ひろがるスカイ!プリキュア 炎と氷の竜   作:水甲

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144 想いの力

ノアside

 

スカイがプリズムを助けるためにダークヘッドの誘いに乗り、アンダーグエナジーを取りこみ……黒と赤を基調とした禍々しい姿に変わり、髪色もネイビーに変色し、右の背中に堕天使を連想させる黒い片翼が生え、瞳から鮮やかな青色の炎状のオーラを放っていた。

 

「スカイ……」

 

「力を求めたな。それでいい」

 

ダークヘッドは浮かせていたプリズムを落とすと同時に、スカイが飛び出し何とか救出するが……スカイはアンダーグエナジーに抗っているからか苦しそうにしていた。

 

「容れ物に一歩近付いたな……」

 

「こ、こんな力には負けません……この力をコントロールして強くなって……みんなを……助ける!」

 

「やめろ!そのままの状態で戦うな!」

 

「ノア……大丈夫……です!」

 

スカイはダークヘッドに向かっていく。ダークヘッドはバリアを展開させるがスカイはそのバリアを破壊し、ダークヘッドを殴り倒す

 

「す、素晴らしい……」

 

優勢のスカイだが、未だに苦しそうにしている。何とか……何とかしないと……

 

「ふ、ふふ……フハハハ!」

 

ダークヘッドは立ち上り、スカイに襲いかかるが……スカイは再度ダークヘッドを殴り飛ばす。

ダークヘッドはボロボロなのにも関わらず嬉しそうにしていた。逆にスカイは……目から光が消え、その場に立ったままだった。まさかアンダーグエナジーに取り込まれたのか?

 

「最強の力に打ち勝てるはずなどないのだ!」

 

ダークヘッドは自分の姿を蛇に変え、スカイに入り込む。

 

「ナーハハハ! 最高の容れ物を手にしたぞ!力がすべて! それを世界に見せつけてやろう! アンダーグエナジーこそ!この私こそ最強だと!」

 

スカイ……助けないと……だけどどうすれば……考えろ……考えるんだ……スカイを……ソラを助ける方法は………………

 

『確かに能力を飲み込むことは簡単だ。だがお前自身を飲み込むとなると……そうそう簡単ではない。ましてや危険性もある』

 

『危険性?』

 

『身体だけではなく魂……想いすら飲み込む……その魂や想いが思わぬ事態を起こしかねないからな…………とは言え弱りきり、死ぬ寸前の皇帝竜は既に消化し、力を奪った。そして……』

 

ウロボロスのあの言葉……だが可能性は低い……それでも賭けてみるか?

 

 

 

 

 

 

桜空side

 

ダークヘッドの容れ物となったスカイ……何とか助けたいけど……破壊の力の影響で動くには……どうしたら……

 

「桜空……」

 

「オルド?」

 

「僕と融合しよう」

 

「どういうことだ?」

 

「今の状態では直ぐに回復するのは無理だ。僕と融合すれば……直ぐに動ける!」

 

オルドとの融合……確かにそうすれば……それに……色々と考えていたんだ……完全な状態の四元の器のもう一つの力………もしかしたら…

 

「……オルド。可能性に賭けるぞ!」

 

「あぁ!」

 

オルドと融合し、後は……ノア、頼む。時間を稼いで……

 

「…………もうおしまいだ……」

 

「ノア?」

 

ノアは諦めたかのようにそう告げた。何でだ?スカイを助けるために……ノア……

 

「フハハハ!どうやら炎竜は諦めたようだな。いくら竜でもこの究極の力の前では無力!」

 

「…………殺るなら……お前の中に取り込まれてやる……」

 

「ほう……」

 

「どうせ死ぬならスカイの中で……」

 

「良いだろう。お前の最後の望みを叶えてやる」

 

ダークスカイは右手を上げると同時にノアは黒い蛇に呑み込まれた。

 

「ノア……」

 

呑み込まれる寸前……ノアのあの目は…………

 

「考えがあるんだな……」

 

ノアを信じるしかない!そんな時だった

 

「ソラちゃん!」

 

目を覚ましたプリズムがスカイの……ソラの名前を呼んだ

 

 

 

 

 

 

 

スカイside

 

アンダーグエナジーに呑み込まれ、ノアも取り込まれた。もう私は…………

 

『ソラちゃん!』

 

この声は…………ましろさん?

