ひろがるスカイ!プリキュア 炎と氷の竜   作:水甲

135 / 165
135 水竜VS氷竜

ノアside

 

朝になり、少し散歩に出る俺。決戦も近い……そんな中、ソラがいつも通り朝の鍛練をしていた

 

「精が出るな」

 

「ノア!はい、最後の戦いも近く……それに……」

 

「それに?」

 

「考えていたんです。すべての出会いは運命……意味のないものなんて、1つもありませんでした。だから、カイゼリンとの出会いだって、きっと……」

 

意味のある出会いか……

 

「俺との出会いもそうだろうな」

 

「そうですね!きっと出会いだけではなく全ての出来事も……」

 

「そうだな……だから意味のないものにはしてはいけない。そうだろ?」

 

「はい!」

 

お互いに拳を合せながら、朝日を見つめるのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

オルドside

 

カイゼリンが傷を癒すためにポッドに入る中、スキアヘッドは出撃しようとしていた

 

「どこへ行く? スカイランドに行く事は許さん……」

 

「キュアマジェスティが完全に覚醒しました。今潰さねば……」

 

「お前がいなくなったら、私はどうなる?」

 

「その回復装置は、私なしでも動きます」

 

「そうではない……そうではないのだ……行くな!」

 

「あなたを守るためならば、この命、惜しくはありません……」

 

最後の戦いに出向くスキアヘッド。最後の戦いか…………

 

「僕らも行こう。最後の戦いに…………」

 

 

 

 

 

 

 

スキアヘッドの出現場所から少し離れた場所に現れる僕ら。

 

「ウロボロス、ストレイア、ドルト。北、東、西、それぞれ別れてあのバリアを破れ。リウム、お前は…………決着をつけろ」

 

「「「はっ!」」」

 

「邪竜様、あなた様は?」

 

「僕は……遊びたがっている奴がいるから……遊んでくるよ。分かったならウロボロス、行け」

 

「分かりました」

 

四人がそれぞれ自分達の持ち場に行くのを見届け…………

 

「てっきり襲ってくるかと思ったよ」

 

「ほほほ、こう見えて老いてな。一人で五人を相手するのは大変でな」

 

一人の老人が僕の前に現れる。木竜か……

 

「よく言うよ。貴方なら僕らを一人で相手するのは楽勝だよね?」

 

「ほほほ、ならば何故一対一に拘るか分かるか?」

 

「その方が確実に僕を倒せる……そうだろ?木竜!」

 

僕は邪の力を解放すると同時に僕らを包み込む木の壁。

 

「小僧が!ここでお前を押さえ込む!」

 

「来いよ!神炎竜たちの下僕!」

 

 

 

 

 

 

 

ミラーside

 

北の方の守りをしていると私の前に一人の男が現れた

 

「貴方は?」

 

「蛇竜ウロボロス」

 

「そう……貴方が……」

 

話に聞く限り謎の多い竜。実力も未知数だが……

 

「貴方、私に勝てるかしら?」

 

「ほう、それはどういう意味だ?ん?」

 

ウロボロスは気がつく。いつの間にか囲まれていたことに……ウロボロスを囲んでいるのは私が鏡で増やした分身。それが10人

 

「さぁ、永遠に続く鏡の力……貴方に見せてあげる」

 

「ならば全てを飲み込もう」

 

 

 

 

ニングside

 

西の方を守っていると、周辺の木々が腐り始めた

 

「よぉ、ここを守護しているやつか?」

 

「あぁ、遊ぼうか!腐竜!」

 

「遊びか……遊びで済めばいいな。お前の光を腐らせてやる」

 

 

 

 

 

 

 

ネスside

 

「あぁ……何で来るかな?」

 

守っているだけで済む仕事なのに……どうして攻めてくるかな?

 

「お前が闇竜か」

 

「臥竜だっけ?真面目だね。わざわざ負けに来るなんて……」

 

辺りを闇に包み込む私。さぁてさっさと終わらそう

 

 

 

 

 

 

 

桜空side

 

スキアヘッドが現れたのと同時に他の場所も戦闘が始まった

 

「行かなくていいのか?」

 

「木竜のじいさんたちなら、大丈夫だと思うが……」

 

「今はスキアヘッドと……」

 

「あの子だね」

 

ましろたちがプリキュアに変身し、スキアヘッドと対峙する中、僕らの前にはリウムがいた

 

「悪いですが……私の相手は桜空。貴方です」

 

「桜空……」

 

「うん……ノアたちはプリズムたちの所に……」

 

「分かった」

 

三人がプリズムたちの所に行き、僕は……

 

「リウム……僕はオルドを救いたい。その前に貴方も助けたい」

 

「私の救済を願うのならば……私を殺すことです……四元解放」

 

リウムからオーラが解き放たれた瞬間、リウムの右手には水の刀。更には水のヴェールを纏った姿に変わった

 

『リウム……お前も……桜空』

 

「分かってる」

 

このあとの考えて、余力を残しておきたいけど、そうは言ってられない。それだけリウムは強い。だから……

 

「四元」

 

『解放!』

 

氷竜の四元解放をし、僕は氷刃刀を構える

 

「『行くぞ!』」

 

