ひろがるスカイ!プリキュア 炎と氷の竜   作:水甲

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今回はオリスト!


16 桜空の思い

「ふー」

 

手のひらに力を溜め込み、形を思い浮かべていく。

すると僕の手のひらに氷を生み出す。

うん、訓練を続けていったから氷を作り出すのが短くなってきた。後はブレスだけど…………

 

「ハァ!」

 

口から氷のブレスを吐くが……雹が一欠片出るだけだった。うん、こっちはまだまだだ……

 

「イメージが足りないな」

 

「イメージしてるけど……どうにも」

 

氷のブレスのイメージはまだどうにも出来てない。こっちは練習あるのみだな。

 

「今日も訓練?」

 

ふと声をかけられ、振り向くとましろがいた。ましろは僕の訓練を見てたみたいだけど……いつから見てたんだ?

 

「ソラと一緒にいたんじゃないのか?」

 

「ソラちゃんはエルちゃんを連れて、ノアさんと出掛けてるよ」

 

「なるほどな」

 

珍しくノアとソラの二人が様子を見に来ないと思ったら……出掛けていたのか。

ノアは基本的に僕の訓練グーリと一緒に見てくれる。ソラは僕の訓練に便乗して、模擬戦をしたりもする。

だからこそ今日は二人が来ないことに疑問を感じたけど、そう言うことだったのか。

 

僕はましろからタオルを受取り、汗を拭きながらましろの隣に座った。

 

「頑張ってるね」

 

「まぁ鍛えておくのに損はないからな」

 

戦いのために身体を鍛えているけど、普段から鍛えておいても損はないしな

そんなことを思っていると、ましろが肩に頭を乗せてきた

 

「ま、ましろ?」

 

「何だかこうしていたいなって……」

 

「あー、えっと///」

 

ましろがこんな風にしてくるのは正直驚きを隠せないでいた。どうした?何かあったのか?

 

「桜空くん……頑張ってるのは凄く立派だと思うよ。それにあんまり無理をしないようにしてるのも……」

 

「あぁ……」

 

「それでも心配してるんだよ……」

 

ましろが心配してるのは凄く分かってる。何度も聞いてる。だけどましろが言うのは……それだけ心配してるからだよな

 

「怪我とかは竜の力で治りやすくなってるけど……それでも死ぬことはあるって聞いてる」

 

そこは普通の人間と変わらない。だからこそ……

 

「ましろの事を出来る限り悲しませない。それだけは約束するから」

 

「桜空くん……」

 

お互いに見つめあい……ましろが目を閉じていた。これって…………

 

「ましろ……」

 

「桜空くん……私は桜空くんのことが……」

 

「ただいま帰りました!」

 

いい雰囲気の中、ソラの声が聞こえ、咄嗟に離れる僕ら。何だ?このタイミングで帰ってくるのは……

 

「お二人ともここにいたんですね!って何かあったんですか?」

 

「ソラ……まぁタイミング悪かったというべきだな」

 

「えう?」

 

何だかノアだけが理解しているのがちょっとあれだけど…………

 

 

 

 

 

 

 

その日の夜、昼間の事を思い出していた。あの雰囲気……それにましろのあの行動…………

 

「僕はましろの事を……好きなんだよな?」

 

改めて自分の気持ちに少し恥ずかしい思いをする僕であった。




次回は本編に戻ります
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