 

『今更立ち上がったところで!』

 

身体も心もダークヘッドに支配され、私の身体はプリズムに攻撃を仕掛けようとしていた。プリズムは……逃げようとせずじっとこっちを見つめている……私は……私は!

 

『何……?』

 

プリズムに私の拳が当たる寸前の所で止まった。私は……まだ……

 

「私、負けません……!」

 

こんなことで負けていたら……ヒーローになんかなれません!

 

「ええい! まだ堕ちていなかったか! やれ! やるのだ! お前は私のものなのだ!」

 

ダークヘッドの支配が更に強くなる。私は諦めず抗い続けている。その時……温かい何かがダークヘッドを殴り飛ばした

 

『ぐへっ!?』

 

『ソラはお前のものなんかじゃない…………!』

 

『ノア……』

 

呑み込まれたはずのノアがダークヘッドを殴り、私の側に寄り添った

 

『何故だ!何故お前が!呑み込まれ、この身体の一部になったはず!』

 

『ウロボロスが教えてくれたんだ。呑み込まれても想いの力で心も身体も……そして想いすらも!取り込まれずにいられるって!』

 

『ノア……ノアは私のヒーローです!』

 

『ソラ……あぁ!その通りだ!』

 

『ぐうううう!!ならばお前たちごと!』

 

『無理だな。プリズム!』

 

ノアの呼び掛けに答えるかのように私の心の中に眩い光が差した

 

「信じて待っている人がいる限り、何度だって立ち上がれる……きっとそれがヒーローだから……」

 

気がつくと目の前に私の帰りを待っていたプリズムの微笑みがあった

 

「おかえり、キュアスカイ」

 

「ただいま、キュアプリズム」

 

そして私の中からノアが現れた

 

「気分的にはグーリと同じだな」

 

「ノア……想い続けてくれてありがとう」

 

「当たり前のことをしていただけだ」

 

「なぜ傷が……光の力は、私にとって……」

 

カイゼリンの傷は綺麗に消えていた。これはきっと当たり前のことだったから……

 

「生まれや世界が違っても、あなたは私達と同じだから! それじゃ理由にならないかな?」

 

「同じ?」

 

「時間を旅して、私は知りました……どんな困難が立ち塞がっても、自分が正しいと思った事を信じ抜いたヒーローの姿を……」

 

「だが、私は道を誤った……ヒーローを名乗る資格などない……」

 

「私も未熟です……ヒーローなんて名乗れるほど、立派じゃありません……何度も間違えて、迷って、足が止まって……でも、そんな時には、いつも友達が支えてくれました……力がすべてではないのだとしたら、何を信じればいい……カイゼリン、これが私達の答えです」

 

私はそっとカイゼリンに手を差し伸べた。

 

「友達に……なりませんか?」

 

ここから始めるために……カイゼリンは頷き、握手を交わしてくれた

 

「何か……出番なかったかな?」

 

桜空さんはオルドと融合した姿で私たちのところに来た。いえ、まだ桜空さんの出番はあります

 

「ダークヘッドは寸前の所で私の身体から抜け出し……」

 

私は見上げるとそこにはボロボロのダークヘッドの姿があった

 

「まだだ……まだ私には竜の力と邪の源がある!ウオオオオオオオオオオ!!!!」

 

ダークヘッドの上着が破れ、筋肉が膨れ上がった。背中には竜のような翼を広げ、左手は鋭い蛇の尻尾、右手には蛇の頭。口が裂け、鋭い牙が見え、頭の角も竜のものに変わった。さっきとは違い、かなり強い気配だけど私は落ち着いていた

 

「……ノア。私の心の中に来てくれたことで……」

 

「あぁ……想いの力……見せてやろう」

 

私とノアは拳を合わせるとノアは私の中に入り……

 

「「スカイミラージュ! トーンコネクト!ひろがるチェンジ!フレイム!」」

 

衣装が青と白から赤と白へと変わり、髪の色も青から赤になり、毛先は青に変わった。マントは両肩に装着され、炎を纏い、髪飾りも片方が炎の形に変わった。これは……私とノアの想いの力……

 

「「無限にひろがる想いの炎!キュアスカイ!フレイム!」」




キュアスカイ・フレイムはダークヘッドの台詞で「お前は私のものだ」を聞いて、あ、これノアがいたらと思い、スカイの中にノアが現れ、スカイを助け、更に融合形態的なものをと思い付きました
そして……他の面々は……
次回、竜人化ダークヘッド戦、桜空もしっかりと……
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