ひろがるスカイ!プリキュア 炎と氷の竜   作:水甲

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162 明かされる事実

ノアSide

 

突如セウの身体から現れた二体の竜。この竜から感じる気配……桜空の中にいる白竜と黒竜から感じる気配と同じ……

 

「お前たちは……」

 

『我が名は天炎竜』

 

『我が名は獄炎竜』

 

『『我ら死獄に仕えしもの!』』

 

二体の竜は同時にブレスを吐く。俺は咄嗟に炎のブレスで相殺したが…俺のブレスが飲み込まれ、俺とスカイは吹き飛ばされる

 

「ぐぅ!?スカイ!大丈夫か!」

 

「はい、何とか…ですが…」

 

スカイは胸を押さえるセウを見つめていた。セウは明らかにダメージがあるはずなのに……まだ戦おうとしている……

 

「竜たちよ……これだけはしたくなかった……けど、今……お前たちの力を求める!」

 

セウがそう叫んだ瞬間、二体の竜がセウの身体の中に宿り、セウは頭に黒い炎を纏った角と白い角を纏った角が生え、背中には白と黒の炎の翼、両腕は白と黒の炎を纏った姿……

 

「天獄竜!この力だけは…使いたくなかった……」

 

セウが右腕を掲げると黒と白が混ざった炎の塊が生み出され、俺達に向かって放たれる。俺は相殺しようとするが……

 

「無駄!お前の弱い炎でどうにかするなんて無理!」

 

「くそ!」

 

逃げようとするが間に合わない……

 

「巻き起こり、壁となれ!」

 

突然巨大な風の壁が現れ、炎の塊を防いだ。

 

「今のは……」

 

「無事だったか…ノア」

 

「スカイ!お待たせ!」

 

「フウ…」

 

「バタフライ!」

 

フウとバタフライの2人が駆けつけてきた。どうやらフウは吹っ切れたみたいだな…

スカイと俺はバタフライに回復してもらう。さて…

 

「あれがセウなのか?まるで……」

 

「あぁ…竜の力を宿す……まるで…」

 

「仲間が増えた所で……私は!!!」

 

「セウさん……もうやめてください!」

 

「私は!!!私は!!!」

 

セウは翼を大きく広げ、無数の火球を放つ。フウは風で火球を防ぎ、スカイとバタフライがセウに接近し、攻撃を仕掛けるが……

 

「ぐうう!?」

 

「凄い熱!?」

 

「無駄…この炎は…焼き尽くすだけじゃない!!その熱で全てを溶かす!」

 

「全てを…か。それだとお前の身体にも影響が出ているぞ」

 

セウの身体から煙が出ている……無茶をしすぎだ……

 

「フウ!合わせろ!」

 

「分かった!」

 

「「四元解放!」」

 

四元の力を解放し、俺は全身に炎を纏う。フウはセウを風で拘束する。

 

「いけ!ノア!」

 

俺は拘束されたセウに突撃していく。更にフウが風で俺の突撃を加速させ、セウにぶつかる

 

「どうだ!」

 

突撃で腕が吹っ飛んだが、俺は直ぐさま再生させる。

今のでセウにダメージが入ったはずだが……

 

『『流石は炎竜……本体にダメージを入れるか…だが…』』

 

突撃の影響で辺りを包んでいた煙が晴れると……そこには完全に竜化したセウの姿があった。

 

「ワタシの……この姿は……」

 

『『意識はまだ残っているか』』

 

「この……スガタ……ワタシ…が……」

 

『『精神が完全に壊れかけているな。まぁ都合がいい』』

 

何だ?今のセウの姿……セウはショックを受けてる?それに天獄竜たちもこうなることを分かっているような……まさか……

 

『『お前の故郷を滅ぼしたのは……お前だよ。セウ』』

 

「あ、ああ…あああああああああ!?!?!?」

 

『壊れた壊れた』

 

『さて、後は死獄様が来るのを待つのみ…その間に……』

 

天獄竜は自身を炎に包むと、人型の竜へと姿を変えた。

 

『『お前たちを処理するだけだ!!』』

 

セウを取り込んだ…と言うよりも本来の姿になった感じだな……さて、どうしたものか……いや、考えてる時間はない

 

「セウを救うためには、天獄竜から引き剥がす必要がある」

 

「だとすれば……」

 

フウも予想はしているな。プリキュアの力ならセウを助け出せる……だが今はスカイとバタフライの2人のみ……いや、大丈夫そうだな

 

「お待たせ!」

 

「何だか状況ヤバそうだけど…間に合った感じ?」

 

「そうみたいですね…」

 

「スカイ!バタフライ!」

 

「プリズム!桜空さん頑張ったんですね!」

 

「でも桜空、ボロボロだけど大丈夫そうなの?」

 

「えっと……」

 

「話は後だよ。みんな、私達はどうすればいい?」

 

桜空たちが合流してきた。後は……

 

「オルドは…いないのか?」

 

「オルドは休んでる。頑張ってくれたからな」

 

「それなら…桜空!やれるかどうかだが……」

 

俺は桜空に耳打ちをすると、桜空の中からリウムが出て、プリズムに宿る。

 

「これならやれそうだ

 

「なら、行くぞ!スカイ、隙は俺達が作る……任せたぞ」

 

「はい!」

 

俺と桜空は拳を合わせた瞬間、まばゆい光と共に一つになった

 

「炎氷竜!」




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