アスSide
死獄の器との戦いから数ヶ月、スカイランドとソラシド市の被害に関しては何とか街の修復は終わった。アンダーグ帝国との戦いの時みたいに戦いが終わった後壊された場所は直ぐさま修復とはいかなかったのは仕方ない。
街の修復などはカイゼリンがカバトンたちを派遣して何とかなった。
あの戦いで助けに来てくれたプリムとプーカに私達はお礼を言った後、2人はまた旅に出た。まぁ彼女たちは彼女たちの物語がある。きっといつか会えるだろう……
「終わったんですか?報告書」
「ツバサくん、うん、一応ね」
私がそう告げると何故か身構えるツバサくん。どうしたんだろう?
「抱き付いてくると思って…」
「抱き付きたいけど、ちょっと気になることがあってね」
「気になることですか?」
「あの時、私達を助けてくれた仮面の三人組…」
「そういえば…あの人たちは結局何者だったんでしょうか?」
「たまたま通りかかったヒーローって感じじゃないし、それに…」
「それに?」
「あの仮面の三人から感じた気配がどうにも気になるものでね。1人から二匹の獣の気配、1人は複数の獣の気配、最後の1人からは私達竜と似たような気配が沢山感じられた」
「アスさん達みたいな神竜族と言うことですか?」
「そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない」
よく分からない人達だったな……と言うか私がそう感じたならあの人達も私が何者か感じてたりしたのかな?
「そういえばツバサくん、私が報告書仕上げるの待ってたの?」
「それもありますが、あげはさんから伝言で、今度動物園に行こうって話が…」
「と言うとソラシド市の?」
「いえ、別の街の……後は面白いゲームが出たからみんなでやろうと…」
動物園にゲームね…まぁ報告書終わったからソラシド市に遊びに行ける!
「そういえばセウさんは大丈夫なんですか?」
「うん、大丈夫だよ。今もソラと一緒に仕事してる」
セウ…彼女は今回の騒動における最大の被害者……目覚めた後は彼女の辛い記憶は全部消えていた。そこは桜空が上手くやったかな?
「ソラにはまだ動物園のこと話してないでしょ?後で一緒に会いに行く?」
「そうですね。ソラさんに会う前にフウさんの所に行こうと思ってるですが…」
「フウならあそこだね…」
フウSide
「これで終わり…」
焼け落ちた村の跡に俺は墓を作った。
「終わったよ…全部」
俺の故郷を滅ぼした相手を倒し、俺の心は……
「フウ~」
「フウさーん」
すると竜の姿のアスとその背中に乗るツバサがやって来た。ツバサは降りるとあたりを見渡していた
「ここは…?」
「俺の故郷だ…しっかりと弔ってやれなかったからな……」
「そう…だったんですね」
「言えば手伝ったのに~」
「アス、お前は自分の仕事があったろ?」
「そうだけど…それで、スッキリした顔をしてるけど……」
「そうだな…心の中にずっとあったものがなくなったからな……」
「そっか~」
「それで何の用だ?」
「あ、そうだった」
アスから今度みんなで集まって遊びに行こうと言う話だった。俺は分かったと言い、アスたちはソラたちのところに行くのであった
「あげはに会える…―ふっ、これほど楽しみなのはないな」
ノアSide
ソラとセウと共に森の中で迷子になったこどもの国捜索をしていた。
「見つかったか?」
「はい!無事保護しました!」
ソラはプリキュアに変身して捜索していたらしく、助けた子供にヒーローと呼ばれて嬉しそうだった
「ソラは…本当にヒーローですね」
「セウさん……」
ソラは一瞬悲しそうな顔をするが直ぐさまいつも通りの笑顔で答えた
「大丈夫です!セウさんもきっとセウさんらしいヒーローになれます!」
「ソラ…うん!頑張る!」
辛い記憶がなくなったセウだが、それは俺達との出会いの記憶も無くしていた。セウからすればあの時の記憶も……
「ノアー!」
「ソラさーん!」
考え事をしているとアス達がやって来た。
