ノアside
この間の戦いでスキアヘッドの言葉を聞いてから様子がおかしいソラ。俺としては何かしら言った方が良いのかと思いつつも、声をかけられないでいた。
そんな中、俺たちはこちらの世界にやって来たシャララを出迎えていた。
「わざわざご苦労様」
「王様の命ですから……スカイランドの命運がかかった研究成果ですから、必ず持ち帰るようにと」
今回シャララが訪ねてきたのは、ツバサが以前から研究していたキラキラエナジーについてだ。
キラキラエナジーによって壊された街などの修復機能を見て、スカイジュエルを使い、キラキラエナジーを発生させればキョーボーグがトンネルを通ってスカイランドに現れるのを防いだり、外からの攻撃を防げるはずとのことだった。
また研究が上手くいけばプリキュアではなくてもキョーボーグを浄化させることが出来るらしい。ツバサは研究資料をまとめるのに夕方までかかると言うことでシャララに待ってもらうことに……
「それとノア殿。ツゥド殿たちがスカイランドに来ている」
「木竜のじいさんたちが?」
「嫌な予感がするとのことで、暫く滞在しているらしいが…………」
木竜のじいさんが何かを警戒している……邪竜たちの動きが活発になり始めているのか?
「…………」
「ノア……」
「木竜のじいさんたちなら大丈夫だ」
何かあったとしてもそうそう負けることはない。
ツバサの資料まとめが終わるまでの間、シャララに街を案内することになった。因みにアスは残ってツバサの手伝いをすると言い出した。あいつも変わったな……
「みんなに街を案内してもらえるとは……この服、どうかな?」
そう聞くシャララだが、ソラは上の空だった
「え?」
「似合ってないかな?」
「と、とっても素敵です! ハハ! ハハハハ!」
本当に大丈夫か?ソラ……
「あげはちゃんの服、ピッタリ!」
「私より着こなしてるよ!」
「それで、どこに連れていってくれるんだ?」
「とっても良い所があります!」
桜空side
ましろが提案した場所はショッピングセンターなのだけど……シャララ隊長の反応が初めてソラが訪れたときと同じなんだけど…………
「スカイランドの人間って……みんな同じ反応するのか?」
「さ…さぁ…?」
「もしかしたら少年とかそう言う反応をしてたりとか?」
確かに……ツバサってソラとエルちゃんが来るずっと前からこっちの世界にいたから……いやでも虹ヶ丘家から外に出たりしていたのか?謎だと思いつつ、シャララ隊長はジャージが気に入り購入するのであった
ノアside
家に戻ってもソラは上の空だった。そんなソラにシャララはトレーニングをしないかと誘った
「ジャージを試してみたくてな。無理に付き合わせたかな?」
「とんでもないです! シャララ隊長とトレーニングできるなんて光栄です!」
「トレーニングをする前には身体をほぐし、入念な準備が必要」
俺は側で様子を見ることにした。二人が柔軟をしていると、シャララはソラに訊ねた
「で?」
「はい?」
「何があった?」
「な、何って……」
「隠しているつもりだろうが、真っ直ぐなヒーローは、ウソが苦手なようだ。それで何を悩んでいる?」
「一瞬、戦いを忘れました……」
ソラはあの時の戦いでスキアヘッドの言葉に戸惑いを感じたことを話した
「自分でも理由が分からないんです……」
「なるほど。その答えを求めてるという訳か」
「はい……」
「言ったはずだ。君は君のヒーローを目指せ」
「大切な仲間とともに……分かっています……仲間に相談するべきだって……でも……今回はしません……1人で考え、私1人で答えを見つけたいんです……」
ソラなりに一人で答えを出すべきと判断したんだろうが……そう言うことを許してくれない奴がいることを忘れているな……
俺は茂みの中から様子を見ていたましろたちを見ると、ソラの言葉を聞いてツバサが飛び出してきた
「またですか!」
「ツバサ君!」
「ちょっと……」
「まぁ、落ち着きなって!」
「ボク達に相談して下さいよ!1人で答えを見つけたいだなんて……ボク達、仲間でしょ!水臭いじゃないですか……1人で抱え込むなんて、ただのワガママです!」
「ワガママかもしれません……でも、今回は、1人で考えないと、ダメなんです……スキアヘッドに一歩踏み出せなかった、私と向き合わないと……答えは出せないと思うんです!」
「少年だって、1人で頑張ってるでしょ! キラキラエナジーの研究!」
「それとこれとは話が違いますよね!? 研究はボクしかできない事だし……」
「同じじゃん! ソラちゃんの気持ちはソラちゃんにしか分からない! ソラちゃんにしか答えは出せないと思わない?」
「だよね! ソラちゃん! 私達にできる事があったら、協力するから、思いっきり考えて、目一杯悩んでよ!」
「本当、ボクらで相談に乗れる事があったら、して下さいよ……」
「はい!」
「それにさ、ノアなんて相談してくれなくって寂しそうだったよ」
「俺は別に……」
「ノア……すみません」
「気にするな」
そう言う俺だが、フウは俺を見て笑っていた
「ノアも変わったな」
「お前もな、フウ」
俺とフウは互いに笑い合うのであった
少ししてシャララが帰る時間になった
「お願いします……」
「この研究と、動きやすいジャージがあれば、敵はなし。必ず平和は訪れる。」
「随分気に入ったみたいですね! ジャージ!」
「きっと、答えは見つかるさ……」
「はい!ありがとうございます!」
「立ち止まるな。」
「ヒーローガール!」
ソラも少しずつだが前を向き始めたな……
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