ヤーキターイについて、ヨヨさんから話を聞くとこちらの世界のたい焼きに似ているらしいが、使っている食材はスカイランド産の物らしいから、味が少し違うらしいが、ましろはこちらの世界の材料で試しに作ってみようという話になった。
とりあえず最初は普通のあんこ味のたい焼きを作り、試食することになったけど……
「じー」
「じー」
「ソラ、ましろ……多分だけどそうやって見つめてるとツバサが食べにくいと思うぞ」
「「あっ!?」」
「あ、あはは……」
ツバサは苦笑いをしながらたい焼きを食べた
「どうかな!?」
「どうですか!?」
「美味しいです!」
「という事は!」
「ヤーキターイと同じ味かな?」
「そ、それは……」
「そっか……」
「やっぱり違いましたか……」
「でも美味しかったですし、十分ですよ!」
「ううん。ここからスタートだよ」
「え?」
「このたい焼きの味と違うところをツバサくんから教えてもらえればヤーキターイが作ると思うんだ」
「あぁ!なるほど!」
と言うことでツバサのアドバイスで餡の中身を変えたたい焼きを作ることになったけど……
「試作品はみんなで処理するんだよな?」
「桜空くん!頑張って!」
「あ、はい……」
僕が頑張るのか~グーリを起こして手伝ってもらおう。
それからいくつかのたい焼きをみんなで作り、出来上がったらツバサに試食をしてもらうが……
「さあ、ツバサ君! ヤーキターイと同じ味のたい焼きがあるか、食べてみて!」
「はい! 少しずつ食べてみます!」
「ツバサ君……」
「ヤーキターイと同じ味のものはありますか?」
「すみません……やっぱり……でも……全部、美味しいです!」
「じゃあ、まだまだチャレンジ!」
更にチャレンジすることになったけど……
「色々な味が口の中に混ざっているんだが……」
「が、頑張れ……グーリ」
僕とグーリは残ったたい焼きを処理していた。ノア……いつになったら帰ってくるんだよ……
沢山の餡を作るために買い出しに出掛ける僕ら。
「はちみつとカスタード……オレンジとか果物もいいかも! あとは……」
「鮭です! 思い付くものは全部買いましょう!」
「あはは……」
「ソラ……処理する方の事も考えてくれ……」
たい焼きに鮭は余計に合わないような気がするし……
「もう時間もないし、それで上手く作れればいいけど……ううん! きっと作れる!」
「ましろさん。ありがとうございます。ボクのために、ソラさんと、桜空とこんなに頑張ってくれて……」
「お礼なんていいよ……私はただ、ツバサ君にヤーキターイを食べて喜んでもらいたいだけで……」
「まぁ折角のパーティーだからな」
「思い出します……私も、ここに来たての頃、ましろさんに、スカイランドをイメージしたくもパンを作ってもらいました……それが、すごく嬉しくて……ましろさんの料理は、食べた人を笑顔にする、不思議な力があるんです!」
「はい!」
「え……そんな事ないよ。でも、もしそうだったら、嬉しいな!」
「まぁましろの料理は毎日食べたくなるからな」
「も、もう桜空くんまで~」
本当の事なんだけどな~ましろの料理は何処か暖かいし
「私が初めて料理をしたのはね、お仕事で疲れているパパとママに、おにぎりを作ってあげようと思ったからなんだ……でも、そんな私に、パパとママが気付いて、一緒に作ってくれて、あの時食べたおにぎりは、とっても美味しくて、みんな笑顔で、ずっと忘れられない味……もしかしたら、私にとってヤーキターイみたいなものかも!」
「あ…」
ましろの話を聞いて、何かに気がついたツバサ。どうしたんだ?
「ツバサ君? どうしたの?」
「ボク、気付きました!ボクは、ヤーキターイを食べたかったんじゃなくて、本当は……」
『美味しい~焼き芋なのね~ん』
ツバサが言いかけた瞬間、それを遮るように変な声が……あれって……どう見ても……
『ホラホラ! 甘くて、ほっかほか! 美味しいのねん!』
「ツバサ君、教えて!」
「本当に食べたかったものって……」
「それは……」
あれ?無視して進める感じ?
『ちょいちょいちょーい! 聞いてんのか! 美味しい焼き芋なのねん!』
カバトンも主張してきてるし……少しは反応してやれよ……
「今大事なところなので、後にして下さい!カバトンなんて気にしないで、話を続けて!」
「えっと……」
『美味しい焼き芋なのねん!』
何か可哀想に思えてきたんだが……あっちに僕が行った方がいいのか?
