ひろがるスカイ!プリキュア 炎と氷の竜   作:水甲

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112 心に寄り添う

フウside

 

あげはに伝えたいことがあり、俺は車から降りるあげはに声をかけようとするとあげはのバッグからプニバード姿のツバサが出てきた。俺は邪魔をしないようにこっそり二人の話を聞くことにした

 

『少年!? 何してんの!?』

 

『どうしても言いたい事があって……あげはさんは、寝ている時も子供達の事を考えて笑っているような、おかしな人なんです!』

 

『お、おかしなって……』

 

『でも、そんなあげはさんだからこそ、たける君や子供達は、あげは先生が好きなんだと思います!無理に笑おうとしないで下さい……そのまんまのあげはさんでいればいい……十分、素敵な保育士さんなんですから……』

 

『ツバサ君……』

 

『じゃ、ボクは忙しいので!』

 

「ツバサ……お前、アスに言いつけるぞ」

 

「フウさん!?いつから!?」

 

「あげはに伝えたいことがあったんだが……ツバサ、あまりそう言う事を軽々しく言うなよ」

 

「ぼ、僕はパートナーとして……」

 

「あ、あはは……フウさんが伝えたかったことって?」

 

「ツバサに大体言われたからな……まぁあげははあげはらしく接してやればいいんだよ。俺が好きになったお前らしくな」

 

「あっ///」

 

「な、何か僕……お邪魔みたいですね」

 

「そうだね。帰ろうか~」

 

何故かいつの間にかいたアスが笑顔でいた。

 

「アスさん!?いつから?」

 

「さぁてね。とりあえずそういう無自覚を自覚しようね。それじゃ!」

 

アスに腕を掴まれながら引きずられていくツバサ。さて、俺も……

 

「そうそう、フウは見届けあげたら?認識阻害してね」

 

アスはそう言ってツバサと一緒に去っていくのであった

 

「認識阻害?」

 

「神竜族にはそう言う事ができる。アスもそれで後をつけてきたんだろう」

 

「そっか……それで見届けるの?」

 

「あぁ」

 

俺は風の力を利用して、認識阻害をするのであった。

 

 

 

 

暫く様子を見ていると雨が降ってきた。あげはは園児たちに中に入るように言うが、たけるだけは中に入ろうとせず、砂場にいた。

あげはは呼び掛けるが、建物に入ろうとしなかった。その様子を見てあげははたけると一緒に遊び始めた

 

「よーし! 先生もトンネル作っちゃお!そういえば、前にここで宝探しした事あったよね? ボール埋めたりして!他にも、たける君とは、色んな遊びしたな……ヒーローごっこでしょ! 鬼ごっこでしょ! みんなで手遊びもしたり!たける君、何でも上手だったな……朝も元気な声でごあいさつして……お当番も頑張って……困ってる子を守ってあげて……」

 

思い出を語るあげはだったが、少し泣きそうになっていた。それだけ寄り添えていたんだな。あげは……

 

「開いた! トンネル!」

 

「ごめんね……せんせい、いっぱいあそぶって、いってくれたのに……」

 

「たける君……」

 

「ぼく、このまま、このほいくえんにいたかった! あげはせんせいと、もっとあそびたかった!」

 

「うん……先生も、もっと一緒にいたかった……でも、忘れないよ……一緒に沢山遊んだ事も、美味しい給食食べた事も……こうやって手を繋いだ事も……」

 

「ぼくもわすれない……あげはせんせいのこと……」

 

「いっぱいあそんでくれて、ありがとう!」

 

「まだまだ遊ぶよ! たける君!」

 

何とか出来たみたいだな。あげは……それにしても帰ったはずのツバサとアスがこっそり見ていることに関しては何も言わない方がいいか?

そう思っていると、突然の突風と共にスキアヘッドが姿を現した

 

「アンダーグエナジー召喚!」

 

スキアヘッドは枯葉とドングリからキョーボーグを生み出した。

 

「たける君。みんなの所へ行って、保育園から逃げるよう、伝えられる?」

 

「できるよ! ぼく、さいきょうだから! あげはせんせいとおなじだから!」

 

あげははたけるを見送り、ツバサとアスも駆け付け、俺も並び立ち……

 

「三人とも!行くよ!」

 

あげはとツバサはプリキュアに変身し、俺とアスは戦闘形態に変わった。すると空から何かが落ちてきた。

 

「初めましてと言うべきだな。プリキュアに竜たちよ!俺は臥竜のドルト」

 

鈍色の鎧を纏った男……こいつが邪竜の新たな……

 

「アス、こいつは俺がやる」

 

「分かった!」

 

