ノアSide
突如セウの身体から現れた二体の竜。この竜から感じる気配……桜空の中にいる白竜と黒竜から感じる気配と同じ……
「お前たちは……」
『我が名は天炎竜』
『我が名は獄炎竜』
『『我ら死獄に仕えしもの!』』
二体の竜は同時にブレスを吐く。俺は咄嗟に炎のブレスで相殺したが…俺のブレスが飲み込まれ、俺とスカイは吹き飛ばされる
「ぐぅ!?スカイ!大丈夫か!」
「はい、何とか…ですが…」
スカイは胸を押さえるセウを見つめていた。セウは明らかにダメージがあるはずなのに……まだ戦おうとしている……
「竜たちよ……これだけはしたくなかった……けど、今……お前たちの力を求める!」
セウがそう叫んだ瞬間、二体の竜がセウの身体の中に宿り、セウは頭に黒い炎を纏った角と白い角を纏った角が生え、背中には白と黒の炎の翼、両腕は白と黒の炎を纏った姿……
「天獄竜!この力だけは…使いたくなかった……」
セウが右腕を掲げると黒と白が混ざった炎の塊が生み出され、俺達に向かって放たれる。俺は相殺しようとするが……
「無駄!お前の弱い炎でどうにかするなんて無理!」
「くそ!」
逃げようとするが間に合わない……
「巻き起こり、壁となれ!」
突然巨大な風の壁が現れ、炎の塊を防いだ。
「今のは……」
「無事だったか…ノア」
「スカイ!お待たせ!」
「フウ…」
「バタフライ!」
フウとバタフライの2人が駆けつけてきた。どうやらフウは吹っ切れたみたいだな…
スカイと俺はバタフライに回復してもらう。さて…
「あれがセウなのか?まるで……」
「あぁ…竜の力を宿す……まるで…」
「仲間が増えた所で……私は!!!」
「セウさん……もうやめてください!」
「私は!!!私は!!!」
セウは翼を大きく広げ、無数の火球を放つ。フウは風で火球を防ぎ、スカイとバタフライがセウに接近し、攻撃を仕掛けるが……
「ぐうう!?」
「凄い熱!?」
「無駄…この炎は…焼き尽くすだけじゃない!!その熱で全てを溶かす!」
「全てを…か。それだとお前の身体にも影響が出ているぞ」
セウの身体から煙が出ている……無茶をしすぎだ……
「フウ!合わせろ!」
「分かった!」
「「四元解放!」」
四元の力を解放し、俺は全身に炎を纏う。フウはセウを風で拘束する。
「いけ!ノア!」
俺は拘束されたセウに突撃していく。更にフウが風で俺の突撃を加速させ、セウにぶつかる
「どうだ!」
突撃で腕が吹っ飛んだが、俺は直ぐさま再生させる。
今のでセウにダメージが入ったはずだが……
『『流石は炎竜……本体にダメージを入れるか…だが…』』
突撃の影響で辺りを包んでいた煙が晴れると……そこには完全に竜化したセウの姿があった。
「ワタシの……この姿は……」
『『意識はまだ残っているか』』
「この……スガタ……ワタシ…が……」
『『精神が完全に壊れかけているな。まぁ都合がいい』』
何だ?今のセウの姿……セウはショックを受けてる?それに天獄竜たちもこうなることを分かっているような……まさか……
『『お前の故郷を滅ぼしたのは……お前だよ。セウ』』
「あ、ああ…あああああああああ!?!?!?」
『壊れた壊れた』
『さて、後は死獄様が来るのを待つのみ…その間に……』
天獄竜は自身を炎に包むと、人型の竜へと姿を変えた。
『『お前たちを処理するだけだ!!』』
セウを取り込んだ…と言うよりも本来の姿になった感じだな……さて、どうしたものか……いや、考えてる時間はない
「セウを救うためには、天獄竜から引き剥がす必要がある」
「だとすれば……」
フウも予想はしているな。プリキュアの力ならセウを助け出せる……だが今はスカイとバタフライの2人のみ……いや、大丈夫そうだな
「お待たせ!」
「何だか状況ヤバそうだけど…間に合った感じ?」
「そうみたいですね…」
「スカイ!バタフライ!」
「プリズム!桜空さん頑張ったんですね!」
「でも桜空、ボロボロだけど大丈夫そうなの?」
「えっと……」
「話は後だよ。みんな、私達はどうすればいい?」
桜空たちが合流してきた。後は……
「オルドは…いないのか?」
「オルドは休んでる。頑張ってくれたからな」
「それなら…桜空!やれるかどうかだが……」
俺は桜空に耳打ちをすると、桜空の中からリウムが出て、プリズムに宿る。
「これならやれそうだ
」
「なら、行くぞ!スカイ、隙は俺達が作る……任せたぞ」
「はい!」
俺と桜空は拳を合わせた瞬間、まばゆい光と共に一つになった
「炎氷竜!」
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