ひろがるスカイ!プリキュア 炎と氷の竜   作:水甲

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163  最後の戦いへ

桜空Side

 

天獄竜と激しいぶつかり合いを繰り返す。

 

『『対となる力をここまで扱えるとはな!流石は四元の器を持ちし者!!だが!』』

 

天獄竜は両手に黒い炎と白い炎を生み出し、僕に向かって放つ。僕は左手を突き出し……

 

「凍てつく炎!」

 

水色の炎を放ち、天獄竜の炎を凍らせる

 

「燃え盛る氷!」

 

追撃として真っ赤な氷を放ち、天獄竜の両腕を凍らせる。

だか天獄竜は両腕を切り離して、再生させる

 

『『無駄だ!どれだけ攻撃を喰らったところで!我々は何度でも再生する!!』』

 

『厄介な再生能力だが……』

 

「僕らなら…お前たちを倒せる……」

 

僕は両手を広げると、燃え盛る氷の刀と凍てついた炎の刀を出現させた。

 

『『そのような武器で!我々を倒せるとでも!!』』

 

天獄竜は二つの炎を混ぜ合わせ、巨大な火球を放つ。僕は迫り来る火球を……

 

「『切り裂け!!』」

 

二つの刃で火球を切り裂き、更には天獄竜を凍る炎と燃え盛る氷で拘束する

 

『『このような拘束…なんだ!?破れない!?』』

 

「その炎と氷は対象を拘束し続ける。解く方法ない。今だ!!みんな!!」

 

僕はスカイ達に指示を出した瞬間…

 

『マジェスティクルニクルン!プリキュア! マジェスティックハレーション!』

 

マジェスティックハレーションが天獄竜に放たれる。天獄竜はマジェスティックハレーションを喰らうが、拘束されていても耐え続けている。だが天獄竜……お前が耐えることで……見えた!

僕は天獄竜の背後に回り込み、マジェスティックハレーションによって浄化されていく身体からセウを抜き取り、救出した。

 

『『ば、馬鹿な!?これを狙って……』』

 

「後は大人しく浄化されろ」

 

『『こんなことがぁぁぁーーーーー!!!?』』

 

天獄竜の身体は消えるが、黒い何かが何処かへ消えるのが見えた

 

 

 

 

 

 

 

ノアSide

 

天獄竜を倒し、救出したセウはバタフライによって傷を癒されたが……

 

「セウさん……」

 

セウは虚ろな目で何も話さなかった……

俺達はどうしたらいいのか考えているとティアとオルドの2人がやって来た

 

「心が壊れてます」

 

「それだけショックだったんだろうな」

 

「ティアさん、どうにか出来ませんか?」

 

スカイがセウを助けられないかティアに頼み込むが……ティアは首を横に振った

 

「彼女が心を治したいと願うのであればどうにか出来ますが……彼女はそれを拒んでいる感じです……それ程自身の手で故郷を燃やしたことを……」

 

「そんな……どうしてセウさんにそんな事を……」

 

「その答えは…あいつに聞くしかないな」

 

俺はそう言って空を見上げるとそこには死極の器がいた。死極の器は笑みを浮かべている。

 

「どうやらセウの心は壊れたようだな。流石は天獄竜……長い間ご苦労だった」

 

死極の器の手には天獄竜が浄化される前に消えた黒い塊……あれは天獄竜の魂みたいなものか? 

 

「死極……後は貴方を倒すのみですね」

 

「神竜の小娘か…先代の神竜や神炎竜たちには痛い目にあったな……まさか封印された際に、力と器を分断されるとは……」

 

力と器を分かれさせたと言うことか?なら今俺達の目の前にいる死極は力そのもの……器は…

 

「炎竜、お前の考えたとおりだ。器はそこにいる壊れた小娘の中にある。長い時間をかけ、我の守護竜たち探させていたが……見つけた時は直ぐさま取り戻そうとしたが……厄介な事に神炎竜たちは小娘に結界を張り、心を壊さない限り器を手に入れることが出来なかったが……」

 

死極が手をかざすと、セウの中から黒い何かが抜け出し、それを取り込む

 

「天獄竜たちにより、セウを操り、故郷を燃やさせ、戦風竜により、セウの心に憎しみを倍増させ、恐竜により、セウの力を上げさせ、海竜を利用し、セウと海斗に同族意識を目覚めさせる。我が計画はようやく達成させる」

 

死極は黒いオーラーを纏い、俺達と対峙する。

 

「お前の計画?」

 

「この世界のあり方を変える!憎しみに包まれた世界を!この世界を悪意に満ちたものに……ぐべぇ!?」

 

死極が目的を語ってる最中だったが、桜空が飛び出し……思い切り殴り飛ばしていた。

 

「お前の計画なんてどうでもいい。こっちとしてはお前の計画に利用された人が多くてな……ましてや人の大切な人を……覚悟しろよ!!」

 

桜空の言うとおりだな……俺達は桜空の隣に並び立ち……死極との最後の戦いを始める




こちら次回と次々回で終わりとなります!
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