ひろがるスカイ!プリキュア 炎と氷の竜   作:水甲

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140 桜空VSオルド

桜空side

 

何度目になるか分からないぶつかり合い。四元竜の力もどれくらい持つか分からないのに……オルドはまだ余裕そうだった

 

「疲れが見え始めてるぞ。桜空!」

 

「だからどうした!」

 

オルドがここまで余裕そうなのは気になる……もしかして……

 

「オルド……お前……」

 

「気がついたみたいだね。そうだよ。今この時も人間たちの負の感情が僕に流れ込んでくる。それが力の源である邪の力に変換し……僕に力を与える……とは言えどうやらバリアの向こうで状況は変わり始めたみたいだね」

 

さっきバリアの修復が終わったみたいだけど……ウィングたちが何とかしてくれたみたいだな。だけどオルドは邪の力を更に解放した

 

「決着をつけよう!お互い……最大にして最高の力で!」

 

オルドの姿は少年から青年の姿に変わり、両手には禍禍しい竜の爪、翼、尻尾が生えたまさに邪竜の姿をしていた。

 

「……分かった」

 

本気の攻撃に対してこちらも答えてやらないとな……そのためには……

 

(グーリ……聞こえるか?)

 

(そろそろ決めるのだな……分かった。我も覚悟しよう)

 

(覚悟を決める必要はない)

 

(どういうことだ?)

 

僕はグーリにあることを告げた。グーリはそれを聞いて驚いていたが……

 

(分かった……お前の考えに賭けよう)

 

僕は四元竜の力を限界まで解放する

 

 

 

 

 

 

 

オルドside

 

桜空との戦いは本当に楽しい……カイゼリンの憎しみに対する僕の怒りも悲しみも忘れられる。いや、忘れてしまうのは申し訳ないと思ってるけど、それでも……

 

(桜空だけだよ……僕の本気に応えようとしてくれるのは……でも多分他の竜たちも本気で応えてくれそうだけど……僕としては君で良かった)

 

両手に邪の力を溜め、一つに纏める。桜空は刃のない刀を構えると四色に光る巨大な刃を生み出し、構えた

 

「さぁ!これで終わりにしよう!」

 

君とあの時出会い、そして長い年月を得て再会することが出来たことを喜びつつ、どうしてあの時君はいなかったのか?そう問い質したかった。そういえば……あの時助けた蛇は……あれからどうなったのかな?

 

「邪竜崩弩撃!!!!」

 

「四元竜聖破斬!」

 

邪竜崩弩撃を切り裂きながら突っ込んでくる桜空。だけど君では僕の所には届かない。もしも完全な四元竜の力をもっと早く使えるようになれば……君の刃は届いていた。

だけど今の君は四元竜の力を完璧に扱うのは……無理だ

 

「ハアアアアアアア!!」

 

後少しで僕の身体にその刃が迫る寸前……桜空の四元竜は解けてしまい、邪竜崩弩撃に呑み込まれた

 

「さよなら。桜空……楽しかったよ……」

 

桜空の最後を見届けた後、カイゼリンの援護を…………

 

「ハアアアアアアア!!!!」

 

不意に桜空の声が聞こえたと同時に邪竜崩弩撃の中から飛び出してきた桜空。そこ姿は…………

 

「ここで氷竜の力を!!だけど!読んでいる!」

 

右手に禍禍しい剣を出し、桜空の身体に突き刺すが……桜空は砕け散る

 

「これは氷の像!?」

 

不意に背後から気配を感じ、振り向くと同時にぶん殴られた。桜空の姿は……水色のコートを羽織り、頭には水色の角……あの姿は…………

 

 

 

 

 

 

 

桜空side

 

ギリギリの賭けだった…………残していた四元竜の力を攻撃に全て回すのではなく、防御に回していた。とは言え……オルドに気付かれないようにするためにやったが……ダメージが流石に大きい……

更にグーリの力を借り、身代わりを作りつつ……リウムの力で……

 

「もう終わりにしよう……オルド」

 

「…………」

 

殴り飛ばしたオルドは少年の姿に戻ったが、倒れたまま動かない

 

「僕らはお前もカイゼリンも救いたい」

 

「…………僕の見た光景は本当だ……嘘のわけが……嘘なら……カイゼリンは何のために……」

 

「お前さ……もしかしてカイゼリンの事が好きなのか?」

 

「はぁ?」

 

「邪の力を使って世界を負の感情に染まりやすくするって言うのは、表向きだろ?本当はカイゼリンの為に色々とやってたんだろ?」

 

「あのさ……君達じゃないんだから……全部恋愛に絡めるのはどうなんだよ?」

 

「まぁそこら辺は……後で話し合おう。ほら、行くぞ」

 

「君と戦って結構ボロボロなんだけど……」

 

「僕もだよ……」

 

倒れたオルドの手を掴み、起き上がらせ、プリズムたちの所に向かった

 

 

 

 

 

 

ステラside

 

バリアの修復を見た瞬間、カイゼリンに隙が出来た。その瞬間、私、スカイ、マジェスティで攻撃を繰り出し、カイゼリンがのけぞると……

 

「カイゼリン! みんなを守りたい。その気持ちがアンダーグエナジーの力を上回ったんだよ!」

   

「そうです! これって、力がすべてじゃないって事になりませんか!?」

 

「それは……」

 

カイゼリンの動きが止まった。もしかしたら力だけが全てではないことに改めて気がついた?

 

「きらめけ! プリズムシャイン!」

 

その瞬間プリズムシャインの光がカイゼリンの心を照らした。さっきまでと違い、アンダーグエナジーが弱まった?

 

「スカイブルー!」

 

「プリズムホワイト!」

 

『プリキュア・アップドラフト・シャイニング!』

 

アップドラフト・シャイニングにより、カイゼリンの姿は元に戻った。

 

 

 

 

 

 

桜空side

 

プリズムたちの所に戻ると同時にウィングとバタフライがフウとアスを連れつつ、ノアも戻ってきた。フウとアスの二人は治療を施したけど、それでもダメージが大きいため目覚めるのに時間がかかるらしい

 

「カイゼリン……」

 

「オルド……私は…………教えてくれ……力がすべてではないのだとしたら、何を信じればいい?」

 

「私達、やっとお話できますね……」

 

あとは話し合うだけだな……そう思った瞬間、突然オルドに黒い光線を浴びせられた。

 

「な……んだ……」

 

光線が放たれた場所には……

 

「ウロボロス!」

 

ウロボロスがいた。ウロボロスはゆっくりとオルドに近寄り……

 

「邪竜様、皇帝竜の力で貴方から邪の力の源と切り離しました」

 

黒いエネルギーがウロボロスを包み込むと、ウロボロスは悪魔のような姿に変わった

 

「ウロボロス……お前は……邪の力を……掌握するために……」

 

「えぇ、そして……」

 

ウロボロスは右手で自分の胸を貫いた。

 

「これで……貴方は解放される…………」

 

「ウロ……ボロス?」

 

「全てを話します…………私の……計画を……300年前から続いた……計画を……」




次回、ウロボロスの計画……そして……
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