あげはSide
傷つき眠るフウさんの側にいる私……フウさんがあんな風になったことを考えると……
「フウさん……」
フウさんの故郷を滅ぼした相手だからって、一人で戦って欲しくなかった。一緒に戦えていればきっと……
「こんな風にならなかった。なんて思ってる?」
「テンペスター?」
「確かにそうかもな…こいつが下手に憎しみに囚われなければ……まぁ難しいな」
「……私は無理にでも止めておけば…」
「こいつが目を覚ましたら伝えておけ。憎むよりも何よりも……隣にいる大切なものを感じ取れってな…」
「テンペスター……」
「我ながら話しすぎた……俺はいつも通りにいたい…」
テンペスターは疲れた顔をしながら去って行った。あんまり話するのが嫌なのかな?
桜空Side
怪我も体力も完全に回復し終えると、オルドからソラシド市に死極たちが現れたという情報とスカイランドの王都に恐竜が無数の影たちを従えて現れたという報告を受けた
「私はスカイランドの方に行って、ちゃっちゃっと片付けてくるね」
「アス、気をつけろよ。奴は完全に竜になっている」
「分かってる。リミッター解放してるってことだよね」
「それじゃ話したとおりに……」
「任せてください」
「必ず…ましろを助けて、この戦いを終わらせよう」
「ましろの事は僕に任せてくれ…」
ましろ、待ってろ。助けるからな
カバトンが開いたトンネルを通り、僕らは戦いの場へと向かった。
アスSide
スカイランドの王都に着くと無数の影がバリアを破ろうと張り付いていた
「あれ全部倒しておいた方が良いよね?」
「アスさん!」
影を倒そうとしているとウィングがやって来た。
「あの影、青の護衛隊で倒していたんですが、いくら倒しても増え続けているみたいです」
「要するにアレを操っているダイナを倒さないと駄目ってこと?」
「その通りだ!」
突然ブレスが放たれ、バリアにヒビが入る。あのブレスを吐いたのは…ダイナしかいないよね
「さぁリベンジだ!!」
「諦めが悪い奴」
「アスさん、油断せずに行きましょう」
「そうだね。ただソラシド市の方も気になるから早く倒さないと」
「倒すか…そう簡単に出来ると思うなよ!」
竜の姿となったダイナの鋭い爪がこっちに迫ってくる。私は巨大な岩の壁で防ぐが……
「くぅ!?」
「そんな脆い壁でどうにか出来ると思ってるのか!」
「竜化した状態は本当に面倒だな~」
人の姿よりも竜の姿はすべてに置いて規格外の力を持ってる。と言うかリミッター解除してるからな~
「私も竜化した方が良いけど……」
それだと王都周辺の被害が凄いことに……やっぱり少しずつ隙を狙ってダメージを与えていくしか……
「俺を倒すよりも先に……王都が消えるぞ!」
ダイナはブレスを吐くと王都を囲むバリアに更にヒビが入った
「テメェらを潰したいところだが、先に王都を潰した方が楽しめるだろ!なぁ!」
「本当に厄介!!」
「アスさん!一気に……」
「一手遅い!!!」
再度ブレスが放たれ、バリアに直撃し、バリアが粉々になり、ダイナのブレスがスカイランドの城に直撃する…
「そんな!?」
「ハハハハハ!!!さぁ守るべきものはなくなった!あとはただの闘争を始めようか!!」
「そこまでして戦いをしたいの……なら!」
私が竜化しようとした瞬間、王都を包んでいた煙が晴れた。見るも無惨な王都は……無く、特に破壊された様子もない状態で、破壊されたはずのバリアも綺麗なままだった
「なぁ!?」
「色んな場所を見に来てたけど、厄介事みたいだね」
「うん…でも後のことは任せて!」
気がつくと私たちの前にいたのは……二人のプリキュアだった
「あなたたちは!?」
「貴様ら!何者だ!!」
「僕はキュアシュプリーム」
「キュアプーカ」
この二人は…あの時の…でも何でまた…
「君たちは行くべき所があるんだろ。こいつは倒しておくから行って」
「それにあの影も何とかしておくから」
これは任せた方が良いよね?私はウィングと共に待機しているバッタモンダーの所へ向かった
「待ちやがれ!!このまま逃がすわけ…」
「巨大な竜……悪いけどこれ以上は見過ごせない」
シュプリームが放ったウサギ型の光弾がダイナの存在を破壊した。そしてプーカの力により、小さな竜へと変わった
「破壊と再生…本当にとんでもないな~」
「そうですね。でも今のあの二人は……」
うん、歴としたプリキュアだよ
ここからそれぞれの戦いが始まります
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