ノアside
ソラが答えを出そうと決めた次の日……
「見つかりませーん! 答えがまるで! どうしたらいいんですかー!」
「家でずっと考えているより外にでも出たらどうだ?」
「ノア……ノアはどう思いますか?」
「……どうと言われてもな……俺は変わらない」
「変わらない?」
「俺はソラを守るために戦ってきた。今はソラのために戦っている。それだけだ」
「ノア……」
我ながら恥ずかしいことを言ってしまったな……とりあえずみんなを誘って外に出掛けることにした。
桜空たちと一緒に街に出て色んな所を回りつつ、ソラも少しは気が楽になるかと思っていると、俺たちの前にスキアヘッドが現れた
「スキアヘッド!?」
「キラキラエナジーを研究しているみたいだな」
「どうしてそれを!?」
「無駄なことを……アンダーグエナジーこそ最強の力。それをどうこうしようなどと……小賢しい!アンダーグエナジー召喚!」
スキアヘッドはマネキンと標識を混ぜ合わせ、キョーボーグに変えた。みんなが身構える中、ソラだけは戸惑っていた
「ソラ!集中しろ!」
「はっ!?はい!」
ソラたちはプリキュアに変身し、俺たちも戦闘形態に変わった
「「「「「スカイミラージュ! トーンコネクト!ひろがるチェンジ!」」」」」
「スカイ!」
「プリズム!」
「ウイング!」
「バタフライ!」
「マジェスティ」
「「「「きらめきHOPホップ、さわやかSTEPステップ、はればれJUMPジャンプ」」」」
「無限にひろがる青い空!キュアスカイ!」
「ふわりひろがる優しい光!キュアプリズム!」
「天高くひろがる勇気!キュアウィング!」
「あげて広がるワンダホー!キュアバタフライ!」
「降り立つ気高き神秘!キュアマジェスティ!」
「「「「「ReadyGo!ひろがるスカイ!プリキュア!」」」」」
キョーボーグが標識をフリスビーのように飛ばしてくるが、ウィングとマジェスティの二人が蹴り返し、プリズムとバタフライがキョーボーグに攻撃を与えるが、スカイだけは戦いに集中できず、キョーボーグの攻撃からウィングと俺に守られていた。俺たちは一旦ビルの屋上に避難することにした
「スカイ、今は……」
「わかってます……わかっているのに……なぜ戸惑う? 私は……」
「スカイ……」
「…………」
そこまで悩み続けているのであれば…………
「ウィング」
「はい」
キョーボーグの攻撃がスカイに迫るが、俺とウィングはキョーボーグの攻撃を弾いていき……
「話せばいいじゃないですか!」
「え?」
「あ、ボクとじゃなくて、スキアヘッドとです。そんなにスキアヘッドが気になるなら、話してみたらどうですか!」
「話す……スキアヘッドと……」
「みんな! スカイをスキアヘッドの所へ! スキアヘッドと話をさせて下さい!」
ウィングの呼び掛けにプリズムたちや桜空たちが答えた
「スカイ! スカイを行かせる事が、仲間として今、私達ができる事だね!」
「プリズム……みんな!」
「付き合うぞ。スカイ!星竜!」
俺は星炎竜に変わり、スカイと共にスキアヘッドの所へ向かう。キョーボーグが妨害に入るが
「氷刃刀!」
「地岩弾!」
「風鎖!」
プリズムたちと桜空たちの協力でキョーボーグを吹き飛ばし、スキアヘッドの所へたどり着いた
「スキアヘッド!」
「小賢しい!」
スキアヘッドは黒いエネルギー弾を放つが、俺は星の剣で弾いていく。スカイは対応しきれず、地面に落ちてしまった。スキアヘッドはスカイに止めを指そうとするが……
「ずっと……考えていました……なぜ私に隙が生まれたのか……あの言葉を、聞いたから!」
「我らが戦う理由を聞いて怯んだというのか? 今になって」
「あなたも誰かのために戦っている……私達と同じじゃないかって……」
「だったら何だ?」
「だとしたら、私達は戦わなくてもいいんじゃないかって!」
「つくづく未熟。戦う相手を気にかけるとは」
スキアヘッドは黒いエネルギー弾を放つ。俺はスカイを守りに入るとスキアヘッドはビルの屋上に移動し、巨大なエネルギー弾を作り出していく
「この前と同じ。考え、悩む事で、戦いに迷いを生む。見せてやろう。お前の迷いが、この街ごと吹き飛ばす」
「あなたはどうして、迷わないんですか? 悩まないんですか!?誰かのために戦うあなたが、どうして!なぜ人を傷付けられるのか、なぜ、あなたがみんなを苦しめられるのか、教えて下さい!」
スカイの言葉を聞き、俺はスキアヘッドの言葉に違和感を感じた
「お前が知る事はない。ここで消えるのだからな。戦う相手への興味。それ自体は否定しない。だが、お前の興味は感情的。街は消える。すべては、お前が引き起こした。己の未熟さを呪うがいい」
「これが未熟というのなら、未熟でも構いません……未熟だから知りたいんです・・・。未熟だから、立ち止まらず、前に進まなければならないんです!考えて悩む事が未熟だというならば、それでいい! それこそが……仲間とともに、私が目指すヒーローです!ノア!」
「あぁ!」
スカイの拳に俺の炎…………いや、星炎を宿らせた。スカイは駆け出していき、スキアヘッドが放った巨大なエネルギー弾に向かっていき……
「ひろがる!フレイム!スカイパンチ!」
星炎の拳で巨大なエネルギー弾を打ち消した
「この力は……」
「スキアヘッド……話をしましょう……」
話そうとするスカイだが、その二人の前にキョーボーグが落ちてきたため、スキアヘッドはそのまま撤退した。残ったキョーボーグはスカイたちによって浄化されるのであった
「スキアヘッドにも、戦う理由はあるのかもしれません……ですが、どうして誰かを傷付ける事ができるのでしょう?」
「うーん……答えは簡単には見つからないかもね……」
「はい……簡単じゃないかもしれないですけど、もっと彼らの事を知れば、きっと、答えは見つかると思うんです!」
「うん!」
ソラが改めて誓いを立てる中……俺はスキアヘッドの言葉に違和感をずっと感じていた。
奴の言葉……偽りのようにしか感じない。それは俺がスキアヘッドをただの敵として見ているからなのか?分からないが……
「ソラ」
「はい?」
「俺はお前のために戦う。何があっても……お前を守るために……」
「ノア……はい!」
俺も自分の戦う理由を改めて誓う。
そしてその誓いを破らないために戦ってきたが……俺は目の前にいる黒い姿の…………
「……もうおしまいだな……」
最後の最後に不穏な事をやりつつ……
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