ひろがるスカイ!プリキュア 炎と氷の竜   作:水甲

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152 ワンダフルとフレンディ

人の姿に変身し、更にプリキュアに変身したこむぎ。髪色はクリーム色が一部に混じったピンク色の髪となり、ツーサイドハーフアップになり、王冠が付いたカチューシャを着け、ピンクを主体にしたパフスリーブのワンピースに胸に紫色のリボンを付け、手首にピンク色のカフス、脚は黄色と薄紫のボーダー柄のタイツにピンク色のショートブーツを履いた姿になった。

いろはは金髪のロングヘアをお下げにし、先端を紫のリボンで結び、紫のハンチング帽が付いたカチューシャを着け、紫を基調としたノースリーブワンピースに、濃い紫色のケープを羽織り、ピンク色のリボンを胸に付け、手首に紫のカフス、脚は白いオーバーニーハイソックスと足甲部にハートの飾りが付いた紫の三重ストラップパンプスを履いた姿になった。

 

「「「プリキュア!?」」」

 

「うん、とりあえずはあの鳥をどうにかする方が先決だな」

 

「いやいやいや、桜空くん!?少しは驚いたりしようよ!」

 

「いや、もう色々と麻痺してるから……それに冷静な奴が一人くらいいないと……」

 

というか麻痺しているというよりも慣れたというべきだな……うん、本当に……

とりあえず向かってくる鳥を押さえるために僕は氷の塊を放とうとすると

 

「ちょっと待って!?」

 

フレンディに止められ、鳥の蹴りを喰らった。

 

「いきなり止めるな!」

 

「ごめん!でもガルガルに攻撃したらダメなの!」

 

「ダメって……」

 

「あんな姿になってけど、元は優しい動物だったから……先ずは傷つけないで落ち着かせないと……」

 

「あのな……」

 

「分かってる……甘いってことは……でも!」

 

「そう言うことは早く言え!」

 

「えっ?」

 

そういう戦いならそれに合わせる。それだけだ!

 

「プリズム!あのガルガルの動きを止められるか?」

 

「傷付けないようにだよね。それなら……」

 

プリズムは光弾を放った。光弾はガルガルに当たる直前にまばゆい光を放ち、ガルガルの目が眩んだ

 

「後は動きを制限する!」

 

僕は地面に触れるとガルガルの周りを氷の壁で覆った。ガルガルはどこから逃げようかと辺りを見渡し、氷で覆われてない上に向かってジャンプするが……

 

「今だ!二人とも!」

 

「「了解!」」

 

ワンダフルとフレンディがジャンプしたガルガルに抱きついた

 

「大丈夫だよ。落ち着いて」

 

「怖くないからね」

 

そして優しく声をかけるとガルガルは落ち着いたが……何処か苦しそうにしていた

 

「もしかしてさっきの目眩ましで?」

 

「いや、僕の氷が……」

 

「ううん、ガルガルをこういう姿にした何かで苦しんでるのかも?ワンダフル!」

 

「うん!」

 

二人はタクトを取り出すと

 

「「フレンドリータクト」」

 

ワンダフルは左手に、フレンディは右手に持ち、タクトの最下部のボタンを押し

 

「「ワンダフルをきみに!」」

 

フレンディにパピヨン犬の耳、ワンダフルに犬の尻尾が装着されると

 

「「ワン!ワン!わーん!」」

 

タクトのボタンを下から上にスライドさせるように押し

 

「「ガルガルなこころ、とんでけー!プリキュア・フレンドリベラーレ」」

 

ピンクと紫の光がガルガルを球体状に包み込み、その球体をワンダフルとフレンディが抱きしめる事で浄化し、元の姿に戻したのだった。

 

「この子どうしよう?」

 

「フレンディ、ニコガーデンに返さないの?」

 

「そうしたいけど、この子がいた場所はニコガーデンじゃないんだよね?」

 

「うん、スカイランドって所なんだけど……どうやって送ろうか?」

 

「一旦、そのニコガーデンと言う場所に預けて、後々スカイランドに戻すって言うのは?」

 

流石にソラシド市まで連れて帰るのには目立つだろうし……

 

「それならメエメエに……」

 

そう言ってフレンディは小さなカバンのようなものを取り出し振ると、カバンが大きくなり、中から羊が出てきた

 

「おや?お二人ともどうしました?」

 

「あのね!この子を預かってほしいの!」

 

「この子?って誰ですか!?この二人は!?」

 

「あっ……えっと……」

 

これ、とりあえず事情を説明しないとダメなのか?

とりあえずこの謎の羊に事情を説明すると……

 

「なるほど……お二人とは違うプリキュアですか……それにそちらの方は竜と融合していて……」

 

「それでこの子を元の世界に返すために、しばらくニコガーデンにいられないかな?」

 

「まぁそういう事情なら……」

 

何かすんなり話が進んだな……てっきりこの羊がグダグダ文句を言ったりしそうかと思っていた。

元の姿に戻った鳥は一時的にニコガーデンとやらに送られ、後日僕らの方でスカイランドに帰すことになった。

 

 

 

 

 

 

変身を解き、当初の目的を思い出した

 

「そういえば珍しい木の実……」

 

「そうだった……いろはちゃん、どこにあるか詳しい人を紹介するって言ってたけど……」

 

「あ……」

 

「いろは!早く行かないと!」

 

「その珍しい木の実と言うのはどのようなものなのですか?」

 

まだ帰ってなかった羊が話に加わってきた。流石に言っても分からないだろ……

 

「なんというか……グミみたいな木の実で……」

 

「お祖母ちゃん、アニマルタウンに来たときにたまたま拾ったとか……」

 

「形も何だか肉球の形をしてるとか……」

 

「それってこれでしょうか?」

 

羊はそう言って毛の中から取り出したのは……確かに僕らが探していた木の実と同じものだった

 

「ニコガーデンにあるものなの!?」

 

「でも何でアニマルタウンに?」

 

「詳しくは分かりませんが……もしかしたらニコガーデンの住人がガルガルにされた際にいくつかアニマルタウンに落ちたのかもしれませんね……」

 

とりあえず僕らは木の実を受け取り、いろはたちと別れを告げ、ソラシド市に帰るのであった。

 

「それにしても……あの鳥……何でガルガルになったんだろう?」

 

「いろは、あのガルガル……何だかいつも違う感じがしたよ?」

 

「うーん、何か起きているのでしょうかね?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少し離れた山にて……

 

「面白い力を見つけて試したが……使いどころが難しいな……やはり我々本来の力が一番か……」

 

僕らは知らなかった。この時、暗躍していた人物が後に僕らと戦うことになることを……そしてその時は…………近づいていた。




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