ひろがるスカイ!プリキュア 炎と氷の竜   作:水甲

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18 ツバサの夢

桜空side

 

「おはよう。おばあちゃん」

 

「おはようです……」

 

ツバサの件があったため、僕らはあくびをしながらヨヨさんに挨拶をしていた。流石にあの時間から寝直しても眠いな

 

「二人ともおはよう」

 

「あれ?ソラちゃんは?」

 

珍しくソラが起きてこないけど……もしかして寝坊?そんなわけないか。ノアがいつも起こしてるだろうし……

 

「今日は学校休むって」

 

「え?」

 

「寝ないでエルちゃんの側にいたみたい」

 

「そっか……でもツバサくん、そんな悪い子に見えなかったけど……」

 

普通にいい奴そうだったしな。ただソラがどう思っているかだよな

 

「多分ソラさんも分かってる」

 

「じゃあ……」

 

「怖くなったのよ」

 

「怖くなったか……確かにそうかもしれないな」

 

「桜空くん、どう言うこと?」

 

「今回はツバサがエルちゃんを助けようとした感じだけど、もしもカバトンの仲間だったらって思い始めて怖くなったんじゃないのか?」

 

「そっか……ソラちゃんからしたらそうだよね……」

 

「ソラさんのことはノアさんが見てくれてるわ。彼は今日お仕事休みみたいだし」

 

とりあえずソラたちのことは任せて、僕らは学校へと向かうのであった。

 

 

 

 

 

 

 

ノアside

 

昨日の夜からずっとエルの事を見守っていたソラだが、眠気に負けて眠っていた。俺は起こすか悩んでいるとエルが一人で動きだし、部屋の外へと出ていった。俺はエルの様子を見ているとツバサもいた。

 

「あ、ノアさん」

 

「ツバサ。エルの事を見守ってるのか?」

 

「はい……」

 

エルは掴まり立ちをしていた。守るのもいいが、こうして見ていてあげる方が一番赤ちゃんには良いことかもしれないな

 

「エルちゃん!?」

 

「し!」

 

眠っていたソラが起き出し、部屋の外へと出た

 

「ソラ、少し見守ってやれ」

 

「え?」

 

三人でエルが掴まり立ちから、一人で立つのを見守っていると、無事エルは一人で立てるようになった。

そして後ろに倒れそうになったエルをソラとツバサが二人で助けていた

 

「良かった……凄いですよ……エルちゃん」

 

嬉し涙を流すソラを見て、ツバサはある決心をして、俺たちをある部屋に案内するのであった。

 

 

 

 

 

 

案内された部屋はずっと鍵がかかっていた部屋。空を飛ぶことについての本が置かれていた。ここはツバサの部屋なのか?

 

「私が用意したツバサさんの研究室よ」

 

「研究?」

 

「航空力学」

 

「ソラさん、飛行機を知っている?」

 

「え?まぁテレビで見たことあるくらいは……」

 

「その飛行機を飛ばす学問の事が航空力学よ。風の動き、強さ、翼の角度」

 

「こちらの世界の人たちが空を飛ぶために果てしない時間をかけた学問です。それを僕が一年かけて勉強してきました。スカイランドに帰らなかったのはそのためです」

 

「どうしてそんな勉強を?」

 

「……約束してください。本当の事を言っても笑わないって」

 

ツバサは語った。自分の夢……それは空を飛ぶこと。

 

幼い頃父親の仕事についていった際に、運び屋の鳥の背中から落ちてしまい、もうだめかと思っていた際、本来飛べないはずのプニバード族の父親が飛んで自分を救ってくれたことを……

それからツバサはあの日の父親の様に空を飛びたいと思い始めたが、他の人たちから馬鹿にされ、笑われてしまった。

それからツバサはソラシド市に来て、航空力学を知り、自分の夢を叶えようとしていた。

 

それを聞き、ソラは格好いいと言い出した。ソラはツバサの夢を笑うことなく、目指す場所は違うが夢を叶えようとする努力を知り、互いに握手を交わし、友達になるのであった。

 

「ノア!今度ツバサくんに飛びかたを教えてあげてください!」

 

「別にいいが、俺よりもこの航空力学の方がツバサにあってるだろ」

 

 

 

 

 

 

桜空side

 

ソラが学校を休んだことで、クラス中が大騒ぎだった。あの最強の健康優良児が休むなんてと……ましろも僕もソラとツバサの事を心配しながら家に帰るが、僕らがいない間二人は仲良くなっていた。

 

「何があったんだろ?」

 

「本当に……」

 

まぁ仲良くなったからそれはそれでいいのではと思っていると、街の方から大きな音が聞こえた。僕らは外へと出て確認すると街にはUFOが飛んでいた。あれって

 

「あんな飛び方……あり得ません」

 

「今気にするところそこなの?」

 

「どう見てもカバトンの仕業だろ。俺は先に行ってる!」

 

ノアはそう言って赤いツバサを広げ、街へと向かっていく。ソラたちはプリキュアに変身し、一緒に街へと向かうのであった

 

 

 

 

 

 

 

ノアside

 

街へと向かっていく中、突然何かが襲ってきた。

 

「あはは!ノア!楽しそうに飛んでるわね!」

 

「アス!邪魔しに来たのか!」

 

「邪魔じゃないわよ!貴方と遊びたいだけ!」

 

「それが邪魔をしてるって事なんだよ!」

 

俺はアスとぶつかり合うのであった。

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