ひろがるスカイ!プリキュア 炎と氷の竜   作:水甲

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120 寂しい気持ち

アスside

 

結婚式の次の日の朝、畑の様子を見て、家に戻るとみんなで何かを探していた

 

「どうしたの?」

 

「あ、アスさん……本を知りませんか?」

 

「本?」

 

「王様から送られてきたあの本だよ。ツバサくん、朝起きて読もうとしたら無くなっていたんだって」

 

あの本か……私が起きたときはまだ合ったような……

そんなときエルちゃんがやって来たけど何かを隠している感じだった

 

「すみません、プリンセス。今、探しものをしていて……プリンセスは、椅子の上にあった本、見ませんでしたか?あの、王様にいただいた本ですが……」

 

「える、ごほん、しらないもん!」

    

「ん? エルちゃん、これは?」

 

うん、エルちゃん……さっきから後ろに隠してたよね……

そりゃ後ろから見たらバレるよ……

 

「かくしてないもん!」

 

「あー!」

 

「プリンセス! ちょっと待って下さい!」

 

「やーや!」

 

「もう……プリンセスってばー!」

 

「やーや! やーや!」

 

逃げるエルちゃんを追いかけるツバサくん。私たちはそれを見詰めていた

    

「まさか、エルちゃんが持ってたなんて……」

 

「うーん、エルちゃんにはエルちゃんの考えがあるからね~」

 

「どういうことだ?」

 

桜空も分かって……いや、あげは以外はエルちゃんの行動に関して気づいてないみたいだね。とりあえず私は二人の様子を見に行くかな

 

 

 

 

 

二人を追いかけていくと、ツバサくんはエルちゃんに追い付いていた

 

「それは、ボクの大事な本なんです……返して下さい……」

   

「つばさの、だいじ?」

 

「とっても、とーっても! 大事です……」

    

「ありがとうございます!」

   

「きらい!」

 

「え……」

 

「つばさ、だいっきらい!」

 

あ……何かツバサくんの何かが壊れた……エルちゃんはそのままその場から離れていった。とりあえず私はエルちゃんの側にいるかな?

 

 

 

 

 

桜空side

 

ツバサとエルちゃんの所に行くと何だかエルちゃんに嫌いと言われてショックを受けるツバサの姿があった

 

「エルちゃん?」

 

「何で……昨日は結婚式ごっこして、今日は嫌いって、もう訳が分かりませんよ……」

    

「分かってないな、少年は!」

 

「どうせ少年ですから……」

    

「ねえ。何でエルちゃんは本を隠したと思う?」

 

「何でって……うーん?」

 

「最近のキミ、カッコ良いよね!一生懸命勉強して、自分の目標に脇目もふらずに向かっててさ!」

   

「それは、どうも」

 

「でも、エルちゃんは、ちょっぴり寂しかったのかも……今までずっと一緒に遊んでくれてたツバサ君を、どこか遠くに感じちゃったんじゃないかな?それにアスちゃんみたいに我慢することも出来ないしね」

 

「アスさんみたいに……」

 

「ほーら! 行ってこい、少年!」

 

「あげはさん……」

 

あげは姉はツバサの背中を叩き、エルちゃんの元に向かわせた。

 

「あげは姉、気づいてたんだ」

 

「まぁね。それにアスちゃんも最初から気付いてたみたいだしね」

 

だからエルちゃんの結婚って発言を聞いて賛成してたのか……

 

 

 

 

 

 

アスside

 

エルちゃんの所に行くとエルちゃんは不貞腐れていた。

 

「える、つまんない……もっとなかよちがいいのに……」

 

「そうだよね。もっと仲良しがいいよね」

 

「あす……」

 

私はエルちゃんの頭を撫でつつ、隣に座った

 

「私もツバサくんが勉強ばかりで寂しいよ」

 

「あすも、さびしいの」

 

「うん、寂しい。でもツバサくんのやりたいことを応援もしたい。だから私はエルちゃんみたいに我慢せずに素直な気持ちは言えないんだ」

 

「そうなの?」

 

「でもエルちゃんは自分の本音をちゃんと言った方がいいよ。そうしないといざと言うときに……後悔しちゃうからね」

 

「プリンセス……アスさん……」

 

気がつくとツバサくんが来ていた。話……聞かれちゃったかな?まぁいいか

ツバサくんはエルちゃんに謝りだした

 

「だから結婚したいって……なのに、ボクはちっとも気付かないで……プリンセス……ごめんなさい……寂しい思いをさせてしまって……」

    

「つばさ……」

 

「アスさんにも……」

 

「私はちゃんと言ったりしてるよ。でも伝えていても寂しい……でも応援もしてるからね。だから謝らなくてもいいよ」

 

「……はい……」

 

そんな時、一羽の雀がツバサくんに何かを伝えにきた。もしかしてと思いみんなと合流し、教会に向かうとそこには……

 

「スキアヘッド!」

 

スキアヘッドが教会の屋根の上から降り

 

「アンダーグエナジー召喚!」

 

「キョーボーグ!」

 

