ツバサはランボーグの中に入ってもらい、僕はそのサポートのために外側からランボーグを凍らせていく
「これなら倒すまでいかなくても動きが少し鈍るはずだ」
するとツバサがエルちゃんを助け出して、外に出てきた
「エルちゃん、行って」
「える!」
「僕は……」
『何処だ~!』
「ツバサ!カバトンが追ってきてるぞ!」
「急いで!一人で行くんだ!」
エルちゃんはツバサを放っておけないみたいだった。だけど……カバトンが追い付いてきてる
「こっちは僕に任せて、二人は早く逃げろ!」
「でも!」
「いいから!大丈夫……何とか脱出するから……」
「くっ……」
ツバサはエルちゃんが乗る揺りかごを掴み、ランボーグから脱出した。さて……
「揺りかご……スピード出ないみたいだけど……少しは時間を稼げば……」
「ち!ふざけやがって!」
カバトンはそう言ってランボーグの中へと戻ると、ランボーグが激しく揺れ始めた。
「まずい!?振り落とす気か!」
足を氷で固定すれば何とか……そう思った瞬間、ランボーグが逆さになり、僕は落ちてしまうのであった。
ノアside
「どうしたの?ノア!もうボロボロじゃない!」
「そうだな……」
「止めを刺してあげる!」
アスが左腕を岩に変化させ、鋭く尖らせ、俺に向かってくる。俺は近づいてくる瞬間を狙い、ブレスを放った。
「なっ!?」
「相性が悪くても俺のブレスの直撃を喰らったんだ……死にはしなくてもダメージは大きいだろ」
煙が晴れるとあちこちに火傷が出来たアスの姿があった。アスはただただ笑みを浮かべていた
「いいね!ここまでやるなんて……もっと……楽し……」
「そこまでだ」
突然俺たちの間に竜巻が起き、そこにはフウがいた。
「フウ!」
「もっと楽しみたいのに!」
「明らかにお前の敗けだ。アス!ノア、お前は急いだ方がいい。二人ほど落ちた」
「落ちた?」
空を見上げると、落ちていく二つの影があった。まさか桜空とツバサか!?
桜空side
落ちていく。グーリの力があるとは言え、流石にこの高さから落ちたら死ぬだろうな……きっと両親やましろが悲しむ……また僕は悲しませてしまうのか…………
その時、僕の頭の中にある映像が流れ込んできた。泣きじゃくる一人の少女……これは誰なんだ?
でも……もう悲しませたくないって思いが溢れだした瞬間、落ちていく感覚がなくなった。
「これは……」
気がつくと僕の背には青白い翼が生えていた。これは……グーリの力なのか?だとしたら………
「ツバサたちは!」
二人の方を見ると、落ちるツバサをエルちゃんが力を使って、何とか浮かせていたが、ランボーグが近づいている。
「行くぞ!」
僕はランボーグに体当たりをする。
「桜空さん!?」
「長くは飛べないから!早く逃げろ!」
「つぅ……エルちゃん!僕の事はいいから!」
「える!」
エルちゃんはどうしてもツバサを助け出したいと思っている。
するとエルちゃんがランボーグの中に吸い込まれていく。
『そんな脇役放っておいて、さっさと逃げてればいいものをよ!ぎゃあははははは!』
カバトンの笑い声が響く。ツバサは脇役なんかじゃない!僕は必死にランボーグに攻撃を仕掛けていく。
「やめろ……エルちゃんを……笑うなぁぁぁぁぁ!!」
エルちゃんの涙を見て、ツバサがそう叫んだ瞬間、まばゆい光が現れた。これは……プリキュアの光!?
「もし僕に最後が訪れたとして、その時に思い出すのは僕を笑った人たちの顔じゃない!プリンセス、僕を守ろうとしてくれたあなたの顔です!でもそれは今じゃない!だってこれからは僕が貴方を守るんですから!」
ツバサの手にはミラージュペンが握られた。だけどランボーグの吸い込みは止まらず、エルちゃんが吸い込まれていくが、スカイが現れランボーグを殴り、吸い込みが止まった
「エルちゃん!今です!」
「ぷいきゅあーーーー!」
エルちゃんの叫びと共に新たなスカイトーンが現れ……
「プリンセスエル!貴方の騎士が参ります!」
ツバサはプリキュアへと変身した
「スカイミラージュ! トーンコネクト!ひろがるチェンジ!ウィング!きらめきHOPホップ、さわやかSTEPステップ、はればれJUMPジャンプ!天高くひろがる勇気!キュアウィング!」
オレンジの衣装を纏った姿。あれがツバサのプリキュアとしての姿!
ウィングは空を飛び、エルちゃんを救いだした。
「空を飛ぶプリキュア……ツバサくん、頑張ったね!」
ランボーグの身体にめり込ませていた拳が抜け、落ちるスカイ。ウィングが助けようとすると、ノアがすかさず助け出した
「急いできたら……色々と起きすぎだろ」
「ノア!」
僕らはプリズムとあげは姉がいる屋上に戻り、
「飛べた……」
『認めねぇぇぇーーー!空が飛べたからってなんだって言うんだ!TUEEEEのは俺だぁ!!!』
ランボーグがエネルギーをため始めた。だけどウィングが飛びあがり、
「ひろがる!ウィングアタック!」
ウィングの技がランボーグを貫き、煙を吹き出し、落ちていく
「スカイ!プリズム!後は任せた!」
「「うん!」」
「スカイブルー!」
「プリズムホワイト!」
「「プリキュア・アップドラフト・シャイニング!」」
「スミキッタ~」
二人の浄化技を喰らい、ランボーグは浄化されるのであった。こうして長い一日が終わるのであった
その日の夜
「青白い髪の女の子?」
「あぁ、翼が生えたときに何だか頭の中に浮かんだんだ」
夕方の戦いの時に見えた映像。僕は忘れてるだけでましろが覚えるかもしれないと思い、聞いてみた。
「うーん、私も知らないな~グーリさんの知り合いじゃないの?」
「聞いても知らないって……」
もしかしたらグーリがしらばっくれてるのかもしれないけど……あの少女は一体……