ラソ山を登る俺、あげは、ツバサ。しばらく歩いていると最初の謎解きが書かれた看板があった。看板には大量のたの文字にいくつかの文字。更には動物の絵が描かれていた。
正直竜の俺からしたら謎解きは簡単なものだが、ツバサたちが考えているのを見て、答えを言うのを止めた。何でもかんでも答えを言うのは良くないと思ったからだ。
あげははエルのオムツを交換しに近くの休憩所に向かうとツバサは看板の謎の答えが分かったのか急いで休憩所に行くと……
「あげはさん!答えが分かりました!答えは……」
「アスレチックでしょ?」
「答え分かってたんですか!?」
「分かっていたなら、先に言って下さいよ……」
「ごめんごめん! でも、問題解くのって楽しいじゃん?」
「それは、そうかもしれないですけど……」
「それにさ、答えを最初から分かってたのはノアさんの方でしょ」
「まぁな。竜からしたらあれくらいはな」
「ノアさん……それなら……」
「こう言うのは楽しむものだろ。簡単に答えを言ったらつまらなくなる。人間はそういうものだろ」
「そう……かもしれませんが……」
「ほらほら、少年!行くよ」
何だか納得していないツバサ。やれやれだな
今度はあげはの提案でアスレチックに挑むツバサだが、アスレチックは謎解きに関係はなかった。まぁあげはからしたらツバサにアスレチックを楽しんでもらいたかったのだろうかもしれないな。
更に先へ進むとまた看板があり、あげははそこに書かれた文字を読んだ
「ここに何か綺麗なものが隠されているって事?」
あげはは辺りを見渡すとロープウェイを見つけ、
「あれ、乗ろう!」
「そっちはコースから外れちゃいますよ! 謎解きは!?」
「いいからいいから! 少年! 早く早く!」
「もういいです! ボクは、こっちを探します!」
ツバサは怒り出し、コース通りに進んでいった。
「あちゃー嫌われちゃったかな?」
「ツバサからしたら、あげはみたいな奴は苦手なのかもな」
「ノアさんは少年についていかなくていいの?」
「まぁツバサには少し考える時間は必要だからな」
「そっか……じゃあロープウェイに乗ろうか」
「そうだな」
桜空side
険しいコースを何とかクリアしたけど……あんなコース用意するなよ……
「楽しかったですね!二人とも!」
「それ、言えるのソラちゃんだけだよ~」
「ソラに絶対に他の山登りとか教えない方がいいな……多分付き合わされる……」
「そうだね……」
僕とましろは疲れはてていると、道の先にツバサがいた。何で一人だけ?心配になり声をかけると、どうにもあげは姉と揉めたらしい
「ボク、ああいう強引な人って、ちょっと苦手です」
「あげはちゃん、分かってくれると思ったんじゃないかな? ツバサ君の事信じてたから……」
「ボクの事?」
「この前、エルちゃんを守った時、ツバサ君、カバトンにすごく怒ってたでしょ?」
「あれは、アイツがプリンセスをバカにするから……」
「あげはちゃんも、すごく怒ってた……ちょっと強引なところもあるけど、エルちゃんを思う気持ちは、ツバサ君もあげはちゃんも同じだよ?」
「あげはさん、そんなツバサ君なら、言葉にしなくても気付いてくれると思ったのかもしれませんね」
「あげは姉の事を少し分かったか?ツバサ」
「……そうか…もしかしたら、山を登った先に何かあるのかも……ボク、山頂へ向かいます!」
ツバサは何かに気がつき、山頂を目指していく。これで少しあげは姉と距離が縮まればいいな
「私たちも行きましょう!」
「そ、ソラちゃん……少し休んでからにしよう?」
「こ、こう言うのはのんびり休みながら行くのが楽しいからな」
「そうなんですね!」
ノアside
山頂に着いてから少しした時、ツバサが必死に登っていくのが見え、登りきる直前であげははツバサの手を握り、ツバサは山頂にたどり着いた
「どうして……」
あげははある場所を指差し、ツバサはその場所を見た。それはさっきまで歩いていた花畑が虹色の翼のように広がっていた
「あれって、謎解きの答え?」
「うん。上から見ないと分からないようになってたみたい……」
「どうして、分かったんですか? ボクが山頂を目指してくるって……」
「ロープウェイから走ってるの見えたよ」
「え……」
「走るの速いんだね!」
「分かっていたなら先に言って下さいよ!」
言い争う二人だけど、何処か絆が深まった感じがした。まぁこれはこれで良いのかもしれないな。
「ねぇ……」
そんな事を思っていると、不意に後ろから声をかけられ振り向くとそこには黄色の髪の少女……こいつは!?
「お前は!?」
「ノアさん?どうか……」
「ランボーグ!」
突然ランボーグまで現れ、あげはとエルの二人を掴み、下へと降りていこうとしていた。
「お前は陽動か!ツバサ!お前は変身して、ランボーグを!」
「わ、分かりました!」
ツバサはプリキュアに変身し、ランボーグを追いかけていく。俺は目の前の少女を睨み付けた
「こんなところにまで来るのか……アス!」
「悪いけど……ノアと戦う気はないの」
「それなら桜空か?」
「そっちも興味ない。と言うより戦う気はないよ」
何だ?あの戦闘狂のアスが戦う気はないって……
「あの……プリキュア」
アスはランボーグと戦うウイングを見つめていた。今度の標的は……プリキュアか?厄介すぎるな
「その……ね……あの子……凄く格好いいから……ね」
アスのこの様子……ま、まさかと思うけど……
「お前……まさか」
「うん、あの子……好きみたいなの……」
こんなことあるのか……いや、別に竜が人に恋することはあり得なくない。そういう竜がいたのは知っているが……まさかアスが恋するとは……
「どうしたら良いかな?仲良くなるには……急に抱きついたら怒るかな?」
「いや、そんなことしたらツバサの骨が折れるからな……」
「うぅ……どうしたら……とりあえず……」
アスは岩石を生み出し、ランボーグに放った。ランボーグは岩石が当たり、バランスを崩したところをウイングが浄化技を放ち、無事撃破した。
「ノア!後で私がサポートしたって言っておいて!私はあの子と釣り合えるように考えるから!」
アスはそう言って姿を消すのであった。何だろう……あいつの闘いに対する情熱より恋の炎の方が面倒なことになりそうだ……
アスside
あの子と釣り合えるようになるためにどうしたら良いのか考えていた。私は昔から力加減が出来ない。そもそも加減するなんて考えなかった。今からやってもつい加減を間違えるかもしれない。どうしたら……
「そうだ……あれをやれば良いんだ」
私が思い付いたこと、それは昔から竜の間に伝わる儀式……授けの儀をやれば……
感想待ってます