ノアside
トンネルを抜け、アンダーグ帝国に辿り着くと大量のランボーグが待ち構えていた。
「アンダーグ帝国にようこそ!って感じじゃないね」
「まぁ敵が巻き構えているくらい予想済みだ」
「見てください!あそこ!」
ウィングが指を指した方向を見ると奥へと進む入り口があったが、そこにはランボーグが守っていた
「あそこを通らないとカイゼリンの所に……」
「任せてください!ひろがる!ウィングアタック!」
ウィングが奥へと進む入り口を守るランボーグを吹き飛ばし、みんなで先へと進むがランボーグが追いかけてくる。するとバタフライが立ち止まり……
「みんな、先に行って! アイツらが追いかけてきたら、後ろと前で挟み撃ちにされる……ここで私が食い止めとくよ!」
「そんな……」
「1人残るなんていけません!」
「カイゼリンを助けるんでしょ? 違う?」
「でも……」
一人残ろうとするバタフライだったが、ウィングがバタフライの隣に立ち……
「ボクも残ります」
「少年……」
「悪いクセですよ……もっとボクを頼って下さいって、言ったでしょ?」
「ありがとう……正直ホッとしてる……」
「心配はいりません。ボク達は最強のコンビですから!」
「もう二人ともずるいよ。私も残るよ」
「そうだな。お前ら二人だけでは心配だからな」
アスとフウの二人も残ることを決め、ウィングたちの隣に立った
「アスさん……良かったです……一緒なら」
「うん!」
「通じあってるね~二人とも……」
「なら負けられないな」
「お願いします……」
「4人とも無理しちゃ駄目だよ……」
「分かってるって!」
「ツバサ……あなたは、私のナイトだよね?」
「はい……」
「こんな所で倒れたら、許さないんだから! 無事でいて!アスも……あげはも……フウもだよ!」
「プリンセスのご命令とあらば……」
「だね!」
俺たちはその場を四人に任せ、先へと進む
アスside
迫り来るランボーグ。数は多いけど復活したての私からしたら丁度いいリハビリ相手になる
「さて……」
「「ここは絶対に通さない!」」
ランボーグと戦おうとした瞬間、私とフウはある存在に気がついた
「あれは……」
「リューボーグか」
竜の角が生えたランボーグ……リューボーグが2体いた。それにしても……
「リューボーグってことは竜関連にアンダーグエナジーを注いだのかな?」
「いや、合流する前にライから聞いた話だが……」
フウが何かを言いかけるけど、リューボーグはお構いなしに襲い掛かってくる。
「とりあえず……全部倒しちゃおうか!」
「そうだな……」
ノアside
先へと進んでいくと左右が池に囲まれ、その中心に道が続いているところへと着くと池からスライム上のランボーグが現れ、追いかけてきた。一々相手にする必要がないと思い、先へと進むが、ランボーグが光線を放ってきたが……
「マジェスティックベール!」
マジェスティが光線を防いだ
「マジェスティ!」
「何してるの! 早く行って!」
「マジェスティ……」
「ふと思ったの……どうして私には、スカイトーンを生み出す力が、不思議な力が備わっていたんだろう……どうして私達は5人なんだろうって……私はね、こう思うの……大きなプリンセスは、1人だった……辛かったんじゃないかな……一緒に戦う仲間がほしかったんじゃないかな……一緒に泣いて、笑って、励まし合う仲間が……だから、きっと彼女の使命を受け継ぐプリキュアは……私達は5人なんだよ!行って! こんなの押し返して、すぐに追いつく! 私を……仲間を信じて!」
ランボーグの光線を防ぎ続けるマジェスティの上から何かが襲い掛かってきたが、ステラが蹴り飛ばした
「あれは!?」
「リューボーグ……」
リューボーグ……何でここに?ステラはため息をつき……
「マジェスティの手伝いをしたかったですが……どうやらこいつを放置できませんね……」
ステラはそう言って両手から光剣を出現させた
「来なさい!」
俺たちは二人の想いに応えるべく先へと向かった
「エルちゃん……」
「立ち止まるな! ヒーローガール!」
カイゼリンside
ダークヘッドが映し出した映像にはプリキュアたちがこっちに向かってくる所が映っていた
「カイザーでなくお前をアンダーグエナジーの容れ物に選んだのは、なぜだと思う?お前が、ヒーローだったからだ。お前の中にはヒーローとしての光があった。その光の分、お前は、カイザーより容れ物として大きい。だからお前を選んだ。だがもっと大きな容れ物が、もうじきここにやって来る」
「何?」
「力を求め、破壊のために使う者。キュアスカイは、良い容れ物になる……」
まさか……キュアスカイを……それに気になるのは……