バタフライ、ウィング、アスの3人はキョーボーグに戦いを仕掛ける。キョーボーグは両手のドングリのミサイルを放つ中、俺はドルトに向けて、風の刃を放つが……

 

「その程度の風!」

 

ドルトは手をかざし、風の刃を打ち消す。俺は攻撃の手を緩めず、風の塊をぶつける。それでもドルトは無傷だった

 

「いいな。お前……俺の糧になってもらう!」

 

臥竜……こいつの力は何なのかわからない以上、攻撃し続けるか?それとも様子を見るか……

 

「ハアアアアア!」

 

ドルトは距離を詰め、俺の腹を思いきり殴る。

 

「ぐううう!?」

 

一撃が重い……反撃しようにも……上手く身体が動けない……バタフライたちもキョーボーグのミサイルに苦戦している。どうしたらいいのか悩んでいると、氷と炎がキョーボーグとドルトを包み込んだ

 

「お待たせしました!」

 

「みんな、行くよ!」

 

ピンチに駆け付けてきたソラ、ましろ、エル、桜空、ノア、星竜。ソラたちはプリキュアに変身し、桜空たちは戦闘形態に変わった

 

「四元の器か!楽しめそうだな!」

 

「くっ……桜空、こいつの相手は任せた!」

 

俺は桜空にドルトとの戦いを変わってもらい、バタフライたちと共にキョーボーグに挑む

 

 

 

 

桜空side

 

「改めて俺は臥竜ドルト!楽しもうぜ!四元の器!」

 

ドルトがパンチを繰り出し続ける。僕は氷の盾で防ぎ続けるが、直ぐに破壊される

 

「臥竜……何かしらの力を使っているのか?」

 

「いいや!力はないんだよ!俺には!」

 

ドルトの回し蹴りの直撃を喰らう。1発喰らっただけでダメージが大きい……

 

「力がない?」

 

「あぁそうだ!俺はまだ能力がない竜!いずれ目覚める為に!お前たちとの戦いを楽しませてもらう!」

 

能力がないってことは……力押ししかできないって事でいいんだよな?それなら……

 

「四元解放!」

 

氷の四元を解放し、ドルトを凍らせていく。

 

「無駄だ!この程度……」

 

「あぁ……だから凍らせ続ける」

 

倒すことを考えず、足止めするくらいなら……

 

 

 

 

 

 

フウside

 

ノア、アスと共にプリキュアと協力してキョーボーグと戦うが、キョーボーグのミサイルが厄介だった

 

「痛っ!?」

 

何とかミサイルの軌道を変えたいが、ドルトとの戦いのダメージが大きい……どうしたら……

 

「フウさん、協力技いける?」

 

「少し威力は下がるが……」

 

「それでも充分!」

 

バタフライは駆け出し、ギリギリの所で高くジャンプをした。キョーボーグはバタフライに向かってミサイルを放つ。バタフライはバリアでミサイルを防ごうとするが、ミサイルはバリアを避けてバタフライに向かっていくが、

 

「読んでいたよ!」

 

バタフライはバリアを足場にして、更に高く跳び……ミサイルを避けた

 

「絶対にみんなを守る、最強の保育士になるって決めたから!」

 

バタフライは俺を見ている……俺はバタフライに答えるように高く飛び……

 

「「ひろがる!疾風!バタフライプレス!」」

 

合せ技でキョーボーグを怯ませた。そして

 

『マジェスティクルニクルン!ひろがる世界にテイクオフ!プリキュア・マジェスティック・ハレーション!』

 

マジェスティック・ハレーションでキョーボーグを浄化するのであった。

桜空の方を見るとドルトの姿はなかった。

 

「ドルトは?」

 

「凍らせていたんだけど……キョーボーグが浄化された瞬間に氷ごと消えた」

 

臥竜……桜空の話では能力を持たないらしいが……おかしい……神竜族は何かしらの能力を持って生まれるはずなのに……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あげははたけるの家族が乗る電車が通る場所でミックスパレットを使い、見送り行っていた。

 

「見送り終わったのか?」

 

「うん……そういえばたけるくんのお祖母ちゃんって、実は私が保育士を目指すきっかけをくれた人なんだ」

 

「そうだったのか」

 

「うん、私……これからも最強の保育士を目指すよ……それでさ……」

 

「なんだ?」

 

「答え……伝えておきたい……私は最強の保育士を目指す……そんな私を近くでしっかり見届けてほしい……だから……フウさん……私もフウさんの事が好きだよ」

 

「……あげは。ありがとう」

 

俺はあげはの肩を掴み……顔を近づけた。あげはは目を閉じ…………キスをした

 

「これからよろしくね」




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