オルドside
アンダーグ帝国のある場所にて、スキアヘッドがある人物に話しかけていた。
「プリキュア……アンダーグエナジーの力を上回るとは……」
「時が来たようだな……私自らが戦場に立つ。その時が……」
「まだです。お身体の傷が癒えるまで、戦いはお控え下さい。あなたをお守りする事。それが私の使命……」
「スキアヘッド……分かれ……私にはお前しかいないのだ……」
「動き出すんだね……とうとう……」
「邪竜……いや、オルドか」
「僕をそう呼ぶのは君を含めて3人だよ」
闇に包まれた彼女が姿を現す。本当にこうして会うのは久しぶりだ
「一人はお前の姉。もう一人は?」
「現在の四元の器を宿した者だよ」
「因果なものだな……お前を封じたものも四元の器を宿した者であり、そして……」
「…………その話はしないで欲しいな……」
彼女の言葉を聞き、体内に溜め込んでいた邪の力が溢れだしていた
「…………力は戻りつつあるのか」
「あぁ……異世界の竜……狂竜の一部のお陰で源の封印が早めに解くことができてね……今回は僕も付き合うよ……カイゼリン」
「あぁ……オルド」
桜空side
スカイランドから緊急の連絡を受けた僕たち。ある場所で怪しげなトンネルが開き、調査に来た青の護衛隊がトンネルから出てきたエネルギーによって大怪我をしたらしい。僕らはその調査をしに来たのだが……
「ここが……」
「何もないね……」
「いや、このまとわりつく空気……何かいるな……」
ノアはそう言って警戒した。ノアだけではなくフウもアスも……そして星竜も唸り声をあげている。気がつくと雨が降ってきた……
辺りを見渡しているとソラが崖の近くに誰かがいるのを発見した。それはドレスを着た女性だった
「ここは危険ですよ! 安全な場所へ行きましょう!」
「安全な場所? そんなもの、もうどこにもありはしない……」
「ここで何をしてたんですか?」
「あれを見ていた……立派なものだな……悲しみの涙の上に立つ、スカイランドの城……」
悲しみの涙の上……どういう事だ?
「あなた……誰?」
あげは姉の問い掛けに、答えるかのように女性はドレス姿からパンクファッションの姿に変わり……告げた
「私は、カイゼリン・アンダーグ。アンダーグ帝国の支配者」
この人が……アンダーグ帝国のボス……
カイゼリンは目を見開いた瞬間、ましろたちが黒い柱に包まれた。
「ましろ!?」
「くっ!」
ノア、アス、フウがカイゼリンに攻撃を仕掛けようとするが、突然黒い竜の形をしたものが3人を吹き飛ばした。そしてカイゼリンの隣には……
「久しぶりだね。桜空」
「オルド……」
このタイミングでオルドまで……
カイゼリンは倒れたあげは姉に抱かれたエルちゃんを見つめ……
「プリンセス……300年待った……あの時の恨みを晴らさせてもらう!」
あの時の恨み?どういう事だ?エルちゃんは何の事か分からない感じだし……
するとましろたちがカイゼリンの前に立った
「エルちゃんに近付かないで下さい!」
「エルちゃん、今の話、何か心当たりある?」
「ある訳ないじゃないですか!」
「エルちゃん?」
「ない! ぜんぜんわかんない!」
だとしたら……カイゼリンは一体……いや、今はそんなことを思っている場合じゃない!