鐘とリースを交ぜたキョーボーグが生まれた。私たちは戦闘形態になり、ツバサくんたちはプリキュアに変身した

 

「「「「「スカイミラージュ! トーンコネクト!ひろがるチェンジ!」」」」」

 

「スカイ!」

 

「プリズム!」

 

「ウイング!」

 

「バタフライ!」

 

「マジェスティ」

 

「「「「きらめきHOPホップ、さわやかSTEPステップ、はればれJUMPジャンプ」」」」

 

「無限にひろがる青い空!キュアスカイ!」

 

「ふわりひろがる優しい光!キュアプリズム!」 

 

「天高くひろがる勇気!キュアウィング!」

 

「あげて広がるワンダホー!キュアバタフライ!」

 

「降り立つ気高き神秘!キュアマジェスティ!」

 

「「「「「ReadyGo!ひろがるスカイ!プリキュア!」」」」」

 

ウィングたちがキョーボーグに向かっていき、私たちも戦いに参戦しようとすると目の前にストレイアが現れた

 

「よぅ!また遊ぼうぜ!地竜!」

 

「狙いは私か……みんなはプリキュアの所に行って」

 

「アス、前の戦いでわかったと思うが、奴とお前は相性が悪いぞ」

 

「フウ……そんなの分かりきってるよ……それでもやるのが私だから」

 

「そうだったな……」

 

三人はプリキュアの所へと行き、私はストレイアと対峙する

 

「この前みたいに殴り合うか?」

 

「それもいいけど……今回は貴方を押さえるだけ!」

 

私は腕を掲げた瞬間、ストレイアの周りの大地が盛り上り、ストレイアを閉じ込め……

 

「四元解放!地漠轟弾!」

 

巨大な岩を作り出し、捕縛したストレイア目掛けて押し潰した

 

「これで終わればいいけど……」

 

「そう簡単にはいかないぞ」

 

ストレイアを押し潰した岩が腐蝕していき、ストレイアは無傷の姿で現れた

 

「だよね……」

 

今度はストレイアの周りに無数の石を作り出し、ストレイア目掛けて放つが、ストレイアに当たる前に塵になって消えていった

 

「遠距離ではお前は俺には勝てない。分かりきっているだろ」

 

「そうだね……」

 

正直言うと奴の腐蝕の力に耐えきる石や岩を作り出せば良い話だけど……そう簡単にはいかない。もしくは圧倒的質量で押し潰すのもありだけど……周辺が偉いことになる……そんなことをしたらツバサくんが怒る……私に残されているのは…………

 

「殴り合いか……」

 

両腕に岩などを纏わせると、ウィングたちの方から物凄い不快な音が聞こえた。あれは……キョーボーグの攻撃?見てみるとマジェスティが拘束されているし、あの音でみんなの動きが悪い……それなら…………

 

「四元の力を………ブレスに……」

 

「お前のブレスが俺に通じるとでも?」

 

「貴方に通じたら良いんだけど……ね!」

 

私は最大出力のブレスをストレイアに向かって放つ。ストレイアは腐蝕で防いでいるが……私の狙いはストレイアの後ろでウィングたちを追い詰めているキョーボーグ!ストレイアはブレスを防いでるけど……後ろのキョーボーグは守れてない!

 

「何!?」

 

キョーボーグが私のブレスを喰らいのけぞると、マジェスティを助け出したウィングがマジェスティと一緒に追撃で同時にキックを喰らわせ……

 

『マジェスティクルニクルン!ひろがる世界にテイクオフ!プリキュア・マジェスティック・ハレーション!』

 

キョーボーグを浄化させた。

 

「ちっ、俺と戦いながら仲間を助けるか……まぁいい!お前とはいずれ……」

 

ストレイアはそう言い残して消えた

 

「ストレイア……私が勝つには……」

 

命を懸けるか周りを気にせずに戦うか……だね

 

 

 

 

 

戦いも終わり、ツバサくんもエルちゃんと仲直りしたみたいだった

 

「つばさ……」

 

「誓います……ボクはナイトとして、プリンセス・エルを、ずっとずっとお守りする事を……これからも一緒にたくさん遊びましょうね」

 

「つばさ、そら、ましろ、あげは、さくら、のあ、あす、ふう、ずーっといっちょ! ずーっとなかよち!」

 

こうしてちょっとした結婚騒動は幕を閉じ……

 

「それにしてもアスちゃんはエルちゃんの気持ちに気づいて結婚に賛成してたけど、何かもう一個くらい理由ある感じかなって思ったけど?」

 

「え?あー……うん……」

 

言えないよ……ずっとエルちゃんにツバサくんの一番目の奥さんは私。二番目はエルちゃんだよって言い続けたことは…………そして前々からマジェスティに……「アスはツバサといつ結婚するの?」って言われたことがあることも……

 

「アスさん?何か隠してますね」

 

「えっと…………ツバサくんとキスしたいな~なんて……」

 

誤魔化そうとすると不意にツバサくんが私にキスをした

 

「これからは……あまり我慢せずに素直に言ってくださいね」

 

「ツバサくん///」




次回!またまだバッタモンダー回!
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