ノアside
「ハアアアアアアア!!」
炎の拳を放つがウロボロスはそれを片手で受け止めた
「無駄なことを繰り返しているな」
ウロボロスの右手には黒い穴が開いていた。あれが俺の炎を食らったと言うことだな
「確かめたくてな……」
「確かめる?私の倒し方をか?私の能力は無限に飲み込む……」
「無限に……か。嘘だなそれは……」
「…………」
「お前のその力にも限界はあるはずだ」
何度も飲み込ませれば、限界は向かえるはずだ。だがウロボロスは笑みを浮かべた
「確かにそうだな……限界はある……だがお前の炎はいくらでも食らえる!それを理解しておけ」
ウロボロスの左手から放たれる破壊の力が俺の足元の地面を抉る。
「すまないがこれ以上は付き合っていられない。邪竜様の元にいかなければ……」
感じていたことがある。戦いが始まってからどうにもこいつは焦っている。俺に立ち塞がれているとスカイランドの城下町を襲えないからか?いや、違う……急がないと取り返しのつかないことになるからか?
「お前の目的は知らないが……お前を行かせると桜空が危ないからな……」
「何も知らないくせに!!!」
ウロボロスは邪の力を解放し、オーラから二匹の蛇を出現させた。蛇は地面を飲み込みながら俺へと向かっていく。俺は巨大な炎を放ち、蛇たちの視界を奪い、一気にウロボロスに接近し、炎の拳を放つ
「だから無駄だ!」
さっきと同じように拳に纏った炎を飲み込む。だが俺はそのまま拳でウロボロスの右手を打ち抜く
「ぬぅ!?」
ウロボロスはそのまま吹き飛ばされる。
「お前の攻略方は既に見出だしている。俺たち竜たちの能力を飲み込むことは簡単に出来るみたいだが…………拳そのものを飲み込むことは出来ないみたいだな」
「気がついていたか」
「あぁ」
「確かに能力を飲み込むことは簡単だ。だがお前自身を飲み込むとなると……そうそう簡単ではない。ましてや危険性もある」
「危険性?」
「身体だけではなく魂……想いすら飲み込む……その魂や想いが思わぬ事態を起こしかねないからな…………とは言え弱りきり、死ぬ寸前の皇帝竜は既に消化し、力を奪った。そして……」
「なんだ?」
「私の目的はあと少しで達成する……」
ウロボロスがそう言った瞬間、二匹の蛇が俺の視界を奪った。俺は咄嗟に炎で蛇を焼くが……ウロボロスはいなくなっていた
「邪竜の所に行ったのか?」
追うべきだが……さっきから隠れている奴に声をかけた
「お前は何をしている?」
「……久しぶりだな。ノア」
隠れていたのはエクスだった。そういえばティアと一緒に行動していたが……姿を見せてなかったな
「俺はあいつらをここに連れて来ていたんだ」
「そうか……それでどうするんだ?」
「……俺はバリアの中に行く。ノア、神竜様と邪竜様を頼んだ」
「邪竜は……桜空に任せているが……お前は何を知っている?」
「…………知っているからこそ見届けてほしいのだよ」
ウィングside
溢れ出すランボーグの集団を青の護衛隊がランボーグに対して有効手段であるキラキラモードで撃退していくが、それでも数が多い。それに避難させている人々たちはミラーパットでヨヨさんが向こうの世界まで送っているけど、トンネルを開き続けるのは難しく閉じてしまっている。バタフライも何とかランボーグを撃退してるけど、限界が……ある
「早くバリアの修復を……」
急いでバリアの修復をしているが、修復が間に合わない……そして気がつくと僕の周りにはランボーグが取り囲んでいた
「まずい!?」
危機的状況の中、ある声が聞こえた
「俺、KUSEEE!」
突然黄色いガスが辺りを包み込み、ランボーグたちを浄化していくけど……このガス……
「臭っ!」
「へへへへ!」
「カバトン!?」
「見たか! ひろがるオナラガス! 1週間オナラを溜めに溜めるのがポイントなのねん!」
カバトンがどうして?すると一体のランボーグがこっちに攻撃を仕掛けようとするが、透かさずある人がランボーグを殴り飛ばした
「ミノトン!」
「久しぶりだな。恩返しに来たぞ」
「その拳は?」
「鍛えたら光った」
「よく来てくれました……」
「バリアが壊れただろ? おかげで、トンネルを作って駆け付ける事ができたのねん!」
「という事は、あなた達のトンネルで、街のみんなを?」
「もうやっている」
話を聞くとバッタモンダーがトンネルを開いて、みんなを避難させている
「もっとも、アンダーグ帝国のトンネルも街の全員を避難させられるほどの力はないがな……」
「気休めにはなるのねん!」
「ありがとう……本当にありがとう!」
「お前は自分のやるべき事に戻れ」
「はい!」
カバトンとミノトンが背中合わせになり、ランボーグたちと対峙する
「やるべき事をするぞ! カバトン!」
「へへっ、俺達、意外とヒーローに向いてるかも!」
ランボーグたちを二人に任せて、僕はバリアの修復を進めた
(1人で空を飛びたいって夢見てた……その夢は広がって、プリンセスのナイトに……ヨヨさんみたいな賢者に……夢が広がる中で、沢山の仲間達と出会った……そして今、ボクは、こんな夢を見ている……みんなと一緒に、この世界を守りたい……そして……アスさんと一緒に……)
「広がる!バタフライプレス!」
目の前に迫っていたランボーグをバタフライが浄化した
「バタフライ!」
「集中集中!」
溢れ出すアンダーグエナジーをバタフライが蝶のバリアで塞いでいく。これなら……でも……
「無茶だ! 身体が持たない!」
「余裕余裕!」
バタフライはそう言うけど……負担は本当に……
(そんなはずない……そんなはずがないのに……)
バタフライside
何とかアンダーグエナジーを押さえる中、ランボーグたちが一斉にこっちに向かって飛び掛かってくる。まずい!?このままだと……
「一纏めにしておくよ」
突然竜巻が起き、大量のランボーグを巻き上げ、一纏めにすると……
「雷竜石火!」
稲妻が迸り、ランボーグたちを蹴散らしていった。そして私たちの前に……
「ライさん!?テンペスターさんも!?」
「エクスから話を聞いてな。バッタモンダーがどうしてもって言うからさ」
「ライが一番乗り気だったろ……」
「うるさいよ。早いところバリアを塞いで、この二人の傷を頼む」
ライが指差した所には傷だらけのフウさんとアスちゃんがいた。二人とも……
「アスさん……」
「今はバリアを!二人は必ず助けるから!」
「分かりました!」
ウィングがバリアの修復を進める。心配だろうけど……大丈夫……
(キュアバタフライはさ、みんなを守るプリキュアだから……ツバサ君……君の夢だって……守ってみせる!)
私たちならきっとできる!
そう信じた瞬間、まばゆい光と共にバリアが完全に修復した。
「やるじゃん! 少年!」
「ここで少年はないんじゃないですか?」
「少年だよ! 私にとっては、これからもずっと!」
「お前ら!いいから早くその二人を治してこっちを手伝え!」
カバトンに言われて、急いでフウさんたちの治療をした。傷は治ったけど目覚めるまで時間がかかる……だからそっちは任せたよ!スカイ、プリズム、マジェスティ、ステラ。そして……桜空!
次回、桜空VSオルドの決着が……
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