「オッケー! いくよ、みんな!」
ましろたちはプリキュアに変身した。
「「「「「スカイミラージュ! トーンコネクト!ひろがるチェンジ!」」」」」
「スカイ!」
「プリズム!」
「ウイング!」
「バタフライ!」
「マジェスティ」
「「「「きらめきHOPホップ、さわやかSTEPステップ、はればれJUMPジャンプ」」」」
「無限にひろがる青い空!キュアスカイ!」
「ふわりひろがる優しい光!キュアプリズム!」
「天高くひろがる勇気!キュアウィング!」
「あげて広がるワンダホー!キュアバタフライ!」
「降り立つ気高き神秘!キュアマジェスティ!」
「「「「「ReadyGo!ひろがるスカイ!プリキュア!」」」」」
僕たちも戦闘形態になり、構えた。
「カイゼリン、教えて下さい! あなた達アンダーグ帝国は、どうしてエルちゃんとスカイランドを襲うんですか? 300年前に何があったんです?話をしましょう……そうすれば、戦うより良い方法が見つかるかもしれません!」
スカイの呼び掛けに、カイゼリンは無表情で右腕を上げると……
「この指を鳴らせば、どうなると思う? 数えきれないほどのランボーグが、街の真ん中に現れる……町は一瞬で滅びる……お前達の愛する者は皆……」
「やめて!」
「そんな事は……」
「チャンスをやろう……お前達が使える最強の力で、今すぐ私を止めてみせろ」
「カイゼリン!」
「何を言っても無駄だよ。それだけの事をしたんだから……」
「オルド……」
「僕もカイゼリンに合わせて……桜空、君の四元の器の力を使って僕に攻撃を仕掛けてみろ。そうすれば少し話をして上げるよ」
オルドもカイゼリンと同じことを……僕はノアたちを見ると、3人は頷き……
「四元竜の力……解放!」
器の力を解放したと同時にノアたちが僕に向かって自分達の力を注ぎ込んだ。その瞬間、僕は四色の鎧を纏い、オルドに向かって四元の力を込めたパンチを繰り出した。それと同時にプリズムたちも……
『マジェスティクルニクルン!ひろがる世界にテイクオフ!プリキュア・マジェスティック・ハレーション!』
スカイたちが放ったマジスティック・ハレーションはカイゼリンが放ったアンダーグエナジーによって打ち破られた。それと同時に僕の拳はオルドに受け止められていた
「な!?」
「あの時とは違うんだよ……」
オルドから溢れ出す邪の力。その力がオルドの右手に集まり……思いきり僕を殴り飛ばした。
「かはっ!?」
「邪竜の拳……どうだ?」
「桜空!?」
ノアたちも飛び出すが、オルドが指をならした瞬間、ノアたちが爆発した
「悪いけど……もう僕を止めることは出来ない。そして彼女も」
オルドはカイゼリンの方を見た。ましろたちは変身が解けて倒れている
「プリンセス……すべてお前が悪いのだ……」
「える、わるいことしてないもん!」
「話は終わりだ……」
カイゼリンが指をならそうとした瞬間、マジェスティクルニクルンが光だし…………
「さくら、のあ。せいりゅう」
「ん……なんだこれ……」
目を覚ますと時間が止まっている……動けるのは……僕とノア、ソラにましろ……そして星竜だけだった。
「何ですか、これ!? どうなってるんですか!」
「わかんない!」
すると再びマジスティクルニクルンのページが開き、光だし僕らを包み込んだ……一体何が…………
ノアside
気がつくと俺達はスカイランドの城下町にいた。だけど何か雰囲気が……違うような……
「ノア、どう思いますか?この状況?」
「そうだな……とりあえずエルを探した方がいいんじゃないのか?」
「え?あ……」
いつの間にかエルと星竜の姿がなかった。ソラたちは慌てて探していると大通りの所に馬車が止まっており、そこにはエルと星竜……そして見知らぬ女性がいた
「「エルちゃん!」」
「良かった!」
「ここは大きな街です。目を離してはいけませんよ」
「はい! 気を付けます! どこのどなたか存じませんがご迷惑を!」
「どこの田舎から出てきたのやら……このお方はプリンセス! スカイランドのプリンセス・エルレイン様ですよ!」
馬車を牽いていた鳥たちがそんなことを告げた。エルレインって……
「プリンセス!?」
「エルレイン!?」
「えるとおなまえ、いっちょ!」
「あら? そうなの?」
「うん! えるもね、えるだよ!」
「良いお名前ですね」
「ましろさん……説明して下さい……」
「むしろ、ソラちゃん、説明して……」
「と言うかここは本当に僕らが知っているスカイランドなのか?」
「えっと……桜空さんの言う通り……いつもの街じゃありませんよね。ここは……」
「うん……」
「見た事のないプリンセスがいます……」
「うん……」
「訳が分からなくなってきたよ……」
三人が頭を悩ましているとエルレインが声をかけた
「何かお困りのようですね。私でよければ、城でお話をうかがいますよ?それに……この子が連れている竜……そしてそちらのお二人は……竜族ですよね?」
竜族と言うことに気づいているのか……
するとソラはエルレインにあることを聞いた
「あの今って、スカイランド暦何年ですか?」
「え? もちろん、556年ですよ?」
やはり……何となく感じていたが……ここは……
「ソラちゃん?」
「300年前です……マジェスティクルニクルンが、昔あった事を、私達に見せようとしている……」
300年前…………俺達がここに着た理由は……
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