「アスさん!また逃げ出したんですか?」
「今度はちゃんと仕事終わらせたよ!」
「ソラさんたちに伝えることがありまして」
アスから今度みんなで集まって動物園に行くと言う話だった。俺とソラは問題なく引き受ける
「そういえばノア、桜空の様子を見に行ったりは?」
「してる。特に問題ない」
「そっか~」
アスもまた桜空の身体の事を気にしてるみたいだな。それだけ負担が大きく下手すれば危険が及ぶ事をしたんだ
「まぁ桜空なら大丈夫か。何だかんだ言って乗り越えてるしね」
「そうだな…」
ステラSide
アスとツバサの2人をエルと一緒に出迎える
「話を聞いたよ!何で真っ先に伝えないの?」
「いや~ツバサくんと散歩したかったし~」
「すみません。プリンセス」
「まぁ、ちゃんと動物園に連れて行ってくれるなら良いけどね!」
「楽しみですね…何も起きなければ良いですけど」
フラグめいた事を言うけど、流石に変な事件が起きたりしないか
あげはSide
アスちゃんからみんなで動物園に行くことを伝え、みんな楽しみにしてるとメッセージが入った
「それにしてもアスちゃん、ちょくちょく仕事サボってるんだ……」
「何だかアスちゃん、自由に動き回りたいって言ってたからね」
ましろんは苦笑いをしながらそう言うと、桜空が額に手をやりながらリビングにやって来た
「桜空くん、大丈夫?」
「うん…」
桜空は時々頭痛に苦しんでいた。理由は知っている。桜空が死獄の器を取りこんだ影響らしい……
「本当に大丈夫?」
ましろんは心配そうにしてるが……
「大丈夫……直ぐに収まるから…」
桜空は笑顔でそう答えるのであった。頭痛に関しては直ぐに収まるから様子を見に来るノアさんたちには大丈夫と答えてるけど……
桜空Side
夜、また頭痛が……いや、声が聞こえる
『さぁお前が我の声に耐えきるかな?』
死獄の恨み辛み……消えかけの自我で僕に嫌がらせをしている
『お前の中の竜たちにはどうすることは出来ない』
くそ、どうすれば……
「桜空くん?大丈夫?」
するといつの間に部屋に来ていたのかましろが心配そうにしていた
「ましろ……」
「桜空くん……もしかして死獄の器の影響で…辛いの?」
「……そんなところだよ」
「……」
ましろには心配かけたくなかったけど、仕方ないか……
「奴の自我が残っててな…でも消えかけだから…耐えきれば……」
「でも桜空くんは…大丈夫なの?」
「……」
今は大丈夫だけど…そう答えるか悩んでいた。
「あのね…私が死獄の力で操られたとき……桜空くんはその……愛の力…で助けてくれたよね?」
「あぁ…うん///」
大人なキスをして助けたけど……
「もしかしたら…桜空くんを助けられるかもしれない……桜空くん…」
ましろは顔を赤らめながら…僕にキスをし……
「その///誘ったの私だけど///優しく…してね///」
それから僕の部屋ではベッドの服の衣擦れ、ベッドのきしむ音が響き、時折甘い声が……
朝になり、死獄の声が聞こえなくなった。どうやら愛の力で完全に自我が消えたらしい……ただ…
「あれ?ましろん、首虫刺され?」
「えっと…うん///」
「////」
朝起きて暫くは2人して顔を真っ赤になってた……
「そういえばあげは姉、動物園って何処の動物園?」
「ソラシド市じゃないって聞いたけど…」
「うん、この前チラシ貰ってね。確か……」
あげは姉に見せて貰ったチラシに書かれた動物園…そこは……『アニマルタウン』だった
愛の力……凄いなー
これにて最終回!ひろプリ自体本当におもしろい作品だったからこそ楽しく書けました!
最初はひろプリと何かのクロスオーバーにしようかと思ってましたが、完全にオリキャラを交えての作品にしましたが書いていて色々と思いついたり出来たので良かったです
とは言え動物園の話……わんぷりの方に続く感じにしました!どう絡むかはお楽しみに!
改めまして長い間ありがとうございました!今後ともよろしくお願いします!
感想文待ってます!