「来なさい!」

 

互いの刃がぶつかり合う

 

 

 

 

 

 

ノアside

 

バリアを破壊しようとするスキアヘッドに向かって、マジェスティは掌底を喰らわす

 

「これがキュアノーブルから受け継いだ力……」

 

吹き飛ばされたスキアヘッドだが、トンネルを開いて体勢を立て直す

 

「確かに凄い力だが、知識の宮殿に刻むほどではない」

 

「貴方は……カイゼリンのために戦っている!」

 

「それがどうした?」

 

「教えてください!彼女のことを!」

 

「断る!アンダーグエナジー召喚!」

 

スキアヘッドは八体のランボーグを召喚した。

 

「ランボーグ!?」

 

「質より量ってこと?」

 

「それだけじゃない!」

 

八体のランボーグ。それぞれ一人が相手することで……スキアヘッドが動きやすくなる。思った通りスキアヘッドはランボーグを相手している間に、バリアを破壊し始める。

 

「マジェスティ!ステラは?」

 

「まだ……です」

 

別行動しているステラ……彼女が間に合わなければ……今は考えている場合じゃない。

 

 

 

 

 

 

桜空side

 

「水竜刀!」

 

「凍てつけ!」

 

水の刃……初めて喰らったときは腕を切り落とされたけど、対処法は見つけてある。切られる前に凍らせて砕けば……とは言えそれだけだと……

 

「防いでるだけね」

 

リウムは水のヴェールを振った瞬間、僕の足元に切り跡が出きる

 

「このヴェールの水は動けば動くほど、辺りに水が落ち、それすら武器になる」

 

「前に……あるプリキュアがやってたような事を出来るのか……」

 

あの人の場合は羽だし、それら全てを操ってたからな…………

 

「…………そろそろ決着をつけましょうか」

 

リウムが両手を合わせると同時に僕の周りから水玉が現れ、いくつもの水柱になり、僕を囲む

 

「水竜咆縛陣!」

 

周りの水柱から無数の水の刃が出現、僕に向かって放たれる

 

「無限無数の刃を貴方は耐えきれる?」

 

無数……そして無限に切り刻む水の刃……確かにこれを喰らえば必殺……だけど……

 

「……アブソリュートゼロ」

 

囲んでいた水柱や水の刃が凍りつき、砕け散る。

 

「全てを凍てつかせれば…………良いだけの話」

 

「そうね……それなら私の技を破れる…………」

 

リウムは諦めたかのように水の刀を地面に落し、両手を広げた

 

「止めを……私の救済はそれしかない」

 

『違うぞ。リウム……お前を救う方法は……桜空が今からやろうとしていることだ』

 

「ノワール、ブロン……頼む」

 

二人の力でリウムを僕の身体に宿し……少しした後、リウムが僕の身体から出てきた

 

「これは……邪の力が消えたのに……どうして生きてるの?」

 

「ノワールは邪の力を取り込み、消し去る。ブロンはその力で水の力を取り込む……それと同時に僕の自身の力……竜を宿すのを利用して…………リウムの魂を僕に宿し、身体を構築した」

 

リウムを救う方法は最初からあったんだ。グーリと融合した時から……

 

「不便だけど……リウム、あんたを救えた」

 

「…………そう……だけど貴方に彼は救えるの?」

 

「それは……」

 

言いかけた瞬間、プリズムたちの方から爆発が起きた。僕らは急いでプリズムたちの所に向かうと、そこには倒れ込むスキアヘッドと無傷のスカイとマジェスティの姿があった

 

「大丈夫か?」

 

「桜空くん、それにリウムさん……助けられたんだね」

 

「あぁ……それで状況は?」

 

プリズムから聞いた話では、ランボーグを召喚し、みんなの足止めをしていたらしいが、みんなはそれぞれランボーグを撃退し、スキアヘッドに大ダメージを与えたが、スキアヘッドは最後の足掻きとしてスカイとマジェスティをアンダーグエナジーのバリアに閉じ込め、自爆するが……マジェスティがエルレインから受け継いだ力……マジェスティックベールで危機を出したが、自爆したスキアヘッドは消滅しかけていた

 

「よせ……私にその癒しの技は効かない……」

 

ミックスパレットで傷を癒そうとするバタフライに対してそう告げるスキアヘッド

 

「カイゼリン様、これが最後の授業です……力がすべて……ゆえに、力のない者は、かくもみじめで悲しい……もっと私に力があれば、愛するあなたを守れたのに……申し訳ありません……カイゼリン……様……」

 

スキアヘッドはそのまま消滅するのであった。

 

 

 

 

 

スキアヘッドを救えなかったことを悲しむみんな……そんな中、カイゼリンが現れた

 

「カイゼリン・アンダーグ……あなたが……あなたがきちんと話してくれさえすれば、こんな終わり方にはならなかったかもしれないのに!」

 

「いいだろう……聞かせてやる……300年前、アンダーグ帝国とスカイランドは和平を結んだ……なのにキュアノーブルは私達を裏切り、お父様を手にかけたのだ!」

 

キュアノーブルが……そんなこと……

 

「ウソだよ……そんなの、ウソに決まってる!」




次回から決戦が始まります
感想待ってます
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。