ひろがるスカイ!プリキュア 炎と氷の竜   作:水甲

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118 トリック オア トリート

ライside

 

頭がおかしくなったのか?カボチャを被ったバッタモンダーはプリティホリックに訪れると……

 

「プリティホリックカフェ特製のカボチャクッキーだよ!」

 

「ありがとう!」

 

「僕にもちょーだい!」

 

「ちょっと! ちゃんと順番を守って……え……」

 

プリティホリックの店員が配っているお菓子を全て奪った

 

「トリックアンドトリート!」

 

「な、何なの?」

 

「僕はキュアパンプキン! プリキュアの仲間さ!ダーハハハハ!」

 

なんだろう?やってることが小悪党みたいなことを……

バッタモンダーは別の場所に移動してはお菓子を奪っていく

 

「もうやめてくれ! みんなのために用意したお菓子だぞ!」

 

「みんなは知らないの? 僕はキュアパンプキン! プリキュアはイタズラするのが、だーい好きなんだよ!」

 

「いや、プリキュアな訳ないじゃん!」

 

うん、プリキュアの評判を落とすのも作戦に入っていたんだろうけど……もう少しやり方を……というかバッタモンダー……アンダーグ帝国にいたときの方がもう少しやれていたような……

 

「プリキュアは街を守ってくれるんだよ!」

 

「怪物と戦ってるの、見た事あるもん!」

 

「子供達の言う通りだ! この偽物!」

 

「んだと!なんだよ……おい、お前ら……僕は正義の味方、プリキュアなんだぞ!」

 

バッタモンダーはお菓子を奪って、逃げ出すと街の人たちに追われていくのであった。

 

「助けないのか?」

 

「自分で何とかするでしょ……とりあえず………………テンペスターは先に帰っていいよ」

 

「分かった」

 

貰ったお菓子をテンペスターに渡し、先に帰らすと僕は……

 

「それで僕らを始末しに来たのか?」

 

「よく気がつきましたね」

 

背後にはリウムがいた。素顔のままいるのは珍しいな……いや、正体を明かしているのか?

 

「始末するのはいいけど、僕と君とでは相性が悪いよ?」

 

「今の貴方は全盛期よりかなり劣っています。それに水と雷の相性なぞ、子供が考えるよりもかなり複雑なものです」

 

「やってみなきゃ……分からないことがあるけど?」

 

互いににらみ合いをするが……リウムは剣を収めた

 

「たまたま貴方たちを見かけて声を掛けただけです。始末するようにとは言われてません」

 

「そう……ならいいや。それにしても君はまだ邪竜の配下にいるとはね……その身体が理由のひとつかな?」

 

「……そうですね。私は邪竜様のお陰で生きれています」

 

「邪の力……か……」

 

邪の力、僕やテンペスター、エクスには本来の力を倍にする。リウムみたいに傷を癒し、命を繋ぎ止める力……リスクがあるとすれば邪の力に適応できなければその身は理性を失った獣になる。いや、獣というより竜か……

もしくは僕やテンペスターみたいに暴走する危険性もある。

 

「…………どちらが救われるんだろうな?」

 

「何がですか?」

 

「邪の力によって誰にもバカにされない強さを持つこととあいつらみたいにただ楽しく生きること……」

 

「それは自分で決めることです…………」

 

「そうだね……」

 

僕はテンペスターに渡し忘れた飴が入った袋をリウムに渡した。

 

「あげる。これを舐めてる間は戦わないように……」

 

「……そうですか」

 

意外と素直に聞いてくれるんだ……さてさてバッタモンダーはと思って、様子を見るといつの間にか来ていたプリキュアたちがお菓子を配っていた。

 

 

 

 

 

 

桜空side

 

子供たちも大喜びの中、街にキュアパンプキンと名乗るプリキュアの偽者が現れ、お菓子を奪って行くという事件が起きた。それを聞いて悲しむ子供たちのために、ヨヨさんが屋敷にあるお菓子を配ろうという話になり……

 

「皆さーん! お菓子と笑顔をお届けにまいりました!」

 

「まちた!」

 

「はい! どうぞ!」

 

「もうお菓子もらえないと思った!」

 

「ありがとう! カボチャのお化けさん!」

 

お菓子を貰えてみんな大喜びだけど……なんだろう?さっきから視界の隅に映るカボチャ頭の人は……僕が声を掛けようとすると突然キョーボーグが現れた

 

「スキアヘッド!貴方がキュアパンプキンを!」

 

「何の事だ?」

 

多分スキアヘッドは関係ないような……まぁいいや。ましろたちはプリキュアに変身し、僕らも戦闘形態になり、キョーボーグに向かっていく。カボチャとキャンディーのキョーボーグ、ふわふわ浮いて接近戦では不利みたいだな。

僕は空を飛び、ウィングと共に蹴りを喰らわすと、プリズム、アス、フウ、ノアが遠距離での攻撃を繰り出すが、キョーボーグに避けられる。どうにか動きを止められればと思っていると、スカイが無闇に突っ込んでいくが……どうしたんだ?一体……

 

「スカイ! どうしたの?」

 

「言ってません……」

 

「え?」

 

「私、まだトリックオアトリートって言ってません! 今日という日を、すっごく楽しみにしてたんです!」

 

スカイ……こんなときに……みんなも突然の発言で戸惑って……マジェスティとアスだけはうんうんって頷いてる……

 

「駄目でしょうか?」

 

「ううん! 私も言いたい!」

 

「そうだよね!」

 

「スカイの言う通りです!」

 

「全く……それならさっさと終わらせるぞ」

 

ノアが炎を出し、キョーボーグの動きを制限させ、フウが風でキョーボーグを縛り上げると、アスと僕で……

 

「合わせて!」

 

「あぁ!」

 

岩と氷でキョーボーグの身体を固め、スカイがプリズムたちの協力で高く飛び上がり、キョーボーグに強力なパンチを喰らわせ、

 

『マジェスティクルニクルン!ひろがる世界にテイクオフ!プリキュア・マジェスティック・ハレーション!』

 

「スミキッター」

 

無事キョーボーグを浄化するが…………今回邪竜の一派が来なかったのは気になるけど…………

 

 

 

 

 

 

 

ライside

 

「あんな怪物まで暴れさせて、イタズラじゃ済まないんだから!」

 

「いや、あれは僕がやったんじゃ……」

 

「問答無用!」

 

追いかけ回されるバッタモンダーを眺めつつ、リウムは飴を舐め終え……

 

「帰ります」

 

「そう、僕も帰るよ」

 

「…………邪竜様に飴をあげた方がいいですか?」

 

「さぁ?好きにしたら?あと僕らの事は……」

 

「邪竜様は知ってますが……別に始末するつもりはありませんが……ウロボロスがどう動くかはわかりません」

 

「ウロボロス……か」

 

あいつが一番怪しいよな。何せ僕らに邪の力を欲しくないかと言ってきたのはアイツだからな……

 

「……まぁプリキュアや竜たちがどうにかするだろう」

 

お菓子をもらって喜ぶプリキュアたちを見ながら僕は笑みを浮かべたけど…………アス、こっち見て手を振るなよ。怖いよ。うん




次回はツバサある意味ピンチ!回
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