ひろがるスカイ!プリキュア 炎と氷の竜   作:水甲

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今回も最初はプリキュアと桜空パート


138 大好きだよ……

ステラside

 

風竜から感じた星の力が感じなくなった。死んだわけではなく意識を失ったみたいだけど……それでも傷が深いみたい……どうにかして助けに向かいたいが……今は……

 

「本当の力を見せてやる!」

 

カイゼリンがそう言ってアンダーグエナジーの砲撃を放つ。砲撃はバリアに当たりヒビを入れていく。そのヒビからアンダーグエナジーが漏れだし、ランボーグがバリア内に出現し続けていく。

カイゼリンは再度砲撃を放とうとするが、スカイとマジェスティが砲撃の軌道をずらして、壊されはしなかったが、それでもヒビが広がっていく

 

「スカイ! マジェスティ! ステラ!ここはあなた達に任せる! 私は街に戻って、みんなを守る!ウィングも一緒に! バリアを直せるのは、あなただけだから……やれる?」

 

「はい!」

 

「カイゼリンは、私達が抑えます!」

 

「お願い!」

 

「私もやります!」

 

何とかして力にならないと……今は他の竜たちの助けを借りれない。特に向こうの方で激しい攻防をしている桜空の力も……

 

「プリズム! あなたのプリズムシャインで、カイゼリンを照らし出して!」

 

「でも、カイゼリンには効かなかったよ!」

 

「それでも! 闇に飲まれたカイゼリンの心を見つけ出す……それができるのは優しい光だけ……ましろん、あなたにならきっとできる……」

 

プリズムはバタフライの言葉を聞き、頷いた。バタフライたちはプリズムの想いを信じ、バリアの中に入るのであった。私も頑張らないと…………

 

「えっ?」

 

そんなとき、授けた星の力が一つ薄れたのを感じた……これは……アス?ううん、大丈夫……信じないと……

 

「照らしてみせる……カイゼリンの優しい心を……」

 

 

 

 

 

 

桜空side

 

「ハアアアアアアア!!!!」

 

「オオオオオオオオ!!!」

 

激しい攻防を繰り返し、周辺の大地がえぐられていく。互いに互角……だけど……

 

『桜空、無理をするな!リウムとの戦いで体力が減っている上に、完全な四元竜は……』

 

「分かってる……」

 

完全な四元竜……今まで使っていたのとは違い、かなり扱いが難しい……それでも……それでも!

 

「負けるわけにはいかない!」

 

「桜空!流石だよ!四元竜の力をしっかり使えている!だけどまだ振り回されている感じだ!」

 

オルドはそう言って両腕に邪の力を込めると……

 

「更に戦いを盛り上げようか!邪雷竜!」

 

黒い稲妻が迫り来る。僕は地の壁で防ぐが……

 

「まさかと思うけど……雷竜たちの力を扱えるとかじゃないよな?」

 

「邪に染まった竜たちの力は……僕の力にもなるんだよ!邪嵐竜!邪爆竜!邪氷竜!邪水竜!」

 

真っ黒な竜巻、爆発、氷、水が迫り来る。僕は炎、風、地、水、氷で全てを相殺する。

 

「そういえば……グーリも邪に染まったんだっけ?」

 

『昔のことだ……リウムのことがきっかけでな』

 

「……まぁそれがあったからこそ……こうしてみんなといられるんだ」

 

「さぁもっと楽しもう!そして姉さん……そこでおとなしく見てろ!」

 

オルドはティアさんにそう言うとティアさんは悲しそうにしていた。オルド……お前は…………

 

 

 

 

 

 

 

アスside

 

痛い……痛い……痛い……

 

「流石は地竜。ここまでやるとはな」

 

ストレイアは倒れる私を見てそう告げる。私の両腕、両足はもう腐蝕して、ボロボロ。激痛が走っている……もう少ししたら痛みも感じられなくなるかな?