「お前がウロボロスを封じた宝石を取り込んでから生み出したあれは……」
「おや、そういえば伝えてなかったな。あれは邪の力が記録した竜たちの細胞にアンダーグエナジーを注ぎ、生み出したリューボーグ。二つの力が本来の姿に戻ろうとしているのだよ」
「本来の?」
「邪の力とアンダーグエナジーは……」
ノアside
上へと上がる岩場に乗った俺達。
「オルドがいるけど、こうしてスカイ、プリズム、ノアでいると最初の頃を思い出すな」
「そうですね……最初は私と桜空さんだけでしたが……プリズムがいて、ノアもいて……心細かったのが今では……」
「うん……あの頃は桜空くん、沢山無茶したよね」
「物凄く怒られていたな……」
「だが今はこうして……一緒に戦える」
「本当に……君たちには敵わないよ……」
オルドは笑顔でそう告げた。オルドからしたら俺たちは眩しかったんだろうな……
そして上へと上がるとそこには囚われたカイゼリンとその前に立つダークヘッドがいた
「カイゼリン!」
「助けに来たよ!」
「駄目だ! これは罠だ!」
警告するカイゼリンの背中を踏みつけるダークヘッド。確かに罠かもしれないが……だからといって逃げ出すやつはいない
「カイゼリン!」
「ダークヘッド! 好き勝手はここまでです!」
「誰でも胸の中に、心っていう名の大切な物語を抱えてる……」
「その人達の事を、容れ物呼ばわりするあなたなんかに負ける訳にはいきません!」
「僕たちはそんな奴からみんなを守る!」
「ここで終わらせる!ダークヘッド!」
「いざ、勝負です!」
「いざ、勝負だよ!」
「「勝負!」」
四人でダークヘッドに向かっていく。ダークヘッドはこっちの攻撃を防ぎつつ、反撃を行うが俺たちは全て避けるとスカイが一撃を入れると、ダークヘッドはアンダーグエナジーのバリアを展開させ、広範囲攻撃を放つが、俺は炎で打ち消した
「今の私達に、そんな技は通用しません!」
「容れ物なしでやれるのは、やはりここまでか……」
「まだそんな事を!」
「もう平気だよ! カイゼリン……」
プリズムが安心させようとカイゼリンに声をかけた瞬間、突然頭を押さえた
「プリズム!?つぅ!?」
そしてスカイも……いや、俺も……何かの力が俺達を蝕んでいた。これは……
「これは……」
「アンダーグエナジーの海から生まれた者にとって光は毒であるように、お前達にとってこの海は毒。ここまで近付いて無事でいられるはずがない。そして……」
ダークヘッドは桜空の方を見ると桜空とオルドだけは無事だった
「何で僕とオルドだけ?」
「お前たちは一度邪に染まった。その影響だろう」
「アンダーグエナジーと邪の力は関係ないはずだ!」
「邪竜よ。気が付かなかったのか?アンダーグエナジーと邪の力は元々は一つ。死獄の器によって分岐したもの」
アンダーグエナジーと邪の力が…………
「そんな事は……」
「死獄の器がそうした理由は……分岐した二つの力がそれぞれ強大な力を得た後、再び一つにし、究極の力へと変えるためだ。そして……その為の依代に宿り、世界を支配するため……」
だとしたらあのリューボーグは……ダークヘッドが生み出したのか?
するとスカイは何とか立ち上り……
「罠があるのは百も承知です……ここまで来ました……この程度の事で……」
「さすがだな。だが……」
気がつくとプリズムがアンダーグエナジーの毒に耐えきれず、倒れてしまった。
ダークヘッドは倒れたプリズムを浮かせると……
「させるか!」
桜空が飛び出し、ダークヘッドに向かっていくが、ダークヘッドは右腕を蛇に変化させ、桜空を壁にめり込ませ……更に……
「破壊の力!」
黒い雷を桜空の四肢に直撃させた。
「腕と足が……」
「四元の器。お前は後だ。そこで見ていろ」
ダークヘッドは浮かせたプリズムをそのままアンダーグエナジーの海へと落とそうとしていた
「やめなさい!」
「お前の力で、ヒーローの力で止めてみせろ」
スカイは何とか動こうとしているが、動けないでいた
「力が足りないか? なら、求めろ」
ダークヘッドは指を鳴らすとスカイの前にアンダーグエナジーの塊を出現させた。まさか……やめろ……
「お前ほどのヒーローなら、アンダーグエナジーを自分の力としてコントロールできるかもしれないぞ? 仲間を助けたくないのか?」
「ダメだ!キュアスカイ!」
「やめろ!スカイ!」
「ましろさん……」
スカイはアンダーグエナジーを自分の身体に取り込ませると……スカイの姿は黒く染まり、マントなどもボロボロの姿に変わった。その姿はまるで……傷つきながら一人で戦い続ける…………ヒーローの姿……
ブラックキュアスカイ回避させませんが……次回オリジナル展開入れます
感想待ってます