ヨヨに買い出しを頼まれたソラ。俺もそれに付き添うが、ソラはショーケースにあった商品を見つめては、少し俯いていた。
「ソラ、大丈夫か?」
「え?何がですか?」
「お前……」
いい加減素直になれっと言いたいが、今言うと否定しそうだな。全く……
「ソーラちゃん!」
ため息をついていると、誰かが後ろからソラに抱きついた。抱きついてきたのはあげはだった。
「あ、あげはさん!?」
「こんちゃ!ノアくんもこんちゃ」
手で狐を作りながら挨拶をしてくるあげは。
「あげはさん、どうしてここに?」
「学校帰りでさ。それよりどうかしたの?なんか浮かない顔をしてたよ~?」
「えっと……」
あげははソラの様子を見て、何かを思い付いたのか……
「オッケー!とりあえず気分あげてこう!」
俺たちはあげはの誘いを受け、近くの喫茶店に入るのであった。
パフェを食べ終え、少しは元気になったソラ。ちょっとした気分転換になったみたいだな。
「元気でた?」
「はい!あ……でも」
「それはまだ悩みが解決してない顔だね」
「あっその……ましろさんは今日から学校で、私たちはヨヨさんに言われて買い物に来ていて……」
「ふーん、なるほどね」
「それで……」
「つまりソラちゃんは、ましろんと一緒じゃなくて寂しいんだ」
「え?そう……なんでしょうか?」
自分でも気がついてなかったのか……それなら俺も指摘してやれば良かったかもしれないな。
「分かるよ~ましろんの優しさって、お日様のポカポカ陽気みたいでさ。側にましろんがいないと、途端に寂しくなる」
「そうなんです!今日はなんかいつもと違うなって思ってたけど、それはズバリ!ましろさんと一緒にいないからだったんです!」
「でもそれ、伝える相手が違うんじゃない?」
「言えません……ましろさんに言うのは何だか照れ臭いですし……」
初めて出来た友達だからこそ、そんな気持ちを伝えるのが恥ずかしいか……
「あげは、もう少し力になってくれないか?」
「わかった。ソラちゃん、もう少し付き合ってくれない?」
「それじゃ俺は買い物を終わらせておくから」
「ノア……ありがとうございます」
ソラの事をあげはに任せて、買い出しを済ませる俺であった。
少しして戻るとソラはメイクをしていた。あげは曰くメイクは勇気が足りないときに、力を貸してくれるらしい。ソラは力を貰い、ましろの所へと向かうのであった。
「全く手のかかる奴だな」
「ノアくんは良いお兄さんだね~」
「兄か……まぁそう見えても仕方ないか」
「違うの?」
「俺はソラに救われた。今は兄代わりみたいな事をしてるが、俺自身は恩を返したいって思ってるだけだ」
「ふーん、所でソラちゃんは追いかけないの?」
「のんびり追いかけるさ。二人の邪魔をしちゃいけないしな」
「やっぱり良いお兄さんじゃん」
ソラを追いかけていくと、荷物を持ったお婆さんを助けたり、土手で喧嘩をしそうな男二人の喧嘩を止めたりしていたけど、こんなときでもヒーロー活動は止めないのな
更には通行禁止のところを普通に通ったり……って……
「お前、何してるんだ?」
「な!お前は竜の!プリキュアを倒したいところだがまずはお前を!」
アスの姿はないから、一緒に行動してる訳じゃないのか。とりあえずカバトンの胸ぐらを掴み……
「今日のお前の出番はない!」
「はぁ?なあああああああああ!!!!!?」
カバトンを投げ飛ばす俺であった。
ソラの向かった先へと行くと、ソラはましろと会えたみたいだ。
俺は陰で二人の話を聞く。
「私……今日、ずっと変な感じがしていたんです。でもやっと!それが何なのか分かりました!私はましろさんと一緒に……もっと一緒にいたいです!」
「私もね……今日同じこと考えてたよ」
「えっ?」
「ソラちゃんがいないと時間が過ぎるのがゆっくりだなーって」
「私も!今日はお家で早く帰ってこないかな~って、ずっと思ってて!」
二人は笑顔で話していた。本当に良かったな。ソラ
「ノアは何をしてるんだよ?」
「桜空か。ちょっとソラが元気になったか見てた」
「そっちもか。こっちもましろが落ち着かない感じだったから……」
お互いに気にしてたのか。まぁ二人が元気になったならそれはそれで良かった。
「そう言えば今日はカバトン出てこないな」
「あぁ、さっき投げ飛ばした」
「はい?」
今日くらいは邪魔はダメだからな。
「あ、ノア!」
「桜空くん!どうしたの?そんなところで」
「ちょっとな」
家に帰るとヨヨからソラが学校に通えるようになったことを聞かされた。ソラとましろは大喜びする中、ヨヨはあることを俺に告げた。
「ノアさんには、あるお仕事を持ってきたわ」
「仕事?」
「えぇ、なるべくソラさんたちと一緒にいた方が良いと思ってね」
何の仕事なのか気になるが、俺に対しても気を遣われたみたいだな
戦闘はカットしました。やはりあそこは邪魔は無粋かと