 

「お前は強いよ。その力は全てを貫く最強の矛だと思っていたが……どうやら俺の最強の盾である腐蝕には遠く及ばなかったな」

 

私の攻撃は……遠距離の攻撃は当たる前に腐蝕の力で防がれる。近距離は腕と足を犠牲にすればダメージを与えられるけど……ストレイアは腐竜。いくら攻撃を当てても奴は痛みを感じず、攻撃を繰り出していく。一方私は…………

 

「俺を倒せるとすれば、旧き時代、存在し今では骨しか残らなかったらしいが…………まぁそいつくらいだろうな」

 

私は…………このまま……死ぬのかな…………まぁ戦い死ぬのは……仕方ない。それは私が地竜姫と呼ばれるのを嫌がり、暴れるようになってからそうなったら仕方ない。それは私が弱かったからだ。そう思っていたのに……今は死にたくない……そう思ってる…………

 

『アスさんは……無理をしすぎです?』

 

これは……走馬灯かな?竜にもあるんだ……そういうの……

 

『無理って……そうかな?』

 

『まぁ昔から戦うことが好きだったみたいですし……その影響かもしれませんけど……』

 

『ツバサくんは心配なの?』

 

『心配ですよ』

 

『……ねぇツバサくん、こんなこと聞くのは正直嫌だし、答えを聞いたら私は落ち込んだりするかもしれないけど……』

 

『どうして聞くのか気になるんですが……なんですか?』

 

『私とエルちゃん、どっちがツバサくんにとって大切なの?』

 

『それは……ナイトとしてプリンセスが一番ですよ』

 

『そうだよね。ツバサくんならそう答えるよね』

 

私からしたら……分かりきっていた答え。だけどそれでも気持ちは……

 

『ですが大切な人としてはアスさんが一番ですよ』

 

『ふぇ?』

 

『僕はアスさんの事が好きですから……好きな人が一番に決まってるじゃないですか』

 

『ツバサくん///』

 

ツバサくんの笑顔……凄く温かった。だから……私は…………

 

「……まだ立ち上がるか」

 

私は痛みに耐え、立ち上がる。ツバサくんにまた怒られそう。ううん、多分悲しむだろうな…………だから

 

「謝らないと……」

 

「謝る?誰にだ?」

 

「ツバサくんに……謝って……許してもらう。そしてぎゅっとしてもらう」

 

「無理だな。ここでお前は死ぬ。そして見てみろ。守るべきバリアが壊されそうだ」

 

「私は知ってるんだ……ツバサくんならきっと……何とかしてくれるって……ううん、ツバサくんだけじゃない。あげはもましろもソラもエルちゃんもいるから……だからこそ……」

 

私は静かに星竜の力を解放する。星竜の力は受けたダメージをある程度回復し、力も更に上げてくれる…………

 

「回復したところで俺を殺すことは出来ない!」

 

ストレイアから溢れ出す腐蝕のオーラ。触れればたちまち私の身体はボロボロになる。だけど……

 

「そんなの関係ない!!」

 

私は高く飛び上がった。ストレイアにはいくら攻撃を繰り出しても無駄。だけど……狙う場所は一つ……

 

「ツバサくん…………大好きだよ……広がる!アースウィングアタック!」

 

身体に硬く鋭い岩を纏い、ストレイアに突撃をする

 

「無駄だ!どんなに防御を固めても!腐蝕の前では!」

 

「1発なら……ね」

 

私はストレイアの身体を抉り、再度突撃をする

 

「何を狙っている!!俺は身体をどんなに抉られようが……」

 

「身体は確かに……ね!だけど!」

 

二回目の突撃で見えた。これで…………決める!

 

「お前の核。心臓を!打ち貫く!!!!!!」

 

ストレイアは私の狙いに気がつき、逃げようとするがその前に私はストレイアの心臓を破壊する。

 

「こんな……事が……だが……お前も終わりだ……腐蝕は消えるが……負ったダメージを回復するには……時間が……」

 

ストレイアが消え、黒い灰になった。私は……生きてるけど…………身体はボロボロ……治すのに時間が……かかるけど…………

 

「バタフライと合流して…………」

 

ボロボロの身体でバリアの中に入ろうとするけど、気がつくと大量のランボーグに囲まれていた

 

「…………ごめんね……ツバサくん……私……」

 

諦めその場に倒れ込む私……謝れないな……ツバサくんに会えないな……それは……やだな………………

 

涙を流しながらそう思っていると雷が落ちたような音が響いた。

 

「やれやれ……心配して来てみたら……それにしてもあのランボーグ……ストレイアが死んで灰になった所から現れたけど…………邪の力ってまさか……」




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