだとプリンセスの事も僕は好きだということになりますよ!』

 

『エルちゃんを守るのはツバサくんの使命だもん。それなら私の事は……』

 

『うぅ……ま、まぁ……その……好きですよ』

 

『そっか~えへへ~じゃあツバサくん!』

 

『何ですか?』

 

『ツバサくんが私の事を好きから大好きになったら……ちゅうしてね』

 

「……ツバサくん」

 

「何ですか?アスさん」

 

「今もツバサくんは私の事が好き?」

 

「…………」

 

「私はツバサくんがプリキュアになった瞬間を見て、好きって気持ちを知った。ツバサくんと一緒にいて、好きから大好きになった。ツバサくんは?」

 

「僕も……アスさんと一緒に過ごしていく内に……気がつきました。アスさんを守るんじゃなく……隣で一緒に戦い、過ごしたいくらい大好きだって……」

 

「そっか……」

 

私はツバサくん……ウィングにキスをした。

 

「それじゃ頑張らないとね!」

 

「はい!」

 

 

 

 

 

桜空side

 

プリズムたちによってプリキュアが復活し、更になゆたちも愛の想いと共に立ち上がりイクスを圧倒していく。

そんな中、僕はオルドの想いに触れた

 

「これは……」

 

『今は語る必要はない』

 

そうだな。今は……

 

「何だというんだ!想いなどただ脆いだけだ!簡単に破壊できるはずが!」

 

「お前には一生わからない。プリキュアと共に戦う戦士たちの想いは決して破壊なんてされない!それだけ強いんだ!」

 

僕がそう叫んだ瞬間、スカイ、プリズム、ウィング、バタフライから小さな宝石が解き放たれた。この宝石は……スカイがあの異世界でいつの間にか持っていた宝石……それにこの宝石から感じるのは……

 

「これは……四元の器?」

 

「そうか!?器は破壊されてなかった。破壊される前に自ら四つに分れ、竜たちを一番に想うプリキュアたちの元で……主!邪竜との融合を解除してください」

 

ノワールに言われ、オルドとの融合を解除し、僕が4つの宝石を手にした瞬間、真っ白な聖杯へと形を変えた。聖杯が僕の身体に入り込むとまばゆい光と共にプリキュア全員と壊された地球が復活した。そして僕の姿は真っ白な鎧に真っ白なマント。右手には白とピンクの杖が握りしめた。頭には真っ白な角が生えた姿に変わる。

 

「これは……想いの力を結集させる聖杯の竜……その名も聖竜!!」

 

78人のプリキュアとプリキュアたちと戦う戦士たちが地球を背に、並び立った。




聖竜については次回。聖竜は言うなれば劇場版フォームです。また真っ白な姿なのは……そのままの意味です
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