フウSide
決意を固め、俺はバタフライたちと共にバルドと向き合った。バルドは自分の計画を邪魔され、苛ついている。
「先ずはお前らを殺して!あの三人組を追う!邪魔をするな!」
黒い風を刃に変え、俺達に向かって放つ。
「アス!壁を!」
「了解!」
アスが壁を作り出す。黒い風は壁を切り刻むが、俺はその切り刻まれた壁の破片を巻き込んだ風で黒い風を打ち消し、バルドへと喰らわせる
「ぐううう!?何故だ!何故!お前程度の攻撃をくらうんだ!」
「ステラの…星竜の力によって、俺は大幅にパワーアップしているが、それだけじゃない。守るべきもの、共に戦うもの……大切なものを隣に感じることで……お前に負けない力を得た!」
「何だそれは!」
「要するに愛って事だよ!」
アスが隙をつき、バルドを殴り飛ばす。
「愛だと!そんなもので!」
バルドは黒い風の刃を無数に放とうとしたが、背後に回り込んだウィングとマジェスティがダメージを与える
「ぐううう!?」
「攻撃はさせません!」
「確かに貴方の風は厄介よ。でも使わせる隙さえなければ!」
全部アスが立てた作戦だが、かなり有効みたいだな。さて、後は……
「バタフライ、準備はいいか?」
「うん、任せて!」
俺は白い竜巻でバルドを包み込む。
「動けず、切り刻まれ…」
竜巻によって上へと巻き上げられるバルド。竜巻の上には巨大な蝶の障壁が……
「ひろがる!バタフライプレス!」
バタフライの一撃により、バルドはそのまま地面に埋め込まれる。あの高さからの一気に潰されたんだ。ダメージが大きいはず…
「バルド。もうお前の身体は限界だ。このまま逃げ、もう二度と姿を見せないというなら見逃す」
「な、舐めるな……」
地面の中から姿を現すバルド。血だらけで戦うことは……
「舐めるなよ!竜化し!戦風の力でこの街に住む人間共全てを戦わせる!貴様の故郷のようにな!ハアアアア!!!」
バルドは竜化をしようとするが、突然バルドの身体中から血が噴き出した。
「な、なんだ…これは……」
バルドは何が何だか分からずにそのまま倒れ……消滅するのであった。一体何が起きてるんだ?
「これで終わりって感じ?」
「みたいだな…」
「フウさん、ありがとう。助けてくれて」
「…助けられた分を返しただけだ」
側にいてくれたからこそ、いや側にいたから助けられてきたことに気づけなかったのは……不甲斐ないな。俺はステラとの融合を解除し、ここからどうするか話し合った。
「これからどうする?」
「とりあえず、分かれる?」
ノアと桜空の所か…確かにそれぞれ分かれるべきだが……
「行っても手を貸さない方が良いな。あいつらは多分あいつらなりに考えて何かをしようとしている」
「そうですね…」
俺とバタフライはノアとスカイの所に行くことになり、アスとウィングとマジェスティとステラは桜空たちの所に……
「姉さん?それは?」
「どうにもあの黒い球体を破壊したときに、それを生み出した奴の力を奪ったみたい…本当に嫌になるわね。この身体は」
「体調は?」
「特に問題なし。でもあの黒い風の竜は本来の姿に戻ろうとしたら自滅するようになってるわ…本当に……嫌になるわね」
桜空Side
僕はオルドと共にソラシド市のある公園に来ていた。ここは確か…バッタモンダーを助けた場所だな。何の因果なのか……
「来たんだ。桜空」
「海斗…それに…」
海斗の隣には虚ろな目をした黒い衣装を纏うプリズムの姿が……
「お前は彼女を救うために来るだろうと思っていたが、予想通りだな」
「予想通りで悪かったな……オルド、グーリ、リウム…作戦通りに」
「分かった」
僕の中からグーリとリウムが現れ、海斗に向かっていく。僕はオルドと融合し、プリズムと対峙する
「氷竜と水竜…お前たちで僕を倒せるのかな?」
「我々はあくまで足止めだ」
「桜空が彼女を助けるまでのね」
「……プリズム、少しくらい攻撃してきても気にしない。必ずお前を助ける!」
「ひろがる…ダークプリズムショット」
黒い光が僕に降り注ぐ。僕は黒いオーラでかき消す
「思った通りだけど……オルド、大丈夫か?」
『負担がそれなりにあるな。それだけ僕と死獄の力の差は……』
「気にするな…今はプリズムを助けるために……」
『だが僕の力を使って相殺は出来ても…あの闇を消し去るのは……』
「そこは僕に任せろ!」
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