「もう……」
「ごめん! ちょっと静かにしてて!」
カバトンは我慢の限界だったのか焼き芋のランボーグを召喚してきた。と言うか罠でも張っていたんだろうけど……バレバレだよな
「「邪魔しないで(ください)!!」」
「みんな!行くよ!」
「「スカイミラージュ! トーンコネクト!ひろがるチェンジ!」」
「スカイ!」
「プリズム!」
「「「きらめきHOPホップ、さわやかSTEPステップ、はればれJUMPジャンプ」」」
「無限にひろがる青い空!キュアスカイ!」
「ふわりひろがる優しい光!キュアプリズム!」
「天高くひろがる勇気!キュアウィング!」
「「「ReadyGo!ひろがるスカイ!プリキュア!」」」
ましろたちがプリキュアに変身し、僕は氷竜の力を解放した。
「四人もろとも倒してやるのねん!ランボーグ!熱々ほかほかの焼き芋ミサイル!」
ランボーグの焼き芋ミサイルを避けつつ、ウィングとスカイが攻撃を仕掛け、更に僕が氷の拳で殴る
ランボーグはミサイルを放ち続けていき、それをプリズムの光弾で撃ち合いになり、押されていくが僕ら三人でランボーグを仰け反らせた。
「こうなったら!」
カバトンは何を思ったのか焼き芋を食べると屁で視界を奪った。
「くさっ!?」
視界だけじゃなく嗅覚まで奪うなんて……やばすぎだろ
「やれ!ランボーグ!」
ランボーグが更にミサイルを撃ってきて、僕らはギリギリ避けるが、プリズムはミサイルを撃ち落とした際に起きた煙で視界を遮られ、気がつくとランボーグにパンチを喰らっていた
「プリズム!?」
「一人仕留めた!」
「私はまだ、戦えるよ!」
何とかガードが間に合ったみたいだけど、それでもダメージがあるみたいだった。
アスside
面白そうな騒ぎを聞き付けていけば、そこには氷竜の継承した奴とプリキュアがいた
「折角だから遊んで……」
戦いに加わろうとしたが、私はあるものを見て固まった。
桜空side
プリズムはまだ戦えるみたいだけど、大丈夫か?
「みんな! ここからだよ! 力を合わせれば、きっと勝てる!」
「ケッ! 空も飛べねぇ、身軽でもねぇ、何にもできねぇ、よえー雑魚が何言ってやがる!」
プリズムが雑魚?何をふざけたことを……僕は言い返そうとしたが……
「それは違います!」
「それは違う!」
スカイとウィングが先に言い返していた。
「ああん? 何が違うってんだ? やれ! ランボーグ!」
「お前は何も分かってない! プリズムには、誰にも負けない優しさがあるんだ!」
「そうです! プリズムは、その優しさで、いつも私を照らしてくれます! それが、どんなに、心強い事か!」
「ボクのために、ヤーキターイを作ろうとしてくれた……おかげで、ボクは、大切な事に気付く事ができた!」
二人はランボーグのミサイルを撃ち落としながら、ランボーグに攻撃していく。
「プリズム、ましろさんは!」
「周りのみんなを、照らしてくれる!」
「「輝きを持ってるんだ!」」
「ウィング……スカイ……」
「やれやれ……言いたいこと言われちまったな。カバトン……お前にプリズムのことを何も分かってない。少しは黙ってろ!」
僕は地面に触れてランボーグを凍らせていく。
「桜空くん……ありがとう」
「黙れ! 黙れ! 何、訳の分かんねぇ事言ってやがる! つえーってのは、こういう事なのねん!」
動けなくなったランボーグが巨大なミサイルを発射し、僕らに向けて迫ってくるが……
「ヒーローガールプリズムショット!」
プリズムが僕らの前に出て、プリズムショットを放った
「私の大事な友達に手出しはさせないよ!」
プリズムショットがミサイルを破壊し、ランボーグに命中して、仰け反った。その隙にスカイとプリズムは
「スカイブルー!」
「プリズムホワイト!」
「「プリキュア・アップドラフト・シャイニング!」」
「スミキッタ~」
二人の浄化技でランボーグを倒すのであった。さて、カバトンは……
「いーもん! いーもん! もういーもん! 今日は、このへーんで、許してやる!」
そう言い残して撤退するのであった。
いつの間にか日が暮れ始めていた。ツバサはあの時言いかけたことを僕らに告げた
「ボク、気付いたんです。本当は、ただヤーキターイを食べたかったんじゃなくて、父さんや母さんと一緒に食べた、あの楽しい時間を過ごしたかったんだって、その事に気付けたのは、ましろさんのおかげです!」
「え?」
「だって、今日、ましろさんやソラさんと、ヤーキターイを作ろうとして、それがすごく楽しくて、でき上がったものを食べてみたら、あの時と同じくらい、美味しかったから……あーこの感じって、スカイランドで家族と食べた、ヤーキターイと同じだなって……」
「ツバサ君……」
「味は違っても、今日みんなで作った料理は、ボクらのヤーキターイです!」
こうして僕らは家に帰り、ツバサの歓迎パーティーを開き、ましろもまた自分の輝きを信じられるようになったのだった。
アスside
戦いに参加しようとしたとき、あとオレンジの子を見て……胸がキューと締め付けられた。この感情は……
「あの子……かっこ良かったな……」
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