ひろがるスカイ!プリキュア 炎と氷の竜   作:水甲

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113 思い出の木

桜空side

 

ある日の事、みんなでましろの昔のアルバムを見ることになった。改めて見ると懐かしいな~

 

「あ! この女の子って!」

 

「あげはさんです!」

   

「これって私達が出会った頃の写真じゃない? 最初、ましろんって、すっごく人見知りで、話しかけると、こんな感じだったもん!」

 

「そういえばそうだったな……」

 

確かあの頃って、僕が一緒だといつも僕の後ろに隠れていたような……

 

「小さくて、あまり憶えてないけど、そうだったみたい……」

   

「3人は、いつからこんなに仲良しに?」

 

「あ、知りたいです!」

 

「えっと、それは……」

 

するとソラが木の前でましろとあげは姉の二人がハートを作っている写真を見つけた。

 

「素敵な写真です!」

 

「はーと!」

 

「あ! この木、憶えてる! 確か、ここで仲良くなったんだよね!」

 

「そうだった。でも何かあったような……」

 

「確か……」

 

思い出そうとしたら、ある光景が浮かんだ。……あれって写真撮られてないよな?

みんなも仲良くなったきっかけを思い出す為にその場所に行ってみようと言う話になっている。見つけたらこっそり抜いて……

 

「ましろ、ちゅーしてる」

 

『はい?』

 

「あっ……」

 

エルちゃんが見つけた写真にみんなが注目していた。その写真は幼いましろが僕の頬にキスをしている写真だった。

 

「この頃からましろさんは桜空さんの事が大好きだったんですね!」

 

「これも……何のときだっけ?」

 

「うーん、覚えてない。桜空くんは?」

 

「恥ずかしいから言わない」

 

あの時の事は嬉しかった思い出だけど、今思うと恥ずかしいんだよな……

それからあげは姉の提案でみんなでましろとあげはの思い出の場所を探そうと言う話になった。

 

 

 

 

 

 

「みんなで宝探し楽しみだな~」

 

フウの車に乗りながら楽しそうにするアス。フウもいつも車を出してもらって申し訳ない。

 

「気にするな。俺もあげはの思い出の場所がどんなところか気になる」

 

「お前も変わったな」

 

フウとあげは姉が付き合い始めたって聞いたのはようやくかと思ったけど……何故かましろがニコニコしながら、あげは姉の部屋とフウの部屋を防音にしておくと言い出したりしてたけど……あれ……絶対からかってるよな?

 

それから前にもお世話になったせつこお婆ちゃんの家に着き、挨拶を済ませのんびりと過ごしていると

 

「思い出した……前に来た時も、ここでお茶したよね」

 

「うんうん!」

 

「…………」

 

「桜空の反応を見る限り、合ってるみたいだね」

 

「ねぇ、桜空くん。場所は覚えてないの?」

 

「場所は覚えてないのは本当だよ」

 

キスの件が衝撃的……いや、キスともう一つが衝撃的過ぎて場所に関しては印象がなくなってるからな……

とりあえずせつこさんに話を聞くが知らないみたいで、折角だから辺りを散歩しながら探すことに……後せつこさんが飼っている山羊の散歩を兼ねてだった

 

 

 

 

 

少し歩いていくと見覚えのある道に辿り着いた。

 

「あの頃と少し変わった所もあるけど、この道って前も来たよね?」

 

「という事は、この先に、きっとあの木が!」

 

するとちょっとした広場にあるブランコをエルちゃんが見つけた。

 

「ぶらんこ!」

 

「プリンセス? 遊びたい気持ちは分かりますが、今は我慢です。その代わり、木を見つけたら、あのブランコでボクと心ゆくまで……」

 

「つばさ、はやく!」

 

「え……」

 

「つばさ、あそぶのあと! がまん!」

 

「ツバサくん、後で一緒に乗ってあげるからね~」

 

「いや……ボクは……待って下さい!」

 

ツバサ……エルちゃんに振り回されてるな~

 

 

 

 

 

それから暫く思い出の木を探すが見つからず、気がつくと夕方になっていたが、麦が夕陽に照らされ綺麗な場所に着き……

 

「綺麗! ここはみんなと見つけた新しい思い出の場所だね!」

 

「じゃあ、そろそろ帰ろうか!」

 

帰ろうとしたとき、エルちゃんが被っていた帽子が飛ばされ、ソラとツバサの二人が拾いに向かった。

 

「確か、あの時も、帽子が……」

 

「あ! そうだった!」

 

 

 

 

 

ましろside

 

ちょっと思い出した瞬間……ある風景も思い出した。

 

『わたし、さくらくんとけっこんする』

 

「ふぇ///」

 

「どったの?ましろん?」

 

「あー、えーと……ちょっと恥ずかしい思い出が……」

 

「ましろ……もしかして……」

 

「う、うん///」

 

私って……あの頃から桜空くんの事が好きだったんだ……うぅ思い出すと何だか本当に恥ずかしい///

 

『じゃあちゅー』

 

「/////」

 

「ましろんが真っ赤に!?」

 

「ま、ましろーーー!?」

 

 




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