ひろがるスカイ!プリキュア 炎と氷の竜   作:水甲

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111 引越しとあげはの思い

アスside

 

「ヨヨさん、改めて今日からお世話になります」

 

「すまないな。急な申し出を受けてくれて」

 

「良いのよ。状況を考えれば……」

 

私とフウは荷物を持って虹ヶ丘の屋敷にいた。理由は本格的に虹ヶ丘の屋敷に住むことになったからだ。邪竜が姿を現した頃から度々話としては出ていたが、あくまでそうした方が良いのではないかというだけだったが……

 

「それにしても……ふふ、引っ越してきた理由がフウさんらしくないわね」

 

「仕方ないだろ。アスは勿論……ましろにも言われたからな」

 

引っ越しを決意した理由は、フウとあげはの関係を進めるべきとましろが提案。勿論戦いが激しくなってきたからなるべく一緒にいた方が良いというのもあるが……そちらは3割くらいだね

後の7割はましろからの「あげはちゃん、答えを出すって言って、もしかしたら言わない可能性があるから……」とのこと。まぁあげはがそんなことをしないだろうけど……

 

「悪いな。アス……急に引っ越して」

 

「ううん、基本的にこっちで過ごしていたから……これからはツバサくんと夜も過ごせるから!」

 

因みに元の家はフウが何とかしたらしい。まぁ竜族のあれをあれしてあれしたからね

 

「とりあえずみんなには既に話しているけど、今はツバサくんとエルちゃん、星竜しかいないわ」

 

そういえばソラたちは学校か。ノアは仕事だし……あげはは実習か……

 

 

 

 

 

あげはside

 

幼稚園でたける君が泣いていた子を励まし、一緒に砂の山にトンネルを作るのを見守っている中、私はフウさんたちが住むことになったことを考えていた

 

(前々からその話は出ていたのは分かってたし、一緒にいた方がいいって話も分かるけど……フウさんが乗り気なのはやっぱり告白の返事だよね……)

 

あの戦いで返事をするとは言ったけど……なぁなぁで流れる感じもあった。そうなったら仕方ないって思ってたし、私自身もフウさんが改めて聞いてくるのを待っていた所もある……だけど今回の引越しの話を進めたのはましろん。ましろんも私たちの関係を何とかしたいと思っていたからだろうけど…………

 

(まさかましろんがそこまで乗り気とは…………まぁ桜空の一件もあるからだろうけど……)

 

桜空も邪竜と融合したのにも関わらず、特に平気そうにしているのが気になっていた。それを含めて桜空を見守る人が多いと判断したんだろうけど…………

 

(答えか……)

 

私の答えは……既に決まっている。だけどやっぱり言うタイミングが……いや、それを含めても色々と考えてしまう……特に答えを言う場所とか雰囲気とか…………本当にどうしたものか……

 

 

 

そんな事を考えたいたが、その日の夜は特にフウさんから何も聞かれなかった。何でだろうと思ったけど、ソラちゃんたちが歓迎会とかを開いていたからそう言う雰囲気じゃなかったのかな?

 

 

 

 

 

 

桜空side

 

ここ最近ましろが僕の部屋を訪ねてくる事が多い……まぁましろも僕の事を気遣っているからなのだろうけど……そんな中、ましろからフウの話が出た

 

「待っているって……あげは姉の返事を?」

 

「うん、前々から相談されてたけど……焦って返事がまだかとか聞くよりも待った方がいいって教えたの」

 

「だから今日は……あげは姉的には答えは決まってたりするのか?」

 

「うーん、多分だけど……決まってると思う。ただ色々と考えてるかもしれない」

 

もしかして拘っているからとかなのか?

 

「僕も……告白の時拘った方が良かったか?」

 

「ううん、私は特に……あ、でも……その////」

 

何故かましろは顔を赤らめていた。告白は特に拘らなくてもということは……

 

「……プロボーズ?」

 

「うん……ロマンチックにプロポーズしてほしいかな///」

 

「そ、そうか……か、考えておく///」

 

お互いに顔を赤らめながらも、キスをしてそのまま一緒に寝るのであった。

 

 

 

 

 

 

 

フウside

 

引っ越してから数日後の夜、あげははため息をついていた。ソラたちは心配して理由を聞くと仲の良かった園児であるたけるが引っ越してしまうらしい。たける自身も引越しでみんなとお別れをすることで落ち込んでいるらしい。どうにか元気付けたいとあげはは思っている中、ツバサがあることを聞いていた

 

「あの、今更ですが、その最強の保育士って何なんですか?」

 

「強い先生って事です?」

    

「うーん……そういう強いじゃなくって……私が小さかった頃、お父さんやお姉ちゃんと離れて暮らす事になって、悲しくて、保育園でも落ち込んじゃって……そんな時、傍で見守ってくれた先生がいたんだ!雨の日も、晴れの日も、ずっと気にかけてくれて……」

 

その先生はあげはの手を握り、悲しいの悲しいの飛んでけーとおまじないをしてくれたらしい

 

「先生の手が、すっごく温かくて、心まで温かくなった気がして……保育園の先生ってすごい……最強だって思ったの」

   

「その先生が、あげはさんの心を守ってくれたんですね」

 

「子供の心を守る……それが、私が思う最強の保育士……

でも、私は、たける君に何にもしてあげられない……このままお別れなんて……」

    

「あげはちゃんも寂しいよね……元気出して……」

 

「ありがとう、ましろん。でも、私の事はいいの……今はただ、たける君に笑ってほしい……」

 

「あげはちゃん……」

    

「……って、ごめんごめん! 大丈夫! 明日は、バッチリアゲてくから!」

 

あげははそう言って笑顔で言うが……何となく伝えたいことがあった。それはツバサも同じように思っている感じだった。




それぞれのトーンコネクト(意味深)
ソラ×ノア→キスのみ
ましろ×桜空→未遂または未満
ツバサ×アス→キスのみ

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