ひろがるスカイ!プリキュア 炎と氷の竜   作:水甲

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今回はオリストです


127 看病

桜空side

 

ましろが絵本コンクールで最優秀賞を取った次の日……

 

「ケホッケホッ、ごめんね。桜空くん……」

 

「気にするなよ。ここ数日色々とあったから、その疲れが出たんだろ」

 

ましろが風邪をひき、僕が看病していた。

 

「こうして桜空くんに看病してもらうのって……久しぶりな気がするな~」

 

「そういえばそうだな」

 

確かに小学生の頃に看病した気がする

 

「桜空くん、すごく心配してくれて……ずっといてくれたよね」

 

「あれは……ましろが寂しがらないように……」

 

「ふふ、今日も一緒にいてくれるんだよね?」

 

「あぁ……」

 

 

 

 

 

 

 

ノアside

 

リビングでみんなが集まり、のんびりしている中ソラは落ち着かない様子だった

 

「やはりましろさんの看病を交代してきます!」

 

「落ち着け、桜空が自分から希望したことなんだから」

 

「それは……そうですが……」

 

「そうそう、ヨヨさんも桜空なら任せられるって言ってたし」

 

「それに桜空も誰かと代わる気はないだろ」

 

それだけましろの看病になれていると言うべきか……もしくはましろにとっては桜空がいることで安心感が増すのだろうな

 

「それにしてもさ、この間の桜空、凄かったよね」

 

「確かに……グーリさんの力を最大限発揮してましたし……」

 

この間の戦い……一定の場所にいる相手を凍らせる技と桜空が編み出した技、そしてプリズムとの合わせ技……あそこまで能力を発揮するとは思ってなかった。怒りに任せたわけでもなく、ただヒーローとしての覚悟を持っての技だろうな……

 

「ですが……邪竜たちの目的が未だに……ライさんやテンペスターさんに対して興味を示さなかったのが……」

 

「それだけ今の戦力が気にいっているのか……」

 

「でもライの話だとライたちに邪の力を話したのはウロボロスらしいよ?」

 

だとすれば……ウロボロスが何かを知っている?それに……スキアヘッドの言葉から感じる違和感……

 

「フウ、木竜のじいさんから連絡はあったか?」

 

「あぁ、スカイランド王国から邪の力が強く感じているらしい。それを警戒して来ているみたいだが……」

 

「一応バリアの件は話してありますし……でも邪の力に対してバリアが上手く作用するか……」

 

確かにそこは心配だが、今はあちらには光竜が来ている。あいつの力ならバリアの強化はお手のものだ……

 

「そもそもさ。邪の力って……何なんだろうね?」

 

「今更だな……あげは。邪の力は人や竜たちの負の感情が集まった力」

 

「それは知ってるよ。それと負の感情が起きやすくなるような世界をって事もだけど……その負の感情を集めるものとかあるんじゃ……」

 

負の感情を集めて、邪の力に変換するもの……イクスの件で邪竜は言っていたな……

 

「あるらしいが……死獄の器がそうじゃないのか?」

 

「それだとしてもそれが何処まで関わっているかだな」

 

邪の力を溜め込むものが死獄の器だとしても……邪竜は何故その器を身に宿していない?もしくは邪の力は邪竜本来の力だとしたら……

 

「分からないことだらけだな」

 

俺達は想像でしか邪竜を知らない。邪竜がどんな奴なのか本当に……知らないことだらけだ。

 

 

 

 

 

 

桜空side

 

「…………」

 

「桜空くん?どうしたの?難しい顔して?」

 

「いや、ましろがバッタモンダーを救おうとしたことで少し考えていて……」

 

「まだ怒ってるの?」

 

「そういうことじゃなく……僕も助けたい奴がいる」

 

「助けたい人?」

 

「オルドだ」

 

イクスとの戦いでオルドの過去を見た。泣き叫びながらある女性の事を見るオルド……それがずっと気になっていた。

 

「オルドにも……何かあるのかもしれない……僕はあいつの事を知って……助けたい」

 

「そうなんだ……それじゃ私も桜空くんのお手伝いするね」

 

「ありがとう……ましろ」

 

オルド……あいつは一体……

 

「頑張ろうね。桜空くん」

 

「あぁ……」

 

これから先どうなるか分からないけど……ましろとなら……いや、皆となら何とかなるはずだよな

 

「所で桜空くん。お願いしたいことがあるの」

 

「お願いしたいこと?」

 

「えっと///背中拭いて欲しいな///」

 

…………まぁうん、熱もあったし、汗かくからな……

 

「そ、ソラかあげは姉かアス辺りを……」

 

「桜空くんがいい///」

 

「…………」

 

逃げ道塞がれたよ……

 

「分かった……」

 

ましろはパジャマを脱ぎ、背中を見せた。ましろの肌って本当に白いな…………

 

「あの//早く拭いて///」

 

「は、はい」

 

背中を拭きつつ、あまり見ないようにしながらましろの背中を拭くのであった。

 

 

 

 

 

 

 

ましろの熱も下がり、落ち着いて眠りについた。

 

「……グーリ」

 

『なんだ?』

 

グーリが姿を現すと僕はあることを告げた

 

「グーリ。僕はオルドを救いたいと思ってる」

 

『そうか。我は桜空のやりたいことに対して特に……』

 

「だけどその前にリウムさんを助けたい」

 

『…………リウムは邪の力で生かされている……ライからその話を聞いている。救う方法なんて……』

 

「ある……」

 

『どうしてそう言える!もうリウムは……』

 

「お前に……二度もリウムさんの死ぬ姿を見せたくない……」

 

『……桜空……』

 

「可能性は分からない。もしかしたら低いかもしれないけど…………リウムさんを救えるなら……」

 

『…………お前は何処までもヒーローだな…………リウムを救う方法、任せるぞ』

 

「あぁ……」

 

リウムさんを救う方法……もし僕の予想が正しければ……

 

「ん…」

 

僕は眠るましろの髪に触れた

 

「ましろのヒーローとして……頑張るよ」

 

 




次回は本編に